「日本会議」創設の中心人物・村上正邦氏が語る、田中角栄とロッキード事件の真相――「第75回 日本の司法を正す会」ゲスト石井一氏(元自治大臣) 2016.11.14

記事公開日:2016.11.17取材地: テキスト動画
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(撮影:大畑一樹 記事構成:城石エマ)

 「参議院のドン」「参議院の法王」「参議院の尊師」「村上天皇」――。

 様々な異名は、その影響力の大きさを物語る。元参議院議員・村上正邦氏だ。安倍政権を支える「日本会議」を作った重要人物としても有名である。

2016年11月14日、村上氏による、司法のあり方を考えるワークショップ「日本の司法を正す会」第75回が、東京都千代田区の村上氏の事務所にて行われた。ゲストは元自治大臣の石井一氏だった。

▲村上正邦氏

▲村上正邦氏

■ハイライト

  • ゲスト 石井一・元自治大臣
  • 日時 2016年11月14日(月) 14:00~
  • 場所 日本の司法を正す会事務所(東京都千代田区)

 田中角栄元総理の逮捕より今年でちょうど40年が経過するが、いまだにその多くが闇に包まれたままである「ロッキード事件」。当時、側近として事件を間近で見てきた石井氏より、「冤罪」をキーワードに「田中角栄とロッキード事件」の真相が語られた。

▲石井一氏

▲石井一氏

自著『冤罪 – 田中角栄とロッキード事件の真相』を手に、一時間に及んだ石井氏による回顧録と、後半は村上氏、今年の都知事選の立候補も記憶に新しい元衆議院議員・山口敏夫氏、元衆議院議員・早川忠孝氏らも加わり、当時の生々しい政界裏話も交えながらの白熱したクロストークが行われた。

▲山口敏夫氏

▲山口敏夫氏

▲早川忠孝氏

▲早川忠孝氏

 村上氏には、今年7月6日にIWJが単独直撃インタビューをしている。そこでは、「日本会議」創設の重要人物でありながら、安倍総理を擁護するどころか、「安倍晋三首相は保守政治家らしからぬ」と怒りを見せた。保守派からも湧き上がる安倍政権への強い批判は、ぜひ、以下の記事でご確認いただきたい。

 IWJ代表の岩上安身は、2011年11月2日に村上氏にインタビューをして、汚職事件のKSD事件で服役した経験について訊いている。こちらも合わせてご視聴いただきたい。

 日本会議の問題については、岩上安身が上智大学教授・島薗進氏にインタビューし、日本会議や神社本庁といった右派団体の実態や、「国家神道」、「国体論」の思想的淵源について、詳しく話を聞いている。

 さらに11月29には、『日本会議 戦前回帰への情念』 (集英社新書)著者の山崎雅弘氏にも、岩上安身がインタビューをする予定である。ぜひ、ご視聴いただきたい。

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