2014年3月25日(火)13時から、東京都港区の原子力規制庁で森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。東京電力福島第一原発における地下水バイパスの放水基準となる『数値』に関して、森本次長は、「規制庁が関与することはない」という考えを示した。
※映像はありません。
2014年3月25日(火)13時から、東京都港区の原子力規制庁で森本英香次長による定例ブリーフィングが行われた。東京電力福島第一原発における地下水バイパスの放水基準となる『数値』に関して、森本次長は、「規制庁が関与することはない」という考えを示した。
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要人面会の予定
特に予定なし
東京電力福島第一原子力発電所の地下水バイパスによる地下水の海洋放出を、地元漁連の承認を得て実運用する見込みとなった。
東京電力は地下水バイパスの運用に際し、くみ上げた水をサンプリング分析して『法令基準』より厳しい『排水基準』の場合のみ、海洋放出することを約束している。排水基準は2月3日に発表されており、Cs-134、Cs-137が1Bq/L未満、その他、ガンマ核種は未検出、全ベータは5Bq/L未満、トリチウムは1500Bq/L未満である。
森本次長は、放出する水などが法令基準を超えた場合は、「規制庁が監督指導する。しかし、それ未満の場合は直接関与しない」という考えを示した。
地下水バイパスの排水基準は、TEPCOとエネ庁が協議し、数値を決めた。規制庁は、法令の基準にもとづいて監視すること、敷地境界線上での基準にもとづいた監視をすることになるなどの理由から、「地下水バイパスの放出基準となる数値に関して、関与することはない」と述べた。
つまり、排水基準を超えたケースで、法令基準以下の場合に、だれが監督するのかが問題になる。この点に関して、森本次長は、「東京電力が約束したことを守るかどうかをみるのは、東京電力の役割だ」と答えた。