平井卓也デジタル改革相の発言は懇意の者への利益誘導か!? IT戦略室からの出席者は野党議員からの質問に不誠実な回答を繰り返す!~6.18 第1回「平井大臣問題発言解明 野党合同ヒアリング」 2021.6.18

記事公開日:2021.6.18取材地: テキスト動画
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(取材、文・IWJ編集部)

 2021年6月18日(金)午前9時30分より衆議院本館にて、第1回「平井大臣問題発言解明 野党合同ヒアリング」が開催された。

 このヒアリングは、2021年6月11日に朝日新聞が報じた、平井卓也デジタル改革相が4月7日のIT戦略室オンライン会議において、同室幹部らにデジタル庁の入退室管理にAI研究者松尾豊教授が関係するベンチャー「ACES(エーシーズ)」を推奨し、五輪関連アプリの事業請負先のNECを恫喝し排除していくことを示唆する発言を行ったことを問うものである。

 ヒアリング冒頭には、問題となった発言の録音音声が流され、参加者一同によってそれが聴き直された。

 本ヒアリングには、平井大臣の発言があった会議に参加していた、内閣官房IT総合戦略室参事官・吉田宏平氏と内閣官房IT総合戦略室企画官・石井啓介氏、さらに、平井大臣発言が官製談合防止法違反などに当たらないかどうかの検証のため公正取引委員会より、経済取引局総務課長・塚田益徳氏と、経済取引局取引部企業取引課長・川上一郎氏が、野党合同チームに招聘されて出席した。

 野党合同チームにより、事前に各省に渡されていた質問事項は以下のとおり。

1、NECは顔認証の開発を終えていたのではないか? NEC側との交渉記録を提出の上、説明頂きたい。

2、特定業者を優遇し、推奨するという姿勢を示しただけで、官製談合防止法に抵触するのではないか。また、「便宜供与」にあたるのではないか?

3、6月21日から新庁舎「東京ガーデンテラス紀尾井町」に内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室及び番号制度推進室が入居する。ヤフー撤退後のフロアに入居するということでよいか?

 また、ヒアリング事務局は6月17日に平井大臣に以下の質問状を送っていた。

公開質問状
 一部メディア報道に関する事実関係について平井大臣に質問します。

1、4月7日のIT戦略室オンライン会議において「デジタル庁への入退室管理とアクセスのね。それはさ、もう新しいシステムを実験的に入れてくれてもいい。松尾先生に言って一緒にやっちゃってもいいよ」「ACES(エーシーズ)。そこの顔認証、はっきり言ってNECより全然いい部分がある。だから聞いて。もうどこから撮ったっていけるし、速い。アルゴリズムがとっても優秀」という発言をされましたか。

2、上記の発言が官製談合防止法に違反するという疑いをお持ちですか。

3、東京大学大学院工学系研究科、松尾豊教授及びACESという会社をご存じですか。平井大臣と両者のこれまでの関係性ついてご説明ください。

 ヒアリングではこの質問状への回答が明らかにされた。

 野党議員からの、「4月7日のIT戦略室オンライン会議に参加していたのは何名だったのか?」、「平井大臣がACESという企業名を挙げた?」という問いに対してIT戦略室からの出席者が、「誰が会議に参加していたのかわからない」、「ACESという語は大臣でなく誰か別の人間が言ったものであり、その企業名はあげられていない」と答えた際には質疑が紛糾した。

 詳しくは全編動画を御覧いただきたい。

■全編動画

  • 日時 2021年6月18日(金)9:30~
  • 場所 衆議院本館2F第4控室(東京都千代田区)
  • 詳細 立憲民主党 サイト内告知
  • 出席 内閣官房IT総合戦略室、公正取引委員会(官製談合防止担当者)

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