日刊IWJガイド・非会員版「岩上安身の魂の言葉に耳を傾けてください!『難病の娘を守るため破産することはできません。赤字解消できなければ第14期途中で清算します』」2023.9.16号~No.4020号


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~岩上安身の魂の言葉に耳を傾けてください!「難病の娘を守るため、破産することはできません。赤字が解消できなければ第14期途中でIWJを清算します!「去年、本当に僕も甘かったかもしれないけれども、2000万の赤字になってしまって、これがもう一回あったら、今年で終わり、あるいは今年の途中で、終わりにしなきゃいけないと思っています」「もう今年の半年が勝負です」「そこで(寄付が)集まらなかったり、支出が削れなかったら、そこで一つ答えを出します」「とにかくIWJがお終いになるというところまでが見えましたから、ここから先サバイバルしますから、ご協力をお願いいたします」!

■9月に入り、IWJの新しい第14期も2ヶ月目に入りました! 第13期は、2200万円を超える赤字となってしまいました! 第14期はなんとしても経営を建て直さなければなりません! 建て直しができなければ、IWJは消滅します! IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!

■【中継番組表】

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 次々と明らかになるジャニーズ事務所記者会見の東山氏のウソ!! 東山紀之氏はジャニー喜多川氏が性加害に及ぶ真横で寝ていた!】「はっきり言って(東山氏は)尊敬できる先輩ではありませんでしたね」! 会見で「僕のソーセージを食え!」発言について問われ、「事実だとしても若気の至り」と否定せず!! それなのに、ジャニーズ・ジュニアに性加害をしたことは「ない」と言い張る意味不明回答!(『週刊文春』2023年9月13日他)

■岸田総理に岩上安身は何を聞いてきたか? なぜ、官邸は岩上安身を総理会見から締め出す必要があるのか?(第1回)

■日曜日の日刊IWJガイドは当面の間、休刊となります。
┗━━━━━

■はじめに~岩上安身の魂の言葉に耳を傾けてください!「難病の娘を守るため、破産することはできません。赤字が解消できなければ第14期途中でIWJを清算します!「去年、本当に僕も甘かったかもしれないけれども、2000万の赤字になってしまって、これがもう一回あったら、今年で終わり、あるいは今年の途中で、終わりにしなきゃいけないと思っています」「もう今年の半年が勝負です」「そこで(寄付が)集まらなかったり、支出が削れなかったら、そこで一つ答えを出します」「とにかくIWJがお終いになるというところまでが見えましたから、ここから先サバイバルしますから、ご協力をお願いいたします」!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 一昨日の「『同盟は家臣ではない』! 米国に利用される日本は、ウクライナと同じ!」と題してお送りした、岩上安身による元外務省国際情報局長・孫崎享氏インタビューをご視聴された方は、もうご存じと思いますが、このインタビューの最後で、岩上安身は、渾身のお願いとIWJのサバイバルに向けた決死の覚悟を述べています。これまで語ってこなかった、難病のお嬢様の存在も、告白しています。

 どうぞ、皆さま、IWJの危機を訴える岩上安身の魂の言葉に耳を貸してください!

 「(権力と結託した記者クラブメディアではなく)市民の立場からしか、おかしいとしか、やっぱり言えないので、権力に携わっていると、みんな群れ集ってしまうで、それに対して対抗していくためには、皆さんのお力が必要なんです。

 やっぱり、去年、本当に僕も甘かったかもしれないけれども、2000万の赤字になってしまって、これがもう一回あったら――銀行から2500万円を借りましたけど、これは返済しないといけませんから――これがあったら(再び、2000万の赤字になったら)今年で終わり、あるいは今年の途中で、終わりにしなきゃいけないと思っています。

 僕は、破滅するわけにはいかないのです。僕は、あの、言っちゃうかな。娘が二人いるんですけど、下の娘が難病なんですよ。そして小さい時は元気だったんです。で、高校も大学も出て、看護師もしていたんですね。20代の途中から発症していって、どんどん悪くなっていって、線維筋痛症という全身に痛みを患って、寝たきりになっているんですよ。

 で、この子を僕は扶養家族にしていて、本当だったら嫁に行っているんですよ。長女は嫁に行って孫もいますしね。

 そういう自分は(寿命があるから)、だから自分はその娘を最後まで(面倒を)見切れない。長女はね。家庭背負って大変です。資産家でも何でもない。

 そうすると僕が残してあげた何かで、その家賃なりなんなりみたいなもの(で生活費)と、彼女の終の住処を作ってあげないと。まだ作れてないところなんですね。で、僕ここへ来てここ2カ月、すごい立て続けに肺気胸になるわ、糖尿を宣告されるわ、コロナになるわで、自分の本当に歳のこともあるし、だから全力を尽くしますよ。

 娘には、やっぱり自己免疫性疾患というのはストレス(が原因)ですから、多大なストレスを、がん病棟の末期がんの病棟、国立看護大学校へ行って、がんセンターに行ったんですよ。

 だからものすごくストレス受けたと思うんですよね。で、やっぱりそのストレスの中に、やっぱり非常に今、看護師の状況というのは冷たい扱いを受けてますから、だから辞めちゃう人が多いんですけれども、辞めちゃう中だけじゃなくて、最先端の難病になってしまったんですね。

 もう痛み以外の苦しさしかなくて、もう人生希望を持てないから、当然うつ病にもなるわけです。そういう中でコミュニケーションを取るのも難しくなっている中で、俺はやっぱり親としての責任を最低限果たす。

 で、それには娘、長女にね。(次女の面倒を)頼むって言わなきゃいけなくて、長女はでも家庭があるわけだから、頼む面倒を見てやってくれって、それのための何らかの財産というか、アパートでもアパートと言いますかね。不動産物件でも残して、そこからお金を出して面倒を見るということだけはしてくれないかということを言って、(そこまでは)私がするしかないなと言って。

 でも彼女(次女)も今、本当にメンタルをかなりぎりぎりのところになってます。だから(会社を)潰せないんですよ。僕がここまで頑張ってきた仕事というものを、1代でぱっと『春に散る』(ボクサー2人の再起を賭けた映画)でね、今流行ってますけど、散らせるわけにいかないので、2000万円とか2500万円を合わせて5000万円(の借金)を子どもに残せないんですよ。

 しかも、僕、2500万の(金融機関からの初めての)借金は、(IWJの社長としての)僕が借りているんですけれども、これは会社としてね、連帯保証人が僕なんです。僕自身はこれをなんとしても返さなくちゃいけないんです。

 もう今年の半年が勝負です。

 そこで(寄付が)集まらなかったり、支出が削れなかったら、そこで一つ答えを出します。出しますと言ったら、出します。

 IWJは、ほんと創業以来初めての、急激な危機なんですよ。13期の暫定収支は2200万円の赤字なんです。これ全部、2200万僕が出してるんですけど、僕はもう(お金が)ないんです。で14期から、この14期をスタートするにあたって、低金利で(金融機関から)借りることができたんですね。2500万借りた。

 でも、(2500万円の借り入れがあるからといって)14期も(前期と同様に)2500万の赤字を出したら、そこで終わりです。なので、全力で、もうこの3カ月以内ぐらいで支出を止めるということをやりまして、前向きのこともやります。(収益の上がる)前向きなことも必ずやりますので、皆さんぜひともだけれども、このピンチを乗り越えさせてください。

 収支が今期以降、14期以降は(最低でも赤字を出さず)必ず収支がぴったり合うように、急激な外界の変化に耐えられないで、こんな風に出てしまったこの2200万だけは、何とか皆さんのお力も借りて消して参りたいと思いますし、2500万円の借り入れも、きちんと(着実に)返済をしていきたいと思います。

 でなければIWJは、14期を、ラストの日々を迎えられないことになってしまうと、本気で思っておりますので、私、ダメだったら会社を清算するつもりでいます。何とも本気のご支援のお願い。それからスポンサーのお願いもします。

 皆さんのプラスになるように、ぜひそういうスポンサードの方もお願いしたいと思いますし、あと会員になってください。ぜひとも会員になってください。よろしくお願いしたいと思います。QRコードでね、クレジットカード決済が可能ですので、ぜひお願いします。

 あとIWJのYouTubeチャンネルの登録を、ぜひお願いします。IWJがお終いになるというところまでが見えましたから、ここから先サバイバルしますから、ご協力をお願いいたします。あらゆるご協力をお願いしております」

※【岩上安身より最後になるかもしれないご支援のお願い!】私には難病の娘がいて、この子を私の死後も守るため、自己破産して我が身ひとつで散ることはできません。IWJの経営再建に向け、ご支援のお願いをします!
https://youtu.be/5oOoBcOJuh0

■9月に入り、IWJの新しい第14期も2ヶ月目に入りました! 第13期は、2200万円を超える赤字となってしまいました! 第14期はなんとしても経営を建て直さなければなりません! 建て直しができなければ、IWJは消滅します! IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパでIWJをご支援ください!

 9月に入り、IWJの新たな第14期も2ヶ月目に入りました。

 第13期の収支につきましては、7月31日時点で、暫定ですが、残念ながら2204万8900円のマイナスとなりました。

 また、第13期の最終的な収支につきましては、9月末までに経理が、税理士の御指導のもと、決算報告書をまとめ、監査を受けてから税務署に提出します。その結果は、この日刊IWJガイドやIWJのサイト上でご報告いたします。

 なお、今期第14期の最初の1ヶ月、8月のカンパ実績が、確定いたしました。8月1日から31日までの31日間で、88件、292万5300円のご寄付をいただきました。誠にありがとうございます。しかし、これを第13期の月間目標額390万円にあてはめると、到達率は約75%でした。まだ赤字はたれ流されています。

 第14期の2ヶ月目、9月のカンパ額は、9月1日から15日までの15日間で48件、78万3300円でした。ありがとうございます。第14期は、背水の陣で臨んでいます。ぜひ、ご支援をお願いします!

 正直、新型コロナが、これほどしんどいものとは思いませんでした。人により、症状のあらわれは千差万別のようですが、私の場合は、後遺症の症状が9月に入っても続いています。

 治療を平行していきながら、健康を取り戻し、同時にIWJの活動ペースを上げていきたいと思います。どうぞ、ご理解とご支援のほど、よろしくお願いします!

 IWJにとってはまだまだ険しい試練の道のりが続くと思われますが、試練は乗り越えるためにあるものです! ぜひ、IWJへの会員登録と、ご寄付・カンパで、ご支援をよろしくお願いいたします!!

 現状の会員数を、お知らせします。

 8月末時点での会員総数は2566人(前年同日比:1023人減)でした。会員の方々の会費と、ご寄付が、IWJの運営の二本柱です。

 ご寄付も、連日お伝えしているように、目標額を下回っていますが、会員数も会費も減少しています! コロナ禍と未曾有のインフレ下の不況、進む高齢化などが逆風として吹きつけています!

 しかし、皆さまに会員としてお支払いいただけなければ、IWJは、存続ができません! 第14期におけるご寄付の月間目標額は、暫定ですが、会員が減少した分だけ、ご寄付にかかるウェイトが増えて、月間400万円となりました! この負担を減らし、ハードルを下げるためにも、できるだけ、新規の会員登録を、そして休会中の方は、再開の手続きをお願いいたします! 会費が増えれば、毎月のご寄付・カンパのお願いも、もう少し少なくてすむようになります。

 どうか、会員登録をしたことがない方は、新規で会員登録を、休会していた方は、再開をぜひ、よろしくお願いします!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 経営は本当に赤字が連続し、厳しい運営状況が続いています。どうぞ、会員登録、あるいは元会員の方は、再開をよろしくお願いします!

 日本は、米国への依存から脱却をはかり、独立した主権国家として立つべきです。日本が「第2のウクライナ」にならないように、米国の代理戦争の「捨て駒」にされないように、自立すべきなのです。

 同時に、エネルギーと食料の自給ができず、資源をもつ他の国々からの海上輸送に頼らなければならない、孤立した「島国」であるという「宿命」を決して忘れず、国外にそもそも「敵」を作らない、多極的な平和外交の姿勢を示すべきではないでしょうか!?

 皆さまにはぜひ、マスメディアが真実を伝えない、こうした問題について、IWJが追及を続けてゆくために、どうか、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます!

 下記のURLから会員登録いただけます。ぜひ、会員登録していただいてご購読・ご視聴お願いいたします!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 また、無料で日刊IWJガイド非会員版を読み、ハイライト動画を御覧になっている無料サポーターの皆さまにおかれましては、有料の一般会員登録をぜひともお願いいたします!

 また、休会中の皆さまは、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうか、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!

 どうぞ、皆さま、IWJを知人・ご友人、地域の皆さまへIWJの存在をお知らせいただき、米国に忖度し、隷従を深める日本政府、大手主要メディアの、連日の「情報操作」の積み重ねの恐ろしさと、権力に忖度しないで真実をお伝えする独立メディアの意義と必要性について、多くの人に口コミでも、SNSを通じてでも、広めてください!

 岩上安身


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2023.9.16 Sat.**

調整中

========

◆中継番組表◆

**2023.9.17 Sun.**

調整中

========

◆中継番組表◆

**2023.9.18 Mon.**

調整中

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■【本日のニュースの一撃!】

■【第1弾! 次々と明らかになるジャニーズ事務所記者会見の東山氏のウソ!! 東山紀之氏はジャニー喜多川氏が性加害に及ぶ真横で寝ていた!】「はっきり言って(東山氏は)尊敬できる先輩ではありませんでしたね」! 会見で「僕のソーセージを食え!」発言について問われ、「事実だとしても若気の至り」と否定せず!! それなのに、ジャニーズ・ジュニアに性加害をしたことは「ない」と言い張る意味不明回答!(『週刊文春』2023年9月13日他)

 IWJでも繰り返しお伝えしているように、9月7日、ジャニーズ事務所が創業者ジャニー喜多川氏の性加害問題について記者会見を開き、性加害の事実を認めました。

 しかし、それでジャニー喜多川氏の性加害問題が収まるどころか、地獄の窯の蓋が開いたように、これまで隠され続け、被害者が沈黙をし続けていた性加害の事実が次から次へと飛び出してきました。

 5日付でジュリー氏が社長を引責辞任し、新社長に東山紀之氏が就いたことが発表されましたが、ジュリー氏は代表取締役として事務所に残り、株も100%握り、「ジャニーズ」の社名も変更しないことが明らかになっています。これで何が変わるというのでしょうか。

 怒りは、ジャニーズ事務所の身の処し方の甘さ、タレント・元タレントばかりでなく、スポンサー企業も離れ出し、収拾がつかなくなっています。

 驚くべきことは、まだまだ、ジャニーズ事務所内の性加害事件は、山のように積み重ねられていたという事実です。

※はじめに~<IWJ取材報告>「東山紀之さんと森光子氏の関係は? 養子になり、莫大な遺産を手にした?」IWJの質問に東山新社長「まったくありません」他の記者からは、東山氏自身の性加害の有無に言及が!~9.7 ジャニーズ事務所 記者会見―内容:「外部専門家による再発防止特別チーム」による調査結果報告書受領後の対応について説明(日刊IWJガイド、2023年9月8日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230908#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52723#idx-1

 予想されたことですが、東山紀之新社長体制になってから、東山氏自身の人格や行動を問うような関係者からの暴露も続いています。

 2023年9月13日付『週刊文春』(電子版)は、東山氏をよく知る中学校の同級生や、元ジャニーズの後輩たちに取材し、様々な証言を伝えています。

 その中でも、最も、注目すべきは、東山氏が7日の記者会見で述べたジャニー喜多川氏の性犯罪認識を真っ向から否定する証言が現れたことです。

 東山氏は会見でこう公言しました。自分は被害者でも目撃者でも当事者でもなく、見聞きしたことさえなかったと、言い切ったのです。

 「私自身は、(ジャニー喜多川氏から)被害を受けたことがなく、受けている現場に立ち会ったこともなく、先輩たちからも、後輩たちからも相談もなかったので、噂という認識はありましたけど、自ら行動することはできずにいました」と、東山氏は、ジャニー喜多川氏の性犯罪を「噂」どおりだったと認識していたと明言しています。

 2023年9月13日付『週刊文春』(電子版)は、元ジャニーズJr.のH氏の証言をこう伝えています。

 「(ジャニー喜多川氏は)すごく優しい声をかけてくるんですよ。『かわいいね』とか。身体を触られましたが、そういう話を仲間から聞いていたので、短パンの紐をきつく結んで防御していました。ヒガシ君は隣りで横になっていたし、性加害を知らないというのはウソですよ」

 84年に入所し、「少年隊ジュニア」としてバックで踊ったこともある岡田幸治氏の証言も伝えています。

 岡田氏が、合宿所で、ジャニー氏に性加害を受けたその日、そこで会った東山氏に、『今日、泊まるの?』と訊かれたというのです。『はい』と答えると、『ふーん』と東山は応じたと証言しています。

※《少年隊バックダンサーが覚悟の告発》東山紀之“裏の顔”「ヒガシ君の隣りでジャニーさんは僕に…」(週刊文春電子版、2023年9月13日)
https://bunshun.jp/denshiban

 これらの証言は東山氏の言う、目にも耳にも入らず、「噂でしかなかった」という会見での公言が真っ赤な嘘だったことを示しています。

★2023年9月13日付『週刊文春』(電子版)の伝える、こうした「矛盾」からは、東山氏の本当の姿が垣間見えるようです。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

―――――――

■岸田総理に岩上安身は何を聞いてきたか? なぜ、官邸は岩上安身を総理会見から締め出す必要があるのか?(第1回)

 一昨日もお伝えしましたが、内閣再改造と同時に、総理記者会見から、真実を突くフリーランス・ジャーナリストの排除が始まっています。

※はじめに~岩上安身を、総理会見から官邸はついに排除! トラブルは何も起こしていないのに!?(日刊IWJガイド、2023年9月14日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230914#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52743#idx-1

 問題の焦点は、緊張感なく権力と共存共栄している「記者クラブ」という日本特有のメディアコントロールです。これはメディア側にとっても、新規参入業者を阻めるのでメリットがあり、お互いに国民の信を問うこともなく、国民の承諾を経たことも一度もなく、国民の血税で維持され、政治権力と既存の巨大メディアはカルテルを組み、まともな報道をできないようにすることで、売り上げも利益も上げてきたのです。

 今やネットメディアが情報拡散の主流となりつつあるのに、既存の新聞への寄稿や地上波テレビの出演、つまり、記者クラブメディアに寄りかかって、活動していなければ、「フリー」「ネット」言論人として認めない、記者会見出席の資格がない、という条件を、ふたたび官邸側は強化しようとしているのです。

 これは、岸田文雄内閣によるメディアコントロールの明確な強化です。メディアコントロールの目的は、現実とは異なる「仮想現実」を、権力とメディアが共犯で作り出し、その中に、国民を住まわせることです。国民は洗脳され、真実が見えないままになります。こうしたことを権力と協力して、組織だって、記者クラブ全体でやるのは、戦争準備以外にありませんから、この先は、大きな不幸が待っています。

 これによって、権力とメディアに不都合な真実を隠蔽し、権力とメディアが同時に自己正当化を図るのです。何のためでしょうか? 権力とメディアが共有する利益を極大化するためです。権力とメディアに共有された利益の中には、憲法の上位に君臨し、多様な装置を用いて日本国家を操作している米国政権の意向が含まれます。米国の政権には、日本を対中戦争の「代理戦争」の捨て駒にする、という明確な目標があります。

 このため、一見、公平を装っている日本の大手メディアは、日本国民にこの真実を隠さざるをえず、本家の米国メディア以上に、常に、偏向した事実を伝えることになります。

 岸田文雄内閣は、2021年10月4日に成立しました。

 この2年間、岩上安身は、総理記者会見で、岸田総理や取り巻きの閣僚・官僚の勘にさわるような「急所」を質問してきたのでしょうか? その質問には、岸田内閣がメディアコントロールを強化して、岩上を排除せざるを得ない何が含まれていたのでしょうか?

 こうした問題意識で、この2年間の岩上安身が臨んだ総理記者会見と、その質問、IWJが記した記事を振り返りました。以下に、関連記事を列挙します(総理記者会見の参加は抽選制なのですべてに出席しているわけではありません。また出席しても、当てられない場合もあります)。

 まず、2021年10月4日に岸田内閣が組閣されたときの首相官邸での総理記者会見には、岩上安身は抽選に当たらず参加できませんでした。

 このときのIWJの関連記事は、以下のとおりです。

※はじめに~本日、清新さの全くない岸田文雄新政権組閣、甘利明幹事長はNHK『日曜討論』で「論功行賞人事」との批判に「岸田イズムの適材適所」だと主張! 一方、参院広島河井夫妻をめぐる党本部からの1億5000万円については「説明と領収書はピシッとあっている」として3000万円が不透明なままなのに再調査も再説明も否定! 自らのUR口利き疑惑は「秘書がやった。自分はまったく知らなかった」と秘書に責任転嫁、「国会招致という趣旨には合わない」とどこまでも身勝手な言い分!(日刊IWJガイド、2021年10月4日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20211004#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49554#idx-1

 このときの総理記者会見は次のとおりです。

※岸田内閣総理大臣記者会見(首相官邸、2021年10月4日)
https://www.kantei.go.jp/jp/100_kishida/statement/2021/1004kaiken.html

 岸田文雄総理は2021年10月14日、憲法第7条にもとづいて衆議院を解散しました。岸田総理は午後の臨時閣議で、19日公示、31日投開票の衆院選日程を決定し、夜7時から記者会見を行いました。

 岩上安身はこの記者会見に参加し、挙手し続けましたが、司会進行をつとめる四方敬之(しかた・のりゆき)内閣広報官に指名されませんでした。

 今回は、幹事社はじめ、複数の記者が1回の質問機会に複数の質問を行っていたので、会見終了後、岩上安身自身が直接、四方広報官に談判し、指名されなかった記者も複数の質問ができるように訴え、認められることになり、2021年10月15日、岩上安身は、内閣広報官宛に質問状を送っています。

 「岸田総理に2点質問いたします。

 1点目は、現役財務次官の月刊『文藝春秋』での論文について、岸田総理総裁が任命した自民党の高市早苗政調会長と、鈴木俊一財務大臣の見識が全く正反対であることです。与党と政府の分裂は、深刻であり、どちらの方向に岸田政権は向かうのか、有権者は困惑しており、選挙前に方向性を明確にしていただきたいと思います。

 現役の財務事務次官である矢野康治(やのこうじ)氏が、月刊『文藝春秋』11月号に、『このままでは国家財政は破綻する』と題した論文を寄稿し、衆議院選挙に向けて、与野党の掲げる大規模財政出動を「バラマキ合戦」と批判しました。

 この矢野氏の論文について、高市自民党政調会長は、『思い切った財政出動が必要だという、こういう点について批判されるというのは、主権者の代表である国会議員に対してとても失礼なことだ』と強く反論しました。高市氏は、総裁選挙中、『サナエノミクス』を掲げ、『時限的にプライマリーバランス』を凍結し、『財政出動を優先』すると明言していました。

※“ばらまき”指摘を受け高市政調会長「とても失礼なこと」(TBSニュース、2021年10月13日)
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4381293.html

※高市早苗氏が正式に出馬表明「私のすべてをかけ働く」自民総裁選(毎日新聞、YouTube、2021年9月8日)
https://www.youtube.com/watch?v=Ay-p_W3s0f8

 高市政調会長は、10日のNHK番組『日曜討論』でも、矢野論文に対して『これほどばかげた話はない』と切り捨てています。

※財務次官が「バラマキ合戦」と異例の政治批判 ⇒ 高市早苗氏「これほどばかげた話はない」(HUFFPOST、2021年10月13日)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6164cd00e4b0c1ab4bb7b08f

 他方、岸田内閣で財務大臣に登用された鈴木俊一財務相は、矢野論文について、『寄稿の内容も政府の基本方針に反するものではない』と、矢野次官を擁護する発言をされ、高市政調会長と真っ向から対立する見解を示しています。

※財務相、次官の「バラマキ」発言を擁護「基本方針に反しない」(毎日新聞、2021年10月12日)
https://mainichi.jp/articles/20211012/k00/00m/010/102000c

 また、経済同友会の桜田謙悟代表幹事は12日の定例記者会見で、財務省の矢野論文に関し、『ほぼ100パーセント賛成だ』と、鈴木財務相と同じく、矢野次官を擁護する発言をされています。

※財務次官に全面賛成(共同通信、2021年10月12日)
https://nordot.app/820594382618509312

 こうした与党と政府が分裂しているという状況にあって、岸田総理ご自身は、10月10日のフジテレビ番組『日曜報道 THE PRIME』に出演された際、『いろんな議論があっていいと思うが、いったん方向が決まったならば、しっかりと協力してもらわなければならない』とくぎを刺しておられます。しかし『いったん決まった方向』とはどちらの方向なのか、肝心のその点をお示しになっていません。

 高市政調会長の示す財政出動の方向なのか。鈴木財務大臣、矢野財務事務官、経済同友会の桜田代表幹事らが支持する財政規律を守る方向なのか。総理自身が、選挙前のこの時点でお示しにならないと、与党の自民党の政調会長と岸田政権の財務大臣並びに財務次官の国家財政に対する見解が、真っ二つに分裂している状態では、有権者は自民党に票を投じていいのかどうか、判断がつきません。

 会見前のスピーチで岸田総理は、今回の選挙が『成長も分配も』という自民党と『分配優先』の野党と、どちらを選択するかの選挙だ、と言われましたが、それ以上に重要な争点であると思われます。金融・財政政策について、与党と政府とでまったく違う方向を向いているのですから、事は深刻です。

 どんなに素晴らしい政策を並べても、予算がなければ実行できません。とはいえ、国家財政が破綻しては、『成長も分配も』失敗に終わります。

 自民党及び政府が、どちらの方向を向いていくのか、岸田総理ご自身の選択を、明確にお示しください。

 2点目の質問は、改憲についての質問です。

 8月26日の総裁選出馬会見において、弊社IWJの記者の質問にこたえて岸田総理は、自民改憲案4項目について支持する旨、表明されました。その4項目の中には『緊急事態条項』が含まれています。その点について、岸田総理は、『ご指摘の緊急事態の部分については、さまざまな議論があります。しかし、こうした緊急事態にあっても、国民の代表である国会の権能をしっかりと維持していく、これは大切な視点だと思っています』とお答えになっています。

 このご回答には、理解しかねるところがあります。

 自民党が公式サイトに掲げている改憲4項目の中の『緊急事態対応』は、国会を空洞化し、立法権を取り上げ、国会の議論・議決を経ずして内閣が法律に代わる『政令』を自由に出して国民を従わせるという、内閣による独裁を可能にする項目です。これは国家緊急権を憲法に巻き込むことに他なりません。

 他の先進諸国の憲法における国家緊急権には、ナチスが国家緊急権を悪用して独裁を行った反省に立ち、国会の事前同意や、期間の厳密な制限、解除の手続きなど、必ず、国家緊急権に厳格な制限を加えていますが、自民党改憲案は、2018年案もそうでしたが、現在の「緊急事態」案も、そうした厳格な制限や通常の民主主義体制に復する筋道が一切書かれていません。素案とはいえ、危険きわまりない条項であると言わざるをえません。

 岸田総理は、恒久的な内閣独裁を可能にし、立法府である国会をフリーズさせてしまう、2018年案、そして現在の4項目のひとつ『緊急事態対応』に賛成なのか。

 それともこれらとは違って、おっしゃっていたように『国会の機能の維持』のために、緊急事態宣言発出の前の国会の事前同意や政令発出の国会での事前の承認、また、緊急事態が一時的な措置で終わるように、解除の手続きと、国会に立法権を速やかに戻すなどの条件を織り込む、徹底した制限を加えた形の『国家緊急権』へと手直しをするおつもりなのか。

 岸田総理の本音はどちらにあるのか、お聞かせ願いたいと思います」。

※はじめに~衆院解散! 岸田総理は会見で「分配と成長の好循環」について「分配を言うだけの野党とは違う」と主張するが、「成長の果実が行き渡るのはいつか?」との質問に「3年後、4年後に賃金が上がりますよと言うのは誤解を招く」と具体的な回答を避ける! 法改正ですぐにも実現する野党の分配戦略に対し、何年待てばいいのかも不明! 岩上安身はまたしても指名されず! メールにて官邸に質問を送付!(日刊IWJガイド、2021年10月15日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20211015#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49603#idx-1

 この質問に対して、後日、官邸から送られてきた回答は次のとおりです。

 「財政は国の信頼の礎であり、財政健全化の旗は絶対降ろしてはならないと考えています。

 しかしながら、経済あっての財政であり、順番を間違ってはいけません。今は新型コロナという危機のさなかにあり、必要な財政支出は躊躇なく行ってまいります。

 経済をしっかり立て直します。そして、財政健全化に向けて取り組んでまいります。

 また、憲法改正については、国会が発議し、最終的には、国民投票により、主権者である国民の皆様が決めるものです。

 憲法改正の具体的な内容等について、内閣総理大臣としてお答えすることは差し控えたいと思いますが、自民党が提示した改憲項目は、たたき台であると承知しております。

 新型コロナへの対応を受けて、緊急事態への備えに対する関心が高まる中、まずは、憲法審査会において、与野党の枠を超えて、様々な論点について建設的な議論を行い、国民的な議論につなげていただきたいと思います」。

※令和3年10月14日岸田内閣総理大臣記者会見終了後の書面による質問と回答(首相官邸、2023年9月14日閲覧)
https://www.kantei.go.jp/jp/pages/20211014kaiken_shomen.html

 なお、この首相官邸のHPに掲載された岩上安身の質問は、富永健嗣内閣広報官と岩上によるメールのやり取りを通じ、趣旨・内容を変えない範囲で、質問が簡略化されることになりました。このため、日刊IWJガイド2021年10月15日号に掲載された当初の質問文とは、異なっています。

 この質疑応答が行われたのは、10月19日公示、31日投開票の衆院選の直前です。しかも、この選挙は「野党共闘」が実現した選挙であり、自民党の候補者は戦々恐々としていた時期になります。また、2022年2月24日に始まったウクライナ紛争の直前でもあり、さらに、2021年10月はコロナ第5波が収束して第6波に向かう時期にもあたります。

 ウクライナ紛争は、ロシア制裁に参加した西側諸国にインフレを招き、日本においても、財政健全化の道筋に影響を与えています。また、コロナによる財政出動か財政健全化かが問われた時期でもありました。

 ウクライナ紛争は、「緊急事態条項」の含まれた改憲を、大きく正当化するものとして、台湾をめぐる東アジア危機とセットで、大手メディアに報じられるようになってきています。民主主義社会を維持するために必要なものは、内閣の独裁につながる「緊急事態条項」ではなく、「緊急事態条項」の不要になる国際環境だということが、この質疑から浮かび上がってきます。そのためには、米国の党派性に組しない公平に真実を伝えるメディアが必要です。権力と共犯して「嘘の現実」を作り出している大手メディアには、この役割を果たすことができません。

 2022年4月26日火曜日、岸田総理は、高騰する物価、原油高に対処する総合緊急対策の決定後、総理官邸で記者会見を行ないました。

 岩上安身は抽選に当選し、総理会見に出席し、挙手し続けましたが、指名されず、質問することはできませんでした。これまで指名されなかった記者は、総理官邸宛にその日の夜にメールで質問を送り、数日後に岸田総理の名前で回答が返ってきていました。

 しかし、岩上安身が会見後、官邸報道室に直接連絡し、メールでの質問について確認のため問うと、総理官邸側はメールでの質問を受けつけませんでした。次回の会見では、メールでの回答を受け入れるのか、と重ねて尋ねても明言せず、明文化されたルールはないと、今後は受けつけないかもしれないことを示しました。

 官邸とIWJは、このように、絶えず、真実を引き出させようとする記者と引き出させないようにする官邸官僚とのバトルが、不断に総理記者会見とその舞台裏で繰り広げられているのです。大手の「記者クラブ」メディアには、こんなバトルをする必要が一切ありません。日頃からお互いに、ひとつ庁舎の屋根の下で勤務し、忖度しなくても腹の内がわかるほどの仲になっている記者クラブへの「出勤記者」は、本質的に、権力にとって「無害な」メディアであり、警戒する必要がないからです。

 これに関連したIWJの記事は以下のとおりです。

※岸田文雄総理が物価高対策に緊急対策を発表!「2段階のアプローチ」のうち1段目は原油価格・原材料価格抑制と、中小企業と困窮者世帯への支援! 2段階目は「『新しい資本主義』のビジョン計画と実行」とするも具体的な方針は参議院選後! 朝日新聞の「円安是正のため、日銀の政策変更の必要性はあるのか?」という質問に、岸田総理は明確な答弁を避ける! 岩上安身は、質問を携えて参加するも、当たらず。官邸報道室は、今回は、メールでの質問も受けつけないとシャットアウト!(日刊IWJガイド、2022年4月27日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220427#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50678#idx-5

 2021年11月10日の第2次岸田内閣組閣後の総理記者会見の関連記事が以下です。このとき、岩上安身は参加しましたが、指名されることはありませんでした。

※はじめに~昨日、第2次岸田内閣が成立! 内閣成立と同時に衆議院茨城6区で、岸田派の国光文乃陣営による「集団買収事件」が発覚! 岸田総理にも直結するこの買収スキャンダルが、臨時国会で追及され、第2の河井夫妻事件となるか!(日刊IWJガイド、2021年11月11日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20211111#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49762#idx-1

 このときの総理記者会見は、次のとおりです。

※岸田内閣総理大臣記者会見(首相官邸、2021年11月10日)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2021/1110kaiken.html

 2021年12月21日の総理記者会見に関連する記事が、以下の通りです。このとき、岩上安身は記者会見に申し込んでいましたが、前回参加したため抽選の対象外とされるという官邸報道室の規定により、参加できないこととなりました。

※はじめに~岸田文雄総理記者会見は冒頭から安倍元総理の大失態・アベノマスクの正当化! 岸田氏を総理総裁の座に押し上げた「恩人」安倍元総理への臆面もない媚びへつらい! 首相人権担当補佐官は国内人権問題も所轄! その仕事の中身はまったく具体性なし!(日刊IWJガイド、2021年12月22日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20211222#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49971#idx-1

 このときの総理記者会見は次のとおりです。

※岸田内閣総理大臣記者会見(首相官邸、2021年12月21日)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2021/1221kaiken.html

 2022年1月4日の総理年頭記者会見に関連する記事は以下のとおりです。このときの年頭記者会見は伊勢神宮で行われたため、あらかじめ随行手続きを取っている記者クラブしか、随行できず、岩上安身は出席できていません。

※はじめに~岸田総理、年頭所感で「憲法改正も本年の大きなテーマ」と明言! 衆院選で勢力増大の維新・松井代表は夏の参院選と国民投票の同日実施を繰り返しアピール! 自・公、維新、国民の改憲勢力は、予算審議中も憲法審査会開催を要求!! 今年の通常国会で改憲論議が進んでしまうのか!? メディアの情報操作のせいで世間に危機感がまったくないことが一番危険!!(日刊IWJガイド、2022年1月4日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220105#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50034#idx-1

 2022年1月4日の岸田内閣総理大臣年頭記者会見は、次のとおりです。

※岸田内閣総理大臣年頭記者会見(首相官邸、2022年1月4日)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/0104nentou.html

 2022年2月25日の総理記者会見に関連する記事は、以下のとおりです。このときは、申し込み時間に間に合わず、岩上安身は参加できませんでした。

※岸田総理、会見でロシア金融機関の資産凍結など、対露追加制裁を発表! 一方、原油高騰に伴うトリガー条項凍結解除は明言せず、「まずは激変緩和事業を大幅に拡充・強化」のみ! ロシアとの共同ガス田開発については「今回はエネルギー分野は制裁対象から外れている」と答弁(日刊IWJガイド、2022年2月26日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220226#idx-6
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50305#idx-6

 この2022年2月25日の総理記者会見は、以下から御覧になれます。

※岸田内閣総理大臣記者会見(首相官邸、2022年2月25日)
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/statement/2022/0225kaiken2.html

 2022年3月16日の総理記者会見に岩上安身は、臨みます。会見に出席し、質問を直接総理にぶつけますが、毎度のことですが、記者クラブメディアの記者の質問が終わって、岩上安身の質問になったとたんに、NHKは中継を切ってしまいました。これは毎回のことです。これについて、岩上は、当時、スタッフに、こう述べています。

 「僕の質問が始まると途端に、中継を切った、ということを、僕のツィッターのメンションに送ってくれた人がいて、その人にリプライする形で、いつもNHKは、必ず僕の前で切ります、ということをリプライしたので、(中略)NHKで放映されるのは官邸記者クラブの記者だけなので、いい質問はまず出ません。『マスクはいつまでつけるんでしょう?』などというレベルです。NHKの放送が切られて、フリーなどが質問し始めると面白くなります。総理会見を見るならば、ネットの方が断然、今もあり、お得です」。

 「記者クラブ」制度は、権力とメディが共犯して、権力に不都合な言説を排除していくシステムに他ならないことが、NHKの放送行動でよくわかります。

 この2022年3月16日に、岩上安身が行った質問は次のとおりです。このときの質問は、2022年2月24日のロシア軍のウクライナ侵攻からまだ1ヵ月も経たない時期にあたります。

 岩上安身の質問が、メディアと権力の「予定調和の世界」をいかに突き崩すものか、お判りになると思います。

岩上安身「IWJというインターネット報道メディアの代表をしております。岩上安身と申します。(岸田総理は)ロシアに対して、大変厳しい措置をとるということを仰られましたが、ロシアから早速反発がありまして、『非友好国』にすると。

 それからロシア軍が極東近辺で大変ロシア軍の活動を活発化させて、挑発をしているのかと思います。

 心配なのは、(NATO)非加盟国のウクライナとロシアが戦争しているという状態ですが、NATOとロシアがぶつかるようなことがあればNATO全体が動くと、そうなると米国も戦争当事国となり、そうすると、その米国と日米安保で結ばれている日本も集団的自衛権行使ということで、当時国となる可能性があるのではないかということが危惧されます。

 台湾有事の問題もあります。北朝鮮の侵攻の問題もあります。そしてロシアが何かしでかすのではないか、という懸念もあります。

 一番心配されるのは原発の防御です。3月14日参議院の予算委員会で、立憲の福山議員が質問されました。

 その時に総理は、原発はサブマシンガンを持った原発特別機動隊が守っているということを仰られたんですけども、これは、少数の部隊などには対抗できるのかもしれませんが、武力攻撃について、更田委員長は現在の原子力等規制法では、求められていないと、武力攻撃は想定されていない、ということでお話は終わってしまっているんですね。

 ですから、これは、本格的な戦争で原発が標的になるということが、今回目の当たりにしたわけですから、原発に対して、ミサイル、空爆、ドローン、サイバー攻撃等の本格的な攻撃に対する対処、これを法律で決めなければ、立法府で決めなければいけないのではないか。

 その上で、これが自衛隊だったり、警察によって守られて、実行されなければならないのではないか、そうしないといろいろな場面場面で、強く出ても、その報復に対して、我が国がどうなるかという時に国民の不安というのが非常に、高まるものと思います。

とりわけ原発のことですね。原発について、新法とか法改正が必要なのではないか、この点をお聞きしたいと思います」。

岸田総理「まず、基本的にウクライナで起こっているような『力』による現状変更、これは国際社会に対する挑戦であると思います。

 ヨーロッパのみならずアジアを含めて世界の秩序や平和に対する挑戦である。このヨーロッパのみならずアジアにおいて『力による現状変更これは決して許してはならない』、こういった意志はしっかり示さないと、これは国際社会全体における大変大きな混乱になってしまうように思います。

 そして最後の原発について、原子力発電所については、国内法において、航空機等によるテロについても、事業者においてしっかりと対応することが定められています。

 国内法においてこの原子力発電所の安全について様々な規制が行われていますが、ご質問は武力攻撃に対する話です。武力攻撃の場合は、これは我が国として武力攻撃事態に対してしっかりと法にもとづいて対応する、こうした平和安全法制の仕組みがあるわけでありますので、それにもとづいてしっかり対応しています。

 ミサイル攻撃等についてもその法にもとづいてイージス体制あるいは『PAC3』等をミサイル防衛体制の下にしっかり対応していく、こうした法体系があります。そして、安全保障体制が整えられているわけです。ですから国内法と、こうした安全保障に関する法制この2本立てで考えていかなければなりません。それによって安全を確保するという問題だと思います。

 いずれにせよ原子力発電所に対する武力攻撃は、ジュネーブ諸条約第一追加議定書違反であります。国際法違反であると言うことを大前提にしながら、そうした国際法違反にどう対応していくのか、そして国内の原子力安全の法律と、安全保障における法律をしっかり連動させることによって、原発の安全を守っていく、これが基本だと思っています。

岩上安身「現行法で、大丈夫だということですか?」

岸田総理「この法律のもとに対応していく、そして具体的に何が足りないのか、等も含めて特に安全保障において何が必要なのか、国家安全保障戦略の議論の中でしっかりと日本の防衛力の強化、そして日米同盟の対処力、抑止力、これが十分なのかということを議論すると、申し上げています。

 現状、先ほど言いました体制の中で原発の安全を守っていくわけですが、このミサイル等の技術も、毎日毎日進歩しているわけですから、日本の国民の命や暮らしを守るために十分かどうかは、たえず考えていかなければいけない課題であり、そしてこれからは、国家安全保障戦略をはじめとする3文書の見直しの中で、具体的にそれを考えていく、そうした方針を申し上げております」。

※昨日16日、岩上安身が岸田総理の会見で質問! 岩上安身の「武力攻撃に対する原発の防衛について、新法とか法改正が必要なのではないか」という質問に岸田総理は正面から答えず!(日刊IWJガイド、2022年3月17日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20220317#idx-2
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/50416#idx-2

 岩上安身と岸田総理のやり取りは、以下のURLから御覧いただけます。ぜひ御覧ください。

※2022.3.16【IWJ代表・岩上安身 質問切り抜き】岸田内閣総理大臣記者会見(2022年3月16日、総理官邸)
https://youtu.be/KzVyAPhRUAs

(続く)

■日曜日の日刊IWJガイドは当面の間、休刊となります。

 9月10日号の日刊IWJガイドでお伝えしましたように、IWJの経営状況の立て直しができるまで、日曜日の日刊IWJガイドを休刊とします。どうぞご了承ください。もちろん、緊急の重大なニュースがあれば、日曜日であっても、号外などでお知らせをしてまいりますので、どうぞ今後ともIWJをよろしくお願いいたします。

※はじめに~日刊IWJガイド・日曜日休刊のお知らせ(日刊IWJガイド、2023年9月10日号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/52731#idx-1

― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ― – ―

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20230916

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、前田啓)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト【 https://iwj.co.jp/
公式ツイッターアカウント【 https://twitter.com/iwakami_staff