■■■ 日刊IWJガイド「本日14時から甘利刑事告発の宮里邦雄弁護士に岩上さんがインタビュー! /「TPPを批准させない3.30国会行動」も超ロング中継!/さっそくほころびはじめた『集団的自衛権必要論』!海自が米との軍事演習に『米艦防護』を盛り込まず!?」2016.3.30日号~No.1294号~ 早刷り暫定版■■■(2016.3.30 4時45分)
おはようございます!IWJ記者の城石エマと申します!
先日、「学生記者ではなくなります」と自己紹介させていただきましたが、以来、岩上さんの日々の指導がぐっと厳しさを増しました…。「君はもう学生じゃないんだから」と、これからびしばしと鍛えられていくことになりそうです。
しかし、厳しい指導はしっかりした記者を育てたいという岩上さんの熱意の現れ。その熱意に答えるべく、頑張っていきたいと思います!
本編に入る前に、長くIWJをテキストスタッフとして支えながら、このたびWeb班に加入し、「Web大改造プロジェクト」を担う一員に加わった、関根かんじスタッフより、大事なお願いです。
■新たな知の地平を切り拓く画期的なジャーナリズムを守り続けるために――Web班・関根かんじより、ご支援のお願い
おはようございます。5年にわたり在宅スッタフとして、テキストを書いていましたが、昨年末から、Web班で「Web大改造計画」にも携わるようになりました、関根かんじと申します。
2011年、東日本大震災の混乱収束もままならぬ春、編集なし中継ダダ漏れで、国会周辺デモや東電記者会見を伝えていたIWJに遭遇、「うわっ!こんなニュースの伝え方があるんだ・・・」と目から鱗。
そんな自分は、ずっとクリエイティブ業界に身を置きながら、現代美術という、とても難しい世界で身を立てようと、夢を持ち続けていました(今も持っていますが)。現代美術とは、「視・知覚表現の新しい方法を見つけ出すこと」と自分で勝手に解釈しているのですが、まさに、IWJも、新たな知(報道)の地平を切り拓く、画期的なジャーナリズム手法だと直感したのです。
創作活動もジャーナリズムも、「真実」を世に知らしめることです。でも「真実」とは、数学のように万人に共通した決まりがあったり、「真実」と書いた名札を胸にぶらさげているわけでもありません。ガラクタの集積のオブジェのすき間に、誰でも描けるような筆致の影に、また、次々に起こる事件や権力者の発言の中に、幾重にも厚いベールで覆われ、奥深くに隠れているものなのです。
ではその「真実」とは、いったい何なのか? 何のためになるのでしょうか?
辞書を見ると「真実」とは、「ウソのないこと」とあります。ウソとは、人を騙すことで、程度の差こそあれ、受けた側の人間は、傷つくのです。もはや大手マスメディアは、「社会の木鐸(ぼくたく)」ではなく「社会の木魚」に、「ペンは剣よりも強し」ではなく「アベはペンよりも強し」に変わり果ててしまいました。
ジャーナリズムとは、本来、権力者たちや、不正を働こうとする者たちのウソを、いち早く白日の下にさらけ出し、「非力な者」へ伝え、権力や他人の横暴から身を守る時間の余裕を与えることではないでしょうか?
たとえば、3年前の2013年6月10日、澤藤澤藤統一郎・梓澤和幸両弁護士、岩上さんの鼎談で、自民党改憲案98、99条『緊急事態条項』をあぶり出しました。最近では、岡田克也民進党代表ですら岩上さんのインタビューの甲斐あってか、緊急事態条項の危険を口にするようになっています。でも岩上さんたちは3年前にすでにその危険性を指摘し、単行本『前夜』にまで、まとめていたのです!!
————
・2013/06/10 「民主主義と人権の停止」 自民党改憲案について、澤藤・梓澤両弁護士が危機感を示す ~自民党の憲法改正案についての鼎談 第11弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/84119
・2015/12/25 「緊急事態条項」への認識を問う! 憲法を「眠らせ」ようとしているのは誰か 民主党は「ナチスの手口」に屈するのか? 岩上安身が岡田克也代表を単独直撃インタビュー!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/280184
・2016/01/05 民主党・岡田克也代表が一転して緊急事態条項の「中身」を批判!「自民党案は問題が山積」「憲法の定める基本的人権が必要以上に制約される」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281187
・【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く
ご購入はこちら
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171
————
手前味噌ですが、もし岩上さんが、いち早く、そのジャーナリスティックな嗅覚で、緊急事態条項の危険な匂いを嗅ぎつけず、IWJで警鐘をならし続けていなければ、他のメディアや有識者の方々、市井の皆様は、はたしてここまで注目していたでしょうか。緊急事態条項以外でも、原発問題(3.11以前から原発問題を追ってきたことを、皆様はご存知でしょうか?)、TPP、日米同盟問題、築地市場移転問題など、ずっと追いかけ続けている案件は多々あり、ネットで、1万6000件におよぶ映像記事を一覧できるホームページは、他の追随を許さないでしょう。
日々、ストレージに刻み込まれていく記事やインタビューには、重要な「情報と知」がテンコ盛りです。かつ、これら視聴者の皆様とともに築き上げている膨大なアーカイブは、時間が経るにつれ、「時代」を記録した貴重な日本の財産に昇華されていくと信じて疑いません。ゆえにWeb大改造プロジェクトでは、限られたマンパワーですが、よりストレスの少なく、見やすく、かつ過去記事のブラッシュアップも行います。
時として、IWJは、記者会見の場などで政権与党や権力側には門前払いを受けます。それでも、岩上さんはもちろん、スタッフもみな一丸となって、必死に権力へくらいついています。それは、視聴者の皆様と同じに、忸怩たる思い、やりどころのない憤懣が、体中に渦巻いているからに違いありません。だからこそ「真実って何だ!? これだ!」と繰り返し発信し続けているのです。微力ながら私も、皆様の大変な日々の、わずかでもお役に立てるなら、これに代わる喜びはないでしょう。
ここで、そんな私たちスタッフが心から励まされている、会員様からのメッセージをご紹介いたします!
————
・少しでもお役に立てばと、友人の分と22日付でみずほ銀行へ振り込みました。ぎりぎりのところでいつも踏ん張っている岩上さんはじめみなさまに敬服しております。くれぐれもお大事になさってください。
・IWJの活動は、今のジャーナリズムの危機的状況に一石を投ずるものだと思います。少額ですがお役立てください。
・記事がとても良い勉強になります。大手メディアの情報のみで育った世代なので尚更なのかもしれませんが、今後の子供達の世代の為にも、IWJさんのような良識的なジャーナリズムが健全な利益運用のできる会社である事を望み、寄付させて頂きました(^_^)
————
ありがとうございます!これからも、みなさまのご期待に沿えるような情報を、お届けし続けるべく頑張ります!
5年以上、会員数増やしながら、ここまで続けてこられたのは、日本全国、支えてくださっている中継スタッフの方々、そして何より視聴者・読者の皆様の温かいご支援、ご鞭撻に他なりません。ほんとうにありがとうございます。少しでも多く、皆様に「真実」をお伝えするためにも、ご寄付・カンパでのご支援をどうか重ねてお願いいたします!また、まだIWJの会員にご登録いただいていない方は、この機会にぜひ、ご登録ください。お願いいたします!
※会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※ご寄付・カンパをどうぞよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
※ご寄付・カンパのお振込先は、以下の口座です。
【城南信用金庫(1344)】新橋支店(022)普通472535
【ゆうちょ銀行(9900)】〇〇八(008)普通3080612
【みずほ銀行(0001)】広尾支店(057)普通2043789
【楽天銀行(0036)】第一営業支店(251)普通7068848
==========================
また、お世話になっているIWJ中継市民、こうのみなとさんの福岡選挙区での野党候補者が集結した討論会についての記事をアップしました。ぜひご覧ください!
・【福岡】2016/02/28「この夏、どうする?~候補者と考える参院選U29~」 定数1増3人の福岡選挙区で野党候補者が集結
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289537
関根さんでした!みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
★本日の日刊IWJガイドは以下の内容でお届けします!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■<ニュースフラッシュ>多国間合同軍事演習・リムパックでの「米艦防護」演習は盛り込まず!?/「クロ現」名指しで高市早苗総務大臣が「ご命令」!他(城石エマ)
┠■<★本日の配信★>「雲隠れ」を続ける甘利明・前経済再生担当相を刑事告発した宮里邦雄弁護士に岩上さんがインタビュー! 「あっせん利得処罰法」とは何か? (平山茂樹)
┠■<★本日の配信★>本日14時30分~20時までCh5で「TPPを批准させない3.30国会行動」を中継します!安倍政権に怒りと批准阻止のボルテージを上げましょう!!(太田美智子)
┠■【与那国島から特別寄稿】与那国島で陸自「与那国沿岸監視隊」発足!〜政府は「分断統治」に成功した?「自立」と「支配」が混在する与那国島で島民が見た「対立の歴史」を紐解く(原佑介)
┠■母親たちが失望!政府が待機児童解消で「予算ゼロ」の緊急対策!保育士の給与引き上げに一切言及なし!?(ぎぎまき)
┠■わとはぷ~What happened today?~今日は「消しゴム付き鉛筆」が発明された日!(城石エマ)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━
■<ニュースフラッシュ>
【1】安保法制の「強行採決」をゴリ押ししながら、夏の多国間合同軍事演習・リムパックでの「米艦防護」演習は盛り込まず!?参院選影響を配慮か 防衛省は「現段階ではお答えできない」
「米国本土が攻撃された際の、日本周辺海域での米艦保護」
憲法違反をはっきりと指摘される集団的自衛権行使をゴリ押ししてきた安倍政権。なぜ憲法を反故にしてまで、集団的自衛権を行使しなければならないのか、という問いに、安倍総理が「米艦防護」をあげてきました。
ところがここで、安倍政権の言説にまたも矛盾が生じてきています。
今年は、2年に1度ハワイ周辺で夏に行われ、日本の海上自衛隊も1980年以来参加してきた、米海軍主催のリムパック(環太平洋合同演習)が行われる年。このリムパックでの訓練について、3月28日の朝日新聞が、「海上自衛隊側が安全保障関連法成立後の昨年末、同法に基づく米艦防護などの演習内容は盛り込まない意向を米軍側に伝えていた」と報じたのです。
※3月28日朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASJ3V6CVWJ3VUTIL00Y.html
え・・・?ロシアや中国、北朝鮮により、米艦船が攻撃を受けた際、日本は黙って指をくわえて見ていていいのか、と安倍総理は訴えたはずです。日本人の子どもたちやお母さんたちがなぜかその米艦船に乗っているという想定で(米軍が同盟国であれ、他国民を救助・救出することはありえません)その米艦船を日本の自衛隊が防護しないのはおかしい、集団的自衛権の行使が必要だと、と安倍総理が涙ぐましく訴えた「米艦防護」のはずです。ありえない想定だ、とほうぼうから批判を受けても頑として聞き入れず、絶対やるんだと言い張った「米艦防護」のはずですね。
それを、海上自衛隊が演習に「盛り込まない意向」を「米軍側」に伝えていたとはどういうことでしょう?
防衛省に電話取材を申し込み、その真意を尋ねると、担当者は次のように答えました。
「リムパックの内容については、まだ調整中で、米艦防護の訓練をするかどうかも決まっておりません。(海上自衛隊が米軍に意向を伝えたという報道内容は本当ですか?)お答えすることができません」
また、昨日3月29日に記者会見に臨んだ中谷元防衛大臣も、リムパックについては「具体的な方針は決まっておりません」とするばかりで、朝日の報道内容を肯定も否定もしませんでした。
しかし、安保法制に対する国民の理解が「十分でない」のは安倍総理自身が認めてしまっているところ。有権者の目から見れば、安倍政権が7月の参院選への影響を避けるために、米艦防護の軍事演習を見送ったのか、あるいはそもそもそんな演習の必要性はなかったのか、どちらかであるとしか、考えられません。
【2】「クロ現」名指しで高市早苗総務大臣が「ご命令」!2016年度NHK予算への大臣意見書
大きな波紋を呼び、ジャーナリストらによる抗議の記者会見まで招いた、高市早苗総務大臣の「停波発言」。これに対し、すでに土俵を割ったメディアに対して、ダメ押しの「圧力」を加えるかのように、3月22日、衆院総務委員会で可決された2016年度のNHK予算案に、高市早苗閣下の「ご命令」とも言うべき「大臣意見」が付されました。その内容を読むと、次のようにあります。
「平成26年5月14日の『クローズアップ現代』において、事実に基づかず、自らの番組基準に抵触する放送を行ったことに関し、平成27年4月28日付けで行われた総務大臣による行政指導を踏まえ、再発防止に向けた取組を引き続き着実に実施するとともに、放送番組審議機関の機能の発揮等により、様々な機会において放送番組に対する国民・視聴者の声に十分に耳を傾けつつ、国民・視聴者の信頼回復に努めること」
なんと、わざわざ「クローズアップ現代」と名指しをして、「再発防止」と「信頼回復に務めること」と述べたのです。「クロ現」がある一回、「過剰な演出」を行ったことを奇貨として、それを突破口に全面的に行政指導に服することを求めていると読み取れます。
そもそも、テレビ局を含むメディアに対する政府の行政指導は、憲法に明記された「言論・報道の自由」を侵害する怖れがあり、厳に慎むべきものです。ところが高市大臣は、放送法の条文にある「業務の停止」を理由に、総務省が放送局に対し行政指導を行う可能性について言及してきました。不当な権力の乱用です。
————
・2016/02/09 メディア規制を強める安倍政権・高市大臣がテレビへ「電波停止」の恫喝的発言!BPO委員長代行の是枝裕和氏が「放送法」のカラクリを暴く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286707
————
これに対しては、さまざまなジャーナリストらが抗議、憲法学者らも「違憲」の可能性を表明しています。
————
・2016/02/29 「これは政治権力とメディアの戦争だ!」 田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、金平茂紀氏、岸井成格氏、青木理氏、大谷昭宏氏らテレビ関係者が高市総務相「停波」発言に怒りの抗議会見!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289637
・2016/03/01 本来の「BPO」の意味は公権力が放送に介入することへの「防波堤」 政治家たちの駆け込み寺ではない! 岩上安身による是枝裕和監督インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289840
————
こうした声に対し、高市大臣は、停波を辞さない場合の事例について、「テロへの参加を呼び掛ける番組を流し続けた場合」とした想定をあげました。「総理」は、この例に該当するのでしょうか?まったくあてはまりません。しかし、こんな「ありえない」話をわざわざ出して、停波の可能性をちらつかせるなど、あまりにも不自然で、不当な圧力です。メディアの自粛や萎縮を狙った脅しを繰り返しているとしか、言いようがないのではないでしょうか?
————
・2016/02/12 電波停止は「テロの呼びかけ」があったような場合――政権批判は「テロ」扱いに!? 高市早苗総務相の不自然な釈明! 会見ではマイナンバー法の「抜け穴」についてノーコメント!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287006
————
【3】エジプトで飛行機がハイジャック!テロとは無関係?乗客の大半が解放
昨日3月29日、エジプト第2の都市アレクサンドリアを発ちカイロへ向かっていたエジプト航空の旅客機が、爆発物を身につけた男にハイジャックされました。
ロイターなどによると、エジプト航空は犯人の男と交渉、乗員7人と4人の外国人乗客をのぞいた51人の乗客は解放されたとのことです。
パリ、ベルギーでのテロが相次いだ矢先、今回のハイジャックもテロとの関連が予測されましたが、キプロスのメディアは、男が個人的な事情から犯行に及んだと報じています。
しかし、犯人についての情報は混乱し、詳しいことはまだ分かりません。テロとの関連も視野に入れつつ、注視していきたいと思います。
さて続いては、本日注目のインタビュー配信について、平山茂樹記者よりお伝えいたします!
==========================
■<★本日の配信★>「雲隠れ」を続ける甘利明・前経済再生担当相を刑事告発した宮里邦雄弁護士に岩上さんがインタビュー! 「あっせん利得処罰法」とは何か?
おはようございます。IWJで主にテキスト関連の業務を担当している平山と申します。
関西でハードなインタビュー・スケジュールをこなした岩上さんですが、帰京したばかりの今日、早速東京でインタビューを行います。14時から、3月16日に甘利明・前経済再生担当相を刑事告発した「社会文化法律センター」代表の宮里邦雄弁護士に、告発に至った経緯や、告発状の内容などに関して、岩上さんがお話をうかがいます。
※IWJ・Ch1のご視聴はこちらから!
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
1月28日に大臣を辞任して以降、「睡眠障害」を理由に、国会を欠席し「雲隠れ」を続けている甘利氏。野党側は甘利氏と元秘書の証人喚問を要求していますが、自民党がこれを拒否しているため、現在に至るまで証人喚問は実現していません。
この間、民主党(現・民進党)は、「甘利前大臣疑惑追及チーム」を設置し、UR(都市再生機構)や国土交通省の担当者からヒアリングを行ってきました。他にも、元秘書が、一連の事件の「告発者」である千葉県白井市にある建設会社の総務担当者・一色武氏に現金を渡した場面を録音した音声データが公開されました
IWJでは、この「甘利前大臣疑惑追及チーム」の会合を複数回にわたり中継。また、岩上さんが、このチームの座長である民主党(現・民進党)の大西健介議員に単独インタビューを行っています。この機会に、あわせてご覧ください。
————
※2016/02/01 民主党・甘利前大臣疑惑追及チーム会合(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285526
※2016/02/15 民主党・甘利前大臣疑惑追及チーム会合(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287461
※2016/02/23 民主党・甘利前大臣疑惑追及チーム会合
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/288804
※2016/03/16 甘利明・前経済再生相が雲隠れ!?「甘利問題」を風化させるな!岩上安身による「甘利前大臣疑惑追及チーム」座長・大西健介衆議院議員(民主党)インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/292244
————
本日のインタビューでは、この間の事件の経緯をつぶさに振り返りつつ、甘利氏と元秘書の清島健一氏に適用されると見られる「あっせん利得処罰法」の内容について、岩上さんが専門家である宮里弁護士に一歩も二歩も踏み込んでお話をお聞きするはずですので、どうぞご注目ください!
この事件をめぐっては、3月25日に東京地検特捜部が一色氏から任意で事情聴取を行っていたことが明らかになっているものの、かつての小沢一郎氏の「陸山会事件」のケースとは明らかに異なり、検察の動きは非常に鈍いと言わざるを得ません。検察が、甘利氏を守ろうとする安倍政権の顔色をうかがっている、ということなのでしょうか。そうであれば、検察の正義は地に堕ちたも同然です。民主党を率いた小沢氏に対しては不当な「国策捜査」を行い、安倍政権の閣僚に対しては不当な「国策不捜査」を決め込んでいることになります。政治的な圧力装置に他ならない、ということになります。法のもとの平等や公正さは、どこにいったのでしょうか。本日のインタビューでは、岩上さんがこうした検察の動きなどについてもあわせてお聞きする予定です。中継・配信は、14時からCh1で! どうぞ、ご注目ください!
==========================
平山記者、ありがとうございました!
まだまだ本日注目の配信情報は続きます!続いては、太田美智子記者です!
==========================
■<★本日の配信★>本日14時30分~20時までCh5で「TPPを批准させない3.30国会行動」を中継します!安倍政権に怒りと批准阻止のボルテージを上げましょう!!
おはようございます!IWJテキスト班の太田美智子です。
国会は昨日、新年度予算を成立させました。TPP(環太平洋連携協定)関連対策費を含め、一般会計の歳出総額が過去最大の96兆7218億円です。そして、国会の焦点は、いよいよTPP批准を承認するかどうかの審議に移ります。
しかし、TPPは「国の主権を損ない、国民の知る権利や、健康や生命、幸福に生きる権利をも侵害する」として、現在、違憲訴訟が行われています。
※TPP交渉差止・違憲訴訟の会
http://tpphantai.com/
先日(23日)の日刊ガイドでもお伝えしましたが、国連人権理事会の「独立の専門家」であるアルフレッド・デ・サヤス氏も、秘密交渉によるTPPは「非民主的」であり、投資家が政府を訴えるISD条項は「廃止すべき」であり、TPPを署名や批准しないことが「民主的に選ばれた国会の責務である」と声明を出しています。
米国でも、11月の大統領選に向けて指名争いを展開する民主・共和両党候補者は、さまざまな思惑の中で、共和党のジョン・ケーシック氏を除いてTPPに反対を表明しています。少なくとも日米のどちらかが批准しなければ、TPPは発効できない決まりですから、情勢はかなり不透明になってきたと言えます。
一方、日本では、まるで反対の声など存在しないかのように、安倍政権もマスコミも批准に向けて前のめりなのは、なぜでしょうか。たとえ米国が原因でTPPが発効しなくても、日米並行協議によって、TPPを結んだのと同等の関係が日米二国間で築かれてしまう可能性があります。また、TPP以上に秘密が徹底される中で交渉が進むTiSA(新サービス貿易協定)という怪しい協定も控えています。どれもこれも、一部のグローバル資本だけが肥えたり、国民への福祉を約束した福祉国家をガタガタにしてしまい、9割の国民が窮乏化してゆく、そういうグローバリズムの実現の手段です。
誰かをないがしろにして得られる豊かさにノーと言い、暮らしや命を大切にしようと願う国民の声を無視する安倍政権の暴走は、どこまで続くのでしょうか。
もちろん、安倍政権の暴走を手をこまぬいたまま、傍観していてはいけません!
昨日と一昨日の安保法制施行に反対する国会前抗議行動に続き、本日、TPP批准阻止アクション実行委員会は、14時半~国会前座り込み行動(衆議院第二議員会館前)、17時~決起集会(憲政記念館ホール)、19時~国会請願キャンドルデモ(憲政記念館~日比谷公園)を行います。
IWJからは、「TPPウォッチャー」の佐々木隼也記者が取材に向かい、最初から終わりまで張り付いてCh5で中継しますので、国会行動に参加できない方はぜひ中継をご覧ください!そして、現地に集う人たちとともに、TPP批准にまい進しようとする安倍政権に怒りのボルテージを上げ、映像を通じて批准阻止のエネルギーを送ってください!!
チャンネル5(Ch5)はこちら!
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
==========================
太田記者でした!
続いては、原佑介記者より、陸上自衛隊「与那国沿岸監視隊」に関する特別寄稿のお知らせです!
==========================
■【与那国島から特別寄稿】与那国島で陸自「与那国沿岸監視隊」発足!〜政府は「分断統治」に成功した?「自立」と「支配」が混在する与那国島で島民が見た「対立の歴史」を紐解く
おはようございます!記者の原です。
日本最西端に位置する沖縄県・与那国島。この人口約1500人の小さな島で、一昨日3月28日、陸上自衛隊「与那国沿岸監視隊」が発足しました。
付近の艦船や航空機を地上レーダーで監視することが主な任務で、防衛省は同日、与那国島で隊旗授与式を開催。式で、小川清史西部方面総監は「強固な南西地域の防衛態勢を構築するのは、わが国の防衛意思を示すものだ」と訓示しました。
発足前日の27日には、中谷元・防衛大臣が与那国島の駐屯地を視察。中谷大臣は隊員を前に、「与那国島への陸自配備は厳しい安全保障環境の中、防衛の空白地域を埋め、大きな意義がある。国境を守り、地域から頼られる自衛官として活躍してほしい」と呼びかけました。
沿岸監視隊は、中国を念頭に南西諸島の防衛を強化する、いわゆる「南西シフト」の先駆けとして配備されたわけですが、なんと中谷大臣は視察中、「南西諸島ってどこまでかな?」などとポロリ。周囲に、「(南西諸島は)奄美、鹿児島も入ります」と進言されると、中谷防衛相は「あっ、鹿児島…」とつぶやき、無知、無関心を露呈しました。
今後、約160名の隊員とその家族94人が与那国島で暮らすため、島民の約6分の1を自衛隊関係者が占めることになります。選挙や住民投票など、住民の意思決定に大きな影響力を与えるとも考えられており、不安視する地元の声もあります。沿岸監視隊の受け入れは住民投票を経て決定したとはいえ、賛否は拮抗しました。所管の大臣がこの調子では、そもそも自衛隊の配備が本当に必要だったかも疑わしく、住民の不安は増すばかりでしょう。
そもそも与那国島とはどういう島で、どのようなプロセスを経て沿岸監視隊を受け入れたのでしょう。
「与那国島での出来事は、最前線からの問題提起」であるとの認識から、今回、現地で取材を重ねた与那国島在住のIWJ中継市民・猪股哲さんより特別寄稿をいただきました。自衛隊配備をめぐる与那国島の対立や、ウィキリークスが暴露したことで明らかとなった、与那国島に関する米国の思惑などもご紹介してくださっています。ぜひ、記事をご覧ください!必読です!
————
※【特別寄稿】与那国島で陸自「与那国沿岸監視隊」発足!〜政府は「分断統治」に成功した?「自立」と「支配」が混在する与那国島で島民が見た「対立の歴史」を紐解く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293889
————
==========================
原記者、ありがとうございました!
続いては、今もっとも目の離せない「保育園問題」について、一人娘をもつぎぎまき記者からご報告いたします!
昨日、IWJ事務所に小学校高学年のお嬢さんを連れてきたぎぎさん。お疲れ気味のスタッフたちの心を和ませる、愛くるしいお嬢さんの母親として、ぎぎまき記者は、この問題に黙ってはいません!
==========================
■母親たちが失望!政府が待機児童解消で「予算ゼロ」の緊急対策!保育士の給与引き上げに一切言及なし!?
おはようございます。IWJで記者をしているぎぎまきです。
与党の緊急提言を受け、一昨日3月28日、保育園の待機児童解消に向けた緊急対策を政府が発表しました。ニュースでも大きく報じられていたので、ご存知の方も多いと思います。
しかぁし!
その中身と言えば、この間、声をあげてきた母親や保育士たちを、心底失望させるものでした。
なんと、政府が打ち出した対策には一言も「保育士の給与引き上げ」に言及がなかったのです!一言も、です!野党は3月24日、保育士の給与を月額5万円アップする法案を出したばかり。これを、真っ向から無視したものだとも言えるでしょう。
待機児童解消の要になるのが、保育士の処遇改善であることは、疑いようのない事実。それなのに、給与アップに一切、言及しない政府の「緊急対策」なるものは、問題の本質から鉾先をそらせるごまかしの策だと言って過言ではありません。
その上、あきれたことに、政府が列挙した対策の数々には、予算が「1円」もついていなんですね。国民を馬鹿にするのもいいかげんにしていただきたい。受け入れ側に「もっと受け入れてください」とお願いするものばかりで、待機児童数を何人解消、何パーセント削減という目標さえ掲げていないのです。
不安の声が上がっていた、「小規模保育所」の定員の拡大についても、政府は「面積基準や人員配置基準はそのまま」、つまり、詰め込みではなく保育の質低下にはつながらないと言っています。子供を増やすなら、保育士も増員するんだということです。
しかし、そもそも保育士を確保できないことが問題なのに、給与も上げずに保育士をどうやって増員するのでしょう。また、面積基準も守ると言っていますが、増えた子供の数に合わせて面積を自在に増やせるような、そんな経済的な余裕のある施設がどれだけあるのか?厚労省はこの問いに「把握していない」と回答しました。
つまり、実現性が非常に疑わしい「絵に描いた餅」になる可能性の高い、緊急対策が出されたに過ぎないのです。この一ヶ月、この問題に真摯に取り組み、母親や保育士からも信頼を得ていた、民進党の山尾志桜里議員もため息混じりに「ここで幕引きなんかさせない」と訴えました。山井和則議員も、「これではゼロどころか、子供たちにとってマイナスの緊急対策になってしまう」と警鐘を鳴らしていました。
もう呆れるのを通りこして、悲しいですね。。。政府は子供に使うお金はない、と言っているに等しいわけです。補足しておきますが、政府は「一億総活躍」をスローガンに掲げています。高齢者だけでなく育児中の女性も家にいないで、社会に出て働け、少子化による労働力人口の減少を補え、というのです。なのに保育所の拡充の予算は増やさない、保育士の待遇の大幅な改善は行わない。「活躍」しようにも女性たちは子供を預けることができない、女性たちは育児と仕事の両立が困難になり、「育児」か「仕事の継続」かのどちらかの選択を迫られる、そうなることが目に見えているので生活のため仕事を選ばざるをえない女性たち(およびそのパートナーの男性も)は、泣く泣く子供をもつことをあきらめざるをえない。その悪循環の当然の結果として、少子化はより一層進むことになります。少子化が内需の減少を招いている、といいながら、ずっとこんなマイナスのサイクルを断ちきれない。アホみたいな話ですね。
政府の「一億総活躍プラン」の中では、一応、保育士の処遇改善に踏み込むということになっています。しかし、今、与党から出ている案は4%(8000円)増というもの。一ヶ月8000円程度の増額で保育士の処遇が改善されたといえるのか、低所得ゆえに他の仕事しつかざるをえなくなった保育士が、保育の現場に戻ってくるのか、はなはだ疑問です。
政府はやる気がない。。。。私にはそうとしか思えません。。。。
昨日行なわれた第6回「待機児童緊急対策本部」では、与党の会合にも呼ばれ、対策を提言した「NPO邦人フローレンス」の駒崎弘樹氏が、緊急対策について問題提起。ほかにも、子供を保育園に通わせている国会議員が疑問を呈し、母親たちも厚労省の担当者に向けて不安をぶつけました。
大変、重要な会合になった昨日の議論の様子は、近日中に記事にまとめますが、先に第4回の「待機児童緊急対策本部」の記事をご覧ください!これまでの経緯や待機児童問題の本質を短くまとめてあります。
本日、私は山尾志桜里議員が質疑に立つ、厚生労働委員会を当事者の方々と一緒に傍聴し、取材する予定です。これまで以上に、山尾議員の鋭さが炸裂すると思いますので、ぜひ、お時間のある方はインターネット中継で委員会の様子をご覧になることをおすすめします!
【衆議院厚生労働委員会】
山尾志桜里議員 午前10時00分〜
インターネット中継URL
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
————
※自公が「小規模保育所の定員拡大」を緊急提言!規制緩和で子供の安全はどうなる!?」法案をまとめた5野党が政府与党の本気度を問う!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293308
※なぜ保育士は、低待遇で働いているのか?認可保育園の賃金は、事業者が決めることはできない!?各党の政策内容に注目!与党のペテン「規制緩和策」にだまされてはいけない!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/293819
————
==========================
ぎぎまき記者でした!
■わとはぷ~What happened today?
本日3月30日は、「消しゴム付き鉛筆」が発明された日です!
あの、正直消しやすいとは言えない硬い消しゴムがちょこんと付いている、あの、鉛筆です。。。発明された日が記録されていることに驚きました。というか、あれ「発明」と言っていいのでしょうか・・・?
消しゴム付き鉛筆が発明されたのは、1858年のこと。アメリカのハイマン・リップマンという画家が、絵を描いているときに鉛筆と消しゴムを交互に使っていると、コロコロ転がってすぐに失くしてしまう。どうにかならないか・・・と考えているときに、そうだ!と思いついたのが、鉛筆のおしりに、にかわで消しゴムをくっつけること。これが、「消しゴム付き鉛筆」発明のきっかけでした
「なんだそんなん、私にも発明できそうだわ!」とうっかり口をついて出てしまいましたが、鉛筆が発明されたのが1560年代であることを考えると、鉛筆と消しゴムが奇跡の出会いを遂げるまでに実に300年近くもかかったわけです。リップマンは、この「消しゴム付き鉛筆」の発明で、2億円近くも儲けたといいますから、リップマンより先に特許を取るべく自分が158年前に生まれなかったことが悔やまれます。
発明は本当にひょんなところから生まれるものなんですね。私も発明「してほしいもの」ならたくさんアイデアがあるんですけどね~。今一番ほしいのは、全自動人間洗乾機。毎日の忙しさの中、少しでも長く時間を割きたいと思うのが、睡眠。ああ、一刻も早く寝たい・・・。でも、お風呂に先に入らなければ・・・。とすると、寝られるのは1時間以上後になるな・・・。睡眠とお風呂、同時進行できたらいいのに。こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?(え、お風呂長すぎですか?)
そんなとき、私が思いついたのが、寝ている人を勝手に洗って乾かしておいてくれるマシーン。大流行間違いなしのはずです!誰か発明してくださーい!
あ、こんな他力本願では、とても特許で2億円ゲットして歴史に名を残すことはできなさそうですね。いやはや、ここが発明と妄想の違いでしょうか。アイデアを形にする力。妄想だけなら誰にでもできますからね。というわけで、たぶん私は1858年に生きていたとしても、恐らく発明家として歴史に名を残していることはなかったでしょう。リップマンさん、ありがたい発明をありがとうございました。
人間の生活を便利にする発明はそうした資質や才能をお持ちの方にお願いするとして、私はその発明の恩恵に預かりつつも自分にできることをやっていきたいと思います。
それでは今日も一日、よろしくお願いします!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】