「都知事選、負けてないんだよね」――。
東京都知事選から一夜明けた2月10日、生活の党の小沢一郎代表が定例の記者会見を行い、都知事選で支持を表明していた細川護熙氏が敗れたことについて、「体制を整えれば絶対勝てた選挙、残念に思う」と語った。
「(宇都宮氏・細川氏の)二つを合わせれば、(舛添氏と)ほぼ似たような数字になる。政府・自公じゃない側が別れちゃっているんだから、勝てるわけがない。選挙の捉え方・認識が甘かったのでは」と都知事選を総括した。
細川氏が訴えた「脱原発」について小沢代表は、「間違いではなかった。二人合わせれば200万近い票になっている。原発の問題が都政と関係ないという議論はおかしい」と語り、「今回の都知事選、本当は負けていない。非常にいいチャンスを逸した」と、「脱原発」陣営に勝機があったことを強調した。(IWJ・石川優)