香港への「国家安全法」適用に関して、米英など4か国が中国に対する抗議声明を出すにあたり、参加の打診を日本が拒否したとの報道について「大きく事実に反している」!? ~6.9 茂木敏充 外務大臣 定例会見 2020.6.9

記事公開日:2020.6.10取材地: テキスト動画
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(取材・文:渡会裕)

 2020年6月9日、東京千代田区の外務省で茂木敏充外務大臣による定例会見が行なわれた。

 この日、大臣からの話はなく、香港への国家安全法制の導入を巡り、中国を厳しく批判する米英などの抗議声明に、日本も参加を打診されていたが、政府がこれを拒否したことについて、事実確認の質問がなされた。

 答弁した茂木敏充大臣は「大きく事実に反している」と反論して「秋葉次官が孔鉉佑(こうげんゆう)中日大使を召致して『深く憂慮』していることを伝えた」「米国、英国をはじめとして関係国は日本の対応を高く評価している」と述べた。

 続いて同じ香港問題に関して「米英が出している声明によると、1984年の中英共同声明にもとづく国際的義務に反するとされているが、日本政府としても同じ認識か」との質問に茂木大臣は「英中共同声明の義務に抵触すると述べていることは承知している」との返答にとどめ、日本政府としての認識については回答を回避した。

■全編動画

  • 日時 2020年6月9日(火)16:25~16:40
  • 場所 外務省 会見室(東京都千代田区)

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