福島第一の地下排水について規制庁、濃度測定の義務付け、チェックはせず~規制庁定例ブリーフィング 2014.4.8

記事公開日:2014.4.8取材地: テキスト動画
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 2014年4月8日(火)14時から、東京都港区の原子力規制庁で森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。福島第一原発の地下水バイパスの放水について、濃度分析結果の報告は、あれば受けるが、定期的な濃度測定の義務付けはしない考えを示した。

■全編動画

  • 日時 2014年4月8日(火) 14:00〜
  • 場所 原子力規制庁(東京都港区)

第2回原子力規制委員会について

  • 日時:平成 26 年 4 月 9 日(水) 10:30~12:00
  • 議題 1 原子力規制委員会における安全研究に係る評価の実施について
    • JNES統合後の研究体制を再構成、明確にするため議論する
  • 議題 2 日本の OECD 加盟 50 周年記念における OECD/NEA 会議について
    • 本日(4月8日)開催されているOECD/NEAについて報告するもの

原子力規制委員会 検討チーム等の会議開催予定

  • 4月9日(水)10:30 H26年度第2回原子力規制委員会
  • 4月9日(水)14:00 第103回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
    • 島崎邦彦委員担当、事業者は未定
  • 4月9日(水)14:30 定例・田中俊一委員長記者会見
  • 4月10日(木)11:00 第104回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合
    • 更田豊志委員担当、九州電力川内原発について説明を受ける
  • 4月10日(木)13:30 第105回原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合※非公開
    • 更田委員担当、九州電力川内原発について
    • 大規模損壊等に係る審査のため非公開
  • 4月11日(金)14:00 定例・規制庁ブリーフィング
  • 4月11日(金)14:00 第13回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ
  • 4月14日(月)14:00 第14回核燃料施設等の新規制基準適合性に係る審査会合
  • 4月14日(月)14:00 敦賀発電所敷地内破砕帯の調査に関する有識者会合追加調査評価会合

要人面会の予定

  • 4月9日(水)09:00 米国原子力規制委員会NRCのオスティンドルフィン委員が田中委員長、更田委員に表敬訪問
  • 4月9日(水)14:00 IAEAのバルジョランタ事務局次長(保障措置担当)が田中委員長、大島賢三委員に表敬訪問

九電川内原発の審査が遅れている理由

 九州電力川内原発の新規制基準適合性審査について、規制委は事業者から不足している書類の提出を待っている状態である。これについて森本次長は、「(事業者に)できるだけ早く出していただきたいと考えてはいるが、いつ書類が提出され審査が進められるかは事業者次第だ」との見解を語った。

福島第一、地下水バイパスの運用は事業者まかせ

 東京電力福島第一原発の地下水バイパスについて、規制庁は、「排水の放射能濃度を測定した結果の報告は、報告があれば受け付ける。しかし、測定の義務付け、チェックはしない」という考えを示した。また、汚染水WGで議題にあげることも想定していないという。

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