特集 百人百話
南相馬市出身。43歳。3人の子を持つシングルマザー。週末は山形市に避難。事故直後、何も知らずに高線量地区を逃げた。すでに父母はなく、妹弟も他県に避難したため、元夫に子どもを託した。その時は、二度と一緒に住めないかもと泣いた。風花が舞う美しい故郷も、以前は田舎と嫌った。けれどいま、見知らぬ人ばかりの避難先から戻り、知った顔に出会うとほっとする。そうした懐かしい故郷を、子どもたちにも残してやりたい。
2011年12月15日(木)、東京電力本店で、記者会見(18:00~、2:04′)が行われた。
1、2号機ガスサンプリングの分析結果がまとまり公表。保全活動と高経年化対策に関する資料を公表し、3.11地震の発生直後の影響は、経年劣化・設備仕様いずれも問題はないと判断した。
2011年12月15日(木)、東京電力本店で、記者会見(11:00~、0:12′)が行われた。
2号機でバイアル瓶による生ガスサンプリング実施した。また、個体廃棄物貯蔵庫の利用について質問があったが、現在は使い割ったタイベックを保管していると回答した。
2011/12/15(木)11時00分から、経済産業省別館にて、原子力安全・保安院の記者会見が行われた。
特集 百人百話
いわき市在住。43歳。美容関係。会社員の夫と子ども1人の3人家族。5月の連休まで母子で筑波方面に避難していたが、情緒が不安定になりつつある子どもを思い、自宅に戻った。学校側は「安全」と言うが、不安は拭えず弁当を持たせている。食材の汚染状況を口にすること自体がタブーとされるなか、心配し続ける自分がおかしいのかと思えてくる。情報格差によって安全性への認識が異なり、友人との間にも壁ができているように感じる。
2011年12月14日(水)、東京電力本店で、記者会見(18:00~、0:49′)が行われた。
内部被ばく確認できていない作業者の調査について、13名がまだ連絡取れていない。引き続き元請け企業と協力し調査を継続する。明日12月15日(木)は、合同会見は開催されないっことになり、次回に関しては改めて連絡と通知された。
2011年12月14日(水)16時から、経済産業省別館にて、原子力安全・保安院の記者会見が行われた。
2011年12月14日(水)、東京電力本店で、記者会見(11:00~、0:10′)が行われた。
SFP冷却に関して、2号機で差流量大の警報が発生しているが、現場で漏洩ないことを確認、警報クリアしている。しかし、警報が発生し続けているため傾向観察を続ける
希ガスモニタでクリプトン85が、6.1×10^2 Bq/cm3を計測した。これは計算上92億Bq/h、敷地境界で1×10^-4 Bq/年に相当する。
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伊達市出身。31歳。4歳の子をもつシングルマザー。新潟に避難中。放射能に関して周囲の意見は真っ二つ。危ないから避難した方が良いと言う人と、大丈夫だよという人と。大丈夫にも温度差がある。避難するときも、「福島を捨てるんだね」と言われ、キツかった。国民を守るのは国の義務。けれどいまその義務は果たされていない。除染は国が率先して行うべきことのはず。いつか娘と、福島に戻ってこられる日がくればと願っている。
2011年12月13日(火)、東京電力本社で、記者会見(18:00~、0:35′)が行われた。
西門に設置している可搬型モニタリングポストのコネクタが外れており、一時的にデータの転送ができなかったことを発表した。
また、保安院から、蒸発濃縮装置からの放射性物質を含む水の漏洩に対する厳重注意の指示を受け、その内容を公開した。
2011/12/13(火)16時00分から、経済産業省別館にて、原子力安全・保安院の記者会見が行われた。
2011年12月13日(火)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、0:38′)が行われた。
RO淡水化装置は運転停止しているが本日再循環運転開始する予定。蒸発濃縮装置から26リットル漏洩したが、堰の中に全て収まっており建屋外には出ていない。
保安規定内の水を一年につき、一基あたり3000m3、1Fは計18000m3放出している計算になると回答した。
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郡山市在住。27歳。ラジオのパーソナリティー、情報誌の企画編集。事故直後、震災の状況をラジオから伝え続けた。リスナーの増加に、情報が求められていること、責任の重大さを感じた。「作物も恋愛も地産地消」という言葉に、そうだなと思う。震災への認識の違いが、恋人同士に亀裂を及ぼすこともある。被曝したから県外の人と結婚できないということではなく、同じ極限状況をともに体験した福島の人と、一緒になりたいと思ったから。