東電救済で国民にシワ寄せ、株主に甘い蜜!? 国会前・原発再稼働反対の大集会で古賀茂明氏らが訴え!「インドに原発を売るな!」日本と原子力協定を結んだインドから電話メッセージも! 2016.11.11

記事公開日:2016.11.13取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(取材・文:城石裕幸)

 核兵器保有国ながら核不拡散条約非加盟のインド。そのインドのモディ首相が来日し、日本からインドへの原発輸出を可能にする「日印原子力協定」に安倍総理が署名をした2016年11月11日、国会前で「原発再稼働反対」の大集会が行われた。

 抗議では、インドの都市・デリーにいる「核軍縮と平和連合」のクマール・スンダラム氏と電話での音声中継を使い、「日印協定いらない!」「インドに売るな!」「原発いらない!」と声をあわせてコールする一場面も見られた。

▲抗議の声を上げる参加者たち

▲抗議の声を上げる参加者たち

記事目次

■ハイライト

  • 国会正門前大集会 スピーチ 小熊英二氏(社会学者、慶應義塾大学教授)/落合恵子氏(作家、クレヨンハウス主宰)/香山リカ氏(精神科医、立教大学教授)/菅直人氏(元内閣総理大臣、衆議院議員)/古賀茂明氏(フォーラム4提唱者、元経産省官僚)/中沢けい氏(小説家、法政大学教授)/西谷修氏(立憲デモクラシーの会呼びかけ人、立教大学特任教授、東京外国語大学名誉教授)/鎌田慧氏(さようなら原発1000万人アクション呼びかけ人、ルポライター)/小田川義和氏(原発をなくす全国連絡会事務局、全国労働組合総連合〔全労連〕議長)/ケイト・ストロネル (Caitlin Stronell) 氏(日印原子力協定防止キャンペーン)/福永正明氏(南アジア研究者)/デリー(インド)からクマール・スンダラム (Kumar Sundaram) 氏(核廃絶と平和のための連合〔CNDP〕)の音声中継によるメッセージ/阿部知子氏(民進党、衆議院議員、原発ゼロの会事務局長)/笠井亮氏(日本共産党、衆議院議員)/吉良佳子氏(日本共産党、参議院議員)/吉田忠智氏(社会民主党党首、前参議院議員)/野沢哲夫氏(自由党東京都第一総支部長)
  • タイトル 再稼働反対!首相官邸前抗議 ―国会正門前・大集会
  • 日時 2016年11月11日(金)18:00〜20:00
  • 場所 首相官邸前/国会正門前(東京都千代田区
  • 呼びかけ 首都圏反原発連合詳細

菅直人元総理が指摘「原発を再稼働で原発事故の処理費用をまかなう可能性も」!

▲スピーチする菅直人元総理大臣

▲スピーチする菅直人元総理大臣

 福島第一原発事故時に総理大臣を務めていた菅直人氏も、抗議行動に参加し、次のように語った。

 「今、経産省の中に『東電問題研究会』という委員会ができていて、東電の経営問題にまで踏み込んだ議論を始めている。あれだけの事故処理の費用を東電だけではまかないきれないと、経産省もわかってきた。

 それを踏まえて、どのような形で次の段階に進むか。悪くすれば、さらなる負担を消費者にかぶせて、もっと悪くすれば、原発を稼働させて、その費用をまかなうという可能性もある」

(…会員ページにつづく)

アーカイブの全編は、下記会員ページまたは単品購入より御覧になれます。

一般・サポート 新規会員登録単品購入 330円 (会員以外)

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です