2014年9月12日（金）14:00から、原子力規制庁で、片山啓審議官による定例ブリーフィングが行われた。9月10日のテレビ朝日”報道ステーション”の報道内容に「事実誤認」「誤解を与える編集」があると口頭で経過の説明、訂正、あるいは謝罪を求めていることがわかった。

• 日時 2014年9月12日（金）14:00～
• 場所 原子力規制庁（東京都港区）

平成26年度第24回規制委員会臨時会合

• 平成26年度第24回規制委員会臨時会合
• 日時：9月11日（金）13：00～
• 場所：原子力規制委員会庁舎
• 非公開

　議題「核物質防護規定遵守義務違反について」として、核物質防護規程の違反事案を扱った。そのため非公開とし、会議資料はホームページ上に公開している。

　これは、JAEA（独立行政法人日本原子力研究開発機構）の研究施設で、不審者が立ち入ったという事案。JAEAに対して、規制委員会から注意文書を出すということが決定された。

平成26年度第25回規制委員会臨時会合

• 平成26年度第25回規制委員会臨時会合
• 日時：9月17日（水）10：30～ 12：00
• 場所：原子力規制委員会庁舎 会議室A

原子力規制委員会 検討チーム等会議開催予定

• 9月12日(金)10:00 第138回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：島崎委員
  • 対象事業者：午後は、女川（東北電力）、伊方（四国電力）、高浜（関西電力）
• 9月12日(金)10:30 第4回原子力事業者防災訓練報告会
• 9月16日(火)14:00 定例ブリーフィング
• 9月17日(水)14:30 田中委員長定例記者会見
• 9月18日(木)13:30 第139回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 担当：更田委員、対象事業者は未定

委員の交代について

　9月18日に島﨑邦彦委員、大島賢三委員が任期終了により退任するのに伴い、9月19日から田中知氏と石渡明氏が新委員として就任する。委員の交代に伴う、委員会、会見等の日程はまだ決まっておらず、来週火曜の定例ブリーフィングで発表できるよう詳細を調整する予定である。

テレビ朝日の報道について

　既に規制庁のホームページに掲載されているが、規制庁は、9月10日のテレビ朝日”報道ステーション”の報道内容に異議を申し立てた。

　原子力規制庁は報道内容に「事実誤認」或いは「委員長の発言姿勢について誤解を与える編集」があったのではないかと認識。その考えをホームページに掲載すると共に、テレビ朝日に対して口頭で、経過の説明、訂正、あるいは謝罪を求めている。

政府事故調の調書公開について

　「政府事故調査委員会による聴取記録」、所謂「吉田調書」を内閣府が公開し始めたことについて、片山審議官は「それについて原子力規制庁が会見でコメントを言うことは控えたい」と答えた。

　ただし、棒大なヒアリングや、資料に基づいて取りまとめられている調書や報告書は、これらから汲みとられる教訓、技術的な新たな知見があるのであれば、継続して行う「福島第一・事故分析の検討会」などで取りあげていく考えを示した。

川内原発、資源エネ庁が早速地元へ説明へ。規制庁は？

　資源エネルギー庁の上田隆之長官が鹿児島県に赴いて、九州電力川内原発の地元で説明会を行った。規制庁は10月9日から地元への説明を行う予定。随分早い資源エネ庁の動きについて、片山審議官は「経済産業省が行うことについて規制委、規制庁側からコメントすることも、する立場にもない」と答えた。