「政府の声でなく、国民の声を報道しろ!」国会中継をしないNHKに市民が怒り――NHK包囲抗議行動 2015.8.25

記事公開日:2015.8.25取材地: テキスト 動画
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(取材・城石裕幸、城石愛麻 記事・城石愛麻)

 「籾井会長はNHKトップに最もふさわしくない!」「NHKは公共”放送”じゃない、公共“広報”だ!」――。

 国会中継を放送しない代わりに、政権追従の内容ばかりが目立つ、公共放送NHK。

 全国各地で行われている政権批判のデモや安保法案反対デモ・抗議行動も、ほとんど報じられない。これでは安倍政権の「御用メディア」と呼ばれても反論は難しいだろう。特に籾井勝人氏が会長に就任して以来、NHKの報道が安倍政権寄りの報道に偏っているとの批判は絶えない。

 2015年8月25日(火)、渋谷にあるNHK放送センター周辺で、NHK会長の籾井勝人氏に辞任を求める抗議集会が行われた。8月19日(水)に行われた第2回NHK包囲デモが、放送センター正面口前のみで行われたのに対し、今回は参加者増から正面口、西門前、ふれあいホール前の3箇所で開催され、市民らは完全にNHKを“包囲”した。

■ハイライト

  • 日時 2015年8月25日(火) 18:30~
  • 場所 NHK放送センター西門前(東京都渋谷区)
  • 主催 NHK包囲行動実行委員会

「NHKは政府が右と言えば右と放送するような政府の“広報機関”」

 参加者は、「政府の声でなく、国民の声を報道しろ!」「籾井会長は辞めろ!」などと怒り声をあげた。公式な発表はなかったが、「2000人は集まっている」と話す参加者もいた。

 宣伝カーに登壇した男性は、「籾井氏は公共放送であるNHKにもっともふさわしくない人物。籾井氏が会長に就任してから、NHKは政府が右と言えば右と放送するような政府の“広報機関”になり下がってしまった」と批判。「籾井会長は、政府寄りの発言をしては『個人としての見解だ』などと言うが、自分に都合よくトップと個人を使い分けている」と怒りをあらわにした。

 千葉県佐倉市から来参加した、「平和を未来につなぐ会」のメンバーでもある男性一人と女性二人の三人組は、IWJのインタビューに対し次のように思いを語った。

 「会長の籾井氏と元経営委員の百田尚樹氏は、安倍政権と癒着していますよね。最近のNHKの放送を観ていると、戦時中だった小学生の頃聞いた大本営発表とすごく似てきている」

 さらに、「ニューヨークで起きたデモのことは放送するのに、日本各地で起きているデモは放送しないというのは、おかしいですよね。国会中継もほとんどされないし、国民が本当に知りたいと思っている情報は全然流さないのが今のNHK。やっぱり何を放送するかを決める籾井氏の影響が強いんだと思う。だから籾井氏には、早く辞めてもらわないといけない」と胸中を語った。

「籾井会長の給料なんて一円も払いたくない」

 主催の“NHK包囲行動実行委員会”でお手伝いをしているという女性は、今回の抗議行動に手応えを感じたという。

 「先週の抗議行動よりも、さらに多くの人が集まってくれた。今日の抗議行動に向け、『SEALDs』のデモなどに出向いてビラ配りをしてきたが、道行く人たちが驚くほど食いついてくれ、あっという間にビラがなくなった」

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「政府の声でなく、国民の声を報道しろ!」国会中継をしないNHKに市民が怒り――NHK包囲抗議行動」への1件のフィードバック

  1.  悪の権化である安倍政権の私的広報機関に成り下がったNHKは受信料を一部返還すべきだ。かつて敗戦までの間、大本営発表と云う嘘で国民を騙し続けたNHKは、公平公正な放送を心がけてきたはずだ。NHKが放送した嘘の放送で日本中が騙されてしまい、一部の人間の“気持ち”や利益のため名多くの人間が犠牲になった。物質的には何も得るものが無い無駄死にであった。そういう多くの命や空襲による財産消失と云う実害が有って初めて得られたのが戦後の自由で平等に近い社会だった。
     戦後のNHKは戦前の愚に学び、かなりマトモな調査報道をして来た。ニュースでも公平と公正につとめ、事件や事故では一定の公平さが保たれた報道をしてきて多くの国民の幸福に役立ってきたのである。それが大半の受信料を払っている国民の為ではなくて一部の声の大きい変な人たちの利益に沿った報道をするとは何事か、受信料の一部は公平に返還すべきである。受信料を払っている人はスポンサーなのんだから。

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