「参議院のドン」「参議院の法王」「参議院の尊師」「村上天皇」――。
様々な異名は、その影響力の大きさを物語る。元参議院議員・村上正邦氏だ。安倍政権を支える「日本会議」を作った重要人物としても有名である。
2016年11月14日、村上氏による、司法のあり方を考えるワークショップ「日本の司法を正す会」第75回が、東京都千代田区の村上氏の事務所にて行われた。ゲストは元自治大臣の石井一氏だった。
(撮影:大畑一樹 記事構成:城石エマ)
「参議院のドン」「参議院の法王」「参議院の尊師」「村上天皇」――。
様々な異名は、その影響力の大きさを物語る。元参議院議員・村上正邦氏だ。安倍政権を支える「日本会議」を作った重要人物としても有名である。
2016年11月14日、村上氏による、司法のあり方を考えるワークショップ「日本の司法を正す会」第75回が、東京都千代田区の村上氏の事務所にて行われた。ゲストは元自治大臣の石井一氏だった。
■ハイライト
田中角栄元総理の逮捕より今年でちょうど40年が経過するが、いまだにその多くが闇に包まれたままである「ロッキード事件」。当時、側近として事件を間近で見てきた石井氏より、「冤罪」をキーワードに「田中角栄とロッキード事件」の真相が語られた。
自著『冤罪 – 田中角栄とロッキード事件の真相』を手に、一時間に及んだ石井氏による回顧録と、後半は村上氏、今年の都知事選の立候補も記憶に新しい元衆議院議員・山口敏夫氏、元衆議院議員・早川忠孝氏らも加わり、当時の生々しい政界裏話も交えながらの白熱したクロストークが行われた。
村上氏には、今年7月6日にIWJが単独直撃インタビューをしている。そこでは、「日本会議」創設の重要人物でありながら、安倍総理を擁護するどころか、「安倍晋三首相は保守政治家らしからぬ」と怒りを見せた。保守派からも湧き上がる安倍政権への強い批判は、ぜひ、以下の記事でご確認いただきたい。
IWJ代表の岩上安身は、2011年11月2日に村上氏にインタビューをして、汚職事件のKSD事件で服役した経験について訊いている。こちらも合わせてご視聴いただきたい。
日本会議の問題については、岩上安身が上智大学教授・島薗進氏にインタビューし、日本会議や神社本庁といった右派団体の実態や、「国家神道」、「国体論」の思想的淵源について、詳しく話を聞いている。
さらに11月29には、『日本会議 戦前回帰への情念』 (集英社新書)著者の山崎雅弘氏にも、岩上安身がインタビューをする予定である。ぜひ、ご視聴いただきたい。