「健康に被害がないのは100ミリシーベルト未満ではない」アナンド・グローバー氏、福島のシンポジウムで熱弁 2014.3.21

記事公開日:2014.3.21取材地: テキスト動画

 2014年3月21日、福島市の福島大学で、シンポジウム「福島・放射線被ばくを健康への権利と教育から考える 〜国連人権理事会グローバー勧告を踏まえて〜」が開催された。

 国連特別報告者のアナンド・グローバー氏は、2012年11月に、福島第一原発事故後の健康に対する権利の実情について現地調査を実施。2013年5月、国連人権理事会に対して調査報告書を提出した。その中で、日本政府に対して、年間1ミリシーベルトを基準とする具体的な施策の実施を勧告している。

 今回、再び来日したグローバー氏の基調講演のほか、健康への権利、原子力・放射線教育について、各方面の有識者を交えて議論が行われた。


福島原発事故後の「健康に対する権利」実現に向けて~国連特別報告者アナンド・グローバー氏招聘・院内勉強会 2014.3.20

記事公開日:2014.3.20取材地: テキスト動画

 福島原発事故後の人々の「健康に対する権利(到達可能な最高水準の心身の健康を享受する権利)」をめぐり、来日した国連人権理事会の特別報告者であるアナンド・グローバー氏を招いて、3月20日、参議院議員会館で院内勉強会が開かれた。

 グローバー氏は、福島原発事故後の日本政府による対策が、住民の健康に対する権利にかなうものであるかを確認、検討する目的で2012年11月に来日し、住民らへの聴きとり調査を実施。翌年5月に調査結果をとりまとめ、日本政府への勧告(※注1)として、報告書を国連人権委員会に提出した。


アナンド・グローバー氏 来日シンポジウム「福島原発事故後の『健康の権利』の現状と課題」 2014.3.20

記事公開日:2014.3.20取材地: 動画

 国連特別報告者のアナンド・グローバー氏の来日にあわせ、3月20日、港区の明治学院大学で、『福島原発事故後の「健康の権利」の現状と課題』と題したシンポジウムが開かれた。


「追加被曝線量、年間1ミリシーベルト以下に低減せよ」 ~緊急集会「原発事故後の人権状況~国連人権理事会でのアナンド・グローバー氏勧告を受けて」 2013.5.29

記事公開日:2013.5.29取材地: テキスト動画

 2013年5月29日(水)18時より、東京都千代田区の参議院議員会館で、環境NGO団体FoE Japanなどによる、「緊急集会『原発事故後の人権状況~国連人権理事会でのアナンド・グローバー氏勧告を受けて』」が開かれた。グローバー氏は、5月27日の国連人権理事会で、日本政府に対し、「公衆の被曝限度を年間1mSv以下に低減すること」「『子ども被災者支援法』の基本計画策定に際し、住民の参加を確保すること」「子どもの健康調査は甲状腺検査に限らず、血液・尿検査など、すべての健康影響に関する調査を行うこと」などの勧告を発表した。

 日本政府はこれに対し、答弁書を提出。「報告書の作成過程で提供してきたコメントが反映されていない」とし、「日本政府は、福島での健康調査に財政支援を行い、そこには血液検査などの調査も含まれている」「最新の研究を考慮した健康管理の実施に尽力し、健康への潜在的影響について幅広い視点で捉えている」などと反論している。


国連人権理事会 サイドイベント・記者会見 2013.5.28

記事公開日:2013.5.28取材地: | | 動画

 2013年5月28日(火)、スイス・ジュネーブの国連本部で、国連人権理事会 サイドイベントと、イベント後の記者会見が行われた。


「健康に対する権利」に関する国連調査を政策転換につなげるために~ふくしま・市民社会・国連をつなぐ~ 2013.2.26

記事公開日:2013.2.26取材地: テキスト動画

 2013年2月26日(火)18時30分から、東京都港区の東京麻布台セミナーハウスで「『健康に対する権利』に関する国連調査を政策転換につなげるために~ふくしま・市民社会・国連をつなぐ~」が行われた。昨年11月に行われた、国連人権理事会特別報告者アナンド・グローバー氏による、原発事故後の人々の「健康に対する権利」に関する中間報告の活用法について、NPOと市民とが意見交換した。


子どもたちを核戦争から守れ! 11.30ふくしま集団疎開裁判文科省前抗議行動 2012.11.30

記事公開日:2012.11.30取材地: 動画

 2012年11月30日(金)、東京都千代田区の文部科学省前で、「子どもたちを核戦争から守れ! 11.30ふくしま集団疎開裁判文科省前抗議行動」が行われた。国連人権理事会から、「健康に対する権利に関する特別報告者」として日本に派遣されたアナンド・グローバー氏による、福島の人権侵害問題についての調査結果が、弁護団の柳原敏夫氏から報告された。