2014年10月24日(金)14時から、原子力規制庁で米谷仁・総務課長による定例ブリーフィングが行われた。九州電力が、川内原子力発電所2号炉に関する工事認可申請の補正申請を行ったことが報告された。
2014年10月24日(金)14時から、原子力規制庁で米谷仁・総務課長による定例ブリーフィングが行われた。九州電力が、川内原子力発電所2号炉に関する工事認可申請の補正申請を行ったことが報告された。
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規制庁は、九州電力が、川内原子力発電所2号炉に関する工事認可補正書の申請を10月24日13時30分に提出したことを報告した。
1号炉の補正書と同様の補正だが、2号炉固有の安全性評価などの数値が異なる。一方、1、2号炉で共有する設備で、1号炉の補正書に書いたものは書いていないという。1号炉の補正書は約2万ページ、2号炉は約1万8千ページだ。
1号炉の補正書は10月8日に提出されたばかりで、審査はまだ進んでいない。今後の審査で、さらに補正が必要になれば、1、2号炉両方について提出することになる。九州電力広報担当者は、「工事変更認可を一通り提出できた。やっとここまでこれた」と感想を述べた。
10月30日、31日の2日間にわたって、石渡明委員が東京電力柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の現地調査を行う。審査会合で出された論点に関する事業者調査結果を、委員が現地で確認したいというため、現地調査を行うという。
東北電力東通原子力発電所と、北陸電力敦賀原子力発電所の敷地内破砕帯調査は、まだ途中経過の状態になっている。暫く評価会合等が開かれていないことから、状況を尋ねる質問が相次いだ。
東通原子力発電所は、昨年2013年5月に破砕帯の評価書案を出した状態。その後、論点を一つずつ詰めて整理し、残っているものを事業者から聴取している段階だという。
一方、敦賀原子力発電所は本年2014年9月から破砕帯評価会合が開かれておらず、事業者面談も行っていない。今後の会合開催予定もまだ決まっていないということだ。