「一緒に戦ってくれた人がいたからここまでこれた。ボランティアの人をたいへん誇りに感じている。財産だ」――。
投開票日前日の2月8日、すべての街頭演説を終えた宇都宮健児氏はライブストリーミングサイト、スタジオ「DOMMUNE」の番組に出演。DJによる音楽が流れるスタジオ内で、改めて最後に自身の政策を訴え、この17日間の選挙戦を振り返った。
(IWJ 原佑介)
特集 東京都知事選2014
「一緒に戦ってくれた人がいたからここまでこれた。ボランティアの人をたいへん誇りに感じている。財産だ」――。
投開票日前日の2月8日、すべての街頭演説を終えた宇都宮健児氏はライブストリーミングサイト、スタジオ「DOMMUNE」の番組に出演。DJによる音楽が流れるスタジオ内で、改めて最後に自身の政策を訴え、この17日間の選挙戦を振り返った。
■宇都宮健児氏出演部分のみ抜粋
(※イベント全編の模様は、DOMMUNE公式アーカイブをご覧下さい)
「DOMMUNE」は、主に若者のカルチャーを牽引してきたインターネットの音楽番組である。この日、宇都宮氏の対談相手の一人を務めた「アワープラネットTV」の白石草氏は、「最後の出演が『DOMMUNE』であること自体が事件だ」と述べ、宇都宮氏の感想を聞いた。
「こういうのは大きな武器。1年前の都知事選の選対は、全部が勝手連の集まりで、仲間内だけで盛り上がった感じがあった。私に無関心な人たちに対して、伝える手段がなかった。ネットで発信することは、街頭演説にきていない人にも伝わる。ネットに詳しい人たちがいっぱい来てくれた」
細かく、分厚い政策が支持されている宇都宮氏。これについて、宇都宮氏は、次のように語る。
「基本政策は、私も参加したそれぞれの政策委員会で、専門家と議論して詰めた。話を聴いて、私も勉強になった。さらに『政策フォーラム』を開き、支援者から意見を出してもらって、取り入れたりもした。こうしたフィードバックはすごく良かった。
また、都民との対話集会で、『選手村は、あとで公営住宅にしたら?』、『東京はベンチが足りない』と言った意見を耳にしたので、取り入れた。IWJに出たときは、『子宮頸がんワクチン』の画像をみて、『水俣病と同じだ』と思い、政策に入れた。
都民の生の声を聞かなければいけない。視察もそうだが、選挙のための視察ではなく、対話集会も重ね続ける必要があると思った。知事になった途端に都民との意見交換を切断するのではなく、むしろもっとやらなければいけないと感じた」
「宇都宮さんの政策集、あんなに分厚かったら有権者は読まないよ」。
白石氏に対し、ある大手メディア記者はこう言ったという。事実、選挙において、多くの候補者が「キャッチーな言葉」を使い、票を集めようとしてきた。
「政策の実現可能性は政策委員会でも検討したし、民主党みたいに『選挙に勝つためのマニフェスト』ではダメだと思った。政策が細かすぎるという意見については、むしろ、『よく(政策を)見ている人がいるな』という印象を受けた。
前回、猪瀬氏は434万票で当選した。だからこそ、今回は冷静な目で見ようという人が増えているのかな、と思う。
「会話の続かない、ぶっきらぼうな個人タクシーの運転手が、降りる時になって、突然、『私は先生に入れる』と言ってくれた。『私は認知症の親を抱えている、宇都宮さんが一番福祉の問題を考えてくれている』と。抽象的な政策はだめだ。分厚くなるのはしかたない。都民には重要なことだ」。
■最終日演説
白石氏に、「最後に一言」を求められた宇都宮氏は、
「この選挙、一人で戦ったとは思わない。『チーム宇都宮』で、みんなで戦ってきた。ボランティアのみなさんや、あなた(白石氏)みたいに、口うるさく、『着ているものがダサい』とか、『ネクタイがオレンジじゃ弱そう』とか言う人たち、私は専門家じゃないから言われるままにしてきた。
援助してくれる人や一緒に戦ってくれた人がいたからここまでこれた。ボランティアの人をたいへん誇りに感じている。そういう人と戦ってこれたことが財産」と語り、選挙戦を総括した。
よく頑張ってくれました!政策が良かったです!
これからも弁護活動頑張って下さい!
来週の22日、宇都宮さんが和光高校で講演を行いますが、期待しています!
宇都宮健児 様 まだ終わりではありません ! 引き続き応援しています 必ずや期待しています。
頑張って下さい。