2011年4月21日(月)、参議院議員会館より社民党党首福島瑞穂氏に岩上安身がインタビューを行った。
(IWJテキストスタッフ・関根かんじ)
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2011年4月21日(月)、参議院議員会館より社民党党首福島瑞穂氏に岩上安身がインタビューを行った。
記事目次
■ハイライト
冒頭、東電の発表した復旧のための工程表の話題でインタビューは始まった。福島党首は
放射能汚染の大気、土壌、海洋への流出に心配した。世論もずいぶん脱原発への志向になってきたが、東電、経産省、保安院、原子力委員会、御用学者、マスコミ、裁判所がそれを阻止している、と言う。岩上が裁判に件について聞いた。福島党首は「浜岡原発では非常用発電ディーゼルが失われることを争った。全電源喪失が起こりえると想定し原告側が差し止め請求をしたら、そんなことは考えなくてよいとの判決だった。しかし党を超えて反対を訴える人が増えてきた」と話した。
続いて福島党首は「いま日本にある原発は54基あり22基稼働中だが、多くは地震予知の為の特定観測地域や観測強化地域に建設されている。美浜、敦賀原発は日本でも2番目3番目に古い。それで後藤政志氏が福島第一も古い順番に壊れた、と言っていた。また浜岡原発は東海、東南海、南海の3連動地震、日向も合わせたら4連動の危険にさらされている。津波対策もないに等しい。中部電力に行って聞いたが、年間電気容量は3263万キロワット。供給電力は2000万キロワットを下回るといい、浜岡原発がなくとも電力はまかなえる。政府の審議会で地震学者がいくら訴えても、保安院の名倉審議官などは握りつぶす。そういった事実を白日の下にさらしたい」と話した。
つぎに電力の自由化、発送電の分離について聞いた。福島党首は、「これは地域独占。怖いものなし。揚水力、小水力、風力などいくら自然エネルギーでがんばっても送電線を使えなかったらビジネスが成り立たない。電気ミックスといいながら自然エレルギーは1%しかない。かたや原発は保護された中央集権的な電力。自然エネルギーは地方分散型だ。送電線と発電を分ければ電力会社の地域独占をやめることができる」と語った。
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