「農水大臣は『強行採決ありき』の発言をしてきたが、結果的に彼の言ったとおりになった」――
11月4日(金)に衆議院TPP特別委員会で強行採決が行われてから、週が明けた2016年11月7日(月)、衆議院内で行われた定例会見で、民進党の野田佳彦幹事長は「(強行採決は)きわめて遺憾だ」と語った。
(取材・文:城石裕幸)
「農水大臣は『強行採決ありき』の発言をしてきたが、結果的に彼の言ったとおりになった」――
11月4日(金)に衆議院TPP特別委員会で強行採決が行われてから、週が明けた2016年11月7日(月)、衆議院内で行われた定例会見で、民進党の野田佳彦幹事長は「(強行採決は)きわめて遺憾だ」と語った。
■ハイライト
その上で、山本農水大臣への不信任案について記者からの質問を受けると、「国会の正常化にむけて、議院運営委員会の理事会で与党がどういう提案をしてくるのか、注視していきたい」としながらも、「出処進退について、本人が決断しないなら他の野党と連携して厳しく追及する」と語った。
また、2度にわたって自由党の小沢一郎代表と会談したことをふまえ、記者から衆院解散と野党共闘について聞かれた野田幹事長は、「いつ解散があってもおかしくないという認識の中で、野党共闘を具体的に進めていく上で、小沢代表と相談をしている」と語り、4野党間で幹事長・書記長レベルの協議を行っていることを認めた。
一方、IWJが「衆院補選では、民進党の野党共闘に対する姿勢に落胆した支援者も多かったが、次の衆院選では違う姿が見られると有権者は期待していいのか」と聞くと、「単純比較はできません」と答えるにとどまり、来たる衆院選にどのような姿勢で臨むのかは、明らかにしなかった。