■■■ 日刊IWJガイド「沖縄には1300発の核ミサイルがあった!?しかも発射寸前だった!?!?北朝鮮の核実験は?日本の核保有の思惑とは??~本日、岩上安身が『核問題のプロ』共同通信社編集委員・太田昌克さんに直撃インタビュー!」2016.1.8日号~No.1212号~ ■■■
(2016.1.8 8時00分)
おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。
一昨日6日の北朝鮮による「水爆実験」発表が、様々な波紋と憶測を呼んでいます。米国は「水爆」の可能性に否定的な見解を出しました。また、昨日行われた原子力規制委員会の緊急会見では、全国300カ所のモニタリングポストに変化はなく、航空自衛隊が採取した上空の塵からも、人工の放射性核種は検出されなかったことが明らかになりました。水爆ではなく、規模の小さな核実験だったとの見方が強まっています。
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・2016/01/06 北朝鮮の水爆実験発表に原子力規制庁「放射線測定値に変化見られず」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281400
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とはいえ、なぜ、北朝鮮がこのタイミングで核実験を実施したのでしょうか。昨日の本ガイドでも、様々な分析を紹介しました。本日は、この核実験のさらなる続報をお伝えします。
また岩上さんが本日インタビューする、「核問題のプロ」共同通信社編集委員・太田昌克さんにも、この核実験についてお聞きしますので、ぜひ、お見逃しなく!
本日のガイドはさらに、やっと始まったTPP国会とIWJが報じている(マスメディアがほとんど報じない)最近明らかになったTPPの「驚愕」の実態について、今ネット上で大反響を呼んでいる山本太郎議員のブログ記事について、さらには全国の神社で起こっているありえない「異変」について、などなど…
IWJ記者が代わる代わる紹介していきますので、どうぞ、最後までお読みいただければ幸いです!
まずは、キックボクシングジムに通いながら事務所では洗濯までこなすオールラウンダー・原佑介記者より、本日大注目の太田昌克さんインタビューの紹介をさせていただきます!
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■沖縄にはかつて1300発の核ミサイルが存在した!しかも発射寸前だった!?さらに北朝鮮の「水爆実験」、日本の潜在的核問題に迫る!本日、岩上さんによる「核問題のプロ」共同通信社編集委員・太田昌克さんインタビュー!
おはようございます。IWJの原です。本日は14時より、共同通信社編集委員・論説委員の太田昌克さんに、岩上さんが単独インタビューをします!
北朝鮮が水爆実験に成功したと発表してから3日。アーネスト米大統領報道官が「(実験後の)我々の初期の分析と、北朝鮮が水爆実験に成功したとする主張は一致しない」と述べるなど、世界中でその信憑性が疑われています。
いずれにせよ、北朝鮮はこれまでにも3度核実験を行ったと発表しており、今回が4回目。核の脅威を誇示していることは確かで、放置しておくことはできません。アーネスト氏は「こうした時こそ、同盟国に対する揺るぎない防衛義務を強調することが優先事項だ」と主張。オバマ大統領は米国時間6日夜、安倍総理、朴大統領とそれぞれ話し合い、緊密な連携を確認したということです。
今回お話をうかがう太田さんは、長年にわたって、「日米核同盟」や「原子力」の問題について取材を重ね、『日本はなぜ核を手放せないのか――「非核」の死角』(岩波書店)、『日米〈核〉同盟――原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)、『秘録
核スクープの裏側』(講談社)などの著書を発表してきた、「核」問題のスペシャリストともいえる方です。今回の北朝鮮の水爆実験を、太田さんはどのように見ているのでしょう。
日米間の「核密約」問題も追った太田さんはかつて、共同通信での連載「原子力時代の死角」の中で、米国の「NCND政策(=核兵器の所在について「肯定も否定もしない」とする米軍の基本政策)」についても言及。民主党政権時代の2010年3月9日、岡田克也外務大臣(当時)が、NCND政策への「理解」を表明し、仮に核の持ち込みが将来必要となった際の対応について「時の政権が政権の命運をかけて判断することだ」と述べ、有事における核持ち込みを認める可能性を示唆したという事実に着目していました。
・「日米密約再訪II」(共同通信編集委員 太田昌克)=2013年05月05日
http://www.47news.jp/hondana/nuclear/article/article017.html
米国の核の持ち込みを認めることは、何を意味するのでしょうか。
核兵器の存在が「抑止力」になる、という論理が横行しています。しかし、核兵器の管理は、しょせんは人間が行うこと。完璧ということはありません。ミスやシステムの誤作動、誤操作があれば、核戦争が起こります。
1972年以前、まだ沖縄が米国の施政権下にあったとき、冷戦の激化に合わせ、沖縄には大量の核兵器が配備されていました。ベトナム戦争のピーク時の67年には、その数1300発近くにも上ったといいます。
そしてなんと、米国とソ連の間で核戦争の瀬戸際まで緊張が高まったという「キューバ危機」の1962年、米軍内で、ソ連極東地域などを標的とする沖縄のミサイル部隊に核攻撃命令が誤って出され(!)、現場の発射指揮官のギリギリの判断で発射が回避されていたことが昨年3月、太田さんによる同部隊の元技師らへの取材で明らかになっています。
一大スクープですが、これは沖縄の新聞など一部地方紙では大きく取り上げましたが、全国紙、全国ネットのテレビではほとんど取り上げられませんでした。
もし、この命令に従って発射ボタンが押されていたら、報復の核攻撃を沖縄だけでなく日本本土も食らい、60年代で日本が壊滅していたかもしれません。核時代の戦争、第三次世界大戦は、第一次大戦、第二次大戦のように長々と行われるのではなく、一瞬のうちに生じて、次の瞬間には終わってしまう、瞬殺の戦争となるのかもしれません。
62年の第三次世界大戦が回避できたのは、本当に偶然の幸運としか言いようがなかったようです。こうした衝撃的な真実も、太田さんの口から明日、直接語っていただきたいと思います。
NCND政策があり、核密約がある。今は秘密保護法もあります。今後も、我々国民のあずかり知らぬところで、再び日本に核が持ち込まれることが実際にあり得るでしょう。キューバ危機の際の沖縄のことを考えても、誰もが他人事ではいられないはずです。
インタビューでは、日本の潜在的核問題や北朝鮮による今回の「水爆実験」についてだけでなく、原発を抱えたまま集団的自衛権の行使を容認するなど、「戦争遂行体制」を整えつつある安倍政権の外交・安全保障政策をどのように見ているか。さらには安倍総理の悲願、「緊急事態条項」の創設についてもうかがう予定です!
本日のインタビューをマストでご視聴ください! 14時から、Ch1です!
【IWJ Ch1】 http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php
…(後半へ続く)
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◆中継番組表◆
本日のIWJの中継番組表をお送りします。
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.1.8 Fri.**
【Ch1】14:00~「岩上安身による共同通信社・編集委員・太田昌克氏インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
※共同通信社・編集委員・太田昌克氏に、岩上安身がインタビューします。
【Ch4】18:30~「立憲デモクラシー講座『グローバルな寡頭支配vs.立憲デモクラシー:集団的自衛権、TPP、安倍談話』講師 中野晃一氏(上智大学教授、政治学)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「立憲デモクラシーの会」主催の「立憲デモクラシー講座」を中継します。講師は上智大学教授の中野晃一氏。
【IWJ_KYOTO1】18:30~「グローバルジャスティス第55回『国際社会からみた日本における表現の自由と報道の自由』―講師 藤田早苗・英エセックス大学人権センター・フェロー」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科が開催する連続セミナー「グローバル・ジャスティス」第55回を中継します。講師は英エセックス大学人権センター・フェローの藤田早苗氏。
【シリーズ特集41 標的は9条だけじゃない!自民党トンデモ改憲草案の正体!・Ch9】20:00~「『戦後日本人の歴史の中で、今ほどひどい状況はないと思います』九条の会、憲法改正に『待った』 ~九条の会 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=9
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/79364
※2013年5月17日に行われた、憲法9条を守ろうと2004年に誕生した「九条の会」の記者会見を再配信します。出席したのは大江健三郎氏ら3人の呼び掛け人と事務局長の小森陽一氏。憲法改正へと突き進む安倍政権を批判する発言が相次ぎました。
▲▽▲▽官邸前抗議関連 ▽▲▽▲
【Ch5】18:30~「再稼働反対!首相官邸前抗議(首相官邸前/国会正門前)」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
【IWJ_AOMORI1】 17:45~「青森駅前金曜日行動」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
【IWJ_IBARAKI1】19:00~「第166回原電いばらき抗議アクション」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-ibaraki1
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◆明日の中継番組表◆
**2016.1.9 Sat.**
【IWJ_KYOTO1】15:00~「福井地裁の高浜・大飯原発再稼働差し止め裁判・全関西報告集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「若狭の原発を考える会」と「京都脱原発原告団(世話人)」が主催で行う、高浜・大飯原発再稼働差し止め裁判に関する報告集会。鹿島啓一氏(大飯・高浜原発運転差止仮処分訴訟原告弁護団)の報告講演等が予定されている。
【録画配信・Ch5】17:00~「2016 山本太郎トークライブ in 十条」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※1月6日(水)に行われた、山本太郎議員のトークライブの模様を録画配信します。
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(前半の続き)…
…続いては、キックボクシングジムで「これほど体力がなければ、むしろすぐ体力がつくよ!」とコーチに逆に太鼓判を押された末恐ろしい男・平山茂樹記者から、気になる北朝鮮情勢の続報をお伝えします!
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■北朝鮮「水爆実験」続報! 舞台は国連安全保障理事会へ~鍵は常任理事国である中国の動向 一方、韓国政界からは「核武装」を求める声が
おはようございます。テキスト関係の仕事をしている平山茂樹です。
北朝鮮が1月6日に3年ぶり4回目の地下核実験(北朝鮮は水爆実験と発表)を実施したことを受け、国連の安全保障理事会は日本と米国の要請を受けて緊急の会合を開き、北朝鮮を強く非難するとともに、追加の制裁も視野に、新たな決議の検討に入りました。
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長も「地域の安全保障を揺るがし、国際的な核不拡散の努力を台無しにするものだ」と強く非難。「これ以上の核開発をやめ、非核化のため査察を受け入れるよう北朝鮮に要求する」と述べています。
国連安全保障理事会が北朝鮮に対して、どれほど実効性の高い制裁決議案をまとめられるかどうかは、常任理事国として拒否権を持つ中国の動向にかかっています。
中国はこれまで北朝鮮の後ろ盾として政治面・経済面での支援を続けてきており、過去3回の核実験に対する安保理決議では、積極制裁派の米国と慎重派の中国が綱引きを続けてきました。
しかし、ここ数年、中国と北朝鮮は関係が悪化。過去3回の核実験の際には北朝鮮から中国に対して事前通告があったものの、今回は通告がなされませんでした。
両国は関係改善の途を模索していましたが、昨年12月には、金正恩第一書記肝いりの「モランボン楽団」が北京公演のため中国入りした際、北朝鮮側がドタキャンして公演が中止になるなど、両国のギクシャクした関係が浮き彫りになっていました。
「水爆実験」実施の報を受け、中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)副報道局長は会見で「強烈な不満と断固たる反対を示す」と北朝鮮を強く非難。国連安全保障理事会では米国と中国が足並みを揃え、北朝鮮に対して厳しい制裁を課すことが予想されます。
さて、韓国では、与党セヌリ党の幹部・元裕哲(ウォン・ユチョル)院内代表の発言に注目が集まっています。
元氏は1月7日、「北の恐怖と破滅の核に対し、我々も自衛レベルの平和的な核を持つ時が来た」と核武装論を主張。韓国の政界に衝撃が走りました。韓国には、核保有を主張する意見が一部にあり、それが今回の北朝鮮による核実験によって改めて浮上してきたかたちです。
戦後、一部政治家によって核保有の欲望が堅持されてきたのは、日本も同様です。京都大学原子炉実験所の小出裕章助教(現在は退職)は、岩上さんのインタビューに応じた際、プルトニウムを生み出す原発は、エネルギー確保のためではなく、潜在的核保有のためにこそ維持されているのだと指摘しました。
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・2014/02/03 米国からのプルトニウム返還要求「明らかな政治的メッセージ」~岩上安身による京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123411
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北朝鮮によるたび重なる核実験の強行により、韓国、そして日本と、北東アジアに核が広がる「核ドミノ現象」が起こるのではないかと懸念されています。北東アジアの非核化については、長年にわたり、NPO法人「ピースデポ」の梅林宏道氏が中心となって「モデル条約」を取りまとめ、長崎市と共同しながら、日本政府に対して働きかけを行っていました。
しかし、いまだ条約などのかたちになっていないのが現実です。梅林氏が語る「非核化構想」については、2013年8月に岩上さんが梅林氏にインタビューをしていますので、ぜひ、この機会にご覧ください。
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・2013/08/18 長崎型原爆1万発分以上の衝撃 日本は原発のプルトニウムですぐにでも核武装が可能 ~岩上安身による梅林宏道氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/96927
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本日は、共同通信編集委員で、『日米<核>同盟――原爆、核の傘、フクシマ』(岩波新書)『日本はなぜ核を手放せないのか――「非核」の死角』(岩波書店)『日米「核密約」の全貌』(筑摩選書)などの著書があり、長年にわたり「核」をテーマに取材してきた太田昌克氏に岩上さんがインタビューを行います。今回の北朝鮮による核実験についてもたっぷり分析していただく予定ですので、ぜひ、ご覧ください!
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…安倍総理は昨日の参院本会議で、「我が国独自の措置の検討を含め、北朝鮮に対して毅然かつ断固たる対応を行っていく」と答弁。国連安保理とは別に、【日本独自】の制裁強化を検討する考えも明らかにしました。なぜ、わざわざ米国や韓国、ロシアや中国との足並みを崩して、突出しようとするのでしょうか。
誰よりも北朝鮮の攻撃対象になりたい、北朝鮮に脅威となって欲しい…と考えているようにしか見えません。
続いては、この北朝鮮の問題でともすれば埋もれてしまいがちな、国会でのTPP論戦について、そしてほぼIWJしか報じていない「衝撃的」な日本側の譲歩について、新人の太田美智子記者より、お伝えします!
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■ようやくTPPの国会審議がスタート!協定文書本体部分の日本語訳が7日夜にやっと公表され、今国会中の承認を目指すも、安倍総理は言いたい放題の答弁
おはようございます。太田美智子です。
「のれんに腕押し」「ヌカにクギ」「豆腐にかすがい」「泥に灸(やいと)」――としか言い表せません。
TPP「大筋合意」後、初めての国会審議がようやく始まったというのに、安倍総理は相変わらず、野党の質問にまともに答えようとせず、言いたい放題の発言をしています。これではせっかく国会を開いても、まともな審議になりません。
安倍総理が懸命に読み上げている原稿は、誰が書いているのでしょうか?
6日、岡田克也・民主党代表からTPPについて問われ、安倍総理は「日本が積極的に交渉をリードすることで、厳しい交渉のなかで国益にかなう最善の結果を得ることができた」と答えています。
えっ!?
ほかの交渉参加国が最後の最後まで粘って交渉を続けているときに、甘利大臣は早々に切り上げていましたよね?「攻めるべきところは攻め、守るべきところは守る」と言いながら、「日本は自動車しかメリットがないのに、あんなに譲っていいのか」と、他国から心配されていますが、どういうことでしょうか?
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・2015/10/08 米国の狙いは最初から日本の富の収奪だった!「TPPは目くらましで日米並行協議が問題」~TPPアトランタ閣僚会合出張報告で専門家、国会議員らが警告!
http://iwj.co.jp/wj/member/archives/39733
・2015/11/05 【敗戦・TPP】 聖域を明け渡しても「影響なし」!?
自動車は米韓FTAより酷い惨敗…民主党による担当官僚ヒアリングで明らかになった「合意」の呆れた実態
http://iwj.co.jp/wj/member/archives/41387
・2015/11/11 【敗戦・TPP】「攻める」はずの自動車分野で「関税が永遠に撤廃されない可能性」も!?
日米並行協議での驚くべき譲歩内容が民主党による官僚ヒアリングで明らかに!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274515
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米ホワイトハウスのブログには「砲艦外交の代わりにISDS条項を用いる」と書いてありますよね?
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/662278511206371330
しかも、英語の協定暫定案は昨年11月5日に全文公表されたにもかかわらず、日本語訳が公表されたのは昨日1月7日夜になってやっと。
それも約1,000ページの協定文書の本体部分だけで、約5,000ページの付属書の日本語訳は含まれていません。秘密交渉で情報が隠され続けた挙句、安倍総理は昨秋、臨時国会を開いて審議することを避け、政府は迅速に全訳を出さないまま、今国会が開会しました。ついに日本語訳が公表されたとはいえ、いまだに英語で大量の文書を読みこなせる議員でなければ、詳細な議論ができない事態を招いています。これも、日本語を正式言語に加えるよう交渉しなかった政府の怠慢(あるいは不作為)が原因です。
・TPP協定文書:日本政府による暫定仮訳
http://www.cas.go.jp/jp/tpp/naiyou/tpp_zanteikariyaku.html
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・2015/11/19 【敗戦・TPP】公式言語に「日本語が存在せず」の衝撃!しかも日本政府は要求すらしていなかった!?民主党による官僚ヒアリングで明かされた安倍政権の理解不能な「怠慢」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/275531
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安倍総理は、2月に予定されている署名式での「署名後、速やかに国会に提出し、十分ご審議を頂きたい」と答弁していますが、十分な審議への準備を阻んできたのは誰でしょうか?自民党議員の中から、臨時国会での審議や日本語訳の早期公表を求めて突き上げる声が聞こえてこなかったのは、なぜなのでしょうか?
日本人には読んでもらいたくない、ということなのでしょうか?
だいたい安倍総理自身、このテキストの中身を読んでいるのでしょうか?
さらに、安倍総理は「自民党が交渉参加に先立って掲げた国民の皆さまとのお約束はしっかりと守ることができたと考えています」とも答弁しました。これも驚きです。民主党の岡田代表は、自民党が政権に返り咲くことになった2012年の総選挙で「TPP断固反対」と掲げていたのに、公約違反であり、国民に謝罪すべきだと迫ったのです。
その質問の答えがこれでは、質疑が成り立ちません。英文読解以前に、日本人同士で、日本語を介してのコミュニケーションが成立していません。
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・2015/11/26 【敗戦・TPP】「断固反対」だったはずがいつのまにか「アベノミクスの切り札」に!
官僚も代弁を放棄する安倍政権の手のひら返し ~民主党による官僚ヒアリング第6回
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/276423
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そしてそして、安倍総理は「農産物については聖域なき関税撤廃は認めることができない、これが交渉参加の大前提でした」と言い出す始末です。ならば、なぜ、参加したのでしょうか?なぜ、大幅な譲歩を重ねているのでしょうか?
署名も各国の議会承認も経ていないTPPを既成事実化して「対策」予算を計上する一方で、国民にも国会議員にも詳細を知らせようとしないのは、不誠実きわまりません。「大筋合意」などという言葉に惑わされず、これからもしっかり追及し続けましょう!
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…攻めるはずの自動車分野で驚くべき譲歩をし、TPPの公式言語に日本語も入れるべきだという当然の「要求」すらせず、テキストの日本語訳を急ぎもせず…、まるで日本という国を滅ぼそうとしているかのような譲歩を延々と続けながら、「アベノミクスの切り札」などという妄言を堂々吐く--そして最も問題なことは、この無茶苦茶な安倍政権を、マスメディアが批判的に報じることがほとんどないことではないでしょうか?
続いても、マスメディアがほとんど報じようとしない、「安倍政権が貧困を作り出している」という事実について、ぎぎまき記者からお伝えします!
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■生活の党、山本太郎議員の叫び「読んでください」~責任や義務を果たさなければ憲法は自由や権利を保障しない!? 「自民党改憲草案」のホラー
おはようございます! ぎぎまきです。私からは最近、話題になっている山本太郎参議員議員のブログを紹介したいと思います。
「どんな人でも、人としての尊厳を失わず、健康で文化的な最低限度の生活を憲法でも保障されている」
1月6日、生活の党と山本太郎となかまたちの山本太郎参議員議員のブログに投稿した、タイトル「読んで下さい」という一本の記事が、SNS上で大きな反響を呼びました。
山本議員は2015年の年末、貧困問題を長く取材している作家の雨宮処凛さんを水先案内人に、板橋、池袋、横浜寿町、渋谷、山谷の越冬現場を訪れたといいます。現場で出会った支援者や生活困窮者から聞いた話に、自身の思いを織り交ぜながら、山本議員は法律の不備や現政権の失策を指摘しました。詳しい内容は、山本議員の記事をぜひお読みください。
※山本太郎の小中高生に読んでもらいたいコト「読んで下さい」
http://ameblo.jp/yamamototaro1124/
2015年4月、「生活困窮者自立支援法」が新たに施行されました。それまで100%国庫負担だった困窮者への支援対策費用は一部、自治体へと移行し、1/3が自治体負担。住居のない人への衣食住を提供する「一時生活支援事業」なども任意事業に留まり、「やる・やらない」は各自治体の判断に任されることに。
自治体の間では、支援を充実させれば路上生活者が他の地域から流入しないか?という懸念も生まれ、コストや負担の大きな取り組みにも消極的にならざるを得ない制度になっていると山本議員は指摘しています。
また、「生活困窮者自立支援法」は、就労による自立支援に力点が置かれていることから、経済的な給付がほとんどありません。衣食住がろくにないまま仕事を得たとしても、精神的、身体的、経済的にまともに仕事を続けることは困難なのが現状。
欧米では「ハウジングファースト」で、まず、住まいの確保を最優先にしているそうです。もちろん、諸外国の例をあげる以前に、当事者や支援者の声に耳を傾けた施策になっているのかどうか。これは、原発被災者や子供の貧困、沖縄の米軍基地問題どれを取っても、改めて問われなければいけない問題です。
山本議員がブログの中で憲法第25条を引き合いに出したように、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」ことが定められています。憲法を守る立場にある国は、すべて国民が有するこの権利を保障しなければならない。そのために、私たちが納めた税金を采配する必要がある。それが政治の役割ですよね。
今でもその責務を果たしていない政府・与党である自民党が、出している目も塞ぎたくなるような「自民党改憲草案」。第25条では、「すべての生活部面について」と書かれていた部分を「あらゆる側面において」とわざわざ限定的な表現に狭め、また、対象を「国民」に限定。今後、労働力として積極的に受け入れていく「外国人」はこの対象にならない可能性もあります。
さらに言えば、憲法草案の第12条では、「自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない」と、責任や義務を果たしていないと判断した場合、憲法が保障する自由や権利は与えられないと読み取れるような内容に仕上がっています。
「自助・自立」という自己責任論や「一億総活躍」を押しつける現政権の言っていることは首尾一貫しています。権力を縛るための憲法を180度裏返し、国民を縛るものにしたいわけです。。。山本議員の魂の叫びのようなこの記事が、なぜ、広く拡散されたのか、その理由も容易に納得できますよね。
IWJも2015年の大晦日、渋谷区で行われた越冬活動の様子をくわしく取材しましたので、ぜひ、こちらも合わせてご覧ください!
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・【IWJレポート】渋谷宮下公園夜間施錠の本当の理由~オリンピックの裏で経済被災者を食いモノにする劣悪施設とそれを野放しにする福祉
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/280682
・【IWJブログ・特別寄稿】東京都知事選と住まいの貧困(稲葉剛 住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人、NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123272
・2014/08/14 40%が「襲撃された経験あり」 、加害者の38%は子どもと若者 ~都内の野宿者に向けられる差別と暴力の実態
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/161681
・2013/12/29 これも日本の現実 ─「宮下公園を追われた野宿者らは、行き場を求め、真冬の深夜に渋谷を彷徨う」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/118556
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■今、神社で何が起こっているのか。神社本庁=日本会議=安倍政権が進める「神社で改憲」運動の愚!ぜひみなさまも、近所の神社を確かめてみてください!
北朝鮮の核実験への対応、TPP、貧困問題…安倍政権の施策は、彼らの脳みそから「日本の国益」はどこへ消えてしまったのだろう、と思うほどホラーですね、続いては、日本という国を象徴する「神社」で起こっている、これもホラーな異変についてお伝えします。
あらためまして、自己紹介いたします!日本の伝統・文化をこよなく愛し、その深くて謎めいた歴史に畏怖心を抱かずにはいられない佐々木隼也と申します。
安倍政権やその周辺の方々は、どこまで日本の誇りを貶めれば気が済むのでしょうか?
初詣客で賑わう全国の神社で今、ある「異変」が起きています。ある神社では、境内に堂々とジャーナリスト・櫻井よしこ氏の改憲推進ポスターが貼られ、その傍らには、改憲推進署名が置かれているのです。
そんなアホな…。三が日にネット上での目撃情報を目にするにつけ、悪い冗談ではないか、もしくはごくごく一部の血迷った神社だけの暴走ではないか、などと考えていました。右だ左だリベラルだ、という思想信条など超越して、万人の信仰・自然を司る「神聖」な場所であるはずの神社で、いち政権を利するような政治運動が展開されているなんて…まさか。
ということで、神社本庁が仕事始めとなる1月5日に、港区の飯倉片町にあるIWJ事務所から半径3km圏内の神社を、試しに回ってみました。
すると、明治の軍人・乃木希典を祀った乃木神社と、虎ノ門にある金刀比羅宮で、改憲署名を発見しました。どちらも、外部の団体が設置したものではなく、神社が自ら大々的に置いているものでした。
神社の背景にある、この日本という国に永年受け継がれてきた歴史、伝統、文化、知性というものを、ここまで一瞬にして陳腐化できるアイテムがこの世にあるなんて…と、櫻井氏のポスターの前で、しばし呆然としてしまいました。
さらに驚くべきは、神社本庁に取材してみたところ、この神社での改憲署名は、櫻井氏が日本会議や神社本庁と設立した「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の改憲運動に「協力したものだ」とはっきり、堂々と言い放ったことです。
同会は2015年11月10日、「今こそ憲法改正を!武道館一万人大会」を開催。安倍総理もビデオメッセージを寄せ、「今後とも、ご尽力をいただきたいと存じます。憲法改正に向けてともに着実に歩を進めて参りましょう」などと、露骨に支援を呼びかけています。つまり、同会の目的は、安倍政権の改憲を支援することなのです。
神社本庁が、極右組織と一体となり、あからさまな安倍政権支援の政治運動を行うなど、許されるのでしょうか?
IWJは2人の識者にインタビューし、記事にまとめました。記事では、憲法第20条・89条に規定されている「政教分離」がなぜ盛り込まれたのか、その歴史的背景を無視し、憲法破壊を画策する極右勢力の策動について、厳しく批判しています。
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・【IWJブログ】境内に櫻井よしこ氏の改憲ポスターが!全国各地の神社で起きている「異変」
~日本会議・神社本庁・安倍政権が一体となって「政教分離」を定めた憲法に違反する、改憲署名を推進!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/281360
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さらには、神社本庁という組織が、日本会議と一体となって、極右組織化してしまっている実態も明らかにしています。
ぜひぜひ、記事をご覧下さい。記事では冒頭ご紹介した、各神社の署名の設置状況などもレポートしています。ある神社では、署名を設置していた事実を必死に隠そうとしていました。この不可解な神社の対応。今、神社で何が起こっているのか…。
みなさまも、ぜひ記事をご覧になり、早速、お近くの神社に足を運んでいただき、その目で確かめていただければと思います。もしかしたらもう撤去してしまった社もあるでしょう。念のために、電話で問い合わせてみても良いかもしれません。
地元の氏子たちの反応、対応によって各地の神社も、姿勢を改めるかもしれません。ぜひ、それぞれの地域の神社をウォッチしてください。またIWJにぜひ、情報をお寄せください!
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■白井聡氏サイン本ほか、良書のお買い求めは、「IWJ書店」をご利用ください!
みなさま、昨日再配信しました、岩上さんによる京都精華大学専任講師・白井聡さんのインタビューは、もうご覧になりましたでしょうか?
切れ味鋭い白井さんの語り口に、すっかり魅了された方も多いのではないでしょうか。
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・2015/12/17 岩上安身による京都精華大学専任講師・白井聡氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/279084
・インタビューの全編はIWJ会員であればいつでもご覧になれます。会員登録はこちら!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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そんな白井さんの、今、売れに売れている書籍を、なんと白井さんの直筆サイン付きで、「IWJ書店」で販売開始しました!!数が限られているため、ご注文はお早めにお願いいたします!
NEW!!【白井聡さんサイン入り】 永続敗戦論-戦後日本の核心
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NEW!!【白井聡さんサイン入り】 「戦後」の墓碑銘
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NEW!!【ウォルフレンさん/白井聡さんサイン入り】 偽りの戦後日本
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そして以下の岩上安身の著書・共著書は、お求めのときにご希望の場合はサインを入れてお届けいたします!
※お待たせしました。『「今を伝える」ということ』がIWJ書店でもお求めいただけるようになりました!
NEW!! 【「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」記念講座2015 『「今を伝える」ということ』】
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=193
NEW!! 【岩上安身単独サイン入り!】『「今を伝える」ということ』
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【岩上安身単独サイン入】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159
『百人百話 第一集』
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『百人百話 第二集』
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※『前夜~日本国憲法と自民党改憲案を読み解く~増補改訂版』は、ただ今在庫切れで入荷待ち状態です。昨年末、出版社に発注済みですが、社内に在庫がまったくない状況だそうです。申し訳ございませんが、入荷までいましばらくお待ち下さい。
なお、IWJ書店は会員にご登録いただいた方のみ、ご利用いただけます。この機会にぜひ、会員登録もお願いいたします!
※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
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■岩上安身の直近インタビューのお知らせ!
2016年に入り、インタビューも続々決定しています!去年秋に岩上さんの体調不良などで延期になってしまった方のほか、さらにどしどしアプローチを続けております。今後もこのコーナーにご注目ください!
【インタビュー】
・1月8日(金)14時~
共同通信編集委員・太田昌克さんインタビュー
・1月11日(月)14時~
弁護士・升永英俊さんインタビュー
・1月26日(火)15時~
九州大学准教授・施光恒(せ・てるひさ)さんインタビュー
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■わとはぷ~What happened today?
果たして祝ってよいのかどうなのか。本日は、北朝鮮の最高指導者・金正恩氏の33歳の誕生日です。1983年生まれ、なんと、僕と同い年です。
2011年末に現在の金正恩体制に移行してからというもの、北朝鮮では粛正の嵐が吹きまくり、最高幹部の一人を含む、二桁以上の人が処刑されたといいます。なかには、「髪の毛一本すら残すな」という指示のもと、迫撃砲で撃たれた人もいたとか。
スイスに滞在していた学生時代は、温厚でクラスメートからの人望が厚かったという証言もある正恩氏…。現在では、その独特の形から「テレフォン・ヘッド」と呼ばれる髪型を、北朝鮮に住む男性全てに強制している、などという話もあるほど、すっかり「独裁者」として報じられるようになりました。
なかには、正恩氏にはほとんど実権はなく、実際は「朝鮮労働党組織指導部」こそが権力の中心だ、という分析もあるようです。
何はともあれ、実情の分からない北朝鮮の政治と相対するには、戦略的にクレバーにならなければなりませんよね。果たして安倍政権に、北朝鮮を手玉に取るようなストラテジーを描ける人は残っているのでしょうか?
今の安倍政権の対北朝鮮戦略を見るにつけ、不安でいっぱいになります。
そういえば、本日は小泉純一郎氏の誕生日でもあります。さらに角川春樹氏の誕生日でもあります。色んな意味で、アクの強い人が生まれる日なのでしょうか(1月8日生まれの方、すみません!!)。
それでは本日も、IWJをよろしくお願い致します!!!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】