2015年3月30日(月)10時より、第8回原子力改革監視委員会が開催され、冒頭あいさつ部分のみが報道公開された。
作業員の死亡事故、K排水路の情報公開の遅れは、コミュニケーションの不備が原因であるとし、取締役会で決定した情報公開に関する3つの方針を発表した。
デール・クライン委員長は、前回の委員会以降、福島第一原発4号機使用済燃料プールからの燃料取り出し完了のほか、大きな漏れなどなくおおむね順調だと評価したが、作業員の死亡事故、K排水路の情報公開の遅れなど、コミュニケーションの不備が原因となる2つの問題があると指摘した。
數土文夫・取締役会長は、取締役会で決定した3つの方針を発表。
(1)原子力安全マネジメント専任の役員を任命したこと、(2)全ての放射能測定データを公開すること、(3)立地地域の意見も聞きながら、データの公開を通して信頼性、透明性を高めていく、というもの。
これらを通して、「一日も早く社会の信頼を取り戻せるよう全力を尽くす」と、數土会長は決意を表明した。