高速増殖炉原型炉”もんじゅ”の審査は、他に例のないナトリウム冷却炉として一品物の審査になるが、具体的な審査方法はまだ規制庁内部で議論の途中だという。しかし委員長は勧告を発出したことなど「今はもうその段階ではない」という認識を示した。
高速増殖炉原型炉”もんじゅ”の審査は、他に例のないナトリウム冷却炉として一品物の審査になるが、具体的な審査方法はまだ規制庁内部で議論の途中だという。しかし委員長は勧告を発出したことなど「今はもうその段階ではない」という認識を示した。
日本原子力研究開発機構JAEAは、高速増殖炉実験炉”常陽”の審査申請をする予定だと表明している。高速増殖炉原型炉”もんじゅ”と同様のナトリウム冷却炉であることから、安全性とともに、規制庁が審査をどのように行うのかも問題視されている。
田中委員長は「(常陽も)試験研究炉だが、出力がある程度大きく、Na炉だからそれなりの特別扱いをしていくことになる」と言う。しかし、まだ審査申請も出ておらず、どのように審査を進めるかは決めていないということだ。
常陽やもんじゅをはじめ試験研究炉は、燃料の組成がそれぞれ異なり燃焼する時の振る舞いがそれぞれ異なるなど、”一品物”になってしまう。そのため、審査ガイド、審査指針として一般化されたものにし難いという。
つまり、常陽も、もんじゅも、仮に審査を行うのであれば”一品物”として審査を進めることになる。
ただ、もんじゅについては、勧告を発出したことなど「もんじゅの全部の申請を受けていないので、(審査方法を)中で議論している。意見がまとまっているわけではないので、今後の問題だと思う。だが、今はもうその段階ではないですね」と述べた。
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