2024年3月7日、午後1時30分頃より、藤田高景氏を代表とする「自民党ウラガネ・脱税を許さない会(以下、「許さない会」)は、東京都千代田区の国税庁前で、裏金疑惑に関与した安倍派(清和政策研究会)の5人衆(松野博一、西村康稔、萩生田光一、高木毅、世耕弘成)を中心に、自民党の政治家に対して、抗議のデモ行進・スピーチなどを行い、国税庁へ要請文を提出した。その後、場所を衆議院第二議員会館へ場所を移し、記者会見を行った。
主催の「自民党ウラガネ・脱税を許さない会」は、2月1日、東京地方検察庁前で、裏金疑惑に関与した自民党の政治家に対して、「裏金・脱税」容疑での刑事告発状を提出し、抗議のデモ行進を行っている。IWJはその模様を中継取材した。以下の記事をご参照いただきたい。(※)
弁護士の長谷川直彦氏は、国税庁の幹部担当官への要請文の手交にあたり、次のように申し入れを行った。
長谷川氏「申し入れの事項は2点ございます。まず、第1点目が、今回の自民党の裏金をした議員については、一人残らずきちっと課税していただきたい。
そして、第2点としては、政治資金といえば、すべてが、政治資金といえば、『単に余ったものだけを雑所得として申告すればいい』という、こういうシステムを改め、事業所得、ないしはそれに準じるような形できちっと収入、支出を計上して課税していただきたい。この2点を申し入れます」。
続けて、「許さない会」代表の藤田高景氏が次のようなメッセージを伝えた。
藤田氏「私はこの会の代表の藤田ですが、国民は怒っているんですよ。全国から私たちのところに『こんなばかげたことを許すな』という声があります。
やはり、『国民は増税、自民党は脱税。おかしいぞ』という声は全国に満ち満ちていますから、国税当局はしっかり国民の声を受けとめて執行・徴税をやっていただきたいというのが今回の申し入れです。よろしくお願いします」。
要請文手交の模様、および、記者会見の登壇者各氏の発言の内容など、詳細については、全編動画にてご確認ください。