全国で600を超える自治体議会から脱原発の意見書 ~ 原発ゼロ陳情書アクション・キックオフ集会 2014.11.14

記事公開日:2014.11.19取材地: テキスト動画
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(IWJ・薊一郎)

 原発ゼロ、再稼働阻止のための陳情書提出を全国の自治体へ呼びかける、「原発ゼロ陳情書アクション・キックオフ集会」が11月14日に開かれた。

 「2011年4月以降、原発ゼロや川内原発をはじめとする原発再稼働に反対する意見書が、全国で600を超える自治体議会から、政府や国会に提出されています。この間も、東京都国立市や町田市、小金井市などで意見書が採択されています。その動きを加速させたい」

 この日、集会の司会を務めたFoE Japanの吉田明子氏は、原発ゼロ陳情書アクションへの意気込みをこのように述べ、決意を新たにした。

■ハイライト

  • 陳情書・意見書提出経験者からの報告
    「九州電力・川内原子力発電所の再稼働に反対する意見書」の採択 東京都小金井市議会
    「福井地裁の判決を重く受けとめ、原発再稼働の中止を求める意見書」の採択 東京都町田市議会など
  • 川内原発の経過と現状 野口英一郎氏(鹿児島市議会議員)/満田夏花氏 (FoE Japan) ほか
  • 「原発ゼロ陳情書アクション」のよびかけ+マップの紹介/参加者からの発言、意見、質問など

「市民の声を可視化する請願書・陳情書」

 集会では、前田節子国立市議会議員と野口英一郎鹿児島市議会議員が、それぞれの自治体での活動を報告した。前田議員は、国立市議会において、脱原発や原発の再稼働をしないことを求める意見書を提出・可決させるための活動を報告した。野口議員は、鹿児島県と九州電力に公開討論を呼びかける活動や、川内原発運転差し止め訴訟の状況などを報告した。

 FoE Japanの満田夏花氏は、11月5日から鹿児島県議会を傍聴した時の様子を報告。川内原発再稼働反対もしくは慎重な検討を求める請願書・陳情書が全て否決され、たった1本の再稼働賛成の陳情書が可決された経緯を振り返り、「あっという間の出来事だった」と感想を述べた。

 満田氏は県議会での様子を見て、「市民の声を可視化するため、請願書・陳情書はとても重要だ」との認識を強くしたと語った。

陳情書提出の動きを可視化する「アクションマップ」

 市民がつくる政策調査会の小林幸治氏は、脱原発を目指す陳情書を提出している日本全国の自治体をわかりやすく視覚的に表現する「原発ゼロ陳情書アクションマップ」を紹介した。 

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