┏━━【目次】━━━━━━━
┠■はじめに～東京都で感染爆発！ 新規感染者が最多の2848人！ にもかかわらず、菅義偉総理は五輪「中止の選択肢ない」！ 小池百合子東京都知事は、五輪関係者の感染者数発表に「意味があるのか？」と発言！
┠■東京の「感染爆発」に関して、IWJが識者に見解をうかがうと、上昌広医師は「こんな時期に五輪開催を決めた事自体が悪い！」、古賀茂明氏は「五輪は延期より中止！」、青木正美医師も岩上安身の質問に「五輪はすぐ止め！」
┠■IWJの今期第11期も残り4日！ 設立以来最大の財政危機状態に喘ぐIWJは、現在約1039万円の大規模赤字！ IWJにご賛同いただける方は少額でも結構ですので、どうか今月末までに緊急のご支援をよろしくお願いいたします！
┠■「どうか来期も存続しますように！」「市民が支え公正な報道を期待します」「上昌広先生の話が良かった。これからも一流の人にじっくり聞く番組を！」～皆さま、温かい応援のメッセージをありがとうございます！ ご寄付をいただいた皆さまのメッセージを感謝を込めてご紹介させていただきます！
┠■【中継番組表】
┠■五輪初競技、男子サーフィンで五十嵐カノア選手が悔しい銀メダル！ 女子ソフトボールは、米国に逃げ切り勝ち、五輪2連覇！ メダルラッシュが続く柔道では、永瀬貴規選手が銅に終わったリオ五輪のリベンジで金メダル！
┠■コロナ「第5波」直撃の中、五輪強行した「戦犯」の一人、小池百合子東京都知事は「コロナに負けたと世界に知らしめたくない」と発言！「負け戦」を「勝った勝った」と国民を死に追いやった大戦末期の指導者とうりふたつ！ 五輪後に都知事や総理、組織委会長、IOC、JOCなどコロナ五輪「戦犯」の責任を必ず問うべき！
┠■＜新記事紹介＞スポンサーに見放された五輪!? トヨタが五輪CM見送り、豊田章男社長が開会式欠席で、経済界に広がる「五輪悪評リスク」巻き添え回避！ NTTもアサヒビールも味の素も経営者が開会式欠席! トヨタはマスコミのCMに頼らず「自社メディア発信」！ 痛手負うのは電通とテレビ局!?
┠■＜本日の撮りおろし初配信＞7月24日、事前告知なしで「平和の少女像」展示！ 本日午後8時より「講演『表現の不自由展への攻撃とは何か』―登壇： 岡本有佳氏（表現の不自由展東京実行委員会）」を撮りおろし初配信します！
┠■＜新記事紹介＞麻生副総理の「台湾有事なら日米で台湾防衛」発言に、中国外交部が「断固反対」と猛反発！ 米国はキャンベル・NSCインド太平洋調整官が「米国は台湾の独立を支持しない」と明言！ 麻生副総理は国を導く資格なし！ 辞任し、政界引退すべし！
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■はじめに～東京都で感染爆発！ 新規感染者が最多の2848人！ にもかかわらず、菅義偉総理は五輪「中止の選択肢ない」！ 小池百合子東京都知事は、五輪関係者の感染者数発表に「意味があるのか？」と発言！

　おはようございます。IWJ編集部です。

　27日、東京都内で新型コロナの新規感染者数が、これまでで最多の2848人を確認したと東京都が発表しました。

※新型コロナウイルスに関連した患者の発生について（第2285報）（東京都福祉保健局HP、2021年7月27日）
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona2285.html

　2848人は、これまで最多だった2021年1月7日の2520人を、328人と大きく上回ります。文字通り「感染爆発」と言えると思われます。

※報告日別による陽性者数の推移（東京都新型コロナ感染症サイト、2021年7月27日）
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

　7日間移動平均で見ても、前週7日間から直近7日間は149.4％と、約1.5倍に急増しています。

　東京は緊急事態宣言のただ中にあるにもかかわらず、感染爆発が起こっているのです。感染力が強いとされるデルタ株に急速に置き換わっていることが原因でしょうか。また、東京五輪が先週始まったことが、感染拡大の要因でしょうか。

　埼玉、千葉、神奈川を加えた4都県でも最多の4604人を確認した結果、現在「まん延防止等重点措置」が適用されている首都圏3県では、緊急事態宣言を要請する意向と報じられました。

※東京、最多2848人感染　首都圏3県は緊急事態要請へ調整（日本掲載新聞、2021年7月27日）
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC277J70X20C21A7000000/

　しかし、菅義偉総理は、この危機を前にしても、記者団から東京五輪の「中止の選択肢はないのか」と質問されて、「人流も減っているし、そこはない」と、中止を明確に否定しました。

※菅首相　五輪「中止の選択肢ない」　東京のコロナ感染、最多の2848人も（東京新聞、2021年7月27日）
https://www.tokyo-np.co.jp/article/119736

　菅総理は、五輪を中止しない理由に、人流の減少をあげています。しかしこの発言は、次の全国主要エリアの15時時点の人口増減率を日次で掲載したモバイル空間統計のデータを見ると大嘘であることがわかります。

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■東京の「感染爆発」に関して、IWJが識者に見解をうかがうと、上昌広医師は「こんな時期に五輪開催を決めた事自体が悪い！」、古賀茂明氏は「五輪は延期より中止！」、青木正美医師も岩上安身の質問に「五輪はすぐ止め！」

　IWJでは、この東京の「感染爆発」の危機的事態にあたり、急遽、岩上安身がこれまでインタビューさせていただいた識者の皆さまにご見解をお聞きしました。

　医療ガバナナンス研究所理事長の上昌広医師は次のように回答しました。

上昌広医師「今回、東京で2848人の新規感染者が発生したことは、季節性とデルタ株が猛威をふるっていることに他なりません。

　政府は、人流が多くなったこと、国民が緩んで、あたかも国民のせいにして、このような感染爆発になったと説明するかもしれませんが、そうは思いません。しかしこんな時期にオリンピックを開催することを決めた事自体が悪いといえると思います。その証拠に東京だけでなく、大阪でも、韓国でも増えています。

　このまま8月10日ぐらい、もしくはもう少し先まで、オリンピックの閉会ぐらいまで感染者数の増加が続くでしょう。これは去年の8月初めに第1波のピークになった事とまったく同じです。しかしこれは言ったように季節性とデルタ株の影響です」。

　と、上医師は、季節性とデルタ株の影響が大きいと回答しました。

　元通産官僚で、政治経済評論家の古賀茂明氏にもお話をうかがいました。古賀茂明氏には、8月に入って近いうちに、岩上安身がインタビューを行うことの承諾もいただきました。日程は決まり次第、皆さまにお伝えします。

古賀茂明氏「これ（東京都新規感染者数最多）は、私が予想していた通りの展開になりました。東京都が検査数を抑えたりしない限り、新規感染者の数はしばらく増え続けると思います。

　そんな中、東京都が、医療機関に対して救急医療の縮小や停止、予定手術の延期など通常医療の制限を通知しています。

　この状態で東京五輪を続けるのは、非常に危険です。延期するにもこれからスケジュールの調整が難しいので、一刻も早く、海外からの選手・関係者は御帰国いただき、中止にすべきです。延期より中止です」

　と、古賀氏は東京都の医療体制を憂慮し、東京五輪の開催の中止まで言及しました。

　NAJAT（武器取引反対ネットワーク）の杉原こうじ氏からは、次のようにコメントいただきました。

杉原こうじ氏「緊急宣言下でオリンピック開催はあり得ない、感染拡大は必至だという警告はたくさんだされていたにもかかわらず、強行して、まだ前半で感染が拡大している。選手村などオリンピック関連でも150人以上になっている。

　これは予想されたことで、わかっていながら強行したというのは明らかだ。

　東京都の小池さんや管さんによる明らかな人災ですから、猶予はない。一刻も早く中止の決断をすべきだ。

　命が失われるかもしれないことが分かっていながらやっていることなので、ある意味人権犯罪でもある。

　政府や都がそのような人権犯罪を行うことは絶対あってはならないことだ。直ちに中止すべきだ」

　一方、27日の午後8時から、Zoomの抗議リレー「私たちが止めるしかない 東京オリパラ ～女性たちの抗議リレー 8回+五輪中1回目～」が開催されました。

　その中で、青木正美医師が登壇し、事前に岩上安身が電話でした質問に対して、Zoomの中で回答されました。

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■IWJの今期第11期も残り4日！ 設立以来最大の財政危機状態に喘ぐIWJは、現在約1039万円の大規模赤字！ IWJにご賛同いただける方は少額でも結構ですので、どうか今月末までに緊急のご支援をよろしくお願いいたします！

　IWJの今期期末となる7月31日までは、本日を含めて残り4日しかありません！

　IWJの今期最後の月となる7月は、今期6月までの累積の不足額から算出したご寄付・カンパの新たな目標金額を、1329万1661円としなければならなくなりました。

　連日ご報告しておりますが、IWJは現在、設立以来最大の財政危機状態に陥っています。

　7月1日から27日までの27日間で、203件、目標額の24%にあたる321万4000円のご寄付を頂戴しています。

　コロナ不況が深刻化する中、ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心からお礼を申し上げます。

　しかしながら現状は火の車で、この4日間で、あと約1008万円のご寄付・カンパが必要となっています。そうでなければ赤字転落は確実となります！ その赤字分は岩上安身個人の負担とならざるをえませんが、すでに1000万円近くIWJに貸し込み、IWJからは報酬を受け取っていない状態の岩上個人に、これ以上、IWJを支える私財はありません。

　今期、約1000万円以上の赤字に転落し、岩上安身個人としても支えきれないとなれば、8月以降の来期は、これまでのようにIWJを存続させ、独立したジャーナリズム活動を貫き続けていくことはきわめて困難になってしまいます。

　ご存知の通り、日本社会をハンドリングしている支配層が狂気と無責任に支配されている中、IWJは正気を保ちつつ、なんとか来期も存続し、他メディアでは読めない、IWJでしか視聴できない独自コンテンツを皆さまにお届けしたいと願っております。

　IWJの活動にご期待、ご賛同いただける方は、ぜひ緊急のご支援をお願いいたします！ 1人でも多くの方々からご支援いただき、1歩でも2歩でも目標額に近づきたいと願っています！ 少額でもけっこうですので、ご寄付・カンパをぜひよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。（クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください）

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント　ウエブ　ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八（ゼロゼロハチ）
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル　カンリブ

　また、コロナ禍による会員の減少によって会費収入が前期比20％減となり、IWJの財政は大きく悪化しています。

　前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。

　この収入減を埋めるべく、IWJはあらゆる支出の見直しをしてきました。代表である岩上安身への報酬を100%カットすることも断行しました！ 来期（来月の8月からの1年間）は、最初から代表の岩上安身の無報酬は決定しています。

　会費収入はIWJを支える最も重要な柱です。まだ会員ではない方は、この機会にぜひご登録をお願いします！

　会員登録はしたけれど会費未納で休眠状態という方は、ぜひ再開して、会費をお納めいただき、会員としてIWJをお支えください。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
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　これまで記してきた通り、IWJ代表の岩上安身は自身の報酬を100％カットし、今期末まで「ただ働き」のまま、「手弁当」どころか「持ち出し」で、日々の激務に取り組んでいます。来期も1年間、無報酬で働く覚悟を決めています！ しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況が続いては、この先、IWJが存続し、活動し続けることはできません。

　多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、今年に入ってから、現状、ご寄付すべてをIWJの運営費にあてており、岩上安身への返済には1円も回しておりません。

　岩上安身も一人の人間であり、一人の生活者であり、扶養しなければならない家族もいるのです。老後の貯えを削ることにも限界があります。

　繰り返しますが、今期、IWJが大幅に赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。

　私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待に対し、権力にこびず、忖度しない、特定スポンサーに買収されない独立メディアとして使命を果たしたいと思っています。

　日本は今、コロナ禍の陰で、急激な勢いで、勝算のまったくない、米国の国益と覇権を守るためだけで、日本を守らない、無謀な戦争への道をひた走りつつあります。この事実を、マスメディアは本気で国民に知らせようとしていません。

　日本を破滅へと導く、改憲による緊急事態条項の導入を与党が急ぐのも、防衛省が隣国に届く、「刺し違え」ミサイルを配備しようとしているのも、「重要土地調査規制法」の成立を急いだのも、すべて戦争準備のためです。

　その後に起こるのは、米中が覇権をかけて戦う戦争において、日本が「捨て駒」として都合よく使われ、米中の覇権争奪の最前線の戦場とされてしまう悲惨な事態です。

　大手メディアは、まともにこうした危険性をまともに伝えようとせず、あろうことか、改憲CMを無制限に受け入れて改憲に加担するだけでなく、金儲けすらもくろんでいます。

　そんな「改憲ビジネス」にどっぷりつかった記者クラブメディアに、真実の報道や論評は期待できるはずがありません。

　従って、日本国民の大半は、自分たちがとてつもなく危険で悲惨な目にあわされる可能性があるという事実をまったく知らされていません！ ですからなおのこと、IWJは使命感を持って徹底的にこれらの問題を直視し、正面からお伝えしていかなければと思っています！

　6月17日には、IWJ代表の岩上安身が菅総理に、18日にはIWJ記者が岸防衛大臣に、米国の戦略に隷従していくだけで日本の国民の安全は守れるのか鋭く質問を行いました！

※菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘！ 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ！～6.17菅義偉総理会見 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493691

※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した！ 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703

※「台湾有事の際に最前線となる自衛隊と近隣住民の被害見積もりは？」IWJ記者の質問に岸大臣は「仮定の質問への回答はひかえる」「台湾海峡問題は当事者間の直接対話で平和的解決を」～6.18岸信夫 防衛大臣 定例会見 2021.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493288

　IWJは、他のメディアが沈黙を続けても、断固として沈黙せず、タブーを破り、近づく亡国の戦争の危機について警鐘を鳴らし続けます！ IWJがなくなれば、こうした破滅的戦争への危機について報じ、警告を発し続けるメディアはなくなってしまいます！

　改憲による緊急事態条項によって、破滅に至る戦争への突入を阻止すべく、徹底的に抵抗し抜くためには、IWJの姿勢に共感し、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です！

　どうぞ、今期末の7月末まで、大幅な赤字に陥らないよう、ぜひ、緊急のご支援、応援をよろしくお願いいたします！

　IWJが、権力の腐敗と、独裁と、亡国に至る無謀な戦争に対し、抵抗し続けてゆくためには、皆さまからのご寄付・カンパとともに、会員の方々の会費収入がとても重要になってきます。ぜひ皆さま、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします！

　また、お知り合いの方にぜひIWJの存在や活動について、口コミやSNSを通じて、広めていただき、会員となって支えてくださるようにお伝え願います！ どうぞご協力をお願いいたします。IWJはまだまだ、一般に認知されていないメディアです。広く知られることで、IWJのお伝えする情報の価値に気づく方も増えてくると思います。

　一般会員にご登録いただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを2ヶ月間、アーカイブでお好きな時に御覧いただけます！ 入会金は無料。会費は月々1100円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万1000円と2ヶ月分お得になっています！

　そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください！ サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでも御覧いただけます。

　さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報！」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報！」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。

　6月30日時点の会員数は3691人、このうちサポート会員の方は1293人です。一年前と比較して、会員総数が957人減、サポート会員は304人減と、IWJの経営もコロナ禍の直撃を受けています。創立以来、これほどの会員減は経験したことがありません。未曽有の危機です。

　サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります！

　どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください！

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　IWJでは、月払いをお選びいただいた会員の方の会費納入期限を、毎月15日に設定させていただいています。そのため、15日を過ぎた段階で、会費をお納めいただけなかった方に対し、やむをえず、会員の資格を一時停止する手続きを取らせていただいています。

　会員の皆さま、一部、会費を納め忘れている方がいらっしゃいます！ ぜひ、急ぎお納めいただき、有効会員として「復活」してください！

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■「どうか来期も存続しますように！」「市民が支え公正な報道を期待します」「上昌広先生の話が良かった。これからも一流の人にじっくり聞く番組を！」～皆さま、温かい応援のメッセージをありがとうございます！ ご寄付をいただいた皆さまのメッセージを感謝を込めてご紹介させていただきます！

　経営危機にあるIWJにご寄付をくださった皆さまから、温かい応援のメッセージを頂戴いたしました。ここに感謝を込めてご紹介させていただきます。

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岩上様、スタッフの皆様、いつもありがとうございます。昨年今年と収入が激減してとても厳しいのですがIWJは私にとって必要な情報元です。どうか来期も存続しますように！（Y.Y. 様）

IWJ存続してください。（K.A. 様）

期末に向けて赤字が少しでも解消しますように。コロナ禍で厳しい生活が続きますが、IWJの皆様も感染に気をつけて取材をお願いします。市民が支え公正な報道を期待します。（N.M. 様）

いつも貴重な情報をお伝えいただき、ありがとうございます。IWJの皆様が報道を続けてくださることを願っています。（匿名希望）

7/19 3000円寄付、IWJが存続して欲しいため（カタヤマ ヤスト様）

ぜひIWJさんには今後とも多方面からの発信をお願いしたいと思います。（匿名希望）

地上波はどれも、見るに堪えません。数少ないオルトメディアとして頑張って欲しい。（O.Y. 様）

上昌広先生の話が良かった。これからも一流の人にじっくり聞く番組を！　オピニオンよりファクトを求めています。（N.S. 様）

少額ですが郵貯口座へ送金しました。IWJにはぜひ存続してほしいので。（S.K. 様）

一部ではあるけれども購読料として支払うべきと判断したため。（匿名希望）

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　皆さま、メッセージをありがとうございます。これからもどうぞIWJを応援してください。よろしくお願いいたします。

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◆中継番組表◆

＊＊2021.7.28 Wed.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】11：00～「日本外国特派員協会主催 映画『パンケーキを毒見する』エグゼクティブプロデューサー 河村光傭氏 監督 内山雄人氏 記者会見」
視聴URL： https://twitcasting.tv/iwj_ch5

　「日本外国特派員協会（FCCJ）」主催の記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきたFCCJ関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%a4%96%e5%9b%bd%e7%89%b9%e6%b4%be%e5%93%a1%e5%8d%94%e4%bc%9a
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【IWJ_YouTube Live】15：30～「NPO法人キッズドア／生活困窮家庭はもう限界です。 困窮子育て家庭を対象とした臨時給付金の支給を早急に！政府に求める会見 全国2400世帯向けアンケート結果と家庭からの声も紹介」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

　「NPO法人キッズドア」主催の記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた貧困問題関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e8%b2%a7%e5%9b%b0%e5%95%8f%e9%a1%8c
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【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】20：00～「講演『表現の不自由展への攻撃とは何か』―登壇： 岡本有佳氏（表現の不自由展東京実行委員会）」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

　7月24日に収録した、岡本有佳氏（表現の不自由展東京実行委員会）の講演を配信します。これまでIWJが報じてきた表現の自由関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1

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◆中継番組表◆

＊＊2021.7.29 Thu.＊＊

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信・IWJ_YouTube Live】20：00～「又吉栄喜・大城貞俊 新刊出版記念対談『書くこと・読むことの楽しさ－沖縄文学の可能性を求めて－』」
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

　7月25日に収録した、「ジュンク堂書店 那覇店」主催の対談を配信します。これまでIWJが報じてきた沖縄県関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%B2%96%E7%B8%84%E7%9C%8C

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

麻生副総理の「台湾有事なら日米で台湾防衛」発言に、中国外交部が「断固反対」と猛反発！ 米国はキャンベル・NSCインド太平洋調整官が「米国は台湾の独立を支持しない」と明言！ 麻生副総理は国を導く資格なし！ 辞任し、政界引退すべし！
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494764

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

『オリンピックから改憲へ!? ～深まりゆく対米従属から抜け出す道は…～』 ―ゲスト：白井聡氏（京都精華大学人文学部専任講師）、鈴木邦男氏（一水会元最高顧問）
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/456874

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■五輪初競技、男子サーフィンで五十嵐カノア選手が悔しい銀メダル！ 女子ソフトボールは、米国に逃げ切り勝ち、五輪2連覇！ メダルラッシュが続く柔道では、永瀬貴規選手が銅に終わったリオ五輪のリベンジで金メダル！

　東京五輪から初の競技採用となった「サーフィン・男子」の決勝が、千葉県長生郡一宮町・釣ヶ先海岸サーフィンビーチで行われました。

　決勝戦は本来ならば、本日行われる日程でしたが、海上の台風の位置により前倒しで昨日行われました。通常の屋外競技では、台風を避けて日程調整しますが、サーフィンに関しては、台風が接近しつつある状況の方が、良い波が立つとの判断で、日程が変更となりました。

　準決勝で世界ランク1位のブラジル代表のガブリエル・メディナ選手（27）を破り、決勝に進出した日本の五十嵐カノア選手（23）は、世界ランク6位。決勝では、格上の世界ランク2位のブラジル代表イタロ・フェレイラ選手（27）に挑み惜しくも敗れ銀メダルに終わりました。

　五十嵐カノア選手は、例えばフロントサイドでのローラーコースター（あがった波と正対してライデイングし、そこから波のトップに向かってサーフボードを突き上げ反転しライディングを続ける）を完成させると、相手のガブリエル・メディナ選手が、このローラーコースターをバックサイド（波を背にしてライディングする、当然波が視界から見えないため、難易度が高い）で対抗し、終始ガブリエル・メディナ選手にリードを奪われていました。

　良い波をつかまえきれず、大変残念な結果に終わった五十嵐選手には、次回の五輪でぜひリベンジしてほしいと思います。

　サーフィンは「体操」「高飛び込み」「トランポリン」「アーティスティックスイミング（旧シンクロナイズドスイミング）」「スケートボード」と同じように採点競技です。いかに難しい技を審査員にアピールし、数多くの技をくりだすかか勝負となります。

　同じ採点競技ではありますが、前述した競技とサーフィンは、大きな違いがあります。決められたフィールドやプールで行う競技とは違い、自然の中の海の波を相手にする競技です。波は発生するタイミング、大きさなどが一定ではありません。ですのである程度、偶然性や運にも左右される要素は避けられないスポーツではあります。

　女子ソフトボールで、嬉しい金メダルです。

　昨日午後8時から、横浜球場でソフトボール女子の決勝が行われ、宿敵米国を2-0で下し、13年かけて五輪2連覇を達成しました。

　一昨日にリーグ戦カテゴリーで敗れている米国に、決勝戦では、リーグ戦で温存し登板しなかったエース上野由岐子（39）選手が先発し、若手の後藤希友（20）選手をはさみ、最後は上野由岐子選手が締め、米国を完封リレーで2-0で勝利しました。日本チームは、三塁手がはじいたボールを遊撃手が直接キャッチし、飛び出していた2塁ランナーが戻れずに併殺になったり、ツキも味方にし、攻撃では少ないチャンスをものにして、着実に得点をあげ、栄冠にたどり着きました。厳しい戦いに勝利した日本チームに賛辞を送りたいと思います。

　連日のメダルラッシュが続いている柔道では、81kg級の永瀬貴規選手が、銅に終わった前回リオ五輪のリベンジで金メダルを取りました。

　この階級での日本人金メダリストは、半世紀の間で、1972年ミュンヘンの関根忍選手、1976年モントリオールの園田勇選手、2000年シドニーの瀧本誠選手と3人しかいません。

　格闘技・柔道に造詣が深い岩上安身によると「このクラスは、日本人の体形、体格の特徴と外国人の特徴の違いから、外国人選手の層が厚く、日本人の選手はなかなか勝てない階級です。それだけに永瀬選手の優勝は価値があります。日本人選手は、このクラスを避けて、体重がこの81kgクラスの選手は、ある程度増量してもっと重くして、無差別級にも対応するようにしたり、逆に減量してもっと軽いクラスで戦うという2つの方向に分かれる傾向があると聞いたことがあります。今回の永瀬選手の活躍で、この80kgから90kgあたりの階級で堂々と外国人選手と互してゆく新世代が登場すると、日本柔道界は層が厚くなりますね」と解説していました。

　このような難しい階級で久しぶりに勝利をあげた、永瀬貴規選手おめでとうございます。

■コロナ「第5波」直撃の中、五輪強行した「戦犯」の一人、小池百合子東京都知事は「コロナに負けたと世界に知らしめたくない」と発言！「負け戦」を「勝った勝った」と国民を死に追いやった大戦末期の指導者とうりふたつ！ 五輪後に都知事や総理、組織委会長、IOC、JOCなどコロナ五輪「戦犯」の責任を必ず問うべき！

　五輪開催を翌週に控えた7月14日に東京の新型コロナ新規感染者数は1000人を突破、「第5波」が本格化しました。19日の朝日新聞の世論調査では、東京五輪は「安全、安心の大会」には「できない」が68%、この夏の五輪開催は反対55%、賛成33%という民意が示されました。

※報告日別による陽性者数の推移（東京都新型」コロナウイルス感染症サイト）
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

※安全安心の五輪大会「できない」68%　朝日世論調査（朝日新聞、2021年7月19日）
https://digital.asahi.com/articles/ASP7L7H2PP7HUZPS006.html

　にもかかわらず、IOC、JOC、五輪組織員会、国、東京都は、五輪強行に突き進みました。その理由は、五輪利権と国威発揚です。

　第2次安倍政権成立以降、すっかり御用メディアとなり果てたNHKは、2016年8月21日に放送された、朝の情報番組「おはよう日本」で、オリンピックのメリットに関する解説として、第一番目に、なんと「国威発揚」を持ってきました。明らかに五輪憲章違反です。

　ナチスがオリンピックを「国威発揚」に政治利用した苦い経験の反省を経て制定されたのが、「オリンピック憲章」であり、第一章で、「オリンピック競技大会は、個人種目または団体種目での選手間の競争であり、国家間の競争ではない」と明確に述べています。

　にもかかわらず、NHKは、五輪憲章に背いて、「国威発揚」を掲げ、少しも大げさではなく、ナチスの宣伝省と同じ役割を果たそうとしていると言えます。

※NHKはナチスの宣伝省をめざしている!? 悪質な情報操作は4月1日の長野聖火リレー消音中継だけでなく、2016年には、朝のお茶の間に堂々と東京五輪のメリットは「国威発揚」にあると、ナチス顔負けの「五輪憲章違反」の問題放送！ IWJはNHKに緊急取材！（日刊IWJガイド、2021.04.08号）
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48620#idx-2

　そもそも五輪を「国威発揚」の道具として、発案し、コロナ禍にもかかわらず、強引に推進してきたのが、安倍晋三元総理や森喜朗元組織委会長、菅義偉総理、そして小池百合子都知事です。

　先述の世論調査が発表された7月19日、小池百合子東京都知事は、英BBCのインタビューに答えて、次のように語りました。

　「『COVID-19に負けた』ということは世界に知らしめたくない。こういう中であっても、東京で開催をするという意義がある」

※小池都知事にBBC単独インタビュー　五輪開かないのは「より悲しいこと」（BBC、2021年7月19日）
https://www.bbc.com/japanese/video-57884080

　実際には、真夏に「第5波」が直撃することは確実で、この時期に東京五輪の開催を強行すること自体、自らコロナとの戦いに敗れにいくようなものでした。迷惑するのは国民・都民です。前出のように過半数の国民・都民は五輪強行を望んでいませんでした。

　にもかかわらず、小池知事は「『負けた』と世界に知らしめたくない」と言い張ったのです。何のプライドなのか、それとも利権がからむのか、真夏の開催にこだわったわけです。しかしそれが誤りであることは、小池知事の別の発言からもはっきりしています。

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

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■＜新記事紹介＞スポンサーに見放された五輪!? トヨタが五輪CM見送り、豊田章男社長が開会式欠席で、経済界に広がる「五輪悪評リスク」巻き添え回避！ NTTもアサヒビールも味の素も経営者が開会式欠席! トヨタはマスコミのCMに頼らず「自社メディア発信」！ 痛手負うのは電通とテレビ局!?

　東京五輪で最上位スポンサーである「ワールドワイドオリンピックパートナー」であるトヨタについて、2021年7月19日に広報担当の長田准執行役員が、国内で五輪関連のCMを放映しないことや、開会式などの公式行事に社長ら同社関係者が出席しないことを明らかにしました。

　7月19日付け朝日新聞は「新型コロナウイルスの感染拡大が終息せず、大会がほぼ無観客開催となった状況を考慮したという。トヨタの長田准・執行役員が報道陣の取材にこたえた」と報じました。

※トヨタ、五輪CM放映せず　社長らの開会式出席も見送り（朝日新聞デジタル、2021年7月19日）
https://www.asahi.com/articles/ASP7M4R4CP7MOIPE007.html

　トヨタのホームページによると、「トヨタがサポートするアスリートは世界中に233人いる。そのうち、オリンピックには123人が、パラリンピックには57人が出場することになりました。（7月14日時点。いまだパラリンピック代表候補14人が選考中）」とのことで、豊田章男社長の応援メッセージ動画も公開されているが、サイトのトップページでも五輪は目立った扱いをされていません。

※トヨタ
https://toyota.jp/index.html

　聖火リレーでは、トヨタはコカ・コーラ、日本生命、NTTなどとコンボイを組んで聖火ランナーを先導し、批判を集めたが、今度は率先して五輪悪評リスクの巻き添え回避に切り換えたようです。これも企業のブランドイメージを守るためのリスクマネジメントということなのでしょう。

　森喜朗前組織委会長の女性蔑視発言や、開会式をめぐる佐々木宏氏の女性タレントの容姿侮辱企画、小山田圭吾氏の障害者への差別・虐待の過去の行動と言動、小林賢太郎氏のユダヤ人を大量虐殺したナチスのホロコーストをお笑いのネタにして、犠牲者への侮辱をするなど、考えられないアンモラルで差別的な不祥事が続出し、解任や辞任が相次ぎました。

　開会式のトラブルだけが企業の態度変更を促しているのではないと思います。企業のブランドイメージにとっては、コロナ禍において国民の命や健康をあと回しにして、東京五輪の開催を強行し、デルタ株による第5波を加速させたこと、それ自体が、消費者に対する企業イメージの上で、「きわめてまずいこと」だったと、認識を変えつつあるのではないでしょうか。

　詳しくは下記記事を御覧ください。

※スポンサーに見放された五輪!? トヨタが五輪CM見送り、豊田章男社長が開会式欠席で、経済界に広がる「五輪悪評リスク」巻き添え回避！ NTTもアサヒビールも味の素も経営者が開会式欠席! トヨタはマスコミのCMに頼らず「自社メディア発信」！ 痛手負うのは電通とテレビ局!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494818

■＜本日の撮りおろし初配信＞7月24日、事前告知なしで「平和の少女像」展示！ 本日午後8時より「講演『表現の不自由展への攻撃とは何か』―登壇： 岡本有佳氏（表現の不自由展東京実行委員会）」を撮りおろし初配信します！

　7月24日、京都市内で「平和の少女像」の展示が行われました。当初は「平和のための京都の戦争展」で展示される予定でしたが、反対意見があり、別会場、しかもその場所は「非公開」での展示となりました。

※「少女像」京都でも展示　事前告知なし、場所も非公開で（朝日新聞、2021年7月24日）
https://digital.asahi.com/articles/ASP7S63DKP7SPTIL002.html

　平和の少女像は2019年8月、「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」で展示されました。しかし、平和の少女像の展示を求めて暴力的な脅迫を含む抗議が殺到したことから、わずか3日間に展示が中止されました。また、大村秀章・愛知県知事のリコール運動にも発展しました。

※「平和の少女像」展示に「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」と京アニの悲劇を悪用した卑劣な脅迫！企画展は8月3日で中止に！ 脅迫者を責めずに展示関係者に謝罪しろと迫る河村たかし・名古屋市長は脅迫者サイドに立つつもりか!? 2019.8.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454891

　平和の少女像は今月16日から大阪府大阪市のエルおおさか9階ギャラリーにて開催された、表現の不自由展かんさい「消されたものたち」でも展示されました。東京や名古屋での開催は延期に追い込まれましたが、表現の不自由展かんさいは、会場への脅迫、街宣車によるいやがらせなどがある中、18日までの3日間、開催を続けることができました。

※表現の不自由展かんさい「消されたものたち」 2021.7.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494389

　しかし、京都では「平和のための京都の戦争展」での展示は叶いませんでした。

※平和のための京都の戦争展
https://heiwa-sensoten-kyoto.org/

　別の場所で行われた集会は、妨害行動を警戒したため事前告知も場所の公開もできず、主催者が募った約40人だけが鑑賞する事態となりました。極めて限定的な集会となりましたが、IWJはこの様子を取材しました。

　そこで本日午後8時より、表現の不自由展東京実行委員会の岡本有佳氏による講演「表現の不自由展への攻撃とは何か」を撮りおろし初配信します。

　講演の冒頭、岡本氏は「慰安婦問題が解決していないということは、まさに今日の展示がこのような形でしか実現できなかったという現実…この現実を変えていかなければならないということ」と述べます。さらに「次につなげる一歩ということで、来年の『平和のための京都の戦争展』を私は楽しみにしていますし、そのために連帯して応援もしていきたい」と、決意を語ります。

　岡本氏は続けて、平和の少女像を作ったアーティスト、キム・ソギョン氏とキム・ウンソン氏からのメッセージを紹介します。

　「このような難しい状況にもかかわらず、意志を折ることのない多くの皆さんに対し、深く感謝申し上げます。

　私たちはこの状況を、大変残念であり、心を痛めています。皆さんのご苦労、そして犠牲、これは必ずともに作る平和を守っていくことだろうと思います。

　平和的な展示が成し遂げられる日まで、心と力を尽くして、いただけることを望んでいます。ありがとうございます。

　平和の少女像 彫刻家　キム・ソギョン、キム・ウンソン」

　岡本氏は、言論ではなく暴力的な妨害行為あるいは脅しによって、東京での開催はいまだに延期、名古屋での開催はたった2日でいったん中止になっていることを嘆き、さらに『戦争展』は40年間京都で毎年開催してきたにも関わらず反対意見が出たことに「ショックを受けました」と気持ちを吐露。そして「私も、皆さんもどう受け止めて今後どうしていくのかということは今日から真剣に一緒に考えていただきたいなと『強く』思っています」と告げます。

　そして、岡本氏はこれまでの表現の不自由展を振り返り、これまでの経緯を以下のように説明します。

　「実は私たちは2015年に不自由展を始めています。それが始まったきっかけというのが2012年5月、新宿ニコンサロンで、またこれも慰安婦のサバイバーの人達を取り続けている韓国の写真家アン・セホンさんの写真展が脅し・攻撃の予告メールによっていとも簡単に中止にされたという事件が発端でした。

　このとき私も含めて『これはヤバイ事件が起きてるぞ』と心配して駆けつけた仲間とそこで出会ったことが出発点でした。

　そしてそのあと、3ヶ月後に東京都美術館で平和の少女像のミニチュアが撤去される事件が起きました。これはニコンサロンの事件と比べて、マスコミは、1行も取り上げませんでした。これも私はショックを受けました。

　私たちが知らないところで検閲されたり規制をかけられたりして見えなくさせられているアート作品があるんじゃないかなって、その時思ったんです。ですので、これもすごく重く受け止めました。

　そしてニコンサロンの事件はアン・セホンさんがすぐに仮処分の申請をしましたので、今回の大阪と似てますけど、無理矢理（裁判所の）命令によって写真展は開かれたんです。

　ところが物凄い警備をニコンサロンが、700万円くらいかけて警備をしたわけです。そうすると通常の写真展の雰囲気じゃありませんでした。お祝いにお花持ってきてもそれ飾っちゃダメだし、写真展の図録を売ろうとしてもそれは販売だからダメだしと、もうダメダメの展覧会だったんです。

　そこに心配して集まった仲間たちでちゃんと、普通に、静かに芸術作品と向き合う展覧会を開きたいという一心で『静かな写真展を開こう』というのが最初の一歩でした。それが（東京都）練馬区の江古田にある小さな民間のギャラリーだったんです。

　でもその当時、すでに在特会がけっこう元気な頃で、必ず攻撃が来るだろうということで市民の手作りで独自の見守り体制とかを作って。弁護士、市民あわせて80人くらいだったんですけど、守りきったわけです」

　岡本氏は、さらに「不当な攻撃がなぜ起きているのか」について、「日本の植民地支配責任や戦争責任の否定、あるいは排外主義や女性差別といったものがベースにあって起きているバッシング」だと思うと述べます。

　そして、そのことが結果的に「社会的少数者に関わる表現が消されようとしているんじゃないか」という危機感につながったことが活動の原点にあると岡本氏は明かします。

　1時間弱に渡る岡本氏の講演はまだまだ続きます。この続きはぜひ、本日午後8時からの撮りおろし初配信をご視聴ください。

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【撮り下ろし初配信・IWJ_YouTube Live】20：00～
講演「表現の不自由展への攻撃とは何か」―登壇： 岡本有佳氏（表現の不自由展東京実行委員会）
視聴URL： https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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　また、「あいちトリエンナーレ2019」での「表現の不自由展・その後」については、ぜひ以下の記事も御覧ください。

※「平和の少女像」展示に「ガソリン携行缶を持ってお邪魔する」と京アニの悲劇を悪用した卑劣な脅迫！企画展は8月3日で中止に！ 脅迫者を責めずに展示関係者に謝罪しろと迫る河村たかし・名古屋市長は脅迫者サイドに立つつもりか!? 2019.8.4
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454891

※大村秀章・愛知県知事が「表現の不自由展・その後」の中止について河村たかし・名古屋市長を「憲法違反の検閲」と批判！ 河村市長はテロ予告を受けて警察のガードをつけながら、脅迫者に対する批判は一切なし!? 2019.8.5
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/454935

※「表現の不自由展・その後」実行委員・永田浩三氏（武蔵大学教授）の目に涙も「作家に一言もないことは尋常ならざる事態」 ～展示会の再開～緊急集会＆記者会見 あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」中止事件 2019.8.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455031

※「表現の不自由展・その後」中止で芸術祭の主要作家らが抗議の出展辞退！ 一方で、脅迫容疑者逮捕後も脅迫メールが止まず！ 脅迫者を煽った河村たかし・名古屋市長や吉村洋文・大阪府知事の責任はなぜ問われないのか!? 2019.8.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455493

※IWJ記者が河村たかし・名古屋市長に「『表現の不自由展・その後』中止要求は脅迫煽動ではないか？」と質問！ 河村市長ははぐらかした挙句、定例記者会見の場で芸術祭を「日本国直営」とデマ煽動！ 2019.8.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/455640

※「表現の不自由展・その後」をめぐり河村たかし・名古屋市長が外国特派員協会で「津田大介氏に騙された」と主張！津田氏は「慰安所はあったらしい」と笑いながら語った河村市長の人権感覚を糾弾！ 2019.12.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463589

■＜新記事紹介＞麻生副総理の「台湾有事なら日米で台湾防衛」発言に、中国外交部が「断固反対」と猛反発！ 米国はキャンベル・NSCインド太平洋調整官が「米国は台湾の独立を支持しない」と明言！ 麻生副総理は国を導く資格なし！ 辞任し、政界引退すべし！

　麻生太郎副総理兼副大臣が「中国が台湾に侵攻したら日米で台湾を防衛しなければならない」と、2021年7月5日の自民党議員の政治資金集めパーティーで述べました。

　これは、台湾有事の際には日本も中国と戦争をするという意思表示であり、それは原発が林立する日本中に中国のミサイルが降り注ぐことを意味します。

　現役の閣僚、しかも総理経験者でかつ、第二次安倍政権以来ずっと副総理の要職についている人物による、公の場での発言であり、「個人的見解」では済まされない重大な影響力をもちます。

　この麻生副総理の発言に対して、中国外交部の趙立堅報道官が7月6日の記者会見で早速、「強く不満を持ち、断固として反対」「台湾問題に干渉することは決して受け入れない」と、激しい反発を表明しました。さらに「日本の軍国主義は、中国に対して数え切れないほどの侵略の罪を犯してきた」「歴史の教訓に深く学んでいない」と、日本による侵略の歴史を持ち出して強く批判しました。

　麻生副総理が、日本には中国に対する侵略の歴史があり、加害者としての過去をもつことをまったく自覚していない、というのは、中国側の言い分の通りでしょう。しかし、そんな人間ばかりが現代の日本人である、と思われるのは誤解であり、耐えがたいことです。

　中国側に、「『麻生さん一人』が日本の代表ではありません」と伝いたいのですが、しかし麻生氏をあのポジションに座らせてしまったのは有権者の責任です。まずはその点を改めないと、中国側に反論も弁明も話し合いもできません。

　一方、同じ7月6日、米国のカート・キャンベル・NSC（国家安全保障会議）インド太平洋調整官が、米国のシンクタンクで開催されたオンライン会議で「米国は台湾の独立を支持しない」と明言しました。キャンベル調整官は、クリントン政権、オバマ政権でもアジア・太平洋地域の国防や外交に関する重要ポストを担い、バイデン政権では大統領副補佐官（国家安全保証担当）という重責を務める人物です。

　キャンベル調整官は「（台湾問題）は非常にデリケートで危険なバランス」であり、「バランスは維持しなければならない」と述べました。

　こうした「台湾は非常にデリケートで危険なバランス」というセンシティブな認識を、十分にわかっていない頑迷な政治家の典型が、麻生副総理です。麻生副総理の今回の発言は、日本という国家を危うくするものであり、もはやその存在や発言自体が「存立危機事態」とさえいえるのではないでしょうか？ 政界からの引退を、国民は声をあげて望むべきです。

　詳しくは、ぜひ下記の記事を御覧ください！

※麻生副総理の「台湾有事なら日米で台湾防衛」発言に、中国外交部が「断固反対」と猛反発！ 米国はキャンベル・NSCインド太平洋調整官が「米国は台湾の独立を支持しない」と明言！ 麻生副総理は国を導く資格なし！ 辞任し、政界引退すべし！
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494764

　それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン（会員版）は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部（岩上安身、城石裕幸、尾内達也、木原匡康、富樫航、仲川正紀、中村尚貴、六反田千恵）

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