┏━━【目次】━━━━
┠■はじめに~IWJの活動は、市民の皆さまの会費と、ご寄付・カンパによって成り立っています。4月末も近づいてきましたが、IWJの現在の財政は崖っぷちです! 4月は1日から24日までの24日間で、40件、37万2300円のご寄付・カンパをいただいていましたが、これは月間目標額の350万円の約11%と、たいへん厳しい状況です! 月末まで89%が必要です! どうか、緊急のご支援を! 緊急のご寄付、カンパをお願いします!
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┠■ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が、プーチン大統領にロシア領内のクルスク州に侵攻、占領していたウクライナ軍を撃退した、と報告! ゲラシモフ氏は、北朝鮮軍がクルスクでの戦闘に参加していた事実を初めて認めたが、北朝鮮軍の参戦時期や規模については言及せず! ゼレンスキー氏は、トランプ大統領の「クリミアはロシアに残る」との発言に、奪い返す力がないことを認める! そのウクライナに、日本政府は、日本国民が窮乏しているのに減税を後回しにして、ロシアの凍結資産の利回りを流用して「前倒しで追加融資」!! ロシアの怒りを買う! しかもウクライナは、もはやデフォルト(債務不履行)寸前! 日本は貸し倒れの危機に!
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┠■【中継番組表】
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┠■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】
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┠■【第1弾! 大阪万博で個人情報が流出!! ウズベキスタンパビリオンで、パビリオン独自の専用予約システムを使って予約した人の個人情報が流出! 入館のためのQRコードを読み取ると、約80人もの他人の氏名やメールアドレス、電話番号や年代が表示される!】そもそも万博公式の予約ルートでは、予約が取れないことが原因! 予約なしで会場に行けば、案内所の当日予約端末の前にも、パビリオンにも長い行列! これはウズベキスタンだけの責任といえるのか!? さらにネパール館は工事代金を未払いで、閉幕まで工事を中断!?(『朝日新聞デジタル』、2025年4月26日)
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┠■【第2弾! 速報でお伝えした通り、24日に大阪万博会場で体調が悪くなり、亡くなった女性来場者の死因を、万博協会も大阪府も発表せず! 埋立地特有の有毒ガスは、メタンガスだけではない! 有毒ガスの発生との関係はないのか!?】万博協会の発表では、12月に致死量を超えた一酸化炭素が148回、計測器の検出限界を超えた硫化水素が143回測定されていたことが明らかに! 万博協会は「開幕後はHPにて、ガス濃度の測定値を毎日お知らせすることを検討」すると発表したが、実際には実施されず!(『夢洲カジノを止める大阪府民の会』、2025年3月18日ほか)
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■はじめに~IWJの活動は、市民の皆さまの会費と、ご寄付・カンパによって成り立っています。4月末も近づいてきましたが、IWJの現在の財政は崖っぷちです! 4月は1日から24日までの24日間で、40件、37万2300円のご寄付・カンパをいただいていましたが、これは月間目標額の350万円の約11%と、たいへん厳しい状況です! 月末まで89%が必要です! どうか、緊急のご支援を! 緊急のご寄付、カンパをお願いします!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
IWJの今期第15期は、8月にスタート、半期が経過し、9ヶ月目に入りました。残念ながら8月からの今期第15期は、3月まで8ヶ月連続で一度も、月間目標額に達していません! この不足総額は、今期だけの累計で、寄付部門だけの暫定ですが、1381万3856円にもなります。
財政が危機的状況です! IWJが4月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
4月は、1日から24日までの24日間で、40件、37万2300円です。これは、目標額の約11%です。4月が始まって3分の2が過ぎましたが、とても厳しい状況です。
今月4月は、月間目標額を達成するだけではなく、今期8ヶ月間の累計のマイナス1381万円を少しでも埋められるよう、皆さまのご支援をお願いしたいと存じます!
今期の残りも、7月の今期末まで、あと3ヶ月余りを残すのみです!
なんとか、マイナス幅を縮めるべく、今期末には収支があうように、皆さまのお力をお貸し願いたいと思います!
11月からは、より一層、支出を絞り、ご寄付・カンパの月間目標額を400万円から350万円に下げることといたしました。さらになおも、支出を切りつめる算段をしています!
目標額を下げても、その目標額にもまったく手が届かないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!
第15期が、赤字とならないようにするために、無料でご視聴の方は、有料会員登録と、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!
なお、IWJでは、インタビューなどを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!
サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます! 公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。
皆さま、会員登録をよろしくお願いします!
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3月末現在、IWJ会員の総数は1881人、このうちサポート会員の方は724人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします! 会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営は格段に安定します!
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城南信用金庫
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店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
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ゆうちょ銀行
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店番 008
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どうぞ、皆さま、米国に操られたまま、無謀な戦争へと向かう日本の対米従属権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!
よろしくお願いします!
岩上安身 拝
■ロシア軍のゲラシモフ参謀総長が、プーチン大統領にロシア領内のクルスク州に侵攻、占領していたウクライナ軍を撃退した、と報告! ゲラシモフ氏は、北朝鮮軍がクルスクでの戦闘に参加していた事実を初めて認めたが、北朝鮮軍の参戦時期や規模については言及せず! ゼレンスキー氏は、トランプ大統領の「クリミアはロシアに残る」との発言に、奪い返す力がないことを認める! そのウクライナに、日本政府は、日本国民が窮乏しているのに減税を後回しにして、ロシアの凍結資産の利回りを流用して「前倒しで追加融資」!! ロシアの怒りを買う! しかもウクライナは、もはやデフォルト(債務不履行)寸前! 日本は貸し倒れの危機に!
英『フィナンシャル・タイムズ』は4月26日付で、ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長が同日、ウラジーミル・プーチン大統領に対し、ロシア領クルスク州に奇襲攻撃をかけて侵攻したウクライナ軍を撃退したと正式に報告した、と報じました。
ゲラシモフ参謀総長は、プーチン大統領に、参戦していた北朝鮮軍の勇敢さを称賛し、彼らはロシア軍の同志と「肩を並べて」戦ったと報告しました。モスクワはこれまで、北朝鮮軍の存在を公式に認めていませんでした。モスクワが初めて公式に、北朝鮮軍の参戦を認めたことになります。
※Kremlin claims to have pushed Ukraine out of Kursk as Trump criticises Putin(Financial Times、2025年4月26日)
https://www.ft.com/content/71072add-748b-435e-ad77-8ceefe3af144
Russia acknowledges presence of North Korean troops on the ground for the first time
IWJは、昨年11月25日、『日刊IWJガイド』で、ダグラス・マクレガー大佐の「ウラル山脈の西側には、北朝鮮軍は存在しない。これはワシントンとNATOによる、反ロシア作戦に活力を与えようとする、最後の無駄な試みとしてMI6/CIAがでっち上げた、もう一つの嘘だ」という発言を引用し、「北朝鮮軍がクルスクですでに参戦中」だとする、米国とウクライナ側の発表は、エイタクムスの使用許可に踏み切るための口実ではないか、との分析を引用しました。
昨年11月18日付の『CNN』は、5万人の北朝鮮兵を含むロシア軍が、クルスクに派遣され、クルスクを奪還しようとしていることが、ウクライナ軍がエイタクムスの使用許可に踏み切った理由だと報じていました。
『CNN』の記事のように、すでに「北朝鮮軍は、ロシア軍と一緒にクルスクで戦っている」という「北朝鮮軍クルスク参戦」によって、ロシア軍が人手不足に陥っているという印象を与え、ウクライナ軍が「エイタクムス」の使用に踏み切った可能性があることを指摘しました。
その後、北朝鮮軍の、極東からロシア西部のクルスクへの移動、実戦投入については、ロシアは作戦上、秘匿し続けました。西側のメディアには、北朝鮮軍の参戦情報が散見されたものの、確証が得られず、確証が得られるまでは、IWJは北朝鮮軍の参戦については慎重に報道を控えてきました。
北朝鮮軍の存在を理由としたエイタクムスの使用許可をめぐっては、当時、政権末期だったバイデン大統領と、「戦争を止めるべきだ。自分ならば24時間で止める」と豪語していたトランプ大統領候補の舌戦が激しくなっていた時期でもあり、米大統領戦もからむので、確証が取れずに確定的な報道をすることは控えるべきではないかと判断してきました。
※【第1弾! ダグラス・マクレガー大佐が「ウラル山脈の西側には北朝鮮軍はいない」と明言!】バイデン政権がエイタクムス長距離ミサイル使用制限を解除した口実は「北朝鮮軍がクルスクですでに参戦中」というデマ!? そもそもロシアとウクライナの国境地域のクルスクでの戦闘に、なぜロシア深奥部に届く、高精度の長距離ミサイルがウクライナに必要なのか!? 任期切れまで残り2ヶ月の間に、できるだけ紛争をエスカレートさせたいバイデン政権に、トランプ陣営から「まったく新しい戦争を仕掛けるようなものだ」と大批判! バイデン大統領の早期解任を求める声があがるのは当然!(マクレガー大佐『X』、2024年11月19日ほか)
(日刊IWJガイド、2024年11月25日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241125#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54147#idx-6
結果的に、ロシア政府が正式に北朝鮮軍が参戦していたことを発表するまで、報じられなかったのは、両サイドのプロパガンダに乗ることを警戒し過ぎて慎重になり過ぎたと思っております。自戒し、慎重になり過ぎないよう、今後に活かしたいと思います。
なお、英『フィナンシャル・タイムズ』だけではなく、ロシア側のメディアも、クルスク奪還と、モスクワが北朝鮮軍の参戦を正式に認めたことを報じました。
『TASS』は4月25日付で、ロシア軍がクルスク地域の6つのコミュニティを解放したと報じ、26日付で、ゲラシモフ参謀総長がプーチン大統領に、クルスク地域がウクライナ軍から完全に解放されたと報告した、と報じました。
※Russian troops liberate six communities in Ukraine operation over week – top brass(TASS、2025年4月25日)
https://tass.com/politics/1949453
プーチン大統領は、ゲラシモフ参謀総長の報告に対し、クルスク地域をウクライナ軍から解放したロシア軍部隊を讃え、「(キエフの)ネオナチ政権の打倒に近づいた」と述べました。
プーチン大統領「クルスク地方の国境地帯における敵の完全な敗走は、他の主要な前線地域での我が軍によるさらなる作戦の成功の条件を整え、ネオナチ政権の打倒に近づいた」
ゲラシモフ参謀総長は、キエフ政権はロシア国境のクルスク地域への侵攻で7万6000人以上の兵士を失った、と報告しています。
ゲラシモフ参謀総長「ウクライナ軍部隊の損失は合計7万6000人以上の死傷者を出しました。実際に、敵の当初の戦闘集団全体が壊滅し、それ以上の被害が出ています。7700以上の兵器システムが破壊されました」
プーチン大統領は、ロシア軍のクルスクにおける成功は、他地域での戦線のさらなる前進の土台を築き、紛争の最終的な勝利に近づくことになるだろう、と述べました。
プーチン大統領「キエフ政権の挑戦は完全に失敗し、敵が被った莫大な損失、特に最も戦闘能力が高く、最も準備と装備の整ったウクライナ軍部隊、特に西側諸国の装備を供与された部隊、すなわち突撃部隊と特殊作戦部隊の損失は、間違いなく交戦線全体に影響を及ぼすだろう」
プーチン大統領は、クルスクを奪還したロシア軍部隊、スジャ市近郊の地下パイプラインを経由してキエフ支配地域に深く侵入した第11空挺突撃旅団、第30狙撃連隊、そしてアフマト特殊部隊の志願兵を称賛しました。
※Kursk Region fully liberated from Ukrainians – Putin(RT、2025年4月26日)
https://www.rt.com/russia/616355-kursk-region-fully-liberated/
※Ukrainian army’s rout in Kursk Region brings defeat of neo-Nazi regime closer – Putin(TASS、2025年4月26日)
https://tass.com/defense/1949885
アフマト特殊部隊は、人体に有毒なガスの残留するガスパイプラインの中を駆け抜けて、ウクライナ軍の背後をつく、奇襲に出た舞台です。
※はじめに~ウクライナ軍が侵攻したロシア西部クルスク州で、チェチェン共和国の精鋭特殊部隊「アフマト」を中心としたロシア軍が猛反撃! 2日間で7つの集落を開放! さらにロシア軍は中心都市スジャを包囲し、ウクライナ軍は補給も撤退もできず、ほぼ孤立状態に!「アフマト」はガスパイプラインを通って敵の背後に現れたとの情報も! ドンバスでも劣勢のウクライナ軍は、「人的損失を顧みない反撃」を頻繁に繰り返し、その穴埋めに、クルスクから2個旅団を移動させたとの情報も! ロシア軍の攻勢とウクライナ軍の敗走は、ウクライナ軍をバックアップしていた米国が手を引いたから!? スターリンクの情報提供は停止!?
(日刊IWJガイド2025年3月11日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250311#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54489#idx-1
※クルスク戦線でウクライナ軍が撤退へ!? ゼレンスキー大統領が「停戦交渉の切り札」と固執し、多くの兵力と武器を投入したクルスク侵攻で、ウクライナ軍の支配域は残りわずか140平方キロ! ロシア軍は800人の兵士が、ガスの残存するパイプラインの内部を15kmかがんで進み、ウクライナ軍の背後を襲撃する決死の「ポトク作戦」に参加!!「ポトク作戦」の驚くべき内容をロシアメディアが独占スクープ! 参加した兵士は、残存していたガスと、酸素不足で「肺が焼けるように痛み、頭が割れるような痛みを感じた」と命がけの作戦だったことを告白! ロシアの軍事アナリストは、「クルスクの完全解放は1、2週間以内」と予測!
(日刊IWJガイド、2025年3月17日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250317#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54509#idx-5
ゲラシモフ参謀総長は、クルスク地域におけるロシアの軍事行動は、昨年調印された包括的戦略的パートナーシップ条約にもとづき提供された北朝鮮軍の支援を受けてきたことも認め、クルスク地域の解放における北朝鮮の戦闘員の役割を初めて公に称賛しました。
ゲラシモフ参謀総長「私は特に、クルスク地域の国境地帯の解放に朝鮮民主主義人民共和国の軍人が参加したことを取り上げたいと思います。彼らは、両国間の包括的戦略的パートナーシップに関する条約にもとづき、侵攻を開始したウクライナ軍の戦闘集団を壊滅させるのに多大な支援を行いました。
朝鮮人民軍の兵士と将校は、ロシア軍兵士と肩を並べて戦闘目標を達成し、ウクライナ軍の侵攻を撃退する過程で高い専門性を示し、戦闘において忍耐力、勇気、英雄的行為を示しました」
※Ukrainian army’s rout in Kursk Region brings defeat of neo-Nazi regime closer – Putin(TASS、2025年4月26日)
https://tass.com/defense/1949885
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は26日の会見で、北朝鮮軍は、2024年6月に署名され、2024年12月に発効したモスクワと平壌の間の包括的戦略パートナーシップ協定にもとづいて、クルスク地域に配備された、と同様に述べました。
ザハロワ報道官「北朝鮮の友人達が示した連帯は、両国関係が本質的に同盟関係のような高いレベルにあることの表れです。両国の絆が今後も強まり、発展していくと確信しています」
ザハロワ報道官の言葉をその通りに受け止めるのであれば、北朝鮮軍がクルスクに派遣されたのは12月以降、ということになりますが、実際にいつ派遣されたか、極東からクルスクへの移送はいつだったのか、兵力はどの程度だったのか、については明言されていません。この極東からの移動の時期、後方支援から、前線へ、という流れは、当時も秘密作戦扱いされ、今もなお、詳細については、軍事機密扱いにされているのかもしれません。
ウクライナ軍によるクルスク侵攻は、2024年8月6日に開始されました。憶測でものを言うのは控えなければなりませんが、その時から、北朝鮮軍にクルスク戦線に参加するよう、ロシアが北朝鮮に要請していたのかもしれません。
※Moscow hails North Korean ‘solidarity’ in Kursk Region liberation(RT、2025年4月26日)
https://www.rt.com/news/616375-north-korea-kursk-russia/
今、ロシアのメディアでも、秘密の軍事作戦の内容が堰を切ったように、次々に明らかにされ始めています。『RT』は、『テレグラム』の「コッツ・ニュース」を引用し、北朝鮮軍がどのようにクルスクでの戦闘に参加したのかを紹介しています。著者のアレクサンドル・コッツ氏は、『コムソモリスカヤ・プラウダ』の軍事記者です。
「(前略)クルスクの戦いの最中に、北朝鮮の部隊が徐々にロシアに到着し始めた。
彼らはまず、訓練場で訓練を受け、現代の戦闘戦術を学び、ドローンの操縦技術を習得し、戦場の現実を知った。その後、『戦闘ブリヤート人(※ロシア東方の少数民族で、モンゴル系の民族を指す)』と、我々の軍人が冗談と秘密のために呼んだ彼らは、クルスク地方に移送された。彼らは『目立たない』ように、野戦生活を送った。最初は第三線、次に第二線、そして要塞の防衛、そしてついに攻撃部隊で試された。
朝鮮の兵士達は、その協調性、規律、死を恐れない根っからの勇敢さ、並外れた忍耐力で際立っていた。それは当然のことだ。
彼らは主に、故郷で鍛え上げられ、体力があり、十分な訓練を受けた若い男達だ。特に、特殊作戦部隊の部隊はそうだった。同盟軍は、コレーネフスキー地区の解放、スタロイ・ソロチナとノヴォイ・ソロチナでの戦闘、クリロフカへの突破などで、大きな貢献をした。
彼らには厳しい規則があった。それは、決して生きたまま捕らえられず、決して自発的に降伏しないことだった。(中略)
(ウクライナ側の挑発にもかかわらず)北朝鮮軍兵士は、誰一人として宣誓や同盟国との約束を破らなかった。平壌にとって、現代戦の経験を積み、仮想敵(『集合的な西側』)の戦術と技術を研究し、(米国をはじめ西側からの)制裁によって、アクセスできなかった知識を獲得することは、極めて重要だった。これらの目標は達成された。
さらに、包括的な二国間協定の枠組みの下、北朝鮮軍は、我が国の領土におけるウクライナ軍の撃破に大きく貢献した。
彼らの到着により、我々は前線の他の部隊に圧力をかけ続け、ドンバスでの攻勢を継続し、95個(!)大隊からなる侵攻部隊に、多大な損害を与えることができた」。
※Kotsnews(2025年4月26日)
https://t.me/sashakots/53332
※‘Not a single North Korean violated his oath’: How our allies helped us liberate Kursk(RT、2025年4月26日)
https://www.rt.com/russia/616373-north-koreans-liberate-kursk/
ここでも、北朝鮮軍がクルスクへの移送、そして戦闘に参加した時期や規模については言及されていませんが、コッツ氏のレポートからは、北朝鮮国内で十分に訓練された精鋭部隊が、ロシアで訓練を受けてからクルスクに送り込まれ、最初は後衛を務め、徐々に最前線に出ていったと読み取れます。
ただ、移送と参戦は軍事機密として秘匿されながら、北朝鮮軍がロシア軍とともに、クルスク奪還作戦に参加したことは、クレムリンも認め、軍事記者も報告していることから、間違いのない事実であろうと思われます。
北朝鮮軍がロシア極東での訓練期間があり、段階的に移送し、最初のうちは、後方支援についていたことなどの記述を信じるならば、マクレガー大佐の、11月時点では極東の北朝鮮軍がロシア西部クルスクには行っていない、というその当時の情報があながち間違っていたとは言えないように思われます。8月にクルスク侵攻が始まったあと、すぐに北朝鮮軍がクルスクの前線に配置され、参戦したとは思えません。また、コッツ記者の報告にあるように、北朝鮮軍の精鋭部隊が前線での戦闘に参加していたのであれば、それは限定された規模のみになりそうです。
いずれにしても、クルスクを占領し続け、占領されている領土と領土交換の切り札にすることを目指していたゼレンスキー政権にとっては、クルスクにおける敗退は、大きな痛手です。交渉のカードが(ロシア側は領土交換の交渉に応じる気はありませんでしたが)失われたことになります。
奇しくも、クルスク完全奪還をゲラシモフ参謀長官がプーチン大統領に報告した前日である25日、米国のスティーブ・ウィトコフ中東担当特使がプーチン大統領と、モスクワで3時間にわたって、ウクライナ紛争の停戦をめぐって、会談をしています。
『BBC』によれば、ロシアのユーリ・ウシャコフ大統領補佐官は、両者の会談について「建設的で非常に有益」だった、「ウクライナだけでなく、他のさまざまな国際問題についても、ロシアとアメリカの立場が近づいた」と述べています。
ドナルド・トランプ米大統領は、同日、両者の会談を受け、ロシアとウクライナが「合意にとても近い」と記者団に話しました。トランプ大統領は、「ウクライナがいつかNATOに加盟できるようになるとは思わない」と、明言しました。これはロシアの主張に沿ったものです。
米国側の和平案は、公表されていませんが、クリミアを含め、ロシアが支配下におくウクライナ南東部の領土の大部分をウクライナが手放すという内容だったと一部で伝えられています。これも、ロシアを「戦勝国」として、その「戦果」を認める、と言っているのに等しい話です。バイデン前大統領の時代であれば、絶対に考えられないことでしょう。
これまでのゼレンスキー氏であれば、このような米国の和平案を受け入れることはまったく考えられませんでした。25日にも、ゼレンスキー氏は、記者団に「私達の立場は変わらない。ウクライナの領土を決める権利をもつのは、ウクライナ国民だけだ」と述べています。
しかし、同時にゼレンスキー氏は、『BBC』の取材に対し、「完全かつ無条件の停戦が実現すれば、すべてについて話し合う可能性が出てくる」と述べ、領土問題も和平交渉の議題となりうる、との見解を示しました。ゼレンスキー氏が「安全保障」を求めるのは、先月、キリスト教の祝日である感謝祭(サンクス・ギビング・デー)に、ロシアは一方的に休戦を告げましたが、ウクライナは実質的に応じず、攻撃を続けました。停戦合意しても、同様のことが起こるのではないか、という不安があるのだろうと見られます。
トランプ大統領が米『タイム』のインタビューで、「クリミアはロシアに残る」と述べたことについて、以前であれば猛反発したであろうゼレンスキー氏は、「トランプ大統領が言っていることは真実だ。クリミア半島の支配を取り戻せるだけの武器を私達が現時点で持っていないという点で、私は彼に同意する」と、ほんの少し前では考えられなかったことですが、攻撃的姿勢一本槍だったゼレンスキー氏が、かなり後退した発言をしています。
ロシア側の「建設的で非常に有益」との、停戦提案を高く評価する発言、トランプ大統領の「合意にとても近い」という発言、領土問題に関するゼレンスキー氏の態度の軟化。その背景には、ウクライナにとっては、領土交換のために確保しておきたかったクルスクでの敗退、ロシア側から見ればクルスクの完全奪還がありそうです。
※トランプ氏、ウクライナとロシアは「合意にとても近い」 ロシアは米特使と「建設的」会談と(BBC、2025年4月26日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cwynvyjpl5vo
※Exclusive: Inside Trump’s First 100 Days(TIME、2025年4月25日)
https://time.com/7280106/trump-interview-100-days-2025/
※Zelenskiy Says Kyiv Can’t Regain Crimea Now in Nod to Trump(Bloomberg、2025年4月25日)
https://www.bloomberg.com/news/articles/2025-04-25/zelenskiy-says-kyiv-can-t-take-back-crimea-now-in-nod-to-trump
26日、ローマで故教皇フランシスコの葬儀が盛大に行われ、トランプ大統領とゼレンスキー氏も参加しました。ゼレンスキー氏は、葬儀の弔問外交で、トランプ大統領と1対1で話しあったと、写真付きでX(旧ツイッター)に投稿しました。
「素晴らしい会合でした。一対一で多くのことを話し合いました。話し合ったこと、すべてについて、成果が出ることを期待しています。国民の命を守ること。完全かつ無条件の停戦。新たな戦争の勃発を防ぐ、確実で永続的な平和。非常に象徴的な会合であり、もし共同で成果を上げることができれば、歴史的な会合となる可能性を秘めています。ありがとう @POTUS(※President of the United Statesの略)」。
※Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський@ZelenskyyUaのXへの投稿(2025年4月26日)
https://x.com/zelenskyyua/status/1916089502088524203
クルスクでの敗退が決定打となり、強硬な戦争継続姿勢を貫いてきたゼレンスキー政権も、もはややむをえないと観念して軟化し、3年を超えたウクライナ紛争もようやく停戦へと向かうのでしょうか。
しかし、停戦に至っても、ロシア・ウクライナ間の緊張が消えてなくなるわけではありません。正規戦では勝てなくても、テロという手段が残されているからです。
25日、モスクワ近郊で、手製の爆発装置によって車が爆発し、ロシア軍参謀本部作戦部副部長のヤロスラフ・モスカリク氏が死亡するテロ事件が起きました。
この爆破事件の容疑者として、26日に、ウクライナ特殊部隊の工作員であるイグナト・クジンが、FSBによって拘束されています。
トランプ大統領とゼレンスキー氏が、26日という時期が時期だけに、停戦合意は「建て前」であり、本音は「テロを継続する」というものなのかもしれません。ゼレンスキー氏がこのあと大統領を辞したとしても、諜報機関やウクライナ軍が、全面的に従うのか、わかりません。
※ロシアで最も有名な言論人の一人で、「プーチンの知恵袋」ともいわれる、新スラブ主義の、ネオ・ユーラシア主義のアレクサンドル・ドゥーギン氏の娘が運転していた車が、仕掛けられていた爆発物による爆発で落命! ドゥーギン氏本人を狙ったテロという説も! ただし、ワシントン在住の国際政治アナリスト・伊藤貫氏は、ドゥーギン氏がプーチン大統領に大きな影響を与えていたとは考えにくいと述べていた! ロシア国内の世論に影響を与える可能性も!(日刊IWJガイド2022年8月23日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220823#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/51213#idx-5
※【ロシア安全保障会議のパトルシェフ議長が上海協力機構の会合で、クロッカス・シティ・ホールでの銃撃テロ事件の容疑者について「ウクライナ諜報機関につながっている。キエフ政権は米国によって完全に支配されている。ISは米政権によって作り出された」と指摘!】米独立メディア『ミントプレスニュース』が、米政権が過激派テロ組織を利用してきた歴史を報じ「ワシントンの手は血にまみれている」と糾弾!(『タス』、2024年4月3日、『ミントプレスニュース』、2024年4月2日)(日刊IWJガイド、2024年4月5日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240405#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53366#idx-6
※はじめに~ロシア軍の放射線・化学・生物防衛部隊(RChBZ)の指揮官イーゴリ・キリロフ中将が爆殺される!(続編)2022年「特別軍事作戦」開始直後に、ロシア軍はウクライナのバイオラボの「資料」を確保! ロシアは国連安全保障理事会で、「米国はウクライナのバイオラボで生物兵器を開発していた」と訴えるも、西側諸国は「偽情報」と却下! しかし、ヴィクトリア・ヌーランド国務次官は米上院外交委員会の公聴会で、ウクライナの生物兵器研究所の存在を事実上認めていた! ハンター・バイデン氏がウクライナのバイオラボ運営に関わっていたことも判明! 米国はパンデミックを操作し、覇権を維持しようとする!?
(日刊IWJガイド2024年12月20日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20241220#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54240#idx-1
ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、モスカリク氏の暗殺はキエフ政権の「本性」を改めて示すものだと述べ、「キエフ政権は依然として我が国におけるテロ活動に関与している」と、批判しています。
トランプ大統領は、ロシアとウクライナが「合意にとても近い」と述べていますが、停戦交渉の先行きが、そんなに明るいものではないことをうかがわせるテロ事件です。
※FACTBOX: Senior Russian military officer killed in explosion near Moscow(TASS、2025年4月25日)
https://tass.com/emergencies/1949355
※FSB detains suspect in murder of Russian general Moskalik(TASS、2025年4月27日)
https://tass.com/emergencies/1949909
なお、『フィナンシャル・タイムズ』は24日、ウクライナ財務省が、26億ドルの債務再編で投資家との合意に至らなかったと発表したことを受け、ウクライナが5月末までに支払うべき約6億ドルの支払いが不履行になる、つまり、ウクライナがデフォルト(債務不履行)に陥るリスクを指摘しています。
※Ukraine fails to reach deal with investors to restructure $2.6bn of debt(Financial Times、2025年4月24日)
Kyiv due to make estimated $600mn payment on GDP warrants next month
https://www.ft.com/content/2b77e33f-1b48-445f-a6e0-cdf2e1a26d28
Financial Times
ウクライナは、クルスク侵攻で占領したロシア領土を失い、クリミアだけでなくウクライナ紛争でロシア軍に占領されたウクライナ東南部4州を、現在の戦線の位置で失うことになる可能性が濃厚になっています。
さらに、ウクライナ自体がデフォルトに陥るリスクもあるのです。停戦合意など、成り立たなくても、デフォルトすれば、ウクライナは戦争継続できなくなります。国家が破綻するのですから。
ゼレンスキー氏が「軟化」した理由は、「軍備がない」だけではなく、「軍備を整える金がない」でもあり、同時に「これまで借りた金も返せない」ということだったのかもしれません。
ところが、日本政府はこの18日、そんなウクライナに対して、さらに「前倒し」で4719億円を追加融資をすると、発表しています。
なぜ、停戦間近で、デフォルト直前のウクライナに、日本政府は融資をするのか、まったく理解できません。日本政府は、国民の血税をわざわざ無駄にするのか、と強く言いたいところです。なお、ある意味で「敗軍の将」となり、正式な大統領との肩書きをもたないゼレンスキー氏を、日本の万博に招くとのことです。日本国民の血税を無駄に注いで赤字ほぼ確定の失敗プロジェクトである万博の地に、同じく日本国民の血税を注いで、近々デフォルトするかもしれない「敗戦の将」がのこのこやってくる。あるいは彼を招く。どういう神経を日本政府と大阪府らはしているのかと思います。
「4月18日、ウクライナの首都キーウにおいて、中込正志駐ウクライナ日本国特命全権大使と、セルヒー・マルチェンコ・ウクライナ財務大臣(H.E. Mr. Sergii MARCHENKO, Minister of Finance of Ukraine)との間で、4719億円を限度とする円借款『ウクライナのための特別収益前倒し(ERA)融資』に関する交換公文の署名・交換が行われました」。
敗戦し、領土を失い、デフォルトに陥る淵にあるウクライナに追加融資とは、本当に「愚か」きわまりない政権です。ウクライナからは、当然、お金は返ってきません。そんな余力はどこにもないからです。
この融資は、「ロシアの国有資産の凍結が継続されていることに起因してEUにおいて発生する『特別な収益』を返済原資」として行われるとの説明があります。要するに、EUが差し押さえているロシア資産の利回りを、流用してまで、ウクライナに融資しよう、というわけです。当然、ロシアの怒りを買わずにすむはずがありません。
※ウクライナに対する円借款「ウクライナのための特別収益前倒し融資」に関する書簡の署名・交換(外務省、2025年4月18日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/c_see/ua/pagew_000001_01601.html
当然のことながら、ロシアは日本政府の追加融資に対して、即座に怒りの声明を出しています。
ロシア外務省は24日、日本政府がロシア凍結資産からの収益を裏付けとしてウクライナ復興に融資する文書に署名したことについて、「窃盗に加担している」と日本政府を非難しています。
※ロ、日本の対ウクライナ円借款を非難 凍結資産活用した「窃盗」(ロイター、2025年4月24日)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/FEMMNHLHMVNPXJH2D6D3FTQDZQ-2025-04-24/
いずれロシアから、損害賠償請求されることになるでしょう。日本は、欧米もやっているからウチも、「赤信号、皆で渡れば怖くない」程度の認識なのかもしれませんが、ロシアと国境を接しているのは、G7で日本だけです。
どこまで、ロシアとの間で、事を荒立てれば、日本政府は気がすむのでしょうか?
日本国内では、インフレ不況で「減税しろ、減税しない」論議が、国会でも延々と展開されています。減税はのぞましいですが、その使途がでたらめではどうしようもありません。与野党ともに、税金の使途を見直す議論をすべきです。
隣の核保有国であるロシアを挑発するかのごとき、ほぼほぼ敗戦国のウクライナへの追加融資などしている場合ではありません。日本の国家財政は、悪化の一途で、国債発行は100兆円を超えています。国家予算の約3割を国債発行でまかない、毎年の利払い費は9兆円を超えています。
なぜ、デフォルト目前のウクライナへ、しかも停戦もまだしていないうちに、無駄金を出すのか。復興に寄与したい、というならば、戦争を本当にやめて、ウクライナが本格的に復興を始めてからでいいのではないか、と言いたくなります。また、テロによってロシアを挑発するならばストップする、という条件をつける必要もあります。戦争再開となれば、破綻国家がまた破綻します。貸したカネは返ってきません。そんな余裕が、貧しくなった日本にはない、ということを、政府も国民もメディアも自覚するべきです。
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◆中継番組表◆
**2025.4.28 Mon.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2025.4.28 Tue.**
調整中
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◆昨日アップした記事はこちらです◆
原発事故に関するメディアの扱いが縮小されていることに懸念!「汚染土の問題とかの扱いが本当に小さいなと思いますよね、もう終わったことみたいに」~4.25 原発反対八王子行動
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◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆
認定NPO法人D×P理事長・今井紀明氏「貧困だけではなく、孤立し、複数の問題を抱えている子ほど頼り先がなく、『誰にも相談できない』環境は、より強化されてきている」~4.8 グリ下に集う若者たちや、全国の困難な状況にある若者たちを支援する団体による【闇バイトに関するアンケート調査結果と提言】
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「財務省解体デモ」現場近くの路上で襲撃され深手を負った立花孝志氏に、岩上安身が事件後、最初の独占単独インタビュー!! 立花氏は「原因を作ったのは、『報道特集』では!?」とメディアの偏向報道が「テロリスト」を生む恐怖を激白!~岩上安身によるインタビュー第1186回ゲスト 立花孝志氏(NHK党党首) 2025.3.17
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IWJの記事が国会で取り上げられる! 沖縄の風・高良鉄美 参議院議員が、参院外交防衛委員会で「日本の新聞・テレビは信用できないので」とIWJ記事を引用し質問!!『日刊IWJガイド』から「米国民よりも米国信者となってしまい、米国に依存し、米国一極支配から多極化となると不安で仕方がない日本人」の記述を引き、世界構造が多極化に向け変わる認識少ないと危機感表明! IWJ号外のジェフリー・サックス教授講演を引用、ウクライナ同様「日本も『米国人が死なず、日本人が中国と戦ってくれるのだからいい。米国予算の使い方だ』と言われ、米国の友人であることは致命的であることを体現しかねない」と警鐘!!
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【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その1)>ソ連崩壊後、米国の一極覇権プロジェクトが始まり、2003年のイラク戦争後、「欧州は完全に発言力を失った」! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける!東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.19
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【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その2)>「ヨーロッパが米国の敵となることは危険だが、米国の友人となることは致命的である」! 欧州には、本物の外交政策が必要! 日本も同様! 他人事ではない! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526967
【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その3)>【質疑】「NATOと欧州の混同」こそ最悪、欧州は独自の現実主義的な外交をもつべき! NATOは米国の覇権維持装置、トランプ大統領が求める防衛費5%は「米国のためであって、あなた達のためではない」! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.24
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「『パンデミック合意』の中身は遺伝子製剤を使った儲け話の分け前。世界の保健とか、健康とか、ましてや命の話ではない! WHOは反社! 邪悪そのもの!! しかも日本はその主犯! WHOの親善大使・武見敬三氏が厚労大臣になって、バリバリ進めた!!」作られたパンデミックである「プランデミック戦争」から日本人の命を守るには!?~岩上安身によるインタビュー 第1167回ゲスト 立憲民主党・原口一博衆議院議員
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【注目! ドンバスの真実についての論文】【IWJ号外】ドネツク国立大学政治学講座チェルカシン准教授著・松里公孝教授訳「ドンバス2共和国の内政とそれらのロシアへの(再)統合の諸方策」(前半)「ドンバスの2共和国が生まれた諸前提」ほか 2025.3.28
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米国から訓練・支援を受けていた「ウクロナチ」勢力が、暴力革命によって成立させた親米欧政権は、何をしたか? ウクライナ人がウクライナ人をジェノサイドし続けた8年間の記録を振り返る! 岩上安身によるインタビュー第1178回ゲスト 黒龍會・アジア新聞社会長 田中健之氏 第1回
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◆しばらくフルオープン! 統一教会問題シリーズ!◆
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米共和党のギングリッチ元下院議長は、統一教会への解散命令について、「米国と日本の関係、そして日本の政治情勢に対する我々の見方に重大な影響を及ぼすことになるだろう。旧統一教会に対する現在の攻撃は、日米同盟を弱体化させ、中国共産党と日本の接近のきっかけを作ろうとする試みだ」などと、激しく非難しています。
しかし、統一教会の実態をよく知る必要があります。
AP通信やニューズウィーク誌に勤務し、George Polk AwardやI.F. Stone Medalを受賞した米国の著名な調査報道ジャーナリスト、ロバート・パリー(2018年没)が、世界的な視点から、統一教会に関する調査報道活動を展開しました。IWJでは、ロバート・パリーの残した、統一教会の最暗部に焦点をあてた「文鮮明師のダーク・サイド」を10回にわたってご紹介しました。
※ロバート・パリーの調査報道シリーズ(IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/?s=%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%BC
自民党自体が統一教会のマインドコントロール下にある!? 文鮮明カラーを払拭した韓鶴子体制の統一教会が「国家復帰」計画の野望を企てる!~岩上安身によるインタビュー第1101回 ゲスト ジャーナリスト・鈴木エイト氏 第1弾 2022.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511308
文鮮明という「メシヤ」が「再臨した国」韓国に貢がされる「エバ国家」日本!? 自民党に深く浸透する統一教会の「正体」! ~岩上安身によるインタビュー 第897回 ゲスト 北海道大学大学院 櫻井義秀教授 2018.8.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429742
◆しばらくフルオープン! フジテレビにおける、中居正広氏の不同意性交問題特集!◆
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特集 フジテレビにおける、中居正広氏の不同意性交問題!
https://iwj.co.jp/wj/open/fuji_nakai
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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】
■【第1弾! 大阪万博で個人情報が流出!! ウズベキスタンパビリオンで、パビリオン独自の専用予約システムを使って予約した人の個人情報が流出! 入館のためのQRコードを読み取ると、約80人もの他人の氏名やメールアドレス、電話番号や年代が表示される!】そもそも万博公式の予約ルートでは、予約が取れないことが原因! 予約なしで会場に行けば、案内所の当日予約端末の前にも、パビリオンにも長い行列! これはウズベキスタンだけの責任といえるのか!? さらにネパール館は工事代金を未払いで、閉幕まで工事を中断!?(『朝日新聞デジタル』、2025年4月26日)
大阪・関西万博のウズベキスタンパビリオンで、専用の予約システムを使って予約した人の個人情報が流出するという最悪の事態が起こりました。
この予約システムは、万博協会の公式のものではなく、ウズベキスタンパビリオンが独自に導入し、4月12日から運用を開始したものです。希望者が名前やメールアドレスなどを入力すると、入館のためのQRコードが送られてくる仕組みです。
ウズベキスタンパビリオンは、24日朝になって、QRコードにアクセスすると、他人の名前やメールアドレスなどが出てくるトラブルを把握し、発行したQRコードを無効化した上で、新規の予約受付を停止しました。
ウズベキスタンパビリオンの広報事務局は、流出した個人情報を、最大で200人程度と見積もっていますが、「個人情報の漏洩による被害や規模、詳しい原因は調査中」と表明しています。被害はまだ、増えるかもしれません。
4月26日付『朝日新聞デジタル』は、ウズベキスタンパビリオン側が、システムの不具合について、「2時間の間に1万人以上の登録が殺到した」ためと釈明していると報じました。
※万博ウズベク館、予約したら他人情報80人分届く 「ちょっと怖い」(朝日新聞デジタル、2025年4月26日)
https://digital.asahi.com/articles/AST4T360HT4TOXIE047M.html
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■【第2弾! 速報でお伝えした通り、24日に大阪万博会場で体調が悪くなり、亡くなった女性来場者の死因を、万博協会も大阪府も発表せず! 埋立地特有の有毒ガスは、メタンガスだけではない! 有毒ガスの発生との関係はないのか!?】万博協会の発表では、12月に致死量を超えた一酸化炭素が148回、計測器の検出限界を超えた硫化水素が143回測定されていたことが明らかに! 万博協会は「開幕後はHPにて、ガス濃度の測定値を毎日お知らせすることを検討」すると発表したが、実際には実施されず!(『夢洲カジノを止める大阪府民の会』、2025年3月18日ほか)
昨日お届けした、【IWJ速報】でお伝えしたように、大阪・関西万博で4月24日、60代の女性が会場内で体調が悪くなり、病院に緊急搬送されるも、死亡が確認されるという、痛ましい事件がおきました。
しかし、万博協会は、死亡した女性について、女性が体調の悪さを訴えてから会場内で受けた手当、死亡に至るまでの詳しい状況や死因を明らかにしていません。
※【IWJ速報】とうとう恐れていたことが! 大阪・関西万博、開幕から2週間も経たないうちに来場していた女性が倒れ、死亡! 万博協会は、この死亡事件を新聞にすっぱ抜かれるまで、2日間認めず、公表もせず! いまだに死亡事件を報じない 大手新聞も!「いのち」を散々、賛美して、あげく人の命を落とすことになり、しかもそれを隠蔽する万博協会! 2025.4.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527302
SNSやYouTubeなどでは、熱中症を疑う声のほか、会場である夢洲がゴミの最終処分場だった埋立地であることから、有毒ガスを吸い込んだ可能性を指摘する声もあがっています。
※大阪万博 遂にメタンガス被害者が続出 安全性が不十分すぎる なぜ強化されないのか 現状はいかに(建築業界 THE リアルTV、2025年4月26日)
https://youtu.be/Ch0FWpdWAkk
★4月1日のこの『日刊IWJガイド』でもお伝えしましたが、埋立地である夢洲では、爆発事故で注目を集めたメタンガスだけでなく、より有毒性の強い硫化水素や、一酸化炭素も発生しています。
※【メタンガスが噴出し、爆発事故が起こった土地の上で万博を強行する非常識!】昨年3月に起きた大阪・関西万博でのガス爆発事故を、万博協会は過小に隠蔽!? 会場では今も基準値を超える有毒ガスや可燃性ガスを検出! そのガス抜き管の排出口は、万博に無料招待された子供達がバスから降り立つ西側ゲート付近や、屋外イベント広場、お弁当広場に林立! そもそも西側ゲート付近は立ち入り禁止区域だった! 爆発の危険から喫煙所の設置も断念!(『EXPO 2025』、2025年2月21日ほか)(日刊IWJガイド、2025年4月1日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250401#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54551#idx-6
メタンガスは、人体への毒性もあり、高濃度になって引火すれば、爆発事故を引き起こす、恐ろしいガスであることにかわりはありません。しかし、低濃度の場合、大気中に確実に拡散していたら、空気より軽いため、上昇し、大きな問題は発生しにくくなります。もちろん、密室に高濃度で充満した場合には、酸素欠乏症を引き起こしますが、空気よりもかなり軽いため、密閉空間でなければ、人体への影響はそれほど高くありません。
しかし、夢洲で地上に吹き出し、問題とされる有毒ガスは、実は過去に爆発事故を起こしたメタンガスだけではなかったのです。
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)
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