集団的自衛権の行使容認 推進派と慎重派が論戦~外国特派員協会主催 北岡伸一 国際大学学長・柳澤協二 国際地政学研究所理事長 記者会見 2013.9.12

記事公開日:2013.11.12取材地: テキスト動画

 安倍政権が目指す憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認について、総理の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」の副座長を務め、行使容認に向けた報告書を作成中の北岡伸一・国際大学学長と、内閣官房副長官補として自衛隊のイラク派遣を官邸で指揮し、現在は行使容認に慎重な立場を取る柳澤協二氏が、11月12日、日本外国特派員協会で記者会見を行った。


川内博史前衆議院議員「この国の真実を語る」 ~特定秘密保護法案についての院内勉強会 2013.11.12

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 11月12日、参議院議員会館で、川内博史前衆議院議員をゲストに招いた「特定秘密保護法案」に関する勉強会が開かれた。

 川内氏は「政府の都合によって秘密指定され、公表されなくなる。政府にとっては統治しやすくなるだろうが、国民にとっては不利益となる」と、秘密保護法案の危険性について語った。


「被告人も弁護士も、裁判官すら、何の罪かわからない。摩訶不思議な裁判が行なわれる」 ~新潟県弁護士会『特定秘密保護法案』緊急市民集会 2013.11.12

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 「国民に重要な事実を知らせず、政府が国民を監視する社会を作る」「何をしたら罪になるかがわからない。弁護士から見ても意味不明」「集団的自衛権を容認する仕組みだ」──。

 2013年11月12日(火)、新潟市中央区の新潟県弁護士会館にて、新潟県弁護士会による「『特定秘密保護法案』の成立に反対する緊急市民集会」が行われた。金子修弁護士らが特定秘密保護法案の問題点を解説し、廃案を訴えた。また、報道、平和運動、反TPP運動、公務員労組などに関わるゲストが、それぞれの立場から危機感を表明した。


「福島第一4号機燃料取出し設備の使用前検査終了」原子力規制庁定例ブリーフィング 2013.11.12

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 2013年11月12日(火)14時半より、原子力規制庁定例ブリーフィングが行われた。東京電力福島第一原子力発電所使用済燃料プールからの、燃料取出し設備の使用前検査が終了したことを発表した。明日から保安検査を行う予定。


【IWJウィークリー25号】山本太郎議員の「天皇陛下への手紙手渡し問題」を徹底解説!(ePub版・PDF版を発行しました) 2013.11.12

記事公開日:2013.11.12 テキスト独自

※ サポート会員の方は、IWJウィークリー25号【PDF版・全86ページ】がご覧になれます。

 山本太郎議員の「陛下への手紙手渡し問題」の裏で、次々に明らかになる「秘密保護法」の恐るべき実態。

 岩上安身とIWJ記者が1週間走り回って取材し、まとめた渾身レポートをお届けします!巻頭言や読み物、スタッフ寄稿を含め大ボリュームでお送りする本メルマガ。忙しくて時間のない方も、ダイジェストページだけ読めば、1週間のIWJの主な動きがわかります。


東電定例会見 17:30「タンクエリアで高線量箇所確認、タンク堰からの漏洩も発生」 2013.11.11

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 2013年11月11日(月)17時30分から東電定例記者会見が行われた。福島第一原子力発電所構内のタンクエリアで、堰内たまり水が漏洩、更に高線量箇所が確認されたことが発表された。


レイシストデモ「ついに来たか、西新井にも」〜足立区で初となる排外差別デモとそれに対する抗議 2013.11.10

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 「ついに来たか、西新井にも」ーー。

 突如、街中に現れたデモ隊を見つめていた地元在住の男性は、IWJの取材に対しこのように答えた。

 2013年11月10日(日)、東京都足立区で初となる排外差別デモが行われ、保木間公園を出発した約30人のデモ隊はシュプレヒコールを唱えながら西新井駅に向かった。デモの呼びかけ文には、以下のような趣旨が書かれている。

 「足立区は外国人生活保護費が東京で800件(2012年)とダントツ。生活保護費も420億円で区民税収374億円を超し、受給者は約2万5000人で都内23区では最も多く、なんと生活保護費が税収を上回る体たらくの、足立区でデモを行います。今や日本の生活保護は大きな問題です。

 憲法25条が定めた”国民が最低限度の生活を営む権利”であるにもかかわらず、当の日本国民がなかなかもらえない生活保護。これこそ、日本人差別ではないでしょうか?」

 彼らは、外国人受給者が多いがゆえに、税収を上回るほどの生活保護費を足立区が負担しているかのように訴えているが、そもそも、税収と生活保護費を比較することに何の意味もない。


国よりも安全側に立った千葉県野田市長の英断、全国で唯一「子宮頸がんワクチン」接種を一時見合わせ 2013.11.10

記事公開日:2013.11.10 テキスト

 子宮頸がんワクチンの接種で副反応被害が相次いでいることから、政府は、同ワクチン接種の「積極的な勧奨」を一時中止することを決定。同ワクチンが定期接種(※1)になった4月から7月までの短期間に、入院などが必要な重篤なケースが143件報告されている。

 厚生労働省は対象となる小学6年〜高校1年の女子に対し、「子宮頸がん予防ワクチンの接種を受ける皆さまへ」という新たな通達を6月に行ない、その中で「現在、子宮頸がん予防ワクチンの接種を積極的にお勧めしていません」という注意喚起を盛り込んだ。しかし、ワクチンの有効性が優先的に紹介されていることには変わりはなく、現在も予防接種は継続中だ。


「日本が『辺野古は無理』と言えば、交渉はそこから開始できた」「鳩山政権は意図的に潰された」~普天間移設を振り返り、川内前衆議院議員が日本平和学会で登壇 2013.11.10

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 「米軍の沖縄撤退というわれわれの主張は、バカなことを言っている奴らのごとくに、葬り去られていった」──。

 2010年、当時の鳩山由紀夫首相は、沖縄の米軍基地の負担軽減を模索し、「最低でも県外」と主張して沖縄県の普天間基地移設問題に奔走した。2013年11月10日、東京都港区の明治学院大学にて行われた日本平和学会で、前衆議院議員の川内博史氏は「この問題で、鳩山政権が意図的に潰されたと言ってもいい」と当時を振り返った。


黒田藩の城跡に一万人が集結「さよなら原発!11.10九州沖縄集会」 2013.11.10

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 2013年11月10日(日)9時45分より、福岡市の舞鶴公園で「さよなら原発!11.10九州沖縄集会 ─ 未来へ渡そう核なき大地」が行われ、主催者発表で1万人を超える人々が九州・沖縄各県から参加した。

 会場となった舞鶴公園は、福岡市の中心部にある公園で、外様大名の福岡藩黒田氏の居城であった場所である。

 九州では、2011年12月26日の玄海原発4号機の停止以来、約2年近く原発は全く稼働していない。


【PPVアーカイブ】饗宴Ⅱ Symposion ~IWJ発足一周年シンポジウム~(シンポジウムのみ配信) 2013.11.10

記事公開日:2013.11.10 テキスト

【配信日時】 2013年11月10日(日)19:00 〜

【 IWJ Re-bornプロジェクト 〜 この時代、私たちもまた生まれ変わります〜 】

2011年12月10日に開催された饗宴Ⅱ・シンポジウムを配信。
※今回のPPV配信では、第二部パーティーの配信はいたしません。予めご了承下さい。

■シンポジウム概要
 「原発・TPP・日米関係 〜日本の明日は?〜」と題し、豪華ゲストが3つのテーマを語りつくします。


秘密保護法は「国家の中枢に暗部ができてしまう」~第27回ロックの会 2013.11.9

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 国会の審議も大詰めをむかえている「特定秘密保護法案」。テレビや新聞の報道は、その法案の危険性にくらべ、あまりに少ない。法案が話題になる前から精力的に報じているのは、一部のフリージャーナリストや市民メディアのみだ。

 11月9日(土)20時から行われた「第27回ロックの会」では、秘密保護法をはじめ重要な問題を、大手メディアが「広告」に縛られて黙殺せざるを得ない現状や、その補完機能としての市民メディアが経営的に苦しい状況など、多岐にわたる議論が行われた。


「市民に判断を委ねるためには、情報発信に工夫を」 〜どんぐりと民主主義 part5 住民投票と住民参加 ~徳島と小平から学ぶ~ 2013.11.9

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 「運動に必要なことは、哲学と現場を結びつけていくような実戦知とデザイン力である」──。

 2013年11月9日、東京都小平市の中央公民館で「どんぐりと民主主義 part5 住民投票と住民参加 ~徳島と小平から学ぶ~」が行われた。中沢新一氏と國分功一郎氏に、吉野川可動堰住民投票で活動した村上稔氏を加え、2000年の住民投票によって可動堰化計画の中止を導いた、徳島の住民運動について話を聞いた。


「安全対策や事故収束費用など、原発のコストはまだまだ上がる。何のために発電しているのかわからない」 〜経済から原発を考える講演会 大島堅一氏 2013.11.9

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 「このままでは、東電はまったく無傷のまま、国民が原発事故の収束費用を負担する可能性がある。だから、東電を法的整理するべきだ」──。

 2013年11月9日、奈良県生駒市の生駒市図書会館市民ホールで、立命館大学教授の大島堅一氏を講師に招いて「経済から原発を考える講演会」が行われた。大佛次郎論壇賞受賞作『原発のコスト』などの著作で知られる大島氏が、原発の背後に隠されてきた社会的費用と、事故によるモラルハザードとともに、国民にのしかかりつつあるコスト負担について講演した。


「市民よ、反対すべきは『再稼動』のみならず、だ!」 〜シンポジウム「世界から見た日本の原発問題」 2013.11.9

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 「原賠法には、原発ビジネスを世界に広げたい米国の本音が見える」──。

 2013年11月9日(土)、大阪市西区の日本聖公会・川口基督教会で行われたシンポジウム「世界から見た日本の原発問題」では、原発ゼロを訴える6人の有志が登壇した。基調講演を担当した、原発メーカー訴訟の会事務局長を務める崔勝久氏は、フクシマショック以降、全国に広がった「再稼動反対」の脱原発デモのうねりを讃えつつ、「脱原発派の日本人は内向きにならず、海外への日本製原発の輸出にも『反対』を叫ぶべき」と辛らつな言葉を口にした。


「この法案は、日本の行方を左右する」 ~憲法講演会「知られざる秘密保護法案の秘密 ~この国の平和・民主主義が危ない~」 井上正信氏 2013.11.9

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 「国民主権、民主主義を破壊する。基本的人権、知る権利、報道の自由を、安全保障のために制限する。つまり、公益および防衛の秩序を強調する、自民党改憲草案とまったく同じ内容だ」──。

 特定秘密保護法案について、井上正信弁護士はこのように指摘した。また、同法案とセットになった日本版NSC設置法案、さらに来年、国会に上程される国家安全保障基本法案についても問題視し、「集団的自衛権を正当化させ、アメリカと共に戦争準備を押し進める法案だ」と述べた。

 2013年11月9日(土)、岡山市北区の岡山弁護士会館で、岡山弁護士会憲法講演会「知られざる秘密保護法案の秘密 ~この国の平和・民主主義が危ない~」が開かれ、井上正信弁護士が講演を行った。井上氏は日弁連秘密保全法制対策本部・副本部長を務める。


すべての問題に共通するのは「国民は舐められている」ということ 〜「脱原発をめざす女たちの会」2周年集会 2013.11.9

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 「ひどいことが起きる時には、それに対抗するひとつの灯りが生まれる」──。福島原発告訴団の武藤類子氏は、今後の活動への思いを語った。

 2013年11月9日、東京・永田町の星陵会館で「脱原発をめざす女たちの会」の2周年集会が行われた。「わたしたちの脱原発3原則 つくらない!売らない!動かさない! 11・9集会」と題して、さまざまな立場の女性が、核と原発に反対する講演や発言を行った。


「憲法改悪を阻止するためには、イデオロギーを超えてつながろう」 〜宇都宮健児氏講演「憲法改悪を許さない!あなたが輝いて生きるために」 2013.11.9

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特集 憲法改正

 「一人ひとりは微力であっても、決して、無力ではない」──。

 2013年11月9日(土)、札幌市北区のエルプラザで、元日弁連会長の宇都宮健児弁護士を講師に招いて、第47回はたらく女性の全道集会「憲法改悪を許さない!あなたが輝いて生きるために」が行われた。

 講演の中で宇都宮氏は、原発や貧困格差、自民党の改憲草案などの問題点について解説した。


【TPP】日本では報道されない「米国の視点とねらい」 ~TPP慎重会で国際問題研究者トーマス・カトウ氏が講演 2013.11.7

記事公開日:2013.11.8取材地: テキスト動画

特集 TPP問題

 実質、米国と日本の二国間FTAとも評されているTPPが、「年内妥結」に向けて加速している。交渉が佳境に差し掛かっているのとは裏腹に、米国内での動向は日本ではほとんど報じられていない。

 11月7日、超党派の議員や有識者らでつくる「TPPを慎重に考える会」と「TPP阻止国民会議」の勉強会で、国際コンサルタントで米国の議会動向の専門家でもあるトーマス・カトウ氏が、「米国のねらい」をテーマに講演を行った。カトウ氏は、著作「TPP 米国の視点」で、膨大な公開資料をもとに、米国議会の動向やTPPの国際社会に与える影響などを、詳細に解説している。


「悪党の最後の逃げ場が、愛国心。原発推進派の場合は、放射線安全論だ」 〜みんなで決めよう!上関・伊方原発 YES/NO ─「環瀬戸内」原発住民投票に向けて 2013.11.8

記事公開日:2013.11.8取材地: テキスト動画

 「住民投票とは、自分たち自身が、ことの是非を決めること」(今井一氏)、「われわれ、という感覚を取り戻すこと」(宮台真司氏)、「自分たちでものを考え、学び、自立する第一歩に」(田中優氏)──。

 2013年11月8日、山口県周南市の周南市市民館で、シンポジウム「みんなで決めよう!上関・伊方原発 YES/NO ─ 『環瀬戸内』原発住民投票に向けて」が開催された。今井一氏、宮台真司氏、田中優氏の講演に続き、パネルディスカッションが行われ、瀬戸内海を挟んで向かい合う山口と愛媛、その他中国・四国各地の代表も加えて、原子力政策に対抗するための住民投票の意義について話し合った。