日刊IWJガイド「北朝鮮『水爆実験』続報! そして、気骨あるキャスターがまた番組を降板するという現状・・・小出裕章氏インタビューの緊急再配信も」2016.1.9日号~No.1213号~


■■■ 日刊IWJガイド「北朝鮮『水爆実験』続報! そして、気骨あるキャスターがまた番組を降板するという現状・・・小出裕章氏インタビューの緊急再配信も」2016.1.9日号~No.1213号~ ■■■
(2016.1.9 8時00分)

 おはようございます。IWJで主としてテキスト関係の編集を担当している平山と申します。

 本日は1月9日。年が明けてから、早くも1週間あまりが経過しました。皆さん、年頭に今年の目標を立てられましたでしょうか?

 私の今年の目標は、なんと言っても「体力の増進」です。深夜業務が何日か続いただけで、すぐにバテてしまう私。IWJの他の班の人はどうかわかりませんが、テキスト班で最弱であることは、自他ともに認めています。多少なりとも健やかに暮らせるよう、定期的に体を動かそうと心に誓いました。

 そこで早速、「IWJキックボクシング部」の門を叩き、入門を志願。先日、原佑介記者、佐々木隼也記者とともにジム通いをスタートさせました。

 まだ、3分×2ラウンドのミット打ちだけでバテバテになってしまいますが、トレーナーの「これをやっていれば、すぐに体力がつきますよ」という言葉を信じ、ジム通いを続けたいと思います。

 さて、本日の日刊IWJガイドは、昨日行われた岩上さんによる太田昌克氏インタビューの振り返りから、北朝鮮による「水爆実験」の最新情報、NHK「クローズアップ現代」・国谷裕子キャスター降板といったニュースなどをお届けします。

 まずは、太田美智子記者に、北朝鮮「水爆実験」に対する太田昌克氏の分析について、レポートしていただきます。

■北朝鮮はなぜ「水爆実験」を行ったのか?長年にわたり「核」をテーマに取材してこられた共同通信社編集委員の太田昌克さんの見立て ~昨日行われた岩上さんによるインタビューより

 おはようございます。太田美智子です。

 昨日の岩上さんによる共同通信社編集委員・論説委員の太田昌克さんのインタビューはご覧になられましたか? 長年にわたり「核」をテーマに取材してこられ、北朝鮮による6日の「水爆実験」成功の発表以来、国内外の専門家に話を聞いてこられた太田さんの見立ては興味深く、示唆に富んでいました。

 7日、国連は安全保障理事会を緊急招集して追加制裁の検討を開始、各国も北朝鮮を非難しています。他方、今回の地下核実験が「水爆実験」ではなかったのではないかという声も大きくなってきています。

 まず、本当に「水爆実験」だったのでしょうか? 太田さんは「即断する必要はないし、即断はむしろ危険」と話されました。

 というのは、2013年にやはり北朝鮮が核実験を行った際、放射性物質が日本で確認されたのは2ヶ月ほども経ってからだったというのです。通常なら数時間後、遅くても1日後には日本に到達するはず。ところが、そんなにも時間がかかったのは、おそらく北朝鮮が地中の閉じた空間の中で実験を行い、その扉を開けて換気するまでに2ヶ月ほどの間があったからだろうと言うのです。

 今回も、北朝鮮が「たちまち扉を開けるかどうかは定かではない。(北朝鮮の動向を)分析する側を混乱させるトリックを考えているだろう」と太田さんは分析されていました。

 岩上さんも思わず、「やはり専門家に話を聞くべきですね!」と感嘆していました。

 とはいえ、北朝鮮は水爆実験だと主張しているのに、他国の専門家は水爆実験にしては地震波が小さいなど、否定的な見方をしているのはなぜなのか、気になりますよね。北朝鮮が嘘をついているのでしょうか?

 太田さんの見立ては、「核融合が大きく起きないと水爆にはならないが、ちょっとした核融合を核分裂反応を強めるブースターとして使った実験を行ったのではないか。そして、核融合が起きていることをもってして、誇張して、水爆実験と言っている可能性がある」というものでした。

 それから、北朝鮮政府の声明文に「米国をはじめとする敵対勢力の日を追って増大する核脅威と恐喝から国の自主権と民族の生存権を徹底的に守る」ための自衛的措置として、短い声明の中で8回も米国を名指ししていることについて、「歴史を踏まえたうえで、何を意味しているのか、きちんと理解しなくてはならない」と指摘しています。

 というのは、日本も第二次世界大戦を通じて、軍民あわせて315万人の死者を出しましたが、北朝鮮は朝鮮戦争(1950年6月25日―1953年7月27日休戦)で米軍の無差別空爆によって焼き尽くされ、朝鮮戦争後半、すなわち戦線が膠着した51年春以降の2年間だけで300万人もの死者を出したそうです。これはインタビュー中に、岩上さんがブルース・カミングスの『北朝鮮とアメリカ~確執の世紀』という本から引用して紹介した数字です。戦争の期間と人口規模で比較すると、米軍の行なった無差別空爆がいかに無残で無慈悲なものだったか、想像を絶します。

 そしてこの朝鮮戦争の全期間を通じて、マッカーサー将軍もトルーマン大統領も、原爆の使用を何度となく試みようと企てました。「満州の喉元を横切るように・・・30発から50発の原爆を投下」して、「放射能コバルトのベルト地帯」をつくる。そうすれば、「少なくとも、60年間、朝鮮半島に陸路で侵入することは不可能になる」とマッカーサーは発言していたそうです。

 朝鮮戦争はとてつもない狂気に満ちた大戦争だったのです。この事実は、当時もろくろく報じられませんでしたし、今日ではすっかり忘れられてしまっていると、岩上さんが引用したカミングスは言っています。

 また、この米軍の空爆による無差別殺戮と脅しが、先軍政治の軍事国家北朝鮮と、核武装に偏執する「北朝鮮」を生み出してしまっているのです。

 国連が検討している制裁がどの程度、効果があるかは「制裁の内容にもよる」と太田昌克さんは自身の見解を述べられ、制裁と同時に「数十年前の歴史を振り返り、あなた方の安全保障上の懸念も分からないではない、侵略しないと。経済的にも相互依存関係を結んでいけば、いい形になるのではないか」と話しています。

 さらにインタビューは、太田昌克さんが昨年明らかにした一大スクープの話へ。

1962年、沖縄の米軍基地(読谷村)には核ミサイル基地が存在し、そこに発射の命令がくだされたのでした。折しもキューバ危機の時です。命令通りに発射されていれば、間違いなくソ連からも他国(おそらくは中国)からも報復の核攻撃を受け、沖縄は壊滅、日本本土も無事ではすまなかったでしょう。核による報復の連鎖が続けば、日本の歴史はその時点で終わり、もしかしたら世界も終わっていたかもしれません。。。

核攻撃のシステムには、ヒューマンエラーによる間違った命令や誤操作で、破局的な悲劇をむかえる可能性があるのです。そのリスクは現代でも何も変わっていません。

 太田昌克さんの、この大スクープに対して、先月末、横槍を入れてきた新聞がありました。それが何と、米軍の準機関紙の星条旗新聞! この星条旗新聞の批判記事に対して、太田昌克さんが、岩上さんのインタビューにこたえて真っ向から反論を展開!メディアを通じて反論を行なったのは、初めてのことです!

 このインタビューは、会員の方であればご覧いただけますので、まだ会員でない方はぜひ会員登録をして、ご覧ください!

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 太田美智子記者、レポートありがとうございました。

 昨日、参議院本会議で北朝鮮の核実験に抗議する決議を採択する際、生活の党の山本太郎参議院議員が採決を棄権するという一幕がありました。理由は、「日本独自の制裁を強める姿勢が盛り込まれているため、より緊張関係を高め、国民のリスクが高まることに不安を感じた」とのこと。確かに山本議員が言うように、国連で足並みを揃えるのではなく、日本独自の制裁が強まるようなことがあれば、日朝関係が突出して悪化することになりかねません。今回は中国も厳しく北朝鮮を批判しているだけに、日本の突出が外交上、プラスになるかマイナスになるか、よくよく考えるべきではないでしょうか。

 さて、次は、ぎぎまき記者より、有名女性キャスター降板のニュースについてレポートしてもらいます。

…(後半へ続く)

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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.1.9 Sat.**

【IWJ_KYOTO1】15:00~「福井地裁の高浜・大飯原発再稼働差し止め裁判・全関西報告集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「若狭の原発を考える会」と「京都脱原発原告団(世話人)」が主催で行う、高浜・大飯原発再稼働差し止め裁判に関する報告集会。鹿島啓一氏(大飯・高浜原発運転差止仮処分訴訟原告弁護団)の報告講演等が予定されている。

【録画配信・Ch5】17:00~「2016 山本太郎トークライブ in 十条」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※1月6日(水)に行われた、山本太郎議員のトークライブの模様を録画配信します。

【会員・サポーター限定配信】20:00~「第46回 69(ロック)の会 ―テーマ 影から光への成功例を僕らは作れるのか? 『長崎県佐世保市・石木ダムについて』」
会員の方はこちらからご視聴になれます→ http://iwj.co.jp/wj/member/limited
サポーターの方はこちらからご視聴になれます→ http://iwakamiyasumi.net/

会員ログインはこちら
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IWJ会員登録はこちら
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~~会員限定配信の視聴方法~~

1,会員限定視聴ページ( http://iwj.co.jp/wj/member/limited )へアクセス
2,登録メールアドレスとパスワードを入力
3,ページに表示されているパスワードを、視聴画面に入力

以上の手順で、ご視聴いただけます。ぜひ、ご覧ください。

【再配信・Ch1】20:00~「米国からのプルトニウム返還要求『明らかな政治的メッセージ』~岩上安身による京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123411
※2014年2月3日に行われた、「岩上安身による京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏インタビュー」を再配信します。小出氏は「2018年に日米原子力協定の見直しがされるが、米国は日本に対する締め付けを強めるのではないか」と語りました。

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◆明日の中継番組表◆

**2016.1.10 Sun.**

【Ch未定】13:30~「激おこ!選挙勉強会 全国ツアー第2弾 in 東京 ―ゲスト・古賀茂明氏(元経産省官僚)」
※元経産省官僚の古賀茂明氏がゲストとして登壇予定の選挙勉強会を中継します。

【IWJ_KYOTO1】14:00~「第4回左京フォーラム ―岡野八代氏(同志社大学教員、京都96条の会代表)」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「戦争をさせない左京1000人委員会」が主催の「第4回左京フォーラム」を中継します。岡野八代氏(同志社大学教員、京都96条の会代表)が登壇予定。

【IWJ_NARA1】15:00~「第139回『中村てつじと話す会』 ―講演 小林節・慶應義塾大名誉教授」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-nara1
※小林節・慶應義塾大名誉教授が講演予定。テーマは、「安倍『壊憲』と戦う方法」。

【IWJ_KYOTO1】18:30~「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会旗開き」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会」が主催する、「米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会旗開き」を中継します。

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(前半の続き)…

■NHK「クロ現」の国谷キャスターが3月いっぱいで降板! NHKは3400億円の新社屋を建設予定 受信料義務化にマイナンバー導入検討!?

 おはようございます。ぎぎまきです。

 昨日、NHK「クローズアップ現代」のメインキャスター、国谷(くにや)裕子氏の降板が決定したと報じられました。出演は今年3月一杯までで、番組自体は「クローズアップ現代+(プラス)」に名を変え、放送時間は夜10時に移動するそうです。

 22年間、同番組のキャスターを務めた国谷氏は、本当に気骨ある女性キャスターだったと思います。ネトウヨから「反日アナ」などと野次られるほど、番組内では度々、政権批判とも取れる発言をしてきた国谷氏。「権力を監視する」というジャーナリズム本来の役割をまっとうしようとする当然の姿だと思います。私自身にとっても、「クロ現」は録画予約する番組のトップ5に入るくらいで、同番組のファンの一人でした。

 ここのところ、安倍政権を批判するキャスターの降板決定が相次いでいます。TBS「NEWS23」の岸井成格さんやテレビ朝日「報道ステーション」の古舘伊知郎さんについても、皆さんの知るところですよね。昨年3月に安倍政権からの「圧力」によって降板した古賀茂明さんに対しては、岩上さんが「報道ステーション」終了直後に直撃インタビューを行っています。

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2015/03/27 【速報】「報道ステーション」終了直後の古賀茂明氏に岩上安身が緊急直撃インタビュー!降板の内幕を衝撃暴露
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240770
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 メディアへの圧力や介入に拍車をかけている安倍政権。こうした事態を重く受け止めた、放送倫理・番組向上機構(BPO)は昨年11月、総務省と自民党によるNHKへの厳重注意や事情聴取を「政権党による圧力そのもの」と非難する意見書を公表。BPOが政権批判するのは稀だとして、社会的に高い注目を集めました。

 近日中に岩上さんがインタビューを予定している、BPO委員の一人でもある映画監督の是枝裕和氏も、自身のブログで、政府による放送法の悪用を批判。放送法が、敗戦からわずか5年後に規定されたものであるという歴史を振り返り、「公権力」と「放送」が結託して引き起こした過去の戦争への反省から放送法がスタートした、とその成り立ちを強調しています。

※「放送」と「公権力」の関係について ~NHK総合「クローズアップ現代」“出家詐欺”報道に関するBPO(放送倫理検証委員会)の意見書公表を受けての私見~
http://blogos.com/article/143429/

 是枝監督には近日中に、岩上さんがインタビューすることが決定しています。日程が決まり次第、お知らせするので楽しみにしていてください!

 また、昨年の9月6日に早稲田大学で行われた集会では、同大OBとして、是枝監督と岩上さん、そして一昨日にインタビュー再配信を行なった白井聡氏がそれぞれスピーチをしました。その集会の模様は、以下で御覧になれます。

※2015/09/06 「『在野の精神』は死んでいなかった!」――早稲田大学が「知的劣化」の激しい日本の政治に「NO」!吉永小百合氏、澤地久枝氏らOBも賛同!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/261743

 さて、今回の国谷さんの降板で、NHKが政府・自民党の意向を忖度する放送局であることが改めて印象づけられましたが、岩上さんがこれまで2度インタビューしている、元NHKプロデューサーの永田浩三氏によれば、安倍晋三によるメディア介入はすでに2001年から始まっていたことが明らかになっています。詳しくは、過去のインタビュー記事をぜひご覧ください!

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・2014/11/12 「説得する言葉を持たないけれど、権力は持っている」NHK番組改変事件でかいま見た、安倍晋三という政治家の本質
元NHKプロデューサー・永田浩三氏に岩上安身が再びインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/205343

・2014/10/22 (再掲)「みんなのNHK」から「安倍政権のNHK」へメディアへの政治権力の介入~元NHKプロデューサー・永田浩三氏に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/188812

・2014/08/21 「これはメディアの堕落だ」NHK退職者1500人が籾井会長の辞任、罷免を求めてNHKに要請書を提出
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/163032
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 そして、そんなNHKは今、3400億円というバカ高い放送センターの建設を計画しているのです!

 費用を賄うためか、受信料の徴収率をあげて1000億円の増収を目指しているといい、なんと、そこに導入されかねないのが、あの「マイナンバー」。自民党内ではNHKの受信料義務化をマイナンバーと紐付ける議論が加速していると昨年10月に報じられました。

 公共メディアであるNHKと政府との二人三脚ぶりが、当たり前のようになってきている今、放送法の「不偏不党」というルールに立ち返り、しっかりと批判の声を上げていかなければいけませんね!

※NHK受信料 義務化論議加速 自民党小委提言
http://mainichi.jp/articles/20151026/ddm/004/040/014000c

 メディアの真の「公共性」とは、上からの権力との癒着から生まれるものではなく、下から、つまり一般の市民から支えられて初めて成立するものであると思います。

 かつて岩上さんは、NHK局内のシンポジウムに呼ばれ、「NHKは上からの『公共性』だ。我々は違う。下からの『公共性』である」と、NHKの名乗る「公共性」と一緒くたにされることを拒みました。

 上からの「公共性」を押しつけてくるNHKと権力に対し、IWJはこれからも草の根の一般市民に支えられて、真に市民のための「公共性」のあるメディアを目指します!

 一人でも多くの方に、広く、支えられたいと願っています。ぜひ、会員登録をして、草の根の公共メディア、IWJをお支えください!

※ IWJ の会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 最後に、岩上さんも名を連ねている「翼賛体制構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明」の記者会見や、NHK前で行われてきた抗議行動の記事を紹介します。諦めない人が一人でも多ければ、希望は自然と湧いて来るものですよね。IWJは絶対に諦めませんので、大丈夫です!

 ぜひとも「皆さまのIWJ」を応援して支えてください! 一緒に頑張りましょう!

※ご寄付・カンパによるご支援も、どうぞよろしくお願いします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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・2015/08/01 「NHKは権力の犬だ!」“偏向報道”が続く「公共放送」NHKに対して市民が怒り 300人の市民がNHK放送センター前で怒りの声
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255945

・2015/08/25 「政府の声でなく、国民の声を報道しろ!」国会中継をしないNHKに市民が怒り――NHK包囲抗議行動
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/259507

・2015/04/19 現役NHKチーフプロデューサーが警鐘「会社をクビになるより、はるかに恐ろしいものが見える」――沈黙するメディア、記者のサラリーマン化を危惧
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/243038

・2015/02/09 「70数年前も、こうして『物言えぬ空気』が作られ、私たちの国は破滅へ向かったのではなかったか」──翼賛体制構築に抗する言論人、報道人、表現者の声明
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/231414

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 ぎぎ記者、ありがとうございました! 私もNHK放送センター前で行われた抗議集会を取材したことがありますが、市民によるNHKへの怒りは沸点に達しているように感じました。一刻も早く、NHKには「安倍チャンネル」であることをやめ、公共放送としての務めを果たしてもらいたいものです。

 続いて、新人の葦澤美也子記者より、明日の注目再配信の告知です。

■「核燃料サイクル」の裏事情を語った必見のインタビューを再配信! 今の日本に必要なのは真の「徹底的な平和主義」~小出裕章氏インタビューをぜひご覧ください!!

 おはようございます。新人記者の葦澤です。

 昨日中継・配信された共同通信編集・論説委員の太田昌克氏インタビュー、面白かったですね! 私も仕事をしながらついつい見入ってしまいました。

 日程は以前から決まっており、「核」をテーマにした内容だということも決まっていたのですが、ちょうど北朝鮮の「核実験」直後のタイミングとなり、前半はその話題だけで1時間半!!本編に入ってさらに1時間半、まだまだ聞きたいことが山盛りのところで時間切れ、次回へ持ち越しとなりました。

 この太田昌克氏のインタビューは、動画変換などの準備が整い次第、IWJのホームページにアップいたしますので、今しばらくお待ち下さい。

 太田氏インタビュー本編のテーマともなっていた、「日本における(兵器としての)核保有」の問題。アメリカの思惑や、日本でもずっと一部の政治家が核兵器保有の野心を抱き続けていることについては、本日再配信予定の、岩上さんによる小出裕章氏インタビューでも中心テーマとして取り上げられました。長年のタブーだったテーマに切り込んだ、迫力あるインタビューです。このインタビューの中で小出氏は、「原発の維持と核兵器の保有は、コインの裏表の関係にある」と語っています。その真意とは? 詳細は動画本編をご覧ください。

※2014/02/03 米国からのプルトニウム返還要求「明らかな政治的メッセージ」~岩上安身による京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123411
(こちらはサポート会員の方でしたらいつでも視聴が可能です)

 この機会にぜひサポート会員への変更をご検討ください。会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 インタビューのテーマとなった、日本から米国へのプルトニウムの返還については、つい先日新たなニュースとなったばかりです。東京新聞では、核安全保障サミットの成果の一環として、この時期が選ばれたことが報じられています。

・プルトニウム331キロを日本から米の施設へ 核兵器40~50発分(2016年1月5日東京新聞、【URL】bit.ly/1PNuwGy)

 日本とアメリカの、核に対する戦略は今後どのようになっていくのでしょうか? 今回、北朝鮮が核保有をアピールしたことで、日本でもまた「核燃料サイクル」に固執する人々がその有用性を強くアピールし出すのは間違いないと思われます。

 この「核燃料サイクル」の中核を担うものとされる施設の1つが「高速増殖炉もんじゅ」です。今、このもんじゅに対し、原子力規制委員会から見直しの勧告が出され、もんじゅを廃炉にするための訴訟も提訴されています。

※2015/12/25 「新・もんじゅ訴訟」提訴記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/280185

※2015/12/08 “看板の架け替え”だけでは許さない!~かつてのもんじゅ訴訟原告団らが廃炉を求める提訴を予告「規制委員会の勧告を応援します」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277897

 今までのこうした脱原発・脱核保有に向けての動きがまたもや済し崩しにされ、今後東アジアの核事情が緊迫していくことも懸念されます。

 しかし、今本当に必要なのは、小出裕章氏が今夜再配信されるインタビューの中で述べている「徹底的な平和主義」ではないでしょうか。

 では、その「徹底的な平和主義」とはどういうものなのか? どうやったら実現できるのか? 今のアジアを取り巻く状況と、そのバックグラウンドを理解しながら、ぜひ皆さんとともに考えていただきたいと思います。

本日20時より緊急再配信!ぜひご覧ください!!
【IWJ Ch1】 http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php

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 葦澤記者、ありがとうございました! 続いては「IWJキックボクシング部」先輩の佐々木隼也記者より、本日の注目配信のご案内です。

■山本太郎議員が緊急事態条項に強い危機感「これが憲法改正の本丸です」~トークライブの模様を本日録画配信!!

 おはようございます! IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。

 本日は、1月6日に都内で行われた山本太郎・参議院議員のトークライブの模様を、17時よりCh5にて録画配信します! ここで山本議員は、緊急事態条項について、強く警鐘を鳴らしました。

 開始から、貧困や労働問題など、政治が企業側に立っていることを舌鋒鋭く批判した山本議員。予定時間をオーバーしながらも「最後にこれだけはやっておきたい」と言って緊急事態条項について語りました。

 山本議員は、昨年9月30日、自民党の古屋圭司・憲法改正推進本部長代理が、「国民の支持を得やすい緊急事態条項から着手したい」と発言した新聞記事を見せながら、「お試し改憲として、まずこれを入り口にしようというようなことを言っていますが、はっきり言います! これが本丸ですよ!これがあれば何でもできちゃう。本当はこれが、独裁者としては一番手に入れたいものです」と指摘しました。

 そして山本議員は、戦後の1946年7月に、大日本帝国憲法を改正して日本国憲法を作り上げる際の国会で、当時の憲法担当大臣・金森徳次郎氏が緊急事態条項について、「民主政治を徹底させて国民の権利を十分擁護するためには、政府の一存で行う措置は極力防止しなければならない」と否定的な答弁をしていたことを紹介しました。

 日本国憲法を作る際の基本理念は、「民主主義の強化」です。当時、民主主義という概念に疎かった日本の統治機構の住人に、GHQがそれを植え付けようとし、日本側もそれに同調した、という背景がありました(※)。過去に日本人が、民主主義を尊重した結果、緊急事態条項を入れないという選択をしたのですね。

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(※)日本国憲法がGHQの押し付けではなく、日本側も同調していたことは、ジャーナリスト・田原総一朗さんや、作家の半藤一利さんも明らかにしています。ぜひ以下の動画記事をご覧になり、安倍総理を筆頭とする改憲派の「押し付け憲法論」がいかに一方的な決めつけであるか、ぜひ知っていただければと思います。

・2013/06/05 「憲法9条は日本人が作った」 作家・半藤一利氏、安易な改憲論に反論 ~「立憲フォーラム」 第4回勉強会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/83295

・2013/05/16 「田原総一朗氏、(自民党が憲法改正をするのは)参議院選挙のあとでしょう。必ずやりますよ」 ~立憲フォーラム 第2回勉強会
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/79176
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 山本議員は、昨年末に行われた「饗宴VI」のシンポジウムには参加がかなわなかったのですが、第2部のパーティーに参加。さらにはその後の居酒屋での二次会にも参加されて、そこで岩上さんや雨宮処凛さんと一緒に、その日の饗宴のメインテーマである「緊急事態条項がいかにヤバいシロモノであるか」について、熱心にディスカッションしている姿が印象的でした。

 その饗宴から、約2週間後に開かれたこのトークライブでは、「災害時でも緊急事態条項が必要ない理由」を語っています。不断に学び続け、戦い続ける山本議員の姿勢に感服です! ぜひ、続きは本日17時からの配信か、IWJの会員に登録していただき、以下の動画記事をご覧下さい!

【配信はこちら・Ch5】
http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5

※IWJ会員であれば、いつでも動画をご覧いただけます!ぜひ会員に登録し、IWJの取材活動を直接お支えください!会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 さらに「災害時でも緊急事態条項が必要ない理由」については、災害対策問題の専門家である永井幸寿弁護士が講演や、岩上さんによるインタビューで詳細に解説していますので、ぜひこちらもご覧下さい!

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・「災害時に、国家緊急権は役に立たない」緊急事態条項・反対派の永井幸寿弁護士との議論で、賛成派の小林節氏に「地殻変動」 ~国家緊急権を徹底討論!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271317

・2015/12/19 2016年最大の喫緊のテーマ!「国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある」
~岩上安身による永井幸寿弁護士インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279662
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 緊急事態条項の危険性について早くから警鐘を鳴らしていたのは、政治家では共産党の議員くらいで、憲法学者でも木村草太氏や水島朝穂氏など、一部でした。しかしここへ来て、共産党以外でも、民主党の岡田代表が中身について批判を始めたり、そして今回の山本議員のように、野党議員のなかにも危機意識が広がってきたように思います。IWJが、そうした危機意識の広がりに、万分の一でも貢献できていたら、本望です!

 参院選までわずか半年足らず。いかに国民一人ひとりまでこの危機感を共有することができるか。IWJは毎日毎日、本ガイドや記事、様々なツールや手段を用いて訴え続けたいと思っています。どうぞ皆さんも、拡散をよろしくお願いいたします!

 なお、IWJの映像コンテンツを使って、各地で自主的に勉強会を開こう、という動きが始まっています。コンテンツの貸し出しをご希望の方は、ぜひ、IWJのオフィスアドレスでご連絡ください。お気
軽にどうぞ!

IWJオフィスアドレス
office@iwj.co.jp

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 佐々木記者、ありがとうございました。憲法改正、そして「緊急事態条項」の創設をめぐっては、今年夏の参院選が天王山です。佐々木記者が言うように、残り時間はわずかですが、IWJは日々、その危険性を指摘しつづけていきたいと思います。

 続いては、再び太田美智子記者から、2015年11月17日に収録し、今回が始めての配信となる、岩上さんによるカレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビューに関する告知です。

■撮りおろし・全編字幕付き!明日(1月10日)20時からCh1で、ジャーナリストでアムステルダム大学教授のカレル・ヴァン・ウォルフレン氏への岩上安身によるインタビューを配信します!

 パリ同時多発テロから4日後の2015年11月17日、IWJの事務所にカレル・ヴァン・ウォルフレン氏をお迎えして、岩上さんがインタビューを行いました。テーマは、起きたばかりのテロをどう見るか、犯行声明を出したISと、アサド政権を倒したいがためにISを育てた米国の思惑と振る舞い、ロシアとの関係、そして安倍政権の改憲に向けた動きなど、多岐にわたっています。

 インタビューの中で、ウォルフレンさんは「私は元ジャーナリストとして、本当は何が起きたのか、事実を知りたいのです。歴史についても同様に、真実を知りたいのです」と話すと同時に、「多くのジャーナリストが難問に向き合おうとしていない」と指摘しています。

 例えば、パリ同時多発テロについてはまず「偽旗作戦の可能性を考えること」「誰が得をするのかを考えること」、国が非常事態宣言を出すときには「隠れた本当の動機を調べること」が必要だと言っています。

 IWJでも大手メディアがなかなか報じないさまざまな問題を報じ、それらの問題を追及している専門家やジャーナリストのインタビューをお送りしていますが、ウォルフレンさんは多くのジャーナリストが向き合おうとしない難問にどう向き合い、何を語ったのでしょうか?

 また、昨夏の安倍政権による安保法案可決「強奪」や、今年の参院選後の改憲へのもくろみをどう見ているのでしょうか?

 言葉の壁を越えて、多くの方々にご覧いただけるように、全編字幕付け作業に挑戦しました!そのため、公開まで時間がかかってしまいましたが、ついに明日10日20時よりCh1で配信します!

 私も、微力ながら翻訳者の一人として関わらせていただきました。とても興味深い内容が満載ですので、どうぞご覧ください!

■「緊急事態条項」は、「1人1票どころじゃない!」――1月11日、升永英俊弁護士インタビューに注目を! 緊急事態条項の危険性を存分に追記した『前夜・増補改訂版』は品切れ中ですが、ぜひお買い求めのご準備を!

 さて、岩上さんの次のインタビュー予定ですが、1月11日(月)の成人の日に、「1人1票裁判」で有名な升永英俊弁護士にお話をうかがいます。 これまで、いかなる問題にも先んじて、「1人1票」を最重要視してきた升永弁護士ですが、安倍政権が憲法改正の第一弾として考えている、「緊急事態条項」の創設については、「1人1票どころじゃない!」と、強い危機感を示されています。

※11月25日15時から、「1人1票裁判」大法廷判決開廷! 「正統性のない」違憲状態の国会議員が、人権を根絶やしにする「緊急事態条項」を発議するなんて許されるのか!? 行方に大注目!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/275991

 「ヒトラー率いるナチスは33%しか議席を持たなかったのに、ヒトラーは独裁者になることができた。自公政権が70%以上の議席を持つ中、安倍は、ヒトラー以上に容易に独裁者になれる」――。

 升永弁護士には、「饗宴VI」にもご登壇いただき、「緊急事態条項」と、実際に独裁政権を築き、維持するまでの「ナチスの手口」の類似性をご解説いただきました。

 「1人1票裁判」ももちろん重要な政治テーマではありますが、運命の参院選まで、もう半年しかありません。11日のインタビューでは、喫緊の課題である「緊急事態条項」の危険性に関して、詳しくお話をうかがいたいと思っています。ぜひご注目ください!

 緊急事態条項など、いわゆる「国家緊急権」の脅威にスポットを当てた書籍はあまり見かけることがありませんが、岩上さんと梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士の共著『前夜・増補改訂版』は、まさに自民党改憲草案の緊急事態条項の危険性を正面から取り上げた、日本でもっとも重要な一冊に仕上がっています。

 増補改訂版では、まるまる新書一冊分が加筆されておりますので、『前夜』をご購入いただいた方もためらわずにご購入くだい!・・・・と言いたいところなのですが、おかげさまで大変ご好評をいただき、現在、品切れとなっております。昨年末、出版社に発注済みですが、社内に在庫がまったくない状況だそうです。

 しかし、ここで朗報です!版元から重版がほぼ決定との連絡が入りました!近々、この品薄状態は解消されると思われます。

 申し訳ございませんが、入荷までもう少しです。いましばらくお待ち下さい!

■『米国が隠す日本の真実』絶賛発売中!

 『前夜・増補改訂版』品切れ中ですが、他にも今、必読の書籍がございます!

 岩上さんが執筆陣の一人に名前を連ねている新刊『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』が発売されました! 政治経済学者の植草一秀氏、元衆議院議員の川内博史氏、鹿児島大学教授の木村朗氏の4人で行なったクロストークの他、各執筆者の単独原稿が収録されています。

 本書に通底するテーマは、タイトルが示す通り、いかに米国が日本の真実の姿を「見えなくさせているか」、すなわち「暗部」が作られているか、ということです。

 原発再稼動、集団的自衛権行使容認、TPP、辺野古新基地建設など、いずれも米国からの強い要請にもとづくものですが、これによって、日本の本来あるべき姿が大幅に歪められてしまっています。我々は、こうした米国からの圧力を繰り返し指弾し、日本を独立した国家へと建てなおす必要があるように思えてなりません。

 本書は、多様なテーマを扱っています。先にあげたものの他にも、IS(イスラム国)による日本人殺害事件、消費税増税、9.11、アベノミクスの嘘、「オフショア・バランシング戦略」、刑事司法の闇、などなど・・・。

 本書を読めば、いかに日本が米国の意のままに操られているか、お分かりいただけるかと思います。しかし、日本の未来は、よくも悪くも米国との関係抜きには語れません。2016年の年頭は、まずは本書を手に取っていただけたら幸いです!

 『米国が隠す日本の真実』は、全国の書店、Amazonなどのネットストアの他、「IWJ書店」でもお買い求めいただけます。ぜひ、この機会に、お買い求め下さい!

※『米国が隠す日本の真実』ご購入はこちらから!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

■岩上さんの早稲田での講義録を収録した『「今を伝える」ということ』、絶賛発売中!

 さらに! 12月20日、「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 記念講座2015」と銘打って行われた講座の講義録を収録した『「今を伝える」ということ』が発売されました。

 大手紙の新聞記者、フリーのジャーナリストに混じり、岩上さんが早稲田大学で行なった講義録も収録されています。タイトルはずばり「『王様は裸だ』と君は指摘する(できる)だろうか?~ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和について」です。刺激的なタイトルですよね。気になる中身は、というと・・・。

 UstreamやTwitterを駆使するネットメディアは、テレビや新聞といった既存メディアとどのような点で違い、どのような武器となる特性を持っているのか。そしてそれは、2011年3月11日の東日本大震災のような大災害の際に、どのような威力を発揮したのか。

 岩上さんの話は、こうしたネットメディアの特性から、ジャーナリストとしての資質にまで及びます。「マスコミ業界の人」「大手新聞社の会社員」ではなく、ジャーナリストになるとは、どういうことなのか。岩上さんが母校である早稲田大学の学生に伝えたかったメッセージとは? IWJで記者をしている私たちとしてもとても気になる詳細は、ぜひ、お買い求めになってお読みください。

 そして実はこの講義、続きがあるのです。紙幅の関係上、本に収録できなかった部分に関しては、IWJのホームページに掲載しています。陸山会事件、福島第一原発事故、TPP、尖閣諸島をめぐる日中間の領有権問題、日米同盟をめぐる問題など、様々なトピックについて扱っていますので、こちらもぜひチェックしてみてください!

※「王様は裸だ」と君は指摘する(できる)だろうか?―ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和について~『「今を伝える」ということ』岩上安身講演続編
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279798

 「続・続編」も近日中にアップ予定ですが、サイトをチェックされた方は、ぜひ、『「今を伝える」ということ』をお読みください。マスコミ志望の学生だけに向けた講演録ではありません。メディアのあり方について疑問や関心、問題意識をもつすべての方々に読んでもらいたい好著です!「IWJ書店」に申し込んでもらえれば、岩上さんのサイン入りでお届けいたします! ぜひ、この機会にご購読ください!

■メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」最新号発行!

 IWJの取材成果をぎゅぎゅっと濃縮し、ボリューム満点でお伝えしているメルマガ「岩上安身のIWJ特報!」。2015年最後の日に、「『日本が核武装に踏みきれば、米国はそれを容認する!?』~集団的自衛権、辺野古、TPP、そして歴史認識 ニューヨーク・タイムズ東京支局長 マーティン・ファクラー氏インタビュー」を配信しました。

 ニューヨーク・タイムズをはじめとする海外メディアは、現在の安倍政権をどのように見ているのか。ファクラー氏は、リチャード・アーミテージ氏やマイケル・グリーン氏ら「ジャパン・ハンドラー」とはまったくベクトルの異なる知日派知識人です。集団的自衛権の行使を容認し、辺野古で米軍のための新基地建設を進め、さらには歴史修正主義に傾くなど「戦争遂行体制」を整えつつある安倍政権に対し、警鐘を鳴らしています。

 なかでも、今回ファクラー氏の口から飛び出した重要な指摘が、「日本が核武装に踏みきれば、アメリカはそれを容認するだろう」というもの。

昨日行われた、共同通信編集委員の太田昌克記者とのインタビューの中でも、このファクラー氏の発言が話題になっていました。

 日本が核武装するなどという、突拍子もない、危険きわまりないシナリオを、なぜ米国が容認するというのでしょうか? 続きはぜひ、「IWJ特報!」をご購読いただき、本編をお読みいただければ、と思います。

 メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は、電子書籍フォーマット「ePub(イーパブ)」に対応しています。「ePub」ですと、スマートフォンやタブレット端末を使い、本をめくるのと同じような感覚でメルマガをお読みいただけます。

 「岩上安身のIWJ特報!」は今後、”死刑弁護人”の異名を取る安田好弘弁護士インタビューや、リニア中央新幹線問題を扱ったジャーナリスト・樫田秀樹氏インタビューなどを刊行予定です。スタッフ一同、頑張って編集作業にあたっていますので、どうぞご期待ください!

※メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから
・まぐまぐ:http://www.mag2.com/m/0001334810.html
・ブロマガ:http://ch.nicovideo.jp/iwj
(月額864円、初月無料!!)

■「饗宴VI」DVD鋭意製作中! 予約受け付けを開始しました!

 12月20日、大盛況のうちに終わった「饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!」。

 当日は、各パネラーの皆さんとともに、岩上さんが、安倍政権が創設を目指す「緊急事態条項」の危険性について論じましたが、一般の世論ではほとんど話題になっていないこの「緊急事態条項」に関して注意を喚起するため、この「饗宴VI」のDVDを超特急で作成しています!

 発売は、1月15日頃となる予定です。パネラーの皆さんの鋭いキーノート・スピーチと岩上さんを交えてのクロストークで、各パネルは例年以上に熱を帯びたものとなりました。予定があわなくて会場に来られなかったという方、会場に来たけれどももう一度見たいという方、2016年の展望を占うためにも必携のアイテムとなっておりますので、ぜひともお買い求めください。

 価格は4,200円とお求めやすくなっています。事前に予約していただいた方には、特典として、写真家・初沢克利氏撮影の「饗宴VI」スチール写真データがついてきます!

 事前予約は、下記のフォームで受け付けておりますので、皆さまふるってお申し込みください!

※【予約特典付き・岩上安身サイン入り】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187

※【予約特典付き】DVD「饗宴VI」
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188

◆饗宴VI~国民非常事態宣言! 露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!

●テーマ1:米国の経済覇権の終わり?~AIIBの衝撃とTPP「砲艦外交」の正体

岩月浩二氏(TPP阻止国民会議世話人/TPP交渉差止・違憲訴訟弁護団共同代表)
植草一秀氏(政治経済学者)
田中宇氏(国際情勢解説者)
富岡幸雄氏(中央大学名誉教授)
矢吹晋氏(横浜市立大学名誉教授)
内田聖子氏(特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター事務局長)

●テーマ2:違憲の「戦争法」強行可決から「明文改憲」による緊急事態条項導入へ~属国のファシズムを阻み、立憲民主主義を救い出せるか

青井未帆氏(学習院大学大学院法務研究科教授)
伊波洋一氏(元宜野湾市長)
奥田愛基氏(大学生/「SEALDs」創設メンバー/「Redemos」代表理事)
水上貴央氏(弁護士/青山学院大学法務研究科助教)
永井幸寿氏(弁護士)
升永英俊氏(弁護士/弁理士/「一人一票実現国民会議」発起人)

●テーマ3:「戦争」の過去・現在・未来~安倍政権の目指す「戦争遂行国家化」その帰結は!?

井筒高雄氏(元陸上自衛隊レンジャー隊員)
志葉玲氏(ジャーナリスト)
柳澤協二氏(元内閣官房副長官補/NPO法人国際地政学研究所理事長)
孫崎享氏(元外務省国際情報局長)

■良書のお買い物は「IWJ書店」をご利用ください!

 IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の書籍を、著者のサイン入りで販売するサービスを行っています。その名も「IWJ書店」。サービス開始以来、大変なご好評をいただいています。

 現在、「IWJ書店」では、下記のラインナップを販売中です。ぜひ、お買い求めください!

・【岩上安身単独サイン入り】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194

・【岩上安身単独サイン入り】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159

・【白井聡さんサイン入り】『永続敗戦論~戦後日本の核心』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=191

・【白井聡さんサイン入り】『「戦後」の墓碑銘』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=190

・『SEALDs×高橋源一郎 民主主義ってなんだ?』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=195

・【伊勢崎賢治さんサイン入り】『新国防論 9条もアメリカも日本も守れない』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=185

・【浅野健一さんサイン入り】『安倍政権・言論弾圧の犯罪』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=155

・【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする安保法制の落とし穴』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151

・【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150

・【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149

・【森まゆみさんサイン入り】『異議あり! 新国立競技場――2020年オリンピックを市民の手に』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=125

・【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!~労働安全衛生法指南』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134

・【伊勢崎賢治さんサイン入り】『本当の戦争の話をしよう』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=120

・『百人百話 第一集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=56

・『百人百話 第二集』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=53

■岩上安身の直近インタビューのお知らせ

 2016年に入り、インタビューも続々決定しています!去年秋に岩上さんの体調不良などで延期になってしまった方のほか、さらにどしどしアプローチを続けております。今後もこのコーナーにご注目ください!

・1月11日(月)14時~
弁護士・升永英俊氏インタビュー

・1月26日(火)15時~
九州大学准教授・施光恒(せ・てるひさ)氏インタビュー

■経理スタッフを緊急募集!

 IWJでは現在、経理スタッフを緊急で募集しています。これまで経理をお願いしていた方が、体調不良のために急遽戦列を離れることになってしまったからです。

 経理および総務の実務経験がある方、経理ならば簿記などの資格をお持ちの方、できれば決算まで手がけたことのあるベテランの方に責任者としてお仕事をお願いしたいと思っています。サブとなる人材は揃っています。

経験豊富な方、ぜひともご応募願います!

◆応募条件

※「経理・総務スタッフ」を御覧下さい。
http://bit.ly/1ALJypQ

■「我こそは!」というWeb人材を大募集!

 IWJでは現在、IWJの「陳列棚」「店頭」であるWebページ(http://iwj.co.jp/)の抜本的な改良作業に取り組んでいます。

 今年夏に行われる参院選は、「明文改憲」が争点となる、天下分け目の大一番です。その大一番を、IWJでは、リニューアルしたWebページで迎え撃ちます。

 「こうすればもっと見やすいのに」「こうすればもっと利用しやすいのに」といった問題点を徹底的に洗い直し、刷新するというものです。これまでIWJが貯めてきた15000本のコンテンツも、一気に整理し、検索しやすいようにしたり、見やすくする予定です。

 そのために、今回は正真正銘のプロの方にも、奮ってご協力いただきたいと思っています! 仕事を受注するおつもりで、まずはお話だけでもドシドシご応募ください!

 以下、Web班の伊藤理チーフから、人材募集の告知をさせていただきます。

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 Web班の伊藤理と申します! 皆さん、おはようございます!!

  今年の8月に、Web班にはWebエンジニアの仲間も増え、ただいま、IWJの記事アーカイブ検索を充実させるべく日夜奮闘していますが、さらに来年の7月までに、Web大改造プロジェクトを行う予定でおります。

  お陰様で15000本以上になった記事アーカイブページですが、皆さまが見たい読みたい過去記事にスムーズにたどり着くためのシステム改良をもっともっと進めたいと思っています。IWJサイト全体の検索と利便性を高めるのが一番の目的です。

  そこで、Web班では、下記の(A)と(B)の2パターンの人材を緊急募集いたします。

(A) サイトの改良プロジェクトのメンバー募集です。今期(来年7月末)の間に一挙に進めてまいりたいと思っております。法人でも個人でも構いません。各記事ページのデザイン変更、メニューの追加・整頓、スマホ対応の作業をしていただきますので、特にWebデザインやCSS言語の得意な方、またスマホサイトのWeb作成経験のある方にお手伝い願いたいと思っております。よろしくお願いいたします。

  基本的に(A)は、来年夏頃までの短期契約でのプロジェクトとなります。複数名でチームを組んでタスクに当たりたいと思っております!

(B) 来年早々には、15000の全アーカイブを再編集する作業も視野に入れて準備しておりますので、WordPressなどへ大量にデータ入力することに慣れている方で、IWJコンテンツに精通し、日々の記事コンテンツのアップロード・更新・管理作業もしていただく方を募集いたします。(B)はなるべく長期契約で働ける方にお願いしたいと思っております。

・応募条件

(A)<短期契約> 下記の内、いずれか一つに該当する方を募集します

・HTML/CSSコーディングの経験のある方で、Webデザインの得意な方
・スマホ対応サイトの作成経験のある方
・PHP、JavaScript言語の経験のある方

(週2日以上出勤で週3日以上でもOK(在宅作業相談可)夜勤可能な方は歓迎! )

(B)<長期契約可能>

・HTML言語を知っている、Web作成した経験がある方
・Webのデータ入力を素早く、ミスなくできる方
・夕方以降、夜遅い時間帯に主に作業できる方
・チームワークで動くので、明るく、協調性のある方

(週4~5日出勤(在宅作業相談可))

(A)と(B)を兼ねてのご応募も可能です。また、前述の通り、(A)のプロジェクトは、法人に請け負っていただくことも考えています。個人だけでなく、法人もぜひご連絡ください!(B)につきましては、IWJで長期的に働きたい方ももちろん、フリーランスの方などで兼業もOKですので、ぜひ奮ってご応募ください。よろしくお願いいたします。

※ スタッフ応募フォームはこちら
http://bit.ly/1ALJypQ

■IWJスタッフ募集のお知らせ

  IWJでは現在、スタッフを大募集中です。特に事務スタッフは猫の手も借りたいほどの忙しさ。皆さんの応募をお待ちしています!2016年は昨年以上に波乱の年になるであろう予感を、スタッフ一同、ひしひし感じています。そのために、皆さんのお力がどうしても必要です!

  IWJでは、必要があればセクションを超えて連携プレーを行う「トータルフットボールシステム」をポリシーとしています。ヨハン・クライフの率いたこの戦術は、岩上さんの大方針でもあり、IWJの強みの一つでもあります。

 スタッフが複数のポジションをこなし、動き回るシステムは、退屈している暇はなく、やり甲斐があります。あなたもIWJで働いてみませんか。ご応募をお待ちしています!

 他にも経理・総務スタッフ、テキストスタッフ、中継・動画編集スタッフを募集しています!

※IWJスタッフへの応募はこちらから
http://bit.ly/1ALJypQ

■わとはぷ~What happened today?

 本日は1月9日です。1985年のこの日、東京・両国に新国技館が落成しました。収容人数11,098人の大規模なイベントホールで、大相撲の興行の他、プロレスやボクシングの試合にも使われることがあります。

 先代の国技館は現在と異なり、京葉道路沿いの本所回向院の境内にありました。関東大震災で焼失したものの、その後再建され、大相撲の興行は続けられてきました。

 太平洋戦争中の1944年、1月の春場所を最後として陸軍に接収され、風船爆弾の工場として使用されました。このため夏場所は後楽園球場で開催されることとなり、球場の中央に大相撲協会員の手で土俵作りが行われました。

 戦後、国技館はGHQにより接収され、「メモリアルホール」として改称・改装され、大相撲ではなくボクシングやプロレスの興行が主として行われるようになりました。

 1954年、台東区蔵前に「蔵前国技館」が完成。以降、1984年9月場所の千秋楽まで、大相撲の興行はこの蔵前国技館で行われました。大鵬、北の湖、千代の富士といったスター力士がこの蔵前国技館で誕生しました。

 そして、1985年の今日、両国に新しい国技館が落成。1月場所より使用されることになりました。落成式は、千代の富士と北の湖の両横綱による「三段構え」が披露されるなど、盛大なものになりました。

 私はこれまで、両国国技館に5回ほど行ったことがあります。「お茶屋」でお弁当とお酒をもらって「枡席」で観戦、というのは、他のスポーツ観戦には、ない、独特の慣習ですよね。最近は、外国人観光客の方が本当に多く、2階のカフェコーナーにずらっと並んでいる光景をよく見かけます。

 最近は、遠藤や逸ノ城、照ノ富士、栃煌山、嘉風といった若手力士が力をつけ、横綱・白鵬をはじめとす上位陣を追い詰めるケースも多々見られるようになってきました。一月場所は明日、10日(日)に初日を迎えます。皆さんも、両国国技館で今場所を観戦してみてはいかがでしょうか。

 IWJも、大相撲力士のようにシコを踏んで、「前へ!前へ!」の精神で取材・中継に邁進しますので、どうぞご注目ください!

 それでは、本日もIWJをよろしくお願いいたします。

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/

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