「支援法を一年以上も放置している政府は異常」原告19人が国を提訴 ~原発事故被災者による記者会見 2013.8.22
「親の意識の差で、子どもの将来に差があってはいけない」ーー。
保養先の長野県松本市から記者会見にかけつけた原告の女性は、このように語った。
22日、原告19名と弁護団は、「子ども・被災者支援法」の早期策定を求め、東京地裁に訴状を提出。その後、司法記者クラブで開かれた記者会見には、部屋に入りきらないほどの報道陣がつめかけた。
「親の意識の差で、子どもの将来に差があってはいけない」ーー。
保養先の長野県松本市から記者会見にかけつけた原告の女性は、このように語った。
22日、原告19名と弁護団は、「子ども・被災者支援法」の早期策定を求め、東京地裁に訴状を提出。その後、司法記者クラブで開かれた記者会見には、部屋に入りきらないほどの報道陣がつめかけた。
「なぜ、福島の事故が起きたのか、それに対処できなかった。防げなかったことに対して、どう対処するのか一度も説明していない。それでリスクだけとれっていう議論をするのか」
泉田裕彦新潟県知事は21日の定例会見で、原発再稼働の議論の前に、原因究明と対策の必要性を改めて強調した。
特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループは21日(水)、3回目となる会合を開いた。19日に発覚したタンク漏えい問題を中心に話し合われたが、漏えいしたタンクが偶発的に起きた特有の事象と特定出来ない。因みにこれと全く同型のフランジ型タンクの数は100以上ある事が分かった。
2013年08月21日(水)17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。冒頭、相澤善吾(あいざわぜんご)副社長が出席、汚染水の大量漏洩について謝罪し、汚染水対策を抜本的に見直していると述べ、現場マネージメントを強化するためサイトに常駐すると発表した。
福島第一原発のタンクから汚染水が漏洩している問題を受け、田中委員長はタンクの信頼性について「油断はできないと思うが、これ以上のことが起きないために最善を尽くす」とコメント。問題になっている汚染水保管タンクは鋼鉄製ではあるものの、溶接ではなくボルト締めの構造になっており、保安検査では施工管理の不十分さも指摘されていた。
福島第一原発の汚染水貯留タンクから高濃度汚染水が漏れている問題で、原子力規制員会はINES評価に基づき事故の深刻度をレベル3(重大な異常事象)に引き上げる意向を示した。漏えい発覚時は潜在的影響が不明だったため暫定的にレベル1と評価していたが、300トンと大幅に訂正されたのに伴い、放射線量も数千テラベクレル程度と見直されたため、レベルの引き上げが検討されることとなった。
「子どもたちにとって、恐怖心も発病のトリガーになる。家庭や社会から、ストレスの軽減を」。エレーナ・トルスタヤ准教授は、子どもの心のケアの重要性を訴えた──。
2013年8月20日(火)19時より、東京都文京区にある文京シビックセンターで「エレーナ・トルスタヤ准教授講演会『福島の子どもの心のケア』」が開催された。月刊誌『DAYS JAPAN』の招へいにより、チェルノブイリ原発事故後、子どもたちの精神的ケアにあたった心理学の専門家、エレーナ・トルスタヤ氏(国際サハロフ環境大学准教授)が来日。チェルノブイリの子どもたちを診てきた経験を踏まえて、福島の子どもたちへの対応について講演した。
特集 TPP問題
「党派を超えてTPP問題を考える国会議員を結集し、各国のTPP交渉官に日本国内の事情を説明すべきだ」
ニュージーランド・オークランド大学のジェーン・ケルシー教授と、米NGOパブリック・シチズンのロリ・ワラック代表が連名で、今月から行われるTPP(環太平洋経済連携協定)のブルネイ会合に向けて、日本の政治家に訴えかけていることが、前衆議院議員で「TPPを考える国民会議」副代表の山田正彦氏に送られたファックスで明らかになった。
ファックスは2013年8月15日付で、山田氏が自身のフェイスブックに文面の画像を投稿した。2枚の本文と、ブルネイ首席交渉官への手紙の文案からなり、本文にはケルシー氏とワラック氏の署名が入っている。
両氏は文面の中で、今月22日よりブルネイで行われる第19回TPP会合が、日本にとって事実上最初で最後の交渉となる可能性があると指摘。その上で、農産品5品目の関税の「聖域」を守るという自民党の公約や農林水産委員会の決議内容が、各国の交渉官にほとんど知られていないと警告している。また、国民皆保険の堅持など、安倍内閣が国内向けに約束しているその他の条件についても、各国の交渉官には伝わっていないと述べている。
対象者25万6023人から、一次検査実施数21万6809人。そのうち1280人が二次検査の対象となり、結果は悪性が43例と良性1例(手術19例:乳頭ガン18例、男18例:女性26例、平均年齢16.6歳)だった――。
2013年8月20日(火)13時30分より、福島県福島市にあるグランパークホテルエクセル福島恵比寿において、第12回福島県「県民健康管理調査」検討委員会が開催された。各担当者より、「(1) 基本調査について (2) 詳細調査について 1. 甲状腺検査 2. 健康診査 3. こころの健康度・生活習慣に関する調査 4. 妊産婦に関する調査 (3) その他」を報告した。記者会見では、特に小児甲状腺がんについて質問が集中した。
東京電力は20日、緊急記者会見を開き、東京電力福島第一原発に設置されている汚染水を貯蔵するタンクから300トン(30万リットル)の高濃度放射能汚染水が漏れていることを発表した。タンクからの漏洩では、過去最大の量になる。
福島第一発電所の汚染水漏洩、発電所からの海への流出以外にも、タンクからも海へ流出している可能性が出てきた。
2013年8月19日(月)18時より、「岩上安身による参議院議員 山本太郎氏インタビュー」が行われた。先の参議院選挙で初当選を果たした山本太郎議員は、市民との距離を縮めて国民運動を起こすことで、「3年後の選挙は、今回のような結果にならないように」と、これからの展望を語った。また、選挙戦の裏話やメディアによるバッシング報道、さらに、TPP問題などについて、時おり冗談を交えながら質問に答えた。
特集 戦争の代償と歴史認識
※全文文字起こしを掲載しました(2013年9月26日)
共著『The Untold History of the United States』(邦題:オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史:早川書房刊)で、搾取と抑圧を繰り返す「現代の帝国」としてのアメリカを描いて話題を呼んだ、オリバー・ストーン監督とピーター・カズニック教授。2人は、8月5日から15日の日程で来日し、被爆地の広島と長崎のほか、東京、さらには沖縄の在日米軍基地などを訪問した。
今回、2人の来日をコーディネートして通訳も務めたのが、カナダのバンクーバーで活動する平和団体「ピース・フィロソフィー・センター」代表の乗松聡子氏である。2013年8月19日(月)、岩上安身のインタビューに応じた乗松氏は、日本滞在中のストーン監督とカズニック教授の様子を詳細に紹介。2人が各所で語ったという「歴史は文明の糸のようなものだ」という言葉を示し、「オリバーとピーターは、『歴史から教訓を得ない者は、愚かな戦争を繰り返してしまう』ということを、日本人に伝えたかったのだと思う」と語った。
2013年08月19日(月)17時45分頃から、東京電力本店で定例記者会見が行われた。免震重要棟前の連続ダストモニタで再び放射能濃度「高高」警報が発生し、作業員2名が身体汚染された。H4タンクから、表面線量率100mSvの汚染水が推定120リットル以上漏洩した。
2013年8月19日(月)12時30分から、黒岩祐治神奈川県知事による定例記者会見が神奈川県庁にて行われた。
記者からの質疑応答の中で、寒川と平塚の「ツインシティ計画」についての質疑が出た。「ツインシティ計画」とは、東海道新幹線の新駅を寒川町倉見地区に誘致し相模川を挟んだ平塚側とを新たな橋でつなぎ、2つの地域を活性化させていくという計画である。平成12年3月に基本計画が、平成14年4月には整備計画が策定されていた。
未だ結論が出ない「破砕帯問題」に、関電は焦りの色を隠せないー。
大飯原発敷地内の重要施設、非常用取水路の直下を横切るF-6破砕帯が、活断層であるか否かが議論される、「大飯発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合」の第5回が19日、原子力規制委員会の会議室で行われた。今年6月末に、大飯原子力発電所敷地内南側のトレンチが掘削され、8月までに有識者チームの全員が現地を視察。各有識者は、この会合で現地調査等で得られた知見を発表し、議論を交わした。