7月の参院選後は国政選挙のない3年間! 民意のチェックを受けないフリーハンドに「改憲勢力が舌なめずりをしている」!!~2.17反共は戦争前夜の声・立憲野党共同の前進を!院内集会「改憲の危機と参議院選挙の見通し」 2022.2.17

記事公開日:2022.2.18取材地: テキスト動画
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(取材、文・浜本信貴)

 2022年2月17日午後2時より、東京都千代田区の参議院議員会館にて、「反共は戦争前夜の声・立憲野党共同の前進を!院内集会『改憲の危機と参議院選挙の見通し』」が開催された。

 集会は、「改憲の危機と参議院選挙の見通し」と題された上智大学国際教養学部の中野晃一教授の講演をメインプログラムとしたもので、日本共産党の岩渕友参議院議員、立憲民主党の近藤昭一衆議院議員、沖縄の風・高良鉄美参議院議員らも会場に挨拶に訪れた。

 中野教授は現状認識として、「『正しく絶望する』というのが私の信条というか、つまり、『なにがどう悪いのか』というのを、できるだけ正確に捕まえる、というところから入らないと、子どもが暗闇にお化けがいると怖がるのと同じ話で、実態がわからないから、どこまで怖がっていいかわからない」とし、「それをできるだけ正確に把握することで、そこから希望が出てくるのではないか」と語った。

 また、今夏7月10日の投開票が予定されている参院選について、中野教授は「この参院選を済ませてしまえば、その後3年間、補欠選挙や統一地方選を除けば、国会で大きく議席配分が動くような国政選挙はない」と指摘し、「民意のチェックを受けない、フリーハンド」の時期となるため、「改憲勢力が舌なめずりをしている」、「これは確かに相当まずい話である」と訴えた。

 「この参院選は本当に重要な選挙になってくる。ここで改憲勢力がやりたい放題のフリーハンドを3年間確保してしまうと、3年間では終わらない可能性がある。

 要するに完全な翼賛体制ができてしまうことになりますから、憲法に限らず、我々の暮らしや命を守らなければいけない。そういったことがまったく置き去りになり、今までよりもひどいことになってしまう」。

 こう指摘した中野教授は、さらに次のように付け加えた。

 「それだけではなくて、怖いなと思うのは、マスコミの劣化ぶりです。この間、そのようなことは言われてきたけれども、安倍政権のときから報道の自由度ランキングが下がっていったりとかあったわけですが、ここに来て、ちょっともう、目を疑うようなレベルになって来ている」。

 この続きは、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。

■ハイライト

  • 日時 2022年2月17日(木)14:00~15:30
  • 場所 参議院議員会館 講堂(東京都千代田区)
  • 主催 平和をつくり出す宗教者ネット(告知

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