「Xバンド基地建設は京丹後だけの問題ではない」宮津市議選立候補予定者 立垣ためよし氏インタビュー 2014.5.25

記事公開日:2014.5.27取材地: テキスト動画独自
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(取材・聞き手:柏原資亮、記事:IWJテキストスタッフ・富田)

 京都府宮津市では、任期満了に伴う市長選と市議選が6月22日に行われる。その市議選への出馬を表明している立垣ためよし氏を、5月25日、IWJの柏原記者がインタビューした。

 インタビューは立垣氏が営む宮津市日置の蕎麦店で行われた。3.11を機に、さまざまなアクションに取り組む「脱原発」の市民活動家として、地元では知る人も多い立垣氏。宮津市に隣接する京丹後市で27日から始まった、米軍「Xバンドレーダー」基地建設にも強く反対を表明しており、「基地建設は、今度の市議選で大きな争点になるべき重大テーマだ」と言明した。

■イントロ

  • 収録 2014年5月25日(日) 18:30頃~
  • 場所 そば処まる丹(京都府宮津市)

 「宮津に、福知山から引っ越してきたのが約20年前のこと。この蕎麦屋は今年、創業10年目を迎えている。この店が『脱原発蕎麦屋』の異名を取るようになったのは、約3年前のこと。3.11の福島原発事故の影響で、それまでの普通の蕎麦屋から変容したのだ。この店は、福井県大飯郡高浜町にある高浜原発から27キロメートルしか離れておらず、もし、事故が起これば、宮津も福島と同等の被害を受けることに気づき、この店を軸に『脱原発』に向けた『市民アクション』を起こそうと思い立った」。

 立垣氏は、冒頭でこのように自己紹介をした。「市民アクション」の手始めは、福井県小浜市で長年、原発の反対運動に関わっている明通寺の住職、中嶌哲演氏による講話を企画したことだった。2011年6月のことである。

 「店には、約40人の地元の人たちが集まってくれた。中嶌さんが語る反原発への思いに耳を傾けているうちに、われわれの意識がひとつになっていった。それ以降、われわれは、ここ宮津で脱原発のさまざまなアクションに取り組んでいる」。

「宮津でも米軍基地建設は問題視されるべきだ」

 立垣氏は、宮津に移り住む前にも、脱原発の市民運動に身を投じている。

 「1990年前後に、高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)の稼働を巡る『もんじゅ裁判』の原告団に加わっていた。その当時の反原発運動は、実にマイナーなものだった」と振り返った立垣氏は、「原子力ムラから受けるプレッシャーが巨大で、裁判を起こしても、今以上に勝ち目はなく、われわれのアクションもそのまま立ち切れ状態になったが(2005年に原告側敗訴確定)、『あの時、もっと頑張っていれば、福島の原発事故を防げたのではないか』という後悔の念が、私の中にはある」と明かした。

 そしてインタビューは、隣の京丹後市で進む基地建設の話題に。

 立垣氏は、「これまで米軍基地といえば、沖縄の問題だと考えがちだったが、その米軍基地が宮地のすぐ近くに作られようとしている。(その基地が敵軍の攻撃を受ければ)それまで平和に暮らしていた地元の人たちが、危険にさらされることになる」と述べて、レーダー基地建設が自分自身の問題であるとの認識を示した上で、基地建設に反対する立場を表明した。

 「宮津を含む、京丹後に隣接する市では、Xバンドレーダーが配備されること自体を、いまだに知らない人が多い。一方では、基地が作られることによって、過疎化に苦しんでいるエリアに約160人の米軍関係者が来るのなら、それで地元経済が潤うという見方をする人もいる。そういう状況の中で、重要なのは、京丹後市に米軍基地ができたら、隣接自治体の住民を含む地元住民が、どういった不利益を被るかをきちんと予測することだ。日米地位協定により、米兵が不祥事を起こしても、地元は『起こされ損』になる可能は十分にある」。

 市議選では、レーダー基地建設が地元住民に不利益をもたらすことを強く訴えていく、と力を込めた立垣氏は、「原発問題と米軍基地問題の2つが、大きな争点になることが望ましい」と述べ、「地元住民の、選挙自体への関心が薄いという問題もあるが、私が声を大にすることで、住民の意識が変わることを願っている」とした。

井上現市長の姿勢を評価

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