「九電も本音では原発必要とは思っていない。『もうやめましょう』と、みんなで九電の背中を押してあげましょう」
再稼働阻止全国ネットワークなど、川内原発再稼働に反対する市民らによる抗議行動が、10月1日、九州電力東京支社前で行われた。
(IWJ・薊一郎)
「九電も本音では原発必要とは思っていない。『もうやめましょう』と、みんなで九電の背中を押してあげましょう」
再稼働阻止全国ネットワークなど、川内原発再稼働に反対する市民らによる抗議行動が、10月1日、九州電力東京支社前で行われた。
■ハイライト
再稼働阻止全国ネットワーク共同代表の柳田真さんは、鹿児島県の川内原発における安全対策ついて、9月10日、原子力規制委員会が審査書を承認したことが、9月に起きた残念なことだと話す。
「承認された安全対策では、火山噴火は予知できるとしている。それを規制委は承認してしまった」
そして、同月9月27日に御嶽山が噴火した。柳田さんは、火山噴火は予知できるとした規制委・九電に「天も怒ったのでしょう」と語り、御嶽山噴火は予知できなかったのだから、「審査書承認は取消すのが筋だ」と強く批判した。
「川内原発は火山に囲まれている。御嶽山噴火により火山噴火予知が不可能であることが明らかになったにも関わらず、川内原発の再稼働、絶対に許すことはできない。みなさんで一緒に九電に大きな声を」
柳田さんは、国民全体で九電へ抗議の声を上げていこうと呼びかけた。
この日の抗議行動に先立ち、再稼働阻止全国ネットワークは、九電東京支社への川内原発再稼働反対の申し入れを行った。
申し入れを行った木村雅英さんら3人は、その報告を行う中で、「九電も本音では原発が必要とは思っていない」と九電側から得た感触を説明した。
原発を「『もうやめましょう』と、みんなで九電の背中を押してあげましょう」と、抗議行動の手応えを語ると同時に、「もう一息がんばりましょう」と、さらなる行動の必要性を訴えた。