日刊IWJガイド「本日3月29日、とうとう安保法制が施行!その背景にある米国の『狡猾な戦略』とは?~トランプ氏もついに『日本の核兵器保有を認める』と発言!/「ブラックサンダー」より「お得」なIWJにぜひ会員登録を!/出た!保育問題で与党の持ち出してきた「規制緩和」!小泉構造改革の「米百俵」ペテンの焼き直しにだまされるな!2016.3.29日号~No.1293号~


■■■ 日刊IWJガイド「本日3月29日、とうとう安保法制が施行!その背景にある米国の『狡猾な戦略』とは?~トランプ氏もついに『日本の核兵器保有を認める』と発言!/「ブラックサンダー」より「お得」なIWJにぜひ会員登録を!/出た!保育問題で与党の持ち出してきた「規制緩和」!小泉構造改革の「米百俵」ペテンの焼き直しにだまされるな!2016.3.29日号~No.1293号~ ■■■
(2016.3.29 8時00分)

 おはようございます。IWJの佐々木です。

 一昨日の夕方、一人カフェでアイスティーを飲む機会がありました。そのカフェは、マスターがとても気さくな方で、大型テレビで流れるニュースを肴に、その場にいたお客さんたちと熱心に世間話をしていました。一昨日と言えば、埼玉県・朝霞市で2年前に行方不明となった女子中学生(当時13歳)が、東中野駅で見つかり、誘拐事件だったことが判明したニュースを、どのテレビもトップで報じていました。

 マスターとお客さんが、ああでもないこうでもないと推理合戦を繰り広げるなか、続いてテレビから流れるのはきまって、民進党の結党大会のニュース。それも短いフラッシュニュース。するとマスターもお客さんも急にしん…と静まり返り、続く「でも安倍政権の支持率が0.7%上昇」というニュースになってやっと、「へー」「すごいね…」と言葉を発する程度でした。

 重要なことを何も報じず、無関心を醸成し続ける大手メディアの悪質さを、リアルに目の当たりにした瞬間でした。無関心と言うよりも、政治について話すことや、うっかり政権批判になってしまうことが憚られるような空気感を感じました。

 しかし、そうしているあいだにも、安倍政権は次の参院選(もしくは衆参ダブル選)に莫大なカネと戦略を注ぎ込み、大勝を目指しています。その暁に、彼らが真っ先に行うのは憲法改正(緊急事態条項の新設)です。今日は安保法制の施行日。安保法制と緊急事態条項のセットによって、日本は「有事に陥りやすい国」となり、「有事にかこつけて恒久的な独裁体制を敷ける国」となります。そうなってしまったが最後ちょっとやそっとでは元に戻ることはできません。僕らの基本的人権よりも国家の権力がずっと上位に、そして日本の国家権力よりはるか上位に米国という帝国の権力がどっかと居座ることでしょう。

 報道ステーションはさて、どうなるのでしょう?News23につづいて報ステも骨抜きにされたら、この国のテレビに見るべき価値のあるニュース番組、報道番組は皆無となります。

 岸井さんが去ったあと、News23のメインキャスターとなった朝日OBの星氏。番組の構成も含めてどんな新味を見せるかと思いきや、現実からひたすら目をそむける逃避のオンパレード。僕のタイムラインでは「最低」「終わった」と酷評が流れ続けました。

 IWJは、昨日に続き本日も国会前で行われる安保法制施行に対する抗議行動を、Ch4とCh5の2チャンネルを使って中継・取材します。また大阪で行われる抗議の模様も、大阪Ch1で中継します!(チャンネルURLや詳細は、続く【中継番組表】をご覧下さい!まず最初に番組表をご覧になりたい方は、下へ下へとスクロールをお願いします!)

 米国に追従して「戦争のできる国(実際には米国の都合で戦争に巻きこまれていく国)」になった日本に、安倍政権は、これまた米国の戦略に沿って「核」まで持たせようとしています。この詳細は、本ガイド後半で平山記者が詳しくお伝えします。

 7月末の選挙…IWJも渾身の力で報道し、野党共闘と市民の連帯の動き、自民党・公明党・おおさか維新などの改憲勢力の不穏な動きをお伝えしていきます。とはいえIWJは現在、規模縮小を迫られるほどの財政危機に見舞われています。このままでは、来る参院選に(衆参ダブル選になればなおさら)、すべてを十分にカバーできなくなる可能性があります。いえ、それ以降の存続も危ぶまれています。

 IWJは市民の皆様によって支えられる独立メディアです。一人でも多くのみなさまに会員登録をしていただきたいと存じます。また、ご寄付・カンパによるご支援も緊急でおねがいします!夏にかけてのIWJの活動を、そしてそれ以降も、お支えいただければと思います…!

 以下、IWJ事務班のチーフ兼IWJ動画班の谷口直哉より、みなさまへご挨拶とご支援のお願いをさせていただきます。

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■IWJの情報を投資に役立てた人にナマで出会った衝撃!!~ブラックサンダーよりもお得なIWJの年会費!ご支援をよろしくお願いいたします!

 おはようございます。IWJで一般事務班と動画班を兼務させていただいております、谷口直哉と申します。元々、映像の仕事をずっとしてきましたので、IWJにも動画班の一員として入り、今まで岩上さんのインタビュー配信や動画の編集を担当してきました。

 私は他の動画班のメンバーに比べて、デモや集会の中継に出かける機会は少ないのですが、ちょっと特殊な撮影を担当させていただく機会があります。今まで山本太郎さんと一緒にヘリに乗り込んでの空撮や、辺野古沖で新基地建設に抗議する『カヌー隊』の撮影など、貴重な経験をIWJではさせていただきました。IWJに来てから一年半ほど経ちますが、図らずもカメラで『陸・海・空』を制覇してしまいました!

 とは言うものの、基本は一般事務班でのデスクワークが主な業務。一般事務班ではインタビューをさせていただく方々のアポイントを取ったり、岩上さんが各地で行う講演会のマネージメントなど、様々な仕事が担当業務になります。

 先日も元農水大臣の山田正彦さんが主催されている『炉端政治塾』で講演をする岩上さんのお供に、この日刊IWJガイドではお馴染みの『元学生記者』の城石エマ記者と一緒に行ってきました。

 そこで、あるIWJの会員様から、とても興味深いお話しをお聞きしました。

 その会員様は投資事業をされているそうなのですが、「IWJの情報のおかげで去年は100万円ほど儲かりましたよ!」というのです。もちろん、政治や経済の研究をされた上でのお話だと思いますが、IWJの情報が投資にも役立っていたというのは、私にとって驚きでした。

 「世の中には株でお金を儲けている人がいる」ということを知識としては知っていましたが、実際にそういう人を目の当たりにし、しかも、その投資にIWJの情報が役立っていたという事実を聞かされても、にわかには信じられないくらいでした。その会員様には「年間1万円の投資(IWJの年会費)で100万円のリターンがあるんだからお得だよね!」ともおっしゃっていただきました。

 もちろん、「IWJの会員になれば100万円儲かる」わけではありません。それは、その方の投資スキルや知識、センスや決断に裏打ちされたものです。しかし、日本経済の実態を正確に見定めるうえで、他のメディアでは報じられない重要な指摘や、データを、岩上さんのインタビューや専門家のシンポジウムなどを通して、報じているのは間違いなく事実です。世論誘導のためのプロパガンダにあふれた大手メディアをうのみにして、そんな歪んだ情報をもとにして投資してうまくいく、と考える方がどうかしているのかもしれません。

 もちろん、頑固に、妥協なく、愚直に真実をお伝えし続けるIWJの情報は、投資などに活用してリターンを期待せずとも、それだけで価値がある、と確信しています。真実を知る手だてに、損か得か、という表現は似つかわしくないのかもしれませんが、関西出身の私としては、最上級のほめ言葉として、「IWJの年会費はお得です!」と断言できます!

 IWJ一般会員の年会費は、年払いにすると1万円ポッキリ!しかも税込です。一日あたりにすると、僅か27円ちょっと!大手新聞を購読すれば、一日あたり約100円以上かかってしまいますが、IWJだと僅か27円で済むんです!

 いまどき27円で何が買えるのかと考えてみると・・・

 お菓子の定番『ブラックサンダー』ぐらいしか思いつきませんでした。ちょっと小腹が空いたときや、疲れて頭が回らないとき、ついつい買っちゃう、あの『ブラックサンダー』です。100円ショップでは『ブラックサンダー』4個を108円(税込)で買えるので、1個あたりジャスト27円です。しかし、コンビニだと1個32円(税込)もするので27円では買えませんよ。ある意味、IWJの年会費は『ブラックサンダー』よりもお得なんです!

  先ほどの会員様のお話が象徴するように、IWJでは政治問題や市民活動、原発問題だけではなく『経済』の問題も精力的に取材、報じています。それも、アベノミクスの欺瞞や、グローバル企業の租税回避の実態、資本主義の行き詰まりなど、大手メディアが決して報じようとしない、しかし現実に起こっている問題を、タブーや検閲、自粛なくそのままに扱っています。

 特に、岩上さんがこれまで著名な経済学者やエコノミストの方々に行ったインタビューは必見です!これら貴重なインタビューはサポート会員になっていただければ、いつでも見放題ですので、本物の経済情報を求める方は、ぜひサポート会員へのご登録をご検討ください。

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・2015/05/30 「バブルは必ず弾ける、それは明日かもしれない」と断言する浜矩子氏、空前の官製相場で沸きに沸く株式市場、しかし…!
岩上安身が「アホノミクス恐慌」の危険性について訊く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/247279

・2014/12/01 【大義なき解散総選挙16】「所得税と法人税の欠陥を直せば、消費税はなくてもよい」――『税金を払わない巨大企業』著者、富岡幸雄・中央大学名誉教授に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/210287

・2015/01/28 機能不全に陥った資本主義 「フロンティア」なき時代、私達はどのような社会を作るべきか
~岩上安身による日本大学国際関係学部教授・水野和夫氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/228274
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 一般事務班では日々送られてくる、みなさまからのメールに対応したり、イベント会場で物販をする際に、温かい励ましの声をかけていただくことがよくあります。そんな皆さんからIWJにいただいた、励ましのメッセージの一部をご紹介します。

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・最近の大手メディアの萎縮は目に余ります。IWJには大手メディアの伝えないことを多く報道して欲しい。

・貴社の報道はますます重要性、必要性を増しています。今の姿勢とコンテンツの維持・充実を期待しています。微力ながら応援の寄付です。頑張ってください。

・3月18日「オールジャパン・平和と共生」総決起集会での岩上さんの話に迫力があった。お礼と激励の思いを込めてカンパしました。
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 あたたかいお言葉とご支援、本当にありがとうございます。スタッフ一同、毎日、皆さんからいただくメッセージに励まされています。

 この日刊IWJガイドでも度々お伝えしておりますが、IWJは今期、大幅な赤字を計上する可能性があります。会員登録がまだお済みでない方はぜひ、会員としてIWJをお支えください。また、一般会員の方は、岩上さんの過去のインタビューなどをいつでもご視聴いただける「サポート会員」へのお切り替えを、ぜひご検討ください。

 また、寄付やカンパでIWJをお支えいただくことは、IWJが今後も活動を継続していく上で大変大きな力となります。どうかIWJをご支援ください。よろしくお願いします!

※会員登録はこちら!
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※ご寄付・カンパもよろしくお願いします!
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※ご寄付・カンパのお振込先は、以下の口座です。
【城南信用金庫(1344)】新橋支店(022)普通472535
【ゆうちょ銀行(9900)】〇〇八(008)普通3080612
【みずほ銀行(0001)】広尾支店(057)普通2043789
【楽天銀行(0036)】第一営業支店(251)普通7068848

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★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■IWJの情報を投資に役立てた人にナマで出会った衝撃!!~ブラックサンダーよりもお得なIWJの年会費!ご支援をよろしくお願いいたします!(谷口直哉)
┠■【中継番組表】
┠■【ニュース・フラッシュ】~増税延期の是非で揺さぶり仕掛ける安倍政権、一方野党は…/「格差反対」を掲げるサンダース氏が米大統領で躍進中!
┠■本日3月29日、とうとう安保法制が施行!その背景にある米国による「リバランス」と「ニュークリア・シェアリング」~トランプ氏もついに「日本の核兵器保有を認める」と発言!(平山茂樹)
┠■なぜ保育士は、低待遇で働いているのか?認可保育園の賃金は、事業者が決めることはできない?!デマゴーグに惑わされず、各党の政策内容に注目!「規制緩和」というペテンにだまされてはいけない!(山本愛穂)
┠■【要チェック!】今後の岩上さんインタビューと講演のお知らせ!(ぎぎまき)
┠■<IWJ書店からおすすめ!>鳥越俊太郎さんの書籍2冊、直筆サイン入りで数量限定発売中です!!!(ぎぎまき)
┠■わとはぷ~What happened today?(ぎぎまき)
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◆中継番組表◆

**2016.3.29 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch5】10:30~「民主党『待機児童緊急対策本部』第5回会合」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※内容は、政府与党の待機児童緊急対策、旧定義の待機児童数と不承諾数の公表、小規模保育の拡大、一時預かり定期利用、保育士の処遇改善4%(実質2%)、これらについて、厚生労働省、内閣府からのヒアリングと当事者の方からのコメントを予定している。

【Ch6】16:00~「思い切った『処遇改善』で保育士を増やそう緊急集会」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「全国福祉保育労働組合」ほかが主催の緊急集会の模様を中継します。

【Ch4】18:30~「安保法制の施行に反対する市民による国会前抗議行動―固定カメラ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※18時半から「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催、19時半から「SEALDs」「T-nsSOWL」「安全保障関連法に反対する学者の会」主催の国会前抗議行動を中継します。こちらは固定カメラです。

【Ch5】18:30~「安保法制の施行に反対する市民による国会前抗議行動―遊軍カメラ」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※18時半から「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催、19時半から「SEALDs」「T-nsSOWL」「安全保障関連法に反対する学者の会」主催の国会前抗議行動を中継します。こちらは遊軍カメラです。

【IWJ_OSAKA1】19:00~「安保法制の施行に反対する関西緊急街宣アピール」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「SEALDs KANSAI」主催の緊急街宣アピールを中継します。

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◆中継番組表◆

**2016.3.30 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【Ch1】14:00~「岩上安身による社会文化法律センター代表・宮里邦雄弁護士インタビュー」
視聴URL:http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※社会文化法律センター代表・宮里邦雄弁護士に岩上安身がインタビューします。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【Ch未定】14:30~「TPPを批准させない3.30国会行動・決起集会 ~座り込み行動」
※「TPP批准阻止アクション実行委員会」主催の座り込み行動の模様を中継します。

【Ch未定】17:00~「TPPを批准させない3.30国会行動・決起集会 ~決起集会」
※「TPP批准阻止アクション実行委員会」主催の決起集会を中継します。

【Ch未定】19:00~「TPPを批准させない3.30国会行動・決起集会 ~国会請願キャンドルデモ」
※「TPP批准阻止アクション実行委員会」主催の国会請願キャンドルデモを中継します。

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 まずは、本日のニュース・フラッシュをお届けします!

■ニュース・フラッシュ!!

--【1】増税延期?延期なし?どっち??…と国民を翻弄しようと躍起な安倍政権

 再び佐々木です。本ガイドでは何度か報じていますが、今、安倍政権は参院選(もしくは衆参ダブル選)に向けて「消費税10%への引き上げ再延期」の下地作りを着々と進めています。

 官邸で開いた国際経済分析会合に、ノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ教授や、同じく同賞を受賞したクルーグマン名誉教授など、国際的に名だたる著名人を招き、消費税増税延期を提言させた安倍政権。そんななか昨日、産経新聞が「消費税10%再延期へ~安倍首相が方針固める 5月に正式表明」と題する記事を報じました。

 記事では、安倍総理が増税延期を決心した理由として、「世界経済が減速・不安定化する中で再増税すれば国内の景気が冷え込み、政権が最重要課題に掲げるデフレ脱却が困難になるとの判断からだ」としています。

 しかしこれは前提となる基本的認識からして誤りです。すでに国内の景気は十分すぎるほど冷え込んでおり、それは安倍政権による消費税8%増税だけでなく、円安政策による輸入コスト増大や、様々な弱者切り捨て政策、大企業を優遇して労働者を痛めつける諸政策の結果です。スティグリッツ教授もクルーグマン名誉教授も、需要の大切さを言葉を尽くして説きました。
しかし、大多数の国民の所得が減り、しかも雇用が不安定化して、将来の見通しがたてられなければ、消費が冷え込むのは当たり前であり、需要がふくらむはずがありません。これは岩上さんがIWJを設立するはるか前、90年代末から少子化は内需を縮小させ、デフレを呼び込み、デフレ不況はさらなる少子化に拍車をかけると、論じてきたことでした。IWJを立ち上げてから以降も、様々な専門家へのインタビューを通して明らかにしているので、ぜひ、以下の記事をご覧下さい!

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・2014/12/05「消費の停滞は増税以外の要因もある」 ~安倍政権に不都合な経済データ呈示 『アベノミクスの終焉』著者・服部茂幸氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/211262

・2014/12/01「所得税と法人税の欠陥を直せば、消費税はなくてもよい」--『税金を払わない巨大企業』著者、富岡幸雄・中央大学名誉教授に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/210287

・2014/11/22 総選挙の争点「アベノミクス」の失敗?「アベノミクス解散」ではなく「消費税増税解散」?岩上安身が経済アナリスト菊池英博氏に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208225

・2014/11/25 【大義なき解散総選挙10】「財政で経済を潰す」に反転したアベノミクス
増税逆噴射で「日本の奈落」を招く財務省と安倍政権の狙いは ~岩上安身が政治経済学者・植草一秀氏に聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/208614
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 要は、増税延期は、すなわち「アベノミクスの失敗」を自ら認めるようなものです。そんなことが、安倍総理にできるでしょうか?また、自民党内にも増税推進派はおり、さらに財務省の圧力もあります。簡単なことではありません。

 そうした動きにも配慮してか、安倍総理はこの産経報道について昨日の参院予算委で、「リーマン・ショック、大震災級の出来事が起こらない限り、予定通り消費税を引き上げていく考えだ」と、否定しました。右に左に、好きな様に揺さぶっています。

 そんななか、一方の「民進党」は、岡田克也代表が昨日の日本テレビの番組で、消費税10%増税について「財政健全化は次の世代に責任を果たす意味で非常に大事だ。条件を整えた上で上げていくべきだ」と、肯定的な発言をしました。選挙を前にして、安倍政権の「弱者切り捨ての政治にNO!」「法人税を下げて、逆進性の強い消費税を上げ、不況を深刻化させる愚かな経済政策にNO!」を突きつけたい有権者も,これではドッチラケではないでしょうか。

 25日の5野党連携協議会では、民主党を除く4党は消費増税を凍結することで一致しましたが、野田政権時代に増税を決めた当事者である民主党は、増税凍結に慎重な姿勢を崩しません。しかしこれでは、例え与党が増税延期を打ち出さなくても、「少なくとも民進党よりは延期する気概はあった」と、有権者に判断されてしまうのではないでしょうか。経済政策としてももちろん、選挙戦略としても、あまりに愚かで、稚拙すぎて岡田・民進党には涙が出ます。

 おそらく今、多くの国民が一番、「生活に影響する」と実感しているであろう消費税増税をめぐる動き、IWJは今後注視して、報じていきたいと思います。

--【2】米大統領選でサンダース氏が躍進!若者、貧困層の支持を受け

 共和党指名選びでトランプ氏の躍進が報じられることの多い米大統領選、民主党指名選びでも、大番狂わせが起きています。本命ヒラリー氏に対し、自ら「民主社会主義者」を名乗り、貧困・格差の根源であるウォール街を公然と批判するサンダース氏が、善戦しているのです。

 現地時間26日に行われたアラスカ、ワシントン、ハワイの各州での党員集会で、圧勝したのです。現状、クリントン氏がリードしているものの、ここへ来てサンダース氏が猛然と追い上げており、指名選びの大勢が判明するのは長期化するとの観測も出ています。

 サンダース氏はこの選挙戦で、「最低賃金の15ドルへの引き上げ」「公立大学の授業料無料化」「医療の国民皆保険の徹底」「富者へ課税強化、企業優遇廃止」「TPP廃止」「女性賃金を男性と同一化」などを公約として掲げています。かつてイラク戦争開戦時には、反対票を投じました。

 どれもこれも、安倍政権の政策とは真反対のサンダース氏。そんな彼が多くの米国民の支持を得て、大躍進中!というニュースは、さぞかし安倍総理の耳には痛いでしょう。その証拠に、日本の大手メディアが報じるのはトランプ氏躍進(それも過激な発言に焦点をあてたもの)ばかりで、サンダース氏の主張にまでフォーカスしたニュースはかなり少ない状況です。

 しかし、サンダース氏だけでなく、世界中で、サンダース氏と同様の主張を掲げる左派のムーブメントが起こっていることは紛れもない事実です。IWJでは、この米大統領選を継続的に報じ、また世界中の左派ムーブメントについても、追っていきます。

 米大統領選をめぐる記事はぜひ、以下の記事よりご覧下さい!

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・【注目の米大統領予備選】第2ラウンドのニューハンプシャー州は予想外の展開に!民主党は、サンダース氏支持が61%で、クリントン氏30%にダブルスコアでリード!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286486

・【米大統領選詳報】ミシガン州で驚異の逆転勝利をおさめたサンダース氏!ヒラリー氏を上回る潤沢な資金源は一般市民の少額献金!?トランプ氏の躍進を憂慮したハイテク企業のCEOと多くの議員達が極秘会合!2016年02月08日
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291249

・「金融権力」と「サイバー・リバタリアン」そしてネオコンが「反トランプ」のネガティブキャンペーンを開始した!?~トランプ氏の集会が「中止」、その背景にあるものとは
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/292176

・2016/03/14 岩上安身が京都大学名誉教授・本山美彦氏に直撃インタビュー第2弾!世界経済を牛耳る「金融権力」と「サイバー・リバタリアン」の正体とは~「トランプつぶし」で米大統領選への介入開始か!?
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291942

・共和党・民主党を超えた大本命がクリントン候補!?~あのジャパン・ハンドラー・アーミテージ氏の発言から透けて見えたヒラリー・クリントンの姿
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/292352
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 続いては平山記者より、注目のトランプ氏が「日本の核保有容認」発言をしたニュースから、本日施行された安保法制までに通底する、米国の「ある戦略」について、お伝えします!

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■本日3月29日、とうとう安保法制が施行!その背景にある米国による「リバランス」と「ニュークリア・シェアリング」~トランプ氏もついに「日本の核兵器保有を認める」と発言!

 おはようございます。IWJで主にテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

 あの、昨年9月19日の参議院本会議での「可決・成立」から約半年が経過した今日3月29日、とうとう集団的自衛権行使容認にもとづく安保法制が施行されます。SEALDsをはじめとする市民団体は、昨日に続き、今日も国会前で抗議行動を行います。IWJでは、2つのチャンネルを使って多元中継を行いますので、どうぞご注目ください!

 さて、この安保法制の施行と絡んで捨て置けないのが、3月18日の参議院予算委員会における横畠裕介内閣法制局長官の発言です。横畠長官は、「核兵器の使用は憲法違反に当たるのか」との質問に対し「わが国を防衛するための必要最小限度のものに限られるが、憲法上あらゆる種類の核兵器の使用がおよそ禁止されているとは考えてない」などと答弁しました。

※「核使用は憲法上禁止されず」 横畠内閣法制局長官(産経新聞、2016年3月18日【URL】http://bit.ly/1T21A10

 安保法制は、世界中に展開する米軍の負担を日本に肩代わり(リバランス)させるという、米国の世界戦略にもとづいたものであることは明らかです。米国の戦略については決まってトンチンカンな報道や論評をたれ流す日本の既存メディアの情報に頼っていては、さっぱりわかりませんが、当の米国はリバランシングの狙いを少しも隠そうとはしていません。IWJの視聴者・読者の方々は、よくご存知のことだと思います。

 3月21日に岩上さんがインタビューした孫崎享氏は、この横畠内閣法制局長官の発言に関して、「ニュークリア・シェアリング(核共有)によるオフショア・バランシングである」と分析しました。

 「オフショア・バランシング」とは、日本と中国を対立させ、米国が「漁夫の利」を得る、という戦略のことです。つまり、自衛隊を米軍の下請け化する安保法制も、日本の核保有のススメも、すべて米国の世界戦略にもとづいたものである、ということです。これらの点に関しては、岩上さんが孫崎氏にたっぷりうかがっていますので、ぜひ、下記URLからアーカイブ動画をご覧ください!

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・2016/03/21 『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』刊行企画! 岩上安身による元外務省 国際情報局長孫崎享氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/292847
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 米国と日本が核兵器を共有する「ニュークリア・シェアリング」に関しては、米大統領選の共和党指名候補争いでトップを走るトランプ氏が、「米国が国力衰退の道を進めば、日韓の核兵器の保有を認める」と発言。「リバランス」の一環としての「ニュークリア・シェアリング」という、米国タカ派が主張してきた従来の路線を踏襲する姿勢を見せました。

※トランプ氏、日本の核兵器保有を容認 米紙に語る(日本経済新聞、2016年3月27日【URL】http://s.nikkei.com/1SpVo0M

 しかし、核兵器を共有することで抑止力を高めるという「ニュークリア・シェアリング」など、はたして本当に有効なのでしょうか?とても、そうは思えません。3月27日、米国のペリー元国防長官は、3月31日にワシントンで開かれる核安全保障サミットを前に、核軍縮の必要性を主張。その際、大陸間弾道ミサイル(ICBM)に関して、「誤った情報に基づく偶発的発射の恐れがある」と、その危険性を語りました。

※元米国防長官がICBMで見解(ロイター、2016年3月27日【URL】http://bit.ly/1pENoPB

 核を搭載した大陸間弾道ミサイルに「偶発的発射の恐れがある」とは、非常に恐ろしい警告です。しかし、実際に沖縄の米軍基地では、かつて、米軍の核ミサイルが発射寸前のところまで進んでいた、ということがありました。

 この驚きの事実をスクープしたのは、1月8日と2月11日の2回にわけて岩上さんがインタビューした、共同通信編集委員で、『日米<核>同盟~原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)『日本はなぜ核を手放せないのか~「非核」の死角』(岩波書店)などの著書がある、太田昌克氏です。

 返還前の沖縄の米軍基地に核兵器が貯蔵され、さらにはそれが発射寸前のところまで進んでいたという驚愕の歴史的事実、そしてこの太田氏のスクープに対する米軍の準機関紙「星条旗新聞」に掲載された反論に対する再反論など、見どころ満載のインタビューとなっています!ぜひ、定額会員にご登録いただき、下記URLから動画アーカイブをご覧ください!

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・2016/01/08 「核」のプロフェッショナルが「沖縄発の核戦争が勃発する直前だった!」というスクープの裏側を語る!~岩上安身による共同通信編集委員・太田昌克氏インタビュー(前編)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281578

・2016/02/11 日米の核同盟の正体、そして沖縄 岩上安身による共同通信編集委員 太田昌克氏インタビュー後編(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286835
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 平山記者でした!続いては事務との兼業記者・山本愛穂より、待機児童・保育士低待遇問題について与野党が打ち出した政策について、お伝えします。

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■なぜ保育士は、低待遇で働いているのか?認可保育園の賃金は、事業者が決めることはできない?!デマゴーグに惑わされず、各党の政策内容に注目!

 おはようございます。事務班とテキスト班兼業の山本愛穂です。

 先月2月15日に書かれた匿名のブログ記事、「保育園落ちた日本死ね!!!」が大きな反響と共感を呼んだことをきっかけに、待機児童の問題に注目が集まるようになってから、約1カ月以上が過ぎようとしています。

 2月29日の衆議院予算委員会でこのブログを取り上げた民主党の山尾志桜里・衆院議員に対し、当初、安倍首相は「匿名なんだから確かめようがない」と、この問題を突き放すかのような回答をしました。しかし、例えブログが匿名だったとしても、日本における待機児童数が、2015年の4月時点で2万3167人を突破していることは事実です。安倍首相による、こうした現状を無視した発言は多くの人々の怒りを呼び、3月4日には、国会前での抗議のスタンディングデモが開かれました。

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・2016/03/04 #保育園落ちたの私だ ハッシュタグに続々と集まる怒りはついに国会前で生の声に!!0歳児も「落とされたのオレだ!」とデモに参加
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290389
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 民主、維新、共産、社民、生活の野党5党は3月24日、こうした市民の声、うねりを受けて待機児童の解消に向けて、独自案を衆議院に提出しており、保育士の給与を月額5万円増額することが盛り込まれています。

 IWJでは、本日の16:00より、Ch6で、保育所や高齢者施設など、民間の福祉施設で勤務する労働者組合の、全国福祉保育労働組合による「思い切った『処遇改善』で保育士を増やそう緊急集会」の様子を安道幹(あんみちまさ)記者が中継いたします。

 また、10:30から開催される民主党「待機児童緊急対策本部」第5回会合についても、この問題を追い続けている、一児の母、ぎぎまき記者が中継・取材いたします。どちらもぜひ、ご覧ください。

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※野党5党による、独自案提出については下記の動画をご覧ください。

・2016/03/24 「保育士等処遇改善法案」国会提出後の報告集会と民主党「待機児童緊急対策本部」第4回会合(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293308

※こうした過去の動画アーカイブは、サポート会員になっていただくことで全て無料で視聴することができます。財政難の折、どうかサポート会員への切り替え登録をご検討いただきますよう、おねがいいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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 こうした野党の動きや7月に迫る参院選のことも考え、「これ以上、子育て世代、特に女性票が離れるのはさすがにマズいわ…」と思ったのでしょうか、3月25日、与党の自民党・公明党は、待機児童解消に向けた緊急対策の原案をまとめました。この緊急対策案では、保育士の給与1万円増とともに、小規模保育所の枠の拡大や子どもの一時預かりを定期的に利用できるようにし、利用料の負担減も試みるといった「規制緩和策」が盛り込まれています。

 野党5党の案に比べると、給与増分ははるかに低いですね。与党は、この程度で今の保育所不足や保育士の待遇改善につながると考えているのでしょうか!?この程度では十分なはずがありません!保育士の処遇改善は、保育の質の低下を食いとめるためにも大切なことです。それは、大切な子供の安全の確保に直結します。

 しかし、それ以上に問題なのは与党がこの機に乗じて「規制緩和策」で応じていることです。ここにこそ問題の本質があります。

 いかに与党が、保育士の現状を知らず、待機児童問題の本質を理解するつもりがなく、そのためこのような不十分な対策しか打ち出せないかは、以下のURLにブログ記事としてまとめましたので、ぜひ、ご覧下さい!

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なぜ保育士は、低待遇で働いているのか?認可保育園の賃金は、事業者が決めることはできない!?各党の政策内容に注目!与党のペテン「規制緩和策」にだまされてはいけない!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293819
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 山本記者(兼事務)でした!続いてはぎぎまき記者から、気になる今後の岩上さんの予定や、注目書籍のお知らせ、そして「わとはぷ」のコーナーをお送りします!

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■【要チェック!】今後の岩上さんインタビューと講演のお知らせ!

 おはようございます。IWJで記者をしているぎぎまきです。私からは岩上さんの今後のインタビューやイベント情報についてお知らせします。

 24日に関西入りした岩上さんは、共産党京都府委員会の渡辺和俊委員長のインタビューを皮切りに、翌日25日には京都から滋賀へレンタカーを運転して移動、井戸謙一弁護士に高浜原発3・4号機運転差し止め仮処分決定についてお話をうかがいました。そして再び車で京都へと戻り、新幹線で新神戸へ移動し、翌日26日から3日間「連日」で、神戸学院大学法学部教授の上脇博之氏にインタビュー!官房機密費の開示を求めた裁判での勝訴の話、8人の自民党議員を政治資金規制法違反などの疑いで刑事告発した件もた~っぷりとお話をうかがいしました。

 そしてさらに、最終日の28日、上脇教授の3日目のインタビューを終えたあと、またレンタカーを運転して大阪の枚方市へ飛び、自民党枚方市支部長・出来成元氏にインタビュー。

 出来氏にうかがったのも自民党の「政治とカネ」問題で、こちらはいわゆる自民党内の内部告発。政治資金規正法違反で告発予定だという、佐藤ゆかり衆議院議員の疑惑についてお話をうかがいました!中身は・・・予想をはるかに超える濃厚な「取れ高」だったそうです!4時間を超えるインタビューを終えたのが夜11時すぎ。それから車を運転して深夜に京都のホテルへチェックイン。休むまもなく皆さんが今、目を通しているこの日刊ガイドの草稿を読み、リライトの作業をしています。

 怒濤の関西遠征。。。。。5日間で合計6本のインタビューをこなした岩上さんは、本日、東京へ帰京予定。体調が本当に心配なのですが、そんなハードスケジュールを終えたばかりなのに、明日3月30日は宮里邦雄弁護士のインタビューが続きます!

・3月30日(水)14時~  宮里邦雄弁護士インタビュー

 上脇教授、出来自民党枚方市支部長に続き、宮里邦雄弁護士にうかがうテーマも自民党の「政治とカネ」問題。どれだけ疑惑が出てくるのかと呆れ返りますが、宮里弁護士が追及しているのは、いまもなお「睡眠障害」で姿をくらましているアノ人、甘利明・前経済再生相です!

 今年1月に発覚した金銭授受問題で、宮里弁護士が所属する「社会文化法律センター」が、甘利氏本人と元公設秘書をあっせん利得処罰法違反の疑いで東京地検に告発。この件で宮里弁護士にたっぷりとお話をうかがう予定です!

・4月4日(月)15時~ 内田樹氏インタビュー

 そして、またまた、4月4日には関西へと舞い戻る岩上さん。インタビューするお相手は、思想家で神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏。「安全保障関連法に反対する学者の会」の呼びかけ人として、SEALDs関西や関西市民連合を支える内田氏に、「緊急事態条項」の危険性や今後の日本について岩上さんがお話をおうかがいします!

 インタビュー前の予習材料として、3月7日、兵庫で行われた講演の記事をご紹介します。内田教授はこの日の講演の中で、貧困にあえぐ若者の存在に言及しながら、今の日本社会には「いい子」を演じてきた疲れが見え隠れすると指摘し、「右傾化メーターがあっという間にレッドゾーンに達する」空気があると警鐘を鳴らされています。

 力強い発声が印象的な内田氏は、武道家でもあるんですね!凛とした佇まいはそのせいなのかもしれません。4月4日に行なわれる内田氏のインタビューは、ぜひ動画でお楽しみください!

※2015/03/07 【兵庫】日本に徴兵制!? 「若年層から賛同者続出の可能性あり」――内田樹氏が9条で激論、政府批判せぬ「朝日新聞」への叱咤も
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/237562

・4月9日(土)「ロックの会」

 4月9日の「ロックの会」はIWJがオーガナイザーを務めます!テーマや登壇者などは詳細が決まり次第、本ガイドでお知らせいたします!

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■<IWJ書店からおすすめ!>鳥越俊太郎さんの書籍2冊、直筆サイン入りで数量限定発売中です!!!

 3月23日に岩上さんがインタビューした「ニュースの職人」、鳥越俊太郎さん。鳥越さんはこの所、田原総一朗さんや岸井成格さん、金平茂紀さんなどと一緒に頻繁に記者会見に出席し、高市早苗総務相の「電波停止」発言に見られる、政府の過剰なメディア介入に強く抗議しています。

 2月29日には日本記者クラブで、3月24日は日本外国特派員協会で安倍ファシスト政権を批判し、3月23日にはIWJ事務所にお越しいただき、岩上さんのインタビューに応じてくださいました!話は前日22日に起きたベルギーでの「同時テロ」に始まり、安倍政権や安倍政権支持者によるメディアへの圧力や自民党議員の経歴詐称問題まで。

 1時間30分に及んだインタビューアーカイブは一般会員であればインタビューから1ヶ月間、サポート会員であればずっと視聴することができます。お見逃しになった方は、ぜひ、会員登録し、アーカイブをご視聴ください!

※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※2016/03/23 「ニュースの職人」が語る安倍”ファシズム”政権の真実 岩上安身による鳥越俊太郎氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293152

※2016/03/24 日本外国特派員協会主催 ジャーナリスト・青木理氏、大谷昭宏氏、金平茂紀氏、岸井成格氏、田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏 記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293306

※2016/02/29 「これは政治権力とメディアの戦争だ!」
田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、金平茂紀氏、岸井成格氏、青木理氏、大谷昭宏氏らテレビ関係者が高市総務相「停波」発言に怒りの抗議会見!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289637

 その鳥越さんが直筆でサインし、ただ今、IWJ書店で限定販売中の書籍が「がん患者」と「君は人生を戦い抜く覚悟ができているか?」の2冊。それぞれ10冊のみの販売でIWJ会員限定販売となっています!

 2005年9月に大腸がんが発覚してから、手術と転移、仕事への復帰を何度も繰り返した鳥越さんの闘病記「がん患者」。そしてもう一冊は、昨年の夏に発売された「君は人生を戦い抜く覚悟ができているか?」。本書ではがん闘病を乗り越え、70歳を超えても第一線で活躍し続ける鳥越さんの、最近の政権批判を裏付ける人生論、仕事論、そして美学や哲学が集約されています!ぜひ、お買い求めください!

 そして、孫崎享さんによる、小説「外務省II-陰謀渦巻く中東」はインタビューの直後に販売受けつけを開始したのですが、あっという間に完売!ただ今、品切れ中ですが、これから追加注文して孫崎さんにサインを入れていいただきます!ほかにもIWJ書店では、以下のラインナップを発売中です!

この機会にぜひ、会員登録いただき、サイン入りの限定書籍をお買い求めください!

・【鳥越俊太郎さんサイン入り】 がん患者
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=216

・【鳥越俊太郎さんサイン入り】君は人生を戦い抜く覚悟ができているか?
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=215

・【笹山尚人さんサイン入り】ブラック企業によろしく 不当な扱いからあなたを守る49の知識
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=135

・【笹山尚人さんサイン入り】パワハラに負けない!―労働安全衛生法指南
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134

・【青井美帆さんサイン入り】 国家安全保障基本法批判
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=133

・【青井美帆さんサイン入り】 憲法を守るのは誰か
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=132

・【森まゆみさんサイン入り】『青鞜』の冒険: 女が集まって雑誌をつくるということ
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=131

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■わとはぷ~What happened today?

 最後のこのコーナーも、ぎぎまきがお送りします!

 3月も今日と明日で終わりです。自分の誕生月でもあり3月は大好きな月なのですが、年度の終わりということで1年の中で一番せつない月かもしれません。時が経つスピードが年を重ねるほど速くなっているのは気のせいでしょうか。。。IWJ入社前には保育園児だった私の娘も4月から5年生に進級。信じられません。。。

 その娘に「連れて行って!」とせがまれているのが、東京・墨田区にある「東京スカイツリー」です。私が高所恐怖症ぎみなこともあり、まだ登ったことがないのですが、その東京スカイツリーは、6年前の今日、東京タワーの332.6メートルを超えて、338メートルとなり日本一の高さの建設物となったそうです。結局、その後も建設は続き、2011年3月には高さ634メートルとなるのですが…。

 高い所が嫌いだからということもありますが、高すぎませんかね。。。。

 東京は特に、空を見上げても高層ビルやマンションが立ち並び、青空を見渡すことはほとんどできません。好きなだけ高層ビルを建ててるけど、本当は空の景色って誰のものだろうと、疑問がよぎります。

 地上の土地を所有しているからって、なぜ、どこまでも高く建造物を建てることが許されるのでしょうか。景色はみんなのものなのに~!!!と。ちなみに京都は景観を守るために15メートルの高さ制限を設けているとか。素敵です。

 次に頭をよぎったことは、そう言えば高層ビルってどうやって解体するんだろう?という疑問。調べてみると、欧米では「発破解体」が主だそうです。「発破」とは、テレビでも良く見るあれで、ビルを火薬で爆発させて解体する方法。さすが、欧米は豪快ですね!

 もちろん、日本の場合は火薬の取り扱いや建造物が密集していることからこの手法を取ることは不可能で、建設した手順をそのまま逆再生させるように、最上段から順に解体する方法が採用されることが多いようです。

 寒くてガチガチになった冬も終わり、春になって脳も緩み、色々な想像や妄想、アイデアが飛び出す季節ですね!これからは暖かくなる一方で本当に嬉しいです。皆さんも、お花見やピクニックの機会を逃さず、短い春をお楽しみください!そして、今日も一日IWJをよろしくお願いいたします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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