特定秘密保護法めぐり規制委「特定秘密は指定しない」との方針を表明 ~規制庁定例ブリーフィング 2014.12.9

記事公開日:2014.12.9取材地: テキスト動画
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 2014年12月9日(火)14時30分から、原子力規制庁で米谷仁総務課長による定例ブリーフィングが行われた。特定秘密保護法の対応について、非公開の臨時委員会で議論した結果、規制委では指定しないことが決まった。施行にあたり必要なことがらは整ったと、報道官の米谷仁・総務課長は説明した。

■全編動画

  • 会見者 米谷仁氏(原子力規制庁長官官房総務課長)
  • 日時 2014年12月9日(火)14:30~
  • 場所 原子力規制庁庁舎(東京都港区)

規制委員会会合

  • 平成26年度第46回規制委員会会合
    • 日時:12月10日(水)10:30~ 12:00
    • 場所:原子力規制委員会庁舎 会議室A
    • 議題 1 緊急作業時の被ばくに関する規制について
    • 議題 2 東京電力福島第一原子力発電所汚染水貯留設備RO濃縮水貯槽からの漏えいに係る東京電力からの報告に対する評価について
    • 議題 3 東京電力福島第一原子力発電所で発生した事故・故障等に対するINES(国際原子力・放射線事象評価尺度)の適用について
    • 議題 4 原子力施設における火山活動のモニタリングに関する検討チームのメンバー追加について
    • 議題 5 国際原子力機関(IAEA)・国際労働機関(ILO)共催「職業被ばくに関する国際会議」への出席及びIAEA環境研究所の視察の結果について

原子力規制委員会 会合・検討チーム会議などの開催予定

  • 12月 9日(火)13:30 第171回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
    • 担当:更田豊志委員、対象事業者:島根原発(中国電力)、柏崎刈羽原発(東京電力)、重大事故対策の有効性評価、前回に引き続き3回目の議論
  • 12月 9日(火)14:30 定例ブリーフィング
  • 12月10日(水)14:30 田中俊一規制委員長定例記者会見
  • 12月10日(水)15:00 敦賀発電所敷地内破砕帯調査に関する有識者ピアレビュー
  • 12月11日(木)10:00 第172回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
    • 担当:更田委員、対象事業者:浜岡原発(中部電力)
  • 12月12日(金)10:00 第3回原子炉安全審査会核燃料安全専門審査会合同審査会
    • 議題は、会長選任とスクリーニング状況について
  • 12月12日(金)13:30 第173回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
    • 担当:石渡明委員、対象事業者:未定
  • 12月12日(金)14:30 定例ブリーフィング

規制委「特定秘密は指定しない」

 昨日12月8日に開催された臨時の規制委員会にて、特定秘密保護法について規制委員会の対応が議論された。特定秘密の指定の有無や、必要な規制委内の規程を議論した結果、規制委員会では特定秘密は指定しないということが決まった。

 報道官の米谷仁・総務課長は、施行にあたり必要な規程、決めるべきものを決めたとし、必要なものの整備は終え、規制委内の規程全てオープンにし、Webに掲載したと説明した。

原電、敦賀破砕帯有識者会合に問題点があると意見

 敦賀原子力発電所の敷地内破砕帯の調査に関して、日本原電は61か所について有識者会合の問題点があると公表した。これについて規制委の対応を記者が質問。米谷総務課長は、「その件は承知しているが、詳細は担当官が確認中」だと回答した。

 明日に予定されているピアレビュー会合では、原電からの意見については、特に予定していないという。

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