2012年4月6日(金)午前10時40分過ぎより、合同庁舎4号館にて行われた、細野豪志環境大臣 定例会見の模様。時間の関係で質問は4問で打ち切られ、僅か20分足らずの会見となった。
(IWJ・佐々木)
2012年4月6日(金)午前10時40分過ぎより、合同庁舎4号館にて行われた、細野豪志環境大臣 定例会見の模様。時間の関係で質問は4問で打ち切られ、僅か20分足らずの会見となった。
■ハイライト
冒頭、細野大臣から今後の予定などが発表された。中間貯蔵施設について、楢葉町議会といわき市で意見交換を予定。瓦礫の広域処理の関係では、「みんなの力でがれき処理プロジェクト」に三重県松阪市、新潟県新潟市など合計6市が参加。また、昨日(4月6日)福島第一原発から12トンの汚染水が漏れたことについて、極めて重大な問題で、今後強く指示をしていく方針を示した。
質疑では、まず広域処理について、6日が国の協力要請文書に対する自治体の回答期限だったが、「受入れなし」と回答した自治体があったことに関して、同大臣は、8000ベクレルの廃棄物であれば、年間の被ばく量は0.1ミリシーベルトを下回る水準とどまると考えていると前置きした上で、「充分納得して頂けないなら説明をつくしてく。どういった形で自治体の皆様に要請してくのがいいのか、回答を集約した上で検討したい」と述べた。
大飯再稼働の4大臣会合についての質問には、長期的に必要なもので、まだ出来ていないもの(重要免震棟など)を補いうる準備があるのか、電源が断たれた時に水源はどうするのか、これらの点を確認出来る事が重要とし、「技術的には保安院や安全委員会が確認している。我々政務もそれを確認でき、しっかりと地元の住民に伝えることが出来る状況を作りだすことが非常に重要。私の一番の役割は、今回のような事態が起こっても炉心溶融には至らない、としっかり確認すること」と回答、会見を締めくくった。