日刊IWJガイド・非会員版「新規感染3000人突破・感染爆発の東京は『AKIRA』の世界に突入! IWJ創立来の財政危機第11期残り3日! 月内に緊急ご支援を」2021.07.29号~No.3241号


┏━━【目次】━━━━━━━
■はじめに~東京は今コミック『AKIRA』(大友克洋作)の世界に突入! 閉会式直前に東京都の重症者病床使用率は100%を超える!? 東京都の新規感染者が3177人と3000人突破! 全国の新規感染者は過去最高を1000人以上上回る9576人! 責任主体の5者は、その責任を取るどころか、都民・国民に丸投げ!
■IWJの今期第11期も残り3日! 設立以来最大の財政危機状態に喘ぐIWJは、大規模赤字の予想! IWJ存続のために、会員の方も、非会員の方も、どうか今月末までに緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
■「こんな時代だからこそ頑張って欲しい」! 「独立メディアの灯を消してはいけない」! 「岩上さんからのメールを読んで一生懸命さが伝わり、協力したいと思いました」!~皆さま、温かい応援のメッセージをありがとうございます! ご寄付をいただいた皆さまのメッセージを感謝を込めてご紹介させていただきます!あと3日!ご支援をよろしくお願いします!
■<スクープ!>米国で、ワクチン2回接種完了した人も感染してしまうブレイクスルー感染による死者と入院者が激増! 4月下旬と比較して、ブレイクスルー感染による死者は9倍に増加!入院患者は7倍に増加!原因はワクチンを突破しブレイクスルーしてしまうデルタ株の感染拡大! CDCはデルタ株の脅威に対応してマスク・ガイドラインを変更!日本の国立感染症研究所は、ファイザー/ビオンテックのワクチンを2回接種しても、発症・感染予防に関しては、最大で8割くらいまで有効性が減じると評価! 重症化予防に関しては、最大で9割くらいまで有効性が減じると評価!日本でもブレイクスルー感染が起きる!
■【中継番組表】
■<IWJ取材報告>ワクチン軽視、運営ルールの崩壊、PCR検査の不徹底、問題だらけの東京五輪!IWJ記者が河野大臣の見解を求めるも「担当大臣に聞いて下さい」と回答を拒否!~7.27河野太郎新型コロナワクチン接種推進担当大臣記者会見
■7月28日の五輪結果!大橋悠依選手が女子200m個人メドレーで金メダル獲得し、400m個人メドレーとの2冠を達成!!男子では、本多灯が男子競泳200mバタフライで、銀メダル獲得!予選8位からの逆転勝利!女子柔道では新井千鶴選手が、積極的な攻めで勝利!初日から柔道は男女合わせて5日連続の金メダル獲得!
■<本日の撮りおろし初配信>「世界の今を凝縮している」沖縄文学が持つ無限の可能性とは!? 本日午後8時より、7月25日収録「又吉栄喜・大城貞俊 新刊出版記念対談『書くこと・読むことの楽しさ-沖縄文学の可能性を求めて-』」を撮りおろし初配信します!
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■はじめに~東京は今コミック『AKIRA』(大友克洋作)の世界に突入! 閉会式直前に東京都の重症者病床使用率は100%を超える!? 東京都の新規感染者が3177人と3000人突破! 全国の新規感染者は過去最高を1000人以上上回る9576人! 責任主体の5者は、その責任を取るどころか、都民・国民に丸投げ!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 連日、猛スピードで新規感染者が増え続ける現状では、「感染爆発が起きている」と表現するのがふさわしいと思われます。

 ついに、東京都の新規感染者が3177人と3000人台を越えました。20代が1000人を越え、まったく緊急事態宣言による人流抑制が効いていないことを示しています。

※新型コロナウイルスに関連した患者の発生について(第2288報)(東京都、2021年7月28日)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona2288.html

 死者は、6人で、50代と60代の男性が含まれます。

※新型コロナウイルスに関連した患者の死亡について(第2289報)(東京都、2021年7月28日)
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/hodo/saishin/corona2289.html

東京都の医療体制逼迫の責任は、東京都の小池百合子知事、菅義偉総理、IOCバッハ会長、組織委員会、JOC、IPCならびに、スポンサー大企業にあるのは明白です。「4回にわたる緊急事態宣言に慣れたから若者の人流が減らない」のではありません。「東京五輪が開催されているので、今回の緊急事態宣言はたいしたことではない」という誤ったメッセージを、東京五輪の強行開催によって流しているからこそ減らないのです。

 これは、五輪強行前からわかっていたことでした。医療逼迫が予想できれば、そのための準備を行うのが行政の責務です。

 東京新聞は、その責任主体の張本人である小池都知事が、28日、都庁で報道陣の取材に応じて、「特に1人暮らしの方々などは、自宅も、ある種、病床のような形でやっていただくことが、病床の確保にもつながるし、その方の健康の維持にもつながる」などと述べたと伝えています。

※「特に1人暮らしの方は自宅を病床のような形で」都内の新規感染者数過去最多で小池知事<新型コロナ>(東京新聞、2021年7月28日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/119947

 これは行政の責任を完全に放棄した発言です。それだけでなく、その行政の責任を、一人暮らしの都民に押しつけているのです。いったい、この人は何のために、都庁にいるんでしょうか。

 一人暮らしの自宅療養者が急変して外部とも連絡が取れず、医療逼迫のため入院もできずに次々と亡くなっていった大阪の「悲劇」を手本として東京で繰り返すつもりでしょうか。

 昨日、全国の新規感染者数は、9576人と初めて9000人台を突破しました。これまでの過去最多である1000人以上を大きく上回る感染者数です。特に、上昇傾向が強いのが神奈川、埼玉、千葉の首都圏です。神奈川は1051人と初めて一日の感染者数が1000人台を突破しました。東京を起点として、同心円状に首都圏に感染爆発が波及しているのがわかります。

※7月28日 新たに確認された感染者数(NHKまとめ)(NHK、2021年7月28日閲覧)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/

 東京五輪開会式が行われた7月23日から、1週間もたたないうちに、東京都の1日あたりの新型コロナウイルス感染者数は27日に過去最多を突破し、28日18時時点で3177人になりました。神奈川県1051人、埼玉県870人、千葉県577人と、茨城県194人と、首都圏1都3県に茨城県も加わって「過去最多」を記録しています。この感染爆発の状況について、28日、岩上安身が80年代に人気を博したマンガ「AKIRA」の中の、2020年のネオ東京におけるアキラの引き起こした爆発のようだとツイートしました。

 「東京だけ、そして一都三県の首都圏だけでなく、茨城県など、関東圏エリア全体に感染が広がっていっている。この、五輪開幕とともに起き始めた東京を中心に同心円上に広がる感染爆発は物凄い。どの程度、デルタ株が含まれているか、解析を急ぐべき。五輪が感染爆発も無関係などとは到底言えない」

※岩上安身@iwakamiyasumi(ツイッター、午後8:22 ・ 2021年7月28日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420343837566722050

 「感染爆発は、目には見えないが、確実に起きている。嫌でも思い出してしまうのが80年代に大友克洋によって書かれた近未来SFのAKIRA。2020年、東京五輪が行われる設定で、特別な能力をもつアキラが爆発を引き起こして第三次大戦後のネオ東京を廃墟にしてしまう。爆心地は五輪スタジアムだった」

※岩上安身@iwakamiyasumi(ツイッター、午後8:49 ・ 2021年7月28日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420350657874186249

 「今回の五輪開会式の演出に、AKIRAの主人公金田のバイク疾走シーンのパフォーマンスがプランとして上がっていたが、排除されたという。惜しいことをしたと思う。が、アキラの能力によるネオ東京の爆発を思い出せば、嫌でもコロナの感染爆発を重ね合わせて連想してしまう。政府には不都合だろう」

※岩上安身@iwakamiyasumi(ツイッター、午後8:54 ・ 2021年7月28日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420351960348168200

 「AKIRAの主人公金田のバイク疾走シーンのパフォーマンス」とは、東京五輪開会式の執行責任者だった振付演出家・MIKIKO氏が企画提案したプランです。MIKIKO氏はPerfumeやBABYMETALなどを手掛ける人気演出家で、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の「恋ダンス」も彼女の作品です。

 このMIKIKO氏の開会式案を週刊文春が入手し、2021年4月8日号で紹介しました。記事によれば「MIKIKO氏が責任者を外される直前にIOC側にプレゼンし、称賛を受けた約280ページに及ぶ資料」は昨年4月6日付で、コロナの感染拡大で、開催延期が正式決定した直後に提案されたとされます。

 その内容は以下のようものだったとのことです。

 「セレモニーは、会場を一台の赤いバイクが颯爽と駆け抜けるシーンで幕を開ける。漫画家・大友克洋氏が2020年東京五輪を“予言”した作品として話題となった『AKIRA』の主人公が乗っているバイクだ。プロジェクションマッピングを駆使し、東京の街が次々と浮かび上がっていく。三浦大知、菅原小春ら世界に名立たるダンサーが花を添え、会場には大友氏が描き下ろした『2020年のネオ東京』が映し出される」

 文春の記事は「IOC側は『よくここまで準備してくれた』と大喜びでした」という組織委員会幹部の言葉を伝えています。

 しかしその後、森喜朗組織委員長と親密な「電通代表取締役社長補佐・高田佳夫氏が、開会式のコロナの緊急対策リーダーに電通同期の佐々木(宏)氏を指名した」とされ、その後、高田氏の意向で、MIKIKO氏は演出担当を降板させられることになったと文春は報じています。

※《幻の東京五輪開会式案》『AKIRA』のバイクが駆け抜け、スーパーマリオが競技紹介… 渡辺直美も絶賛した「MIKIKOチーム案」の“全貌”(文春オンライン、2021年7月24日、source : 週刊文春 2021年4月8日号)
https://bunshun.jp/articles/-/47353

※「渡辺直美をブタに」五輪「開会式」責任者“女性蔑視”を告発する(週刊文春、2021年3月25日号)
https://bunshun.jp/articles/-/44124

 今となっては、幻となったこのMIKIKO氏の開幕シーンが、現実の東京の惨憺たる状況と重なりあいます。AKIRAが描いたネオ東京はまさに、感染爆発に見舞われている今の東京と重なりあいます。

 東京都の「重症者数」と「重症者対応のベッド数」の比を見ると、21日時点で53%の使用率ですが、第4波の2020年12月9日時点で55%だったものが、1か月後には105%となっています。しかも、100%を超える使用率はおよそ1か月も続いたのです。

 現在、日本で流行しているのはデルタ株です。これは従来株の1.78倍の感染力を持つとされています。感染力を感染スピードと理解した場合、12月から1月に東京都で流行した株を従来株として、医療提供体制に変化がなければ、7月21日の約17日後に東京都の重症者病床使用率は100%を超えることになります。それは8月8日の閉会式前日の8月7日のことです。

※変異ウイルス“デルタ株” 感染力は1.78倍 都内でクラスターも(NHK、2021年6月10日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210610/k10013077751000.html

 しかも、東京都の「重症者」の定義は「ECMO(体外式膜型人工肺)または人工呼吸の使用者」です。鼻に差し込んだ管から多量の酸素を送り込む「ネーザルハイフロー療法」は含まれていません。これは東京都では「中等症」扱いとされています。

※重症基準について (東京都、2021年7月28日閲覧)
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/011/435/7kai/202008207.pdf

※中等症も高度治療必要な患者増加 医療のひっ迫に危機感(NHK、2021年7月28日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210728/k10013164321000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_001

 ネーザルハイフローを使用する「中等症病床」の逼迫も考慮すれば、東京都の医療危機はもっと早くやって来る可能性が高いのです。

 7月21日に行われた第44回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードは、次のように現在の感染状況を評価しています。

 「人工呼吸器又は人工心肺を使用している重症者数は横ばいだが、入院者数や調整中の者は増加傾向であり、高流量の酸素投与が必要な患者も増加。感染者数がこのまま増加すると、入院療養等の調整の遅れや一般医療も含めた医療への負担が懸念される」

※第44回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(2021年7月21日、厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000809566.pdf

 つまり、重症者数がたとえ横ばいだとしても、感染者数がこのまま増加して、高流量の酸素投与が必要な中等症の患者が増加すれば、医療逼迫は起こると明確に指摘しているのです。

 東京五輪開幕とほぼ同時期に始まった今回の感染爆発が、東京都の医療を逼迫させる現状は、何一つ楽観できる要素がないのです。

 他方、五輪関係者の感染も留まることを知りません。28日現在、感染者数は160名にも上っています。

※COVID-19 Positive Case List(東京都、2021年7月28日閲覧)
https://olympics.com/tokyo-2020/en/news/covid-19-positive-case-list

※Covid-19 Positive Case List (PDF 0.22MB)(東京都、2021年7月28日閲覧)
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/ybhdnbrstr5kgxaldadi.pdf

 こうした状況を踏まえたとき、現実を2週間だけ隠蔽するお祭りの後に、何がやって来るかは火を見るより明らかです。そして、東京都の小池百合子知事、菅義偉総理、IOCバッハ会長、JOC、組織委員、IPCならびに、スポンサー大企業が、その責任を取らず、その責任を国民に丸投げすることも、現状を見れば明らかなのです。

 岩上安身は、続けて、次のようにツイートしています。

 「原作のAKIRAには、非常事態宣言や、軍のクーデターによる戒厳令も出てくる。これは現実世界で進行している、改憲による緊急事態条項の導入を想起させる。物語では、米軍が干渉し、国連軍が上陸してくるが、『大東京帝国』を名乗る金田らは『我々の国に口出しをするな!』と警告し走り去る」

※岩上安身@iwakamiyasumi(ツイッター、午後9:09 ・ 2021年7月28日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420355628136951808?s=20

 「AKIRAの物語の最後のセリフに、対米従属への反発を見て取るのは容易い。しかし、主人公らは、捨てゼリフを吐いて走り去り、日本への米国の影響力を排除し、政治的主体性をこの国にもたらすことなく物語は終わる。『反抗』以上の、国家としての自立は構築されない。その物悲しさが、現実とまた重なる」

※岩上安身@iwakamiyasumi(ツイッター、午後9:16 ・ 2021年7月28日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420357610713227266?s=20

 「東京五輪のタイミングで爆発が起こり、社会が崩壊するという点で、物語と現実は交錯する。AKIRAの中の、2020年東京五輪と、アキラの超能力による爆発は、空想の産物だが、我々の生きる現実世界での2021年東京五輪と、東京を中心として広がる、コロナの第5波感染爆発は空想ではない。現実である」

※岩上安身@iwakamiyasumi(ツイッター、午後9:24 ・ 2021年7月28日)
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420359595776614401?s=20

 実現しなかったMIKIKO氏の幻の五輪演出が、新国立競技場をあふれ出して東京を覆いつくそうとしているのではないでしょうか。

■IWJの今期第11期も残り3日! 設立以来最大の財政危機状態に喘ぐIWJは、大規模赤字の予想! IWJ存続のために、会員の方も、非会員の方も、どうか今月末までに緊急のご支援をよろしくお願いいたします!

 IWJの今期期末となる7月31日までは、本日を含めて残り3日しかありません!

 IWJの今期最後の月となる7月は、今期6月までの累積の不足額から算出したご寄付・カンパの新たな目標金額を、1329万1661円としなければならなくなりました。

 連日ご報告しておりますが、IWJは現在、設立以来最大の財政危機状態に陥っています。

 7月1日から28日までの28日間で、582件、目標額の58.5%にあたる777万8310円のご寄付を頂戴しました。

 コロナ不況が深刻化する中、ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心からお礼を申し上げます。

 しかし、現状はいまだ火の車で、じりじりと追い詰められています。この3日間で、残り4割、550万円強を確保しなければなりません、目標金額に届けば、従来通りの活動が継続できます。

 そうでなければ赤字転落は確実となります! その赤字分は岩上安身個人の負担とならざるをえませんが、すでに岩上安身は1000万円近くIWJに私財を投じています。しかもIWJからは報酬を受け取っていない状態の岩上個人には、これ以上、IWJを支える余力がありません。

 今期、大幅な赤字に転落し、岩上安身個人としても支えきれないとなれば、8月以降の来期は、これまでのような形でIWJを存続させ、独立したジャーナリズム活動を貫き続けていくことはきわめて困難になってしまいます。

 ご存知の通り、日本社会をハンドリングしている支配層が狂気と無責任に支配されている中、IWJは正気を保ちつつ、なんとか来期も存続し、他メディアでは読めない、IWJでしか視聴できない独自コンテンツを皆さまにお届けしたいと願っております。

 IWJの活動にご期待、ご賛同いただける方は、ぜひ緊急のご支援をお願いいたします! 1人でも多くの方々からご支援いただき、1歩でも2歩でも目標額に近づきたいと願っています! 少額でもけっこうですので、ご寄付・カンパをぜひよろしくお願いいたします。

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 前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。

 この収入減を埋めるべく、IWJはあらゆる支出の見直しをしてきました。代表である岩上安身への報酬を100%カットすることも断行しました! 来期(来月の8月からの1年間)は、最初から代表の岩上安身の無報酬は決定しています。

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 繰り返しますが、今期、IWJが大幅に赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。

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 日本を破滅へと導く、改憲による緊急事態条項の導入を与党が急ぐのも、防衛省が隣国に届く、「刺し違え」ミサイルを配備しようとしているのも、「重要土地調査規制法」の成立を急いだのも、すべて戦争準備のためです。

 その後に起こるのは、米中が覇権をかけて戦う戦争において、日本が「捨て駒」として都合よく使われ、米中の覇権争奪の最前線の戦場とされてしまう悲惨な事態です!

 大手メディアは、まともにこうした危険性をまともに伝えようとせず、あろうことか、改憲CMを無制限に受け入れて改憲に加担するだけでなく、金儲けすらもくろんでいます!

 そんな「改憲ビジネス」にどっぷりつかった記者クラブメディアに、真実の報道や論評は期待できるはずがありません!

 従って、日本国民の大半は、自分たちがとてつもなく危険で悲惨な目にあわされる可能性があるという事実をまったく知らされていません! ですからなおのこと、IWJは使命感を持って徹底的にこれらの問題を直視し、正面からお伝えしていかなければと思っています!

 6月17日には、IWJ代表の岩上安身が菅総理に、18日にはIWJ記者が岸防衛大臣に、米国の戦略に隷従していくだけで日本の国民の安全は守れるのか鋭く質問を行いました!

※菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ!~6.17菅義偉総理会見 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493691

※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703

※「台湾有事の際に最前線となる自衛隊と近隣住民の被害見積もりは?」IWJ記者の質問に岸大臣は「仮定の質問への回答はひかえる」「台湾海峡問題は当事者間の直接対話で平和的解決を」~6.18岸信夫 防衛大臣 定例会見 2021.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493288

 IWJは、他のメディアが沈黙を続けても、断固として沈黙せず、タブーを破り、近づく亡国の戦争の危機について警鐘を鳴らし続けます! IWJがなくなれば、こうした破滅的戦争への危機について報じ、警告を発し続けるメディアはなくなってしまいます!

 改憲による緊急事態条項によって、破滅に至る戦争への突入を阻止すべく、徹底的に抵抗し抜くためには、IWJの姿勢に共感し、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 どうぞ、今期末の7月末まで、大幅な赤字に陥らないよう、ぜひ、緊急のご支援、応援をよろしくお願いいたします!

 IWJが、権力の腐敗と、独裁と、亡国に至る無謀な戦争に対し、抵抗し続けてゆくためには、皆さまからのご寄付・カンパとともに、会員の方々の会費収入がとても重要になってきます。ぜひ皆さま、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします!

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■「こんな時代だからこそ頑張って欲しい」! 「独立メディアの灯を消してはいけない」! 「岩上さんからのメールを読んで一生懸命さが伝わり、協力したいと思いました」!~皆さま、温かい応援のメッセージをありがとうございます!岩上安身からの、緊急のご寄付の呼びかけに応じていただいた皆さまのメッセージを感謝を込めてご紹介させていただきます!

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コロナ、改憲、対米従属、こんな危機の中でIWJにはこれからも信頼できる情報をぜひお願いしたいです。(H.Y. 様)

岩上さんからサポーター会員へのメールを受けて(M.M. 様)

岩上安身さんの今までの報道姿勢と活動に感謝しているから。(ミヤカワ チヨコ 様)

こんな時代だからこそ頑張って欲しい。(タカサキ アキラ 様)

独立メディアの灯を消してはいけない(匿名希望)

日本がどんどん住みにくい国になってきているのが心配で、勇気のあるメディアを少しでも応援したいと思いました。(匿名希望)

岩上さんからのメール拝見しました。IWJの台所事情は存じておりましたがなかなかお力になれず申し訳ありませんでした。震災後ずっとお世話になったIWJならびに岩上さんに感謝の気もちをお伝えするにはあまりにも少額ですがどうかお許しください。なんとしても真っ当な国へ!!(K.Y.
様)

岩上さんからのメールを読んで一生懸命さが伝わり、協力したいと思いました。(A.S. 様)

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 皆さま、メッセージをありがとうございます。励みになります! 私たちも全力で頑張り抜きますので、これからもどうぞ岩上安身とIWJへの応援をよろしくお願いいたします。

 7月末の第11期末まで、あと3日です!どうぞ、緊急のご支援を、皆さまよろしくお願いいたします!

■<スクープ!>米国で、ワクチン2回接種完了した人も感染してしまうブレイクスルー感染による死者と入院者が激増! 4月下旬と比較して、ブレイクスルー感染による死者は9倍に増加!入院患者は7倍に増加!原因はワクチンを突破しブレイクスルーしてしまうデルタ株の感染拡大! CDCはデルタ株の脅威に対応してマスク・ガイドラインを変更!日本の国立感染症研究所は、ファイザー/ビオンテックのワクチンを2回接種しても、発症・感染予防に関しては、最大で8割くらいまで有効性が減じると評価! 重症化予防に関しては、最大で9割くらいまで有効性が減じると評価!日本でもブレイクスルー感染が起きる!

 本日、岩上安身はワクチンの1回目の接種を終えました。また、ワクチン接種後の副反応への対応とブレイクスルー感染について、以下のようなツイートをしました。

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 1回目のコロナウイルス接種会場に来ています。副反応は誰でもそうだと思いますが、やはり不安。それでも、心臓の主治医に、接種しないリスクの方が高いと説得され、受けることに。

※岩上安身のツイート
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420314674344595459

 接種終了。接種前に会場には問診のお医者さんがいて、細かく相談に乗っていただいた。高血圧と冠攣縮性狭心症の持病があり、睡眠時無呼吸症候群と血中酸素濃度が低く、それを埋め合わせるためヘモグロビンが高い。主治医から出された薬を見せて副作用を確認したが、大丈夫とのこと。

※岩上安身のツイート
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420320225258446853

 もう一つ気になることとして、「副反応が出た際、発熱や痛みなどにロキソニンはやめた方がいい、カロナールがいい」と、知人から言われたことを問診の医師に確認して質問した。ネット上にもロキソニンとワクチンの組み合わせはよくないと風評が出ているようだ。医師によると問題ない、とのこと。
引用ツイート

※岩上安身のツイート
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420320827715710977

 1人の医師に聞いただけなので、ロキソニンが絶対に大丈夫なのかは、わからない。しかし、ロキソニンは危険というのが風評に過ぎないのだとすれば、一応お知らせした方がいいと思い、情報提供します。副反応と服用する薬の飲み合わせについて、確度の高い情報をお持ちの方、ぜひ、重ねてください。

※岩上安身のツイート
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420321726890577920

 僕が受けたのはモデルナ。1ヶ月後の2回目の接種の予約もその場で取った。2回の接種が終了し、深刻な副反応さえなければ、ひと安心、のはずだった。ついこの間までは。しかし日本でも急増中のデルタ株はワクチン接種完了者にも感染する。ワクチンを突破するブレイクスルー感染対策が今後の最重要課題。

※岩上安身のツイート
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1420329622395179015

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 岩上安身が連投ツイートの中で触れた、ワクチンを突破する「ブレイクスルー感染」が世界的に深刻な問題となりつつあります。

 米国で、ワクチン接種から14日を経過したにもかかわらず、新型コロナウイルスに感染する「ブレイクスルー感染」による死者と入院患者が激増しています。

 IWJは、この米国のブレイクスルー感染の拡大に、その最初期から注目してきました。5月11日に、米国疾病対策予防センター(CDC)のサイトで確認したブレイクスルー感染に関するデータは次のとおりでした。

・4月26日時点で、全米でワクチンの完全接種が終了した人は、9500万人以上(5月11日時点では、1億1657万6359人で、全人口の35.1%)。
・このうち、CDCに報告のあったブレイクスルー症例は、9245例。
・4月26日時点で、ワクチン完全接種者のおよそ、0.01%、1万人に1人の割合となります。
・このうち女性が5827人(63%)で、60歳以上が4245人(45%)、さらに、無症状感染者が2525人(27%)も存在しました。
・入院患者は、835人(9%)、死亡は132人(1%)です。

 ただし、入院患者835人のうち241人(29%)は無症状だったか、あるいは新型コロナ感染症とは無関係だったと報告されています。また、死亡者131人のうち、20人(15%)は、無症状だったか、新型コロナ感染症とは無関係だったと報告されています。

※スクープ! 日本のマスメディアが報じない「不都合な現実」! ワクチンを「ブレイクスルー」する症例が米国で急増! 4月26日時点で検査しただけでも、ワクチン接種完了者の0.01%にブレイクスルー症例が発生!症例数が増えてきたため、CDCは「ブレイクスルー」のカウント基準を重症者と死者のみに変更! 万策尽きてワクチンを最後の頼みの綱とする日本政府にとって「不都合な事実」は、IWJをのぞいて報じるメディアはほとんど皆無! 副作用と並ぶワクチン接種の負の側面「ブレイクスルー症例」の動向に注目を!(日刊IWJガイド2021年5月13日号)
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210513#idx-5

 この直後の5月14日から、CDCはブレイクスルー感染症例の報告方法を変更しました。この結果、ブレイクスルー感染症例の全体数は発表されなくなりましたが、入院者数と死亡者数は継続的に発表しているのです。

 CDCの直近の7月19日の発表されたこのデータは驚くべき数字になっていました。

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◆中継番組表◆

**2021.7.29 Thu.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ_YouTube Live】16:00~「日本共産党 志位和夫委員長 定例会見」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 日本共産党 志位和夫委員長による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた志位和夫氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%bf%97%e4%bd%8d%e5%92%8c%e5%a4%ab
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【撮り下ろし初配信・IWJ_YouTube Live】20:00~「又吉栄喜・大城貞俊 新刊出版記念対談『書くこと・読むことの楽しさ-沖縄文学の可能性を求めて-』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 7月25日に収録した、「ジュンク堂書店 那覇店」主催の新刊出版記念対談を配信します。これまでIWJが報じてきた沖縄県関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b2%96%e7%b8%84%e7%9c%8c

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◆中継番組表◆

**2021.7.30 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動(スタンディング)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【タイムリー再配信956・ IWJ_Youtube Live】19:00~「京都精華大学専任講師・白井聡氏『コロナ禍で「この政府は本当は機能していない」ことが誰の目にも明らかになった!』~1.30シンポジウム『現在の日本政治の混迷を打開し、真の民主主義を実現するためには何をすべきか?』」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
 
 1月30日に収録した、「小沢一郎議員を支援する会」主催のシンポジウムを再配信します。これまでIWJが報じてきた白井聡氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%99%bd%e4%ba%95%e8%81%a1

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488303

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

ワクチン軽視、運営ルールの崩壊、PCR検査の不徹底、問題だらけの東京五輪!IWJ記者が河野大臣の見解を求めるも「担当大臣に聞いて下さい」と回答を拒否!~7.27河野太郎新型コロナワクチン接種推進担当大臣記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494754

スポンサーに見放された五輪!? トヨタが五輪CM見送り、豊田章男社長が開会式欠席で、経済界に広がる「五輪悪評リスク」巻き添え回避! NTTもアサヒビールも味の素も経営者が開会式欠席! トヨタはマスコミのCMに頼らず「自社メディア発信」! 痛手負うのは電通とテレビ局!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494818
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■<IWJ取材報告>ワクチン軽視、運営ルールの崩壊、PCR検査の不徹底、問題だらけの東京五輪!IWJ記者が河野大臣の見解を求めるも「担当大臣に聞いて下さい」と回答を拒否!~7.27河野太郎新型コロナワクチン接種推進担当大臣記者会見

 7月27日午後1時50分より、東京・中央合同庁舎 会見室にて、河野太郎新型コロナワクチン接種推進担当大臣の記者会見が開催されました。

 冒頭、河野大臣より、沖縄の台風被害、7月26日開催の世界遺産委員会(奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が世界遺産登録決定)、ワクチン接種実績(7月27日現在の総接種回数7938万3659回)などについての報告がありました。

 河野大臣からの報告に続き、各社記者との質疑応答となりました。IWJ記者は、東京五輪に関するワクチン等の問題について、以下のとおり質問しました。

IWJ記者「東京五輪に出場する米国の代表選手613人のうち約100人が新型コロナウイルス・ワクチン未接種であることが、7月24日の時事通信社の報道で明らかになりました。また、選手村では、アスリートや関係者の陽性が相次いでいるのに、組織委が『個人のプライバシー』として、その国名・競技名・選手名を明らかにしておらず、疑心暗鬼がますます強まっています。

 選手村はすでに『危険な場所』扱いされ、米国の女子体操チームは選手村に宿泊せず、ホテルに泊まることを決断しています。これもルール崩壊の一端です。選手村以外に泊まれば、行動制限や行動確認ができません。

 また、日本選手団のうち一部種目の代表チームも、選手村ではなく、別の宿泊施設に滞在することが認められている状況であり、こういったことも五輪の不公正さとルールの崩壊に拍車をかけています。

 五輪選手たちのルールの不遵守は、国内で自粛生活を求められている一般の人々の行動に影響を与えるでしょうし、五輪選手のワクチン未接種がアナウンスされれば、それを見た一般の人々の意識に影響を与えて、接種を回避するかもしれません。

 日本政府の『コロナ五輪』の運営手腕に、世界中が厳しい視線を注いでいる中で、『最後の切り札』であるワクチン接種の推進・指揮を一任された担当大臣として、PCR検査も徹底されず、ワクチンが軽視され、バブル方式などの運営ルールが崩壊しつつあるオリンピックをどのように御覧になっているのでしょうか? ご教示下さい」

 これに対して、河野大臣は「組織委員会、および担当大臣にお聞き下さい」として、回答を拒否しました。

 河野大臣の報告、ならびに各社記者と河野大臣の質疑応答の一部始終については、全編動画にてご確認下さい。

※ワクチン軽視、運営ルールの崩壊、PCR検査の不徹底、問題だらけの東京五輪!IWJ記者が河野大臣の見解を求めるも「担当大臣に聞いて下さい」と回答を拒否!~7.27河野太郎新型コロナワクチン接種推進担当大臣記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494754

■7月28日の五輪結果!大橋悠依選手が女子200m個人メドレーで金メダル獲得し、400m個人メドレーとの2冠を達成!!男子では、本多灯が男子競泳200mバタフライで、銀メダル獲得!予選8位からの逆転勝利!女子柔道では新井千鶴選手が、積極的な攻めで勝利!初日から柔道は男女合わせて5日連続の金メダル獲得!

 7月28日、東京アクアティックセンターで、男子競泳200mバタフライの決勝戦が行われました。

 決勝戦に出場した本多灯(ほんだともる)選手は、1分53秒73と、自己ベストを大幅に更新しゴール、銀メダルを獲得しました。本多選手は、予選で8位に滑り込み、なんとか決勝に進出ていたので、劇的なメダル獲得となりました!

 男子200mバタフライで、メダルを獲得するのは、2004年のアテネオリンピックから5大会連続となりました。

 本多選手は、レース後のインタビューで 「前半は落ち着いて行けて、後半ふんばるだけだったので、すごくよいレースができたと思います」と、レースを振り返り、「銀メダルがとれてすごくうれしいです」と、喜びを語りました。

 同じく、28日、東京アクアティックセンターで行われた女子競泳200m個人メドレー決勝に、大橋悠依選手が出場し、金メダルを獲得!女子競泳400m個人メドレーとの2冠を達成しました!

 大橋選手は、26日の予選では2分10秒77、27日の準決勝では2分9秒79と着々とタイムを上げ、全体5位で決勝に進出。決勝で、大橋選手は、終始競り合いのレースを展開し、最後はタッチの差でかわし、勝利の栄光を手にしました。

 大橋選手は、2017年の世界選手権で、無名な状態から200m個人メドレーで銀メダルを獲得。試合終了後、大橋選手のもとに、SNS等でお祝いのメッセージが殺到していました。

 大橋選手は、メッセージの返信で集中を切らし、その後、最も得意な400m個人メドレーで、4位という結果に終わったという経緯がありました。

 東京五輪で、大橋選手は、前回の苦い経験を忘れませんでした。25日に金メダルを獲得した後、気持ちをすぐに切り替え、Twitter、LINE等のSNSの通知をOFFにして、26日から始まる200m個人メドレーに集中していました。

 連日、金メダルが続いている日本柔道は、5日目となる昨日も金を獲得しました。

 女子柔道70キロ級決勝で、新井千鶴選手がオーストラリアのミヒャエラ・ポレレス選手に勝ち、金メダルを獲得しました。

 2回戦から出場の新井選手は、プエルトリコの選手に延長の末、「大外刈」で一本勝ち。ドイツの選手と戦った準々決勝では、「内股」で「技あり」を奪い、そのまま押さえ込み「合わせ技一本」で、勝利しました。

 ロシアの選手と戦った準決勝は、新井選手が一本をとったように思えましたが、ビデオ判定で取り消しになりました。しかし、最後は「送り襟絞め」で勝利を勝ち取り、決勝戦に駒を進めていました。

 決勝戦で新井選手は、残り時間3分8秒のところで、「小外刈り」を仕掛け、「技あり」を奪いました。その後も新井選手は、「足技」、「寝技」を仕掛け続け、そのまま優勢勝ちで金メダルを獲得しました。

 勝利後のインタビューで、新井選手は、「一本取りにいこうという気持ちで、悔いが残ってこの大会を終わらないように、攻め続けました」と、試合を振り返りました。

 体操では、男子個人総合決勝があり、橋本大輝選手、19歳が初優勝し、金メダルを獲得しました。この種目は、内村航平選手がこれまで、2連覇を達成していました。しかし、今回の東京五輪では内村選手は、鉄棒一本に絞っており、男子個人総合に出場していませんでした。そのベテラン内村選手は、まさかの落下で予選敗退。内村選手とバトンタッチするかのように登場した橋本選手の優勝は、内村選手に代わる「ニューヒーロー」誕生であり、日本の体操界においては世代交代がスムーズになしとげられたといえたのではないでしょうか。

 これまでIWJは、東京五輪を開催するにあたって、主催者側のずさんさや、コロナ対策の問題などを厳しく批判してきました。しかし、競技に登場する選手に罪はありません。1年延期された東京五輪ですが、選手たちにとっては、モチベーションの維持や、体の調整など、大変な1年になったのではないでしょうか。コロナ禍で苦しんでいるのは、皆、同じであろうと思います。

 コロナ禍という、暗い背景があるからこそ、選手たちの活躍は輝きを放ちます。IWJは、今後も選手の活躍と開催者側のずさんな運営はしっかり分けて、是々非々で報じていきます。

■<本日の撮りおろし初配信>「世界の今を凝縮している」沖縄文学が持つ無限の可能性とは!? 本日午後8時より、7月25日収録「又吉栄喜・大城貞俊 新刊出版記念対談『書くこと・読むことの楽しさ-沖縄文学の可能性を求めて-』」を撮りおろし初配信します!

 7月29日、沖縄県那覇市のジュンク堂那覇店で、「又吉栄喜・大城貞俊 新刊出版記念対談『書くこと・読むことの楽しさ-沖縄文学の可能性を求めて-』」が行われました。本日は、午後8時よりこの対談の様子を撮りおろし初配信でお届けします。

 又吉栄喜氏は『亀岩奇談』(燦葉出版社)、大城貞俊氏は『風の声・土地の記憶』(インパクト出版会)を6月下旬に刊行。これを機に、30年来の友人であるという2人の対談が実現しました。

 1996年に『豚の報い』で第114回芥川龍之介賞を受賞した又吉氏の新作『亀岩奇談』は、2編を収録。表題作は、赤嶺島での自治会長選挙を舞台に、生きる意味を見失った軍用地主の主人公・和真を描きます。

※亀岩奇談(又吉栄喜、燦葉出版社)
https://amzn.to/374c8Jj

 1993年に『椎の川』で具志川市文学賞を受賞した大城氏の新作『風の声・土地の記憶』も、2編を収録。表題作は、沖縄戦における最も悲惨な死者の、見えない声を聞き、埋もれた土地の記憶を甦らせる物語です。

※風の声・土地の記憶(大城貞俊、インパクト出版会)
https://amzn.to/374PoJc

 なお、お二人とも2018年に刊行された書籍『憲法についていま私が考えること』(日本ペンクラブ編、角川書店)の執筆者に名を連ねており、発刊時に行われた記者会見の様子をIWJが取材しています。

※梓澤和幸氏「『騙す多数の力』に対し、私たちは言葉の力、ペンの力を信じたい」~9.25日本ペンクラブ編・書籍『憲法についていま私が考えること』発刊に関する記者会見 2018.9.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/432248

 お二人の対談は「書くことと読むことの楽しさ」、「表現者としてのテーマ、なぜ書くのか」、「沖縄文学の可能性」、「新刊、既刊の紹介」を4本の柱として進みます。

 冒頭、又吉氏は「書くことで見えなかったものが見えてくる」「書くことは楽しい」と話します。しかし、大城氏は書くことについて「どちらかというと、楽しいとは言えない。楽しくないとも言えないんですけど」と述べ、「ただ、書くことに必然性みたいなものがある。書かなければならないという想いはあります」と話します。これに又吉氏は、何度も頷きます。

 大城氏はさらに「沖縄を書きたい。そういう想いがあって、そこで踏ん張っているところはある」と語り、「沖縄の歩んできた歴史とかウチナーンチュ(沖縄人)の戦い、先人たちの姿を描きたいとか、あるいは追体験したいとか、共感を得る…そのような思いから、私にとって書くことは私の人生の中で必要」と続けます。

 又吉氏は「表現欲というのは僕らに限らず人間すべて持っていると思うんです。表現の仕方が違う、方法が違う、対象が違う、ということで、僕らは文章で表現欲を飛翔させたんですけど、絵で表現欲を打ち当てる人もいるし…表現の形は変わるけど、みんな持ってると思う」と述べ、また「神話は民族の表現欲の現われ」との見方を示します。

 話題が「沖縄文学の可能性」に移ると、大城氏は、沖縄の戦後文学について4つの特徴をあげます。ひとつめは「作家たちは非常にまじめ」であること。「沖縄戦のことも沖縄の基地被害のことも含めて、あまり笑いの文学なんてない。いかに生きるかという状況に対して、自分の生き方や沖縄の在り方を問うところに沖縄文学の特徴のひとつがある」と述べます。

 さらに「国際的である」ことから外国を舞台にした作品も多いこと、そして「沖縄戦」、「島言葉」も沖縄文学の大きな特徴であると話します。

 大城氏はこれらを「日本文学にはなかなか見られない特徴」と述べ、「神奈川文学や静岡文学は(成立するか)わかりませんが、『沖縄文学』というカテゴリーは成立するんじゃないか」との見解を示します。

 又吉氏は、沖縄文学について大城氏から問われると、「今言われたとおりですね」と同意したうえで、「まず琉球王国ということを自覚すべきと思います」と述べます。そしてその理由として「方言問題にしても、もともと日本国だったら出てこない」と例をあげて指摘します。

 又吉氏はさらに、沖縄が「移民王国」であることから、「世界で大きな問題となっている移民・難民問題と重なってくる」、「琉球王国が沖縄県になったことは、ソ連が分裂して色んな国になったことと重なってきます」と解説。

 そして、「沖縄は、世界の今を凝縮している」として、「可能性というのは無限にあります」、「沖縄の凝縮された『何か』を掘り起こして、強化・拡大していけば、世界の問題につながっていく」と、今後の沖縄文学の広がりに期待感を示します。

 2時間に及ぶお二人の対談は、まだまだ続きます。詳しくは、本日午後8時からの撮りおろし初配信をぜひご視聴ください。

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【撮り下ろし初配信・IWJ_YouTube Live】20:00~
又吉栄喜・大城貞俊 新刊出版記念対談「書くこと・読むことの楽しさ-沖縄文学の可能性を求めて-」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210729

IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、六反田千恵、仲川正紀、尾内達也、富樫航、仲川正紀、村上良太、木原匡康)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
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