日刊IWJガイド・非会員版「世界金融恐慌か!? 5日の東京株式市場は先週末に続き、3日連続の大暴落! 下げ幅は『ブラックマンデー』を超えて過去最大! 6日は反発!」2024.8.6号~No.4296


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~世界金融恐慌か!? 5日の東京株式市場は先週末に続き、3日連続の大暴落! 下げ幅は「ブラックマンデー」を超えて過去最大! 円高も急進し、7月3日の1ドル161.96円から、わずか1ヶ月で20円超高の141.67円に!! この暴落は世界中に波及し、韓国、トルコもストップ安! NY株も、前週末終値比で1200ドル超の急落!! 一転、6日の東京株式市場は急反発し、過去最大の上げ幅を更新!!

■8月、IWJの第15期が始まりました! 8月は1日から5日までの5日間で、11件、20万9000円のご寄付・カンパをいただきました! 第14期最後の月である7月のご寄付・カンパは390万9700円で目標達成率は98%でした! 前期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。7月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

■【中継番組表】

■ウクライナ軍、いよいよ旗色悪し! ハンガリーのオルバン首相が指摘するように、EUやNATO加盟国の中で、ロシア支持が増え始め、内部分裂や加盟国同士のトラブルが起き始めている!(その2)ウクライナがロシアからの天然ガス「ドルジバ・パイプライン」を停止! ハンガリーの石油輸入の3分の1と、スロバキアの石油輸入の45%の石油供給を断つ! パイプライン停止は、ウクライナへの武器支援を拒否する両国に対するEU・欧州委員会の懲罰的制裁か!? ハンガリー外相は「(EU加盟国でもない)ウクライナが、EU加盟国、特に平和を支持し、武器を供給しない加盟国に対しては、何をしても許されている!」と怒り心頭!!

■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! イスラエル軍が避難民が集まるガザ市の学校2校を爆撃! 少なくとも30人が死亡! 16人が行方不明! 負傷者の80%は子供!! このうち1校は前日も爆撃を受け、17人が死亡! さらにイスラエル軍はガザ市の病院の避難民テントを爆撃!44人が死亡!】イスラエル軍は「建物内で武器が製造されていた」「テロリストの隠れ家だった」「ハマスが住民を人間の盾にしている」などと一方的に主張! いつもの通り、何の証拠もなし! イスラエルの日常は、毎日がジェノサイド! 避難民殺し! 国際法違反!(『ミドル・イースト・アイ』2024年8月4日ほか)

■【第2弾! ブリンケン米国務長官が「イランは早ければ月曜日にもイスラエルに報復攻撃を始める」と発言! イスラエルは先制攻撃の可能性も検討!】イラン、ヒズボラ、フーシにより、イスラエルはあらゆる方向からの攻撃に直面! ヒズボラの指導者ナスララ師は「戦いは新たな局面に入った」と演説!「中東での解決は戦争しかない」とロシアのメドベージェフ元大統領が、意味深な発言も!(『アクシオス』、2024年8月5日ほか)
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■はじめに~世界金融恐慌か!? 5日の東京株式市場は先週末に続き、3日連続の大暴落! 下げ幅は「ブラックマンデー」を超えて過去最大! 円高も急進し、7月3日の1ドル161.96円から、わずか1ヶ月で20円超高の141.67円に!! この暴落は世界中に波及し、韓国、トルコもストップ安! NY株も、前週末終値比で1200ドル超の急落!! 一転、6日の東京株式市場は急反発し、過去最大の上げ幅を更新!!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 週明けの5日月曜日、東京株式市場は先週末から3日連続で続落し、日経平均で前日比4451円28銭安(-12.4%)の3万1458円42銭、TOPIXで前日比-310.45ポイント(-12.23%)の2227.15ポイントとなりました。

 8月5日付『ロイター』は、「年初からの上げが帳消しとなった」「日経平均は下落率・下落幅ともに今年最大、歴代では過去最大の下落幅、過去2番目の下落率となった」と報じています。大暴落である、と言っていいでしょう。

※日経平均は3日続落、過去最大の4451円安 米景気懸念や円高でパニック売り(ロイター、2024年8月5日)
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/AA5S3VVJPBJRTPSCALEVHW6DDA-2024-08-05/

 昨日のこの『日刊IWJガイド』では、先週末の日経平均株価の大暴落を「1987年の世界的な株価大暴落『ブラックマンデー』以来、史上2番目の暴落」とお伝えしましたが、昨日の下げ幅は、「ブラックマンデー」を超えて、過去最大となりました。

※はじめに~先週末日経平均株価が1987年の「ブラックマンデー」以来、史上2番目の大暴落! 米国では7月雇用統計の悪化を受け、景気後退との観測が強まり、ダウ平均もナスダック総合指数も下落! 世界同時株安へ!! 日銀の追加利上げで円高も急進! 日銀が大方の予想を裏切って利上げを発表! 逆に米国は金利を下げると匂わす! 高金利の米国と低金利の日本のギャップが縮まると思った外資の投機筋は利益確定に走る日本株売り! 問題は日米の金利のベクトルが、たまたま逆を向いただけの一過性の話なのか!? 米国では不況を懸念する声が!!(日刊IWJガイド、2024年8月5日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240805#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53758#idx-1

 株価の暴落とともに、5日の外国為替市場では、一時1ドル141.67円まで、円高も加速しました。8月5日付『ロイター』は、「7月3日の38年ぶり安値161.96円から、わずか1ヶ月で20円超の円高となった」と報じています。

※アングル:リスクオフ加速、LTCM危機以来の円急騰 混乱収束見通せず(ロイター、2024年8月5日)
https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/NNHY2GY6SJJB5GVDQKFOPRCDTM-2024-08-05/

 株価の暴落は、世界に波及しています。

 『スプートニク日本』は、5日、各国の株式市場の状況を、以下のようにX(旧ツイッター)に投稿しています。

 「世界の株式市場も大幅安 トルコでは暴落で取引停止

 日経平均株価の終値が過去最大の4451円安となった5日、各国の株式市場も軒並み下落している。米国の景気後退への懸念などを背景に、世界的な株安が広がっている。

 韓国の総合株価指数(KOSPI)は8.77%、台湾の加権指数は8.35%下落し、いずれも過去最大の下げ幅に。シンガポールSTも4.09%安と、東南アジアでも各地で値下がった。

 トルコ・イスタンブル市場では取引開始直後、前日比6.72%安の大幅下落を受け、市場全体で強制的に取引を停止する『サーキットブレーカー』が発動された。

 そのほか、日本時間午後に取引が始まった欧州方面では、英国、ドイツ、フランスの主要指標がそれぞれ2%程度の下落となっている。ロシア・モスクワ市場も約1.5%安で始まった」。

※スプートニク日本のXへの投稿(2024年8月5日)
https://x.com/sputnik_jp/status/1820383424479130109

 米国でも、5日の株式市場は急落して始まりました。

 5日付『時事通信』は、「ダウ工業株30種平均の下げ幅は一時、前週末終値比で1200ドルを超えた」と報じました。

 「ダウの上げ幅は7月の1ヶ月間で1700ドルを超えたが、8月のわずか数日間で吹き飛ぶほどの勢いで売り込まれている」とのことです。

※NY株急落、一時1200ドル超安 米景気減速懸念―世界同時株安に(時事ドットコム、2024年8月5日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024080501256

 一方、6日の東京株式市場は、前日から反発。午前9時42分の『時事通信』は「日経平均が2800円超上昇し、過去最大の上げ幅を更新した」と報じています。

※【速報】日経平均が2800円超上昇し、過去最大の上げ幅を更新した(時事ドットコム、2024年8月6日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024080600407

■8月、IWJの第15期が始まりました! 8月は1日から5日までの5日間で、11件、20万9000円のご寄付・カンパをいただきました! 第14期最後の月である7月のご寄付・カンパは390万9700円で目標達成率は98%でした! 前期第14期は、8ヶ月連続で目標未達、累積の赤字額は約1260万円。他方で、「IWJしか報じていない情報」が、増えてきています! どうか財政難のIWJが、独立メディアとして報道・言論活動を継続できるよう、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。

 8月になりました。IWJ第15期の始まりです。

 急激な血圧低下と、起立性のめまいと、胃腸の不調に7月はじめから襲われていた岩上安身は、7月22日に都内の病院に入院し、いったんは小康状態を得て、7月26日に退院しましたが、7月27日に再び、血圧の急低下とめまいに襲われて再入院しました。めまいは脱水症状によるものであり、血圧が正常化し、脱水症状も改善し、胃腸の方はひどい便秘と激しい下痢が1ヶ月間交互に続いていたものの、ようやく落ち着きを見せ、通常便までは戻らないものの、ひとまず、31日に退院しました。

 胃腸は、この7月の1ヶ月間に、大腸ファイバー検査と胃の内視鏡検査の両方を行い、不幸中の幸いですが、胃潰瘍は見つかったものの、胃も腸も癌は見つからずにすみました。

 ただ、胃腸は健常な状態に戻ったとはいえず、放っておくと便秘気味となり、悪化する前に処方薬を飲むと、今度は下痢になり、空っぽになるまで待つ、という繰り返しです。便秘薬と下痢止めの両方を処方されています。

 再々入院を避けるため、当面、深夜に及ぶハードワークは避けて、しばらく慣らし運転をしていきます。全力疾走まではもうしばしお待ちください。

 8月は1日から5日までの5日間で、11件、20万9000円のご寄付・カンパをいただきました。ありがとうございます。

 第14期最後の7月のご寄付・カンパの金額は、177件、390万9700円で、目標達成率は98%でした! 惜しくも目標額に達成しませんでしたが、98%という高達成率です。誠にありがとうございました!

 しかし、前期第14期の、IWJへのご寄付・カンパは、11月から6月まで、8ヶ月連続で目標金額に到達しませんでした。この8ヶ月間の不足額の合計は、1260万8589円です。零細な企業であるIWJにとっては、非常に厳しい数字です!

 支出を期の初めより、大幅に削ってきましたので、全体の収支がどうなっているか、赤字転落か、ぎりぎり赤字を免れるか、すべての計算が出そろわないとわかりませんが、出そろい次第、皆さまにご報告いたします。

 この8月1日から、新たに第15期が始まりました。今季の見通しは、7月中に立案するはずでしたが、岩上安身の体調不良と入退院を繰り返したことで、経理とのミーティングが十分にできておらず、ご寄付の月間目標額を今すぐただちにお示しすることができません。

 とはいえ、おそらくは、ほぼ変わらない金額が必要になるものと思われます。第15期こそは、赤字にならないようにするために、有料会員登録と、ご寄付・カンパで、財政難のIWJへのご支援をよろしくお願い申し上げます!

 7月末現在、IWJ会員の総数は2277人、このうちサポート会員の方は852人でした。ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆さま、権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えする独立メディアIWJの存在意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身拝

■IWJは、市民の皆さまお一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。7月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆さま、誠にありがとうございます!

 7月は31日間で、177件、390万9700円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方78名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、X(旧ツイッター)、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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H.N. 様
大島貴美子 様
村木徳一 様
金 盛起 様
水野 博 様
塩川 晃平 様
井出 隆太 様
大島利夫 様
y.m. 様
N.R. 様
田中美穂 様
S.O. 様
N.N. 様
T.M. 様
石嶋眞理 様
Y.S. 様
平野 智生 様
S.T. 様
佐原伸 様
Y.N. 様

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 皆さま、インフレの物価高の情勢下、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2024.8.6 Tue.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2024.8.7 Wed.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

保健・医療団体が、東京都にPFASの血中濃度検査、検査助成制度の創設、汚染源の特定と除染を要望!~7.31 有機フッ素化合物(PFAS)の健康被害を明らかにするために「全国規模での血中濃度検査測定を求める合同記者会見」2024.7.31
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524027

第52回「県民健康調査」検討委員会 2024.8.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524086

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

【IWJ号外】クリス・ヘッジズ氏「ガザのジェノサイドを何もしないで見ている我々は、ネロの暴虐を愉しんでいたネロの客人と同じ」! イスラエルとともに我々も歴史に裁かれる!!(前編) 2024.8.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524108

【IWJ号外】クリス・ヘッジズ氏「ガザのジェノサイドを何もしないで見ている我々は、ネロの暴虐を愉しんでいたネロの客人と同じ」! イスラエルとともに我々も歴史に裁かれる!!(後編) 2024.8.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524118

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■ウクライナ軍、いよいよ旗色悪し! ハンガリーのオルバン首相が指摘するように、EUやNATO加盟国の中で、ロシア支持が増え始め、内部分裂や加盟国同士のトラブルが起き始めている!(その2)ウクライナがロシアからの天然ガス「ドルジバ・パイプライン」を停止! ハンガリーの石油輸入の3分の1と、スロバキアの石油輸入の45%の石油供給を断つ! パイプライン停止は、ウクライナへの武器支援を拒否する両国に対するEU・欧州委員会の懲罰的制裁か!? ハンガリー外相は「(EU加盟国でもない)ウクライナが、EU加盟国、特に平和を支持し、武器を供給しない加盟国に対しては、何をしても許されている!」と怒り心頭!!

 ハンガリーが7月にEU議長国になると、オルバン首相は、ゼレンスキー大統領、プーチン大統領、習近平国家主席、トランプ元大統領と続けて会談を行い、ウクライナ紛争の停戦を訴えました。EUは、オルバン首相はEUを代表する立場にはないと、強く批判しました。

※【ハンガリーのオルバン首相がキエフを電撃訪問! オルバン首相は、ゼレンスキー大統領に「順序を逆にして、まず停戦を実現することで、和平交渉を加速できないか検討するよう求めた」が、予想通り、ゼレンスキー大統領は回答せず!】(『RT』2日他)オルバン首相のキエフ訪問の本当の目的は、ウクライナ領内の少数民族であるハンガリー人の人権尊重と、ハンガリーに流入してきたウクライナ難民への支援!(日刊IWJガイド、2024年7月5日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240705#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53654#idx-6

※はじめに~「平和使節」を自認し、EU・NATO加盟国で、唯一、断固として『和平』を主張し続けるハンガリーのオルバン首相が、ロシアを訪問し、ウクライナ紛争の終結についてプーチン大統領と会談! 記者会見でプーチン大統領は「キエフは最後まで戦争を放棄するつもりがないとみなしている」と指摘! オルバン首相は「ハンガリーは、EU理事会の議長国としての主要任務について、欧州における平和の確保だと考えている」と表明! 先日、オルバン首相の訪問を受け入れたウクライナ外務省は、オルバン首相が「ウクライナの承認や調整なしに」ロシアを訪問したと批判! 喧嘩腰はまったく消えず!
(日刊IWJガイド、2024年7月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240710#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53667#idx-1

※【ハンガリーのオルバン首相が、訪露後、中国を訪問、習近平主席と会談! 習氏はオルバン首相と「ウクライナ問題をめぐる『基本主張』が一致している」と表明! オルバン氏は独自のウクライナ和平案を提案した中国を「非常に重視している」と指摘!】和平へ向けての努力を一切しない米国政府のカービー大統領補佐官は、オルバン首相の「仲介外交」を「生産的ではない」と、まさに「非生産的な」批判! ゼレンスキー氏は、会ったばかりのオルバン氏について「仲介役になれない」と、牙をむいて反発!(『時事通信』、2024年7月8日)
(日刊IWJガイド、2024年7月10日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240710#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53667#idx-5

※【ワシントンでNATO首脳会議に出席した「平和使節」ハンガリーのオルバン首相が、その足でフロリダのトランプ前大統領を訪問、「平和について話しあった」とXに投稿!】オルバン氏は、ホワイトハウスの夕食会で、「バイデン氏が大統領選に勝つと考えているNATO同盟国は『沈みゆくタイタニック号でバイオリンを弾いている乗客のようなもの』」と発言したとの報道も! 複数の東欧、北欧の首脳や高官も、トランプ前政権のケロッグ元国家安全保障会議首席補佐官やポンペオ元国務長官と会談していた!(X、トゥルース・ソーシャル、『フィナンシャル・タイムズ』、2024年7月12日ほか)(日刊IWJガイド、2024年7月16日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240716#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53690#idx-7

 そこにもってきて、ウクライナが6月下旬に、「ドルジバ・パイプライン」を運営する露石油大手・ルクオイル社に制裁を科し、「ドルジバ・パイプライン」を経由する原油の供給を停止しました。対露制裁の形で、ハンガリーの命綱を断つかのごとき措置を打ち出したのです。

 ハンガリーのシーヤルトー外相は、7月25日、フェイスブックに、「ウクライナは一線を越えた」と、激怒の投稿をしました。

※Peter Szijjarto氏のフェイスブックへの投稿(2024年7月25日)
https://www.facebook.com/szijjarto.peter.official/videos/2252866205074866/?locale=hu_HU

 ロシア産石油は、EUの対露制裁によって海上輸送は禁輸されましたが、パイプライン経由では、まだ欧州諸国にロシア産石油が輸送されていました。

 そのパイプラインは、1960年代に敷設された世界最長の石油パイプライン「ドルジバ(友好)・パイプライン」です。ベラルーシとウクライナ経由の3系統に分岐しながら、ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキア、ドイツ(旧東独地域)などにロシア産石油を輸送して、東欧の地を潤していました。

 ポーランドは、ベラルーシ経由で、ハンガリーは、ウクライナ経由から南に分岐する系統で、スロバキア・チェコは、ウクライナ経由で北に分岐する系統で、ドイツ東部地域はウクライナ経由とベラルーシ経由の両方から、ロシア産石油を輸入していました。

 内陸国であるハンガリーは、ウクライナ紛争勃発前は、石油の96%をロシアに依存していました。オルバン首相は、2022年に、EUがロシア産石油の禁輸措置を打ち出した時、「ロシア産石油の禁輸は、我が国の経済に対する原子爆弾だ」と、「ドルジバ・パイプライン」経由の禁輸に猛反対し、これを維持しました。

※米国主導の対露制裁がもたらした大矛盾!「ロシアは『主権のない国』である日本を見てない!」~岩上安身によるインタビュー第1109回 ゲスト 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構 調査課長 原田大輔氏 第2回 2022.12.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/513165

※ツイッター「IWJ_Sokuho」5月5日、6日、ウクライナの神父がウクライナ軍が都市を破壊したと証言した数日後に殺害された!? ロシア外務省は会見でOSCEの不正に言及! ゼレンスキー大統領は「ワンクリックで支援できる」クライドファウンディングを開設、しかしウクライナでは武器や支援物資が闇市場で転売が恒常化!? EUは年内ロシア産原油全面禁輸の発表をわずか2日で訂正! ポーランドとバルト3国を結ぶ新たな天然ガスパイプライン「GIPL」が開通、しかし年間供給量はロシアからの輸入分のわずか5分の1! 英国ジョンソン大統領のトーリー党が地方選挙で大敗! 日英首脳の安保協力強化に中国反発!
(日刊IWJガイド、2022年5月7日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220507#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50743#idx-5

※ツイッター「IWJ_Sokuho」5月30日、トルコのエルドアン大統領、プーチン、ゼレンスキー両大統領と電話会談! ラブロフ露外相が仏TVインタビューで「ドネツクとルハンスク地域の解放」を最優先と表明!「ドネツクとルハンスクには、ミンスク協定が実施されれば、宣言していた主権を放棄するよう説得した」と語る! セルビアのヴチッチ大統領、プーチン大統領との電話会談でロシア産ガスの供給を確保! EU、首脳会議を直前に、対ロシア第6次制裁案に合意できず! ハンガリー、スロバキア、チェコが石油禁輸に難色!!(日刊IWJガイド、2022年5月31日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220531#idx-4
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■【本日のニュースの連撃! 2連弾!】

■【第1弾! イスラエル軍が避難民が集まるガザ市の学校2校を爆撃! 少なくとも30人が死亡! 16人が行方不明! 負傷者の80%は子供!! このうち1校は前日も爆撃を受け、17人が死亡! さらにイスラエル軍はガザ市の病院の避難民テントを爆撃!44人が死亡!】イスラエル軍は「建物内で武器が製造されていた」「テロリストの隠れ家だった」「ハマスが住民を人間の盾にしている」などと一方的に主張! いつもの通り、何の証拠もなし! イスラエルの日常は、毎日がジェノサイド! 避難民殺し! 国際法違反!(『ミドル・イースト・アイ』2024年8月4日ほか)

 8月4日付英『ミドル・イースト・アイ』は、「パレスチナ民間防衛隊は、イスラエル軍によるガザ市への爆撃で、アル・ナスル学校とハッサン・サラマ学校から、少なくとも30人の遺体を発見したと報告した」と報じています。アル・ナスル学校では、発見された遺体のほか、「さらに16人の避難民が、瓦礫の下で依然として行方不明になっている」とのことです。

※Death toll from Israeli strikes on two schools in Gaza rises to 30(MIDDLE EAST EYE、2024年8月4日)
https://www.middleeasteye.net/live-blog/live-blog-update/death-toll-israeli-strikes-two-schools-gaza-climbs-30

 8月5日付『アルジャジーラ』は、イスラエル軍によるこの2つのガザ市の学校への爆撃について、「救急隊員によると、死傷者の80%は子供だった」と報じています。

※Israel’s war on Gaza live: 80% of victims of school bombings are children(ALJAZEERA、2024年8月5日)
https://www.aljazeera.com/news/liveblog/2024/8/5/israels-war-on-gaza-live-80-of-victims-of-school-bombings-are-children

★8月5日付『ロイター』は、イスラエル軍が4日のこのガザ市の2つの学校への空爆とは別に、「4日早朝、ガザ中心部の病院内の避難民テントも襲った。ガザ保健当局は少なくともパレスチナ人44人が死亡したと発表した」と報じています。

※イスラエル軍、ガザの学校空爆 少なくとも30人死亡(ロイター、2024年8月5日)
https://jp.reuters.com/world/mideast/Y2JJ6TXQ2FMFDI5MIXHYBT22M4-2024-08-04/

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■【第2弾! ブリンケン米国務長官が「イランは早ければ月曜日にもイスラエルに報復攻撃を始める」と発言! イスラエルは先制攻撃の可能性も検討!】イラン、ヒズボラ、フーシにより、イスラエルはあらゆる方向からの攻撃に直面! ヒズボラの指導者ナスララ師は「戦いは新たな局面に入った」と演説!「中東での解決は戦争しかない」とロシアのメドベージェフ元大統領が、意味深な発言も!(『アクシオス』、2024年8月5日ほか)

 イスラエルが7月30日にレバノンの首都ベイルートで、ヒズボラのフアド・シュクル司令官を殺害し、31日にはイランのテヘランで、ハマスの最高幹部のイスマイル・ハニヤ政治局長を暗殺したことで、にわかに中東地域の緊張が高まっています。

※【IWJ号外】イスラエルがたて続けに国家テロ!! 一昨日7月31日には、イランに滞在していたハマスの最高幹部ハニヤ氏をミサイル攻撃で暗殺! その前日の7月30日にはレバノンでヒズボラのシュクル司令官を殺害! このイスラエルのテロ攻撃に対して、イランのハメネイ師は『報復を行うことは義務だ』と表明!! イラン+ヒズボラとイスラエル+米英との全面戦争に拡大か!? 2024.8.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524091

 米ネットメディア『アクシオス』は8月5日、「ブリンケン米国務長官は、4日のG7諸国との電話会談で、イランとヒズボラによるイスラエルへの報復攻撃について、『米国は攻撃の正確な時期は把握していないが、早ければ今後24~48時間以内、つまり早ければ月曜日にも攻撃が始まる可能性がある』と語ったと、3人の情報筋が『アクシオス』に明らかにした」と報じました。

※Scoop: Blinken told G7 Iran and Hezbollah could attack Israel in next 24 hours(AXIOS、2024年8月5日)
https://www.axios.com/2024/08/05/iran-hezbollah-attack-israel-monday-blinken

 一方、8月5日付『タイムズ・オブ・イスラエル』は、4日夜に行われた、ネタニヤフ首相、ガラント国防相、ハレヴィ国防軍参謀総長、バルネア・モサド長官、バル・シンベト長官らによる安全保障会議で、「テヘランがイスラエルへの攻撃を準備しているという確固たる証拠が見つかった場合、抑止のために先制攻撃を開始することを検討している」と報じています。

※Report: Israel could preemptively strike Iran if intelligence shows attack is imminent(THE TIMES OF ISRAEL、2024年8月5日)
https://www.timesofisrael.com/israel-could-preemptively-strike-iran-if-intelligence-shows-attack-is-imminent-report/

★4月15日のこの『日刊IWJガイド』でもお伝えしましたが、まず最初に、4月1日にイスラエルがシリアの首都ダマスカスのイラン大使館を空爆し、イランの革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」の上級司令官・ザヘディ准将ら7人を、先制テロ攻撃で殺害したのが始まりです。これに対し、イラン革命防衛隊は4月13日、イスラエル国内に対して、300発以上のミサイルとドローンによる初の報復攻撃を行いました。

 しかし、このイランによる攻撃は、イスラエルの防空システムと、米国、英国、ヨルダン、フランスなどにより、そのほとんどが迎撃されたと、イスラエル側は主張しています。

※はじめに~4月1日のイスラエルによるダマスカスのイラン大使館へのミサイル攻撃に対し、イランが「国連憲章第51条にもとづいた正当防衛」として、イスラエルに史上初の直接報復攻撃!「重要な場所の破壊に成功」と主張するイランに対し、イスラエルは「合計300発以上の飛翔体の99%を撃墜」と発表! 迎撃には米英仏に加え、ヨルダン軍も参加! バイデン米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相に「イランへの攻撃作戦に参加せず、作戦の支援もしない」と伝えるも、「G7首脳を招集し、イランの大胆な攻撃に対する、統一した外交対応を調整する」と、相変わらずのダブルスタンダードの表明!
(日刊IWJガイド、2024年4月15日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240415#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53405#idx-1

 ネタニヤフ首相は7月24日の米議会での演説で、この迎撃を引き合いに出して、協力国を束ねて、中東版NATOともいえる安全保障同盟「アブラハム同盟」を結成しようと呼びかけました。

※はじめに~米国の中心で、大嘘を叫ぶ! その2! イスラエルのネタニヤフ首相が米議会で「中東版NATO」構想を提唱! 4月のイランからのミサイル・ドローン攻撃を迎撃した諸国を「アブラハム同盟」と呼び、バイデン大統領への感謝とともに、「アブラハム合意」を仲介したトランプ前大統領への感謝も忘れず、両天秤の姿勢!先住民から土地を略奪した米国を「建国以来自由を守る光と力」だと持ちあげ、イスラエルを「悪に対する善」のパートナーだとアピールし、ユダヤ人が「あらゆる困難を乗り越えて、古代の祖国で主権を回復し、民主主義を築いた」と侵略と土地の略奪の歴史を美化・正当化!!
(日刊IWJガイド、2024年7月27日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240727#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53728#idx-1

 8月5日のこの『日刊IWJガイド』でお伝えしたように、米軍はすでに中東に空母打撃群を集結し、イランとの戦闘に備えています。

※【やりたい放題のアウトローコンビ! 米大統領はイスラエルの国家テロだけは承認、礼賛し、支援を約束! ハマス政治部門のハニヤ最高指導者の暗殺事件を受け、バイデン大統領がネタニヤフ首相と電話会談し、イスラエルの継続的支援を約束! イスラエルの防衛支援に向けた米軍配備について協議! 空母セオドア・ルーズベルトと艦隊12隻が中東地域に集結!】米国は誰が大統領になってもイスラエルと一蓮托生、ネタニヤフ首相が求めるままに中東版NATOを構築し、第5次中東戦争へ邁進! イスラエル国内でも人質開放よりも紛争拡大を目論むネタニヤフ首相への批判が高まる!(『アルジャジーラ』、2024年8月1日ほか)
(日刊IWJガイド、2024年8月5日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20240805#idx-7
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/53758#idx-7

 8月5日付イスラエル紙『ハアレツ』は、前回4月のイランの報復攻撃には、レバノンのヒズボラは参加しなかったが、「今回はイエメンのフーシ派と同様に、ヒズボラは参加すると表明している」として、次のように報じています。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵)

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