パリ・モンパルナスで脱原発デモ、アレバ社はMOX燃料を日本へ送るな! ~チェルノブイリ・デー 2013.4.27

記事公開日:2013.4.27取材地: | | テキスト動画
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 2013年4月27日(土)10時(日本時間17時)より、フランス、パリのモンパルナス駅前で、チェルノブイリデー・アクションが行なわれた。

 1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故から27年を迎えた土曜日、SNP、よそのもフランスらが共同企画した「CENTRALES NUCLEA i RES」の人文字が瞬時に、「LES CANCERS ET LARUiNE」( 原子力発電所の答えは癌と破滅)と並べ替えられるパフォーマンスなどが行われた。

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■Ustream録画 5/11(4分間)連帯メッセージ紹介

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■Ustream録画 11/11(8分間)アナグラム

  • 日時 2013年4月27日(土)10時(日本時間17時)
  • 場所 モンパルナス駅前(フランス、パリ)
  • 告知 よそものフランス

 フランスの脱原発団体SNP、よそものフランス、グリーンピースらが参加し、参加者はモンパルナス駅前を行き交う人々にチェルノブイリと福島で起きた原発事故を忘れぬよう、そして世界が脱原発へ向かうために訴えた。

 飛幡氏からはフランスのアレバ社が日本の高浜原発3号機用のMOX燃料をシェルブール港から輸出したこと、それに対して、よそものフランスのメンバーがアレバ本社前で反対運動を行ない、シェルブール港ではフランスの反原発団体がデモを行なったことが報告された。

 そして、フランス「脱原発」ネットワーク (Réseau “Sortir du nucléaire”) からすべての日本人へ向けてのメッセージの邦訳が読み上げられた。

 「日本へ向けて新たなMOX燃料の海上輸送が進行中の今、フランスの脱原発ネットワークは日本国民に対し、あらためて連帯の気持ちを表明いたします。

 現在なお、日本のみなさんは福島原発事故による巨大な健康・財政被害の犠牲を払いつづけています。また、福島第一原発3号機で起きた爆発は、MOX燃料の特性(恐ろしいウランよりさらに多大な破壊を引き起こす)を示しました。

 にもかかわらず、フランス企業のアレヴァ社はみなさんの国に向けて再び、この恐ろしい毒物を積んだ船と軍の護衛船隊を大洋に送り出しました。国際的な緊張、とりわけ日本と北朝鮮間の関係が悪化している現在の情勢のなかで、この輸送は無責任きわまりない行為です。

 ところが、世界の指導者たちの誰からも、この狂気の沙汰への批判は一言も発せられませんでした。逆に、アメリカ合衆国による軍の援助提供など、支持さえ受けたことがわかります。広島と長崎への原爆投下が「戦争技術の重要な進歩」と賞賛された不吉な歴史が、また繰り返されているのです。

 原子力に隷属した科学者たちのコミュニティをとおして、フランスは世界的に原子力の嘘を突き進める橋頭堡となりました。チェルノブイリ事故の際、フランスの科学者たちによる情報操作は極致に達しましたが、その後も事実をねじ曲げる術を磨きつづけてきました。最近もフランスの似非科学者たちは、嘘を吹聴するためにおめおめと福島を訪れています。

 脱原発全国ネットワークは、アレヴァ社によるこの新たな冒涜行為について、日本のすべての市民に深くおわびいたします。私たちはこんな行為の共謀者になることを断固拒みます。

 そして、福島原発事故勃発以来、大変な試練に苦しむ日本のみなさんに、私たちの連帯の気持ちをあらためて表明いたします。」

 4月26日、イギリスのロンドンでは、JANUK (Japanese Against Nukes UK) により日本大使館前で日本国首相へ向け、また東電オフィス前で東電社長へ向け脱原発公開要請書を読み上げている。

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