「選挙のやり直しを!」対立候補・平井竜一前逗子市長への違法ネガティブキャンペーンビラ配布で当選した池沢たかし市長の正当性を問う!~5.24西東京市長選挙の無効を求めた都選管審査申し立ての意見陳述記者会見 2021.5.24

記事公開日:2021.6.17取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(取材、文・渡会裕)

 2021年5月24日、東京都新宿区の東京都庁で、2021年2月7日に行われた西東京市長選挙のやり直しを求めた市民団体による会見が行われた。この会見は、西東京市長選において公職選挙法の規定に反する違法のビラがまかれたとするもので、「西東京市長選挙・異議申し立ての会」の会員が、東京都選挙管理委員会に審査の申し立てを行った。

 西東京市長選では、無所属で前西東京市副市長の池沢たかし氏が、同じく無所属で前逗子市長の平井竜一氏を約1500票差(得票率にして2.15%差)で破り、当選した。

 会見で、審査申立人総代の山口あずさ氏は、西東京市長選挙戦の終盤で、当選した池沢たかし候補の確認団体「明日の西東京を創る会」が作成した法定ビラ2号が「違法なものである」と指摘し、「ほぼ全戸に配布されたので、選挙の効力に関する異議申し立てを行った」と述べた。山口氏は、「西東京市選挙管理委員会に異議申し出を行ったが、棄却決定されて、東京都の選管に、西東京の決定に対する審査の申し立てを行った」と述べ、「本日は審査の申し立てについての口頭意見陳述を行ってきた」と経緯を説明した。

 山口氏は、「陳述の際には当該ビラが新聞などの記事を都合よく編集して『平井氏の(逗子)市政は失敗だった』という、ある一定の印象を与えたことを訴えた。管理委員会の事務方が『記事の原典はあるか』と聞いてくれたので、熱弁が振るえた」と、この日行われた口頭意見陳述でのやり取りについて語った。

 山口氏は、今回の申し立てについて、「選挙自体がおかしなものなので、選挙自体をやり直してください、というもの」だと述べ、申し立てが棄却された場合は、東京高等裁判所に提訴の予定であることも、あわせて表明した。

■全編動画

  • 日時 2021年5月24日(月)16:00~
  • 場所 東京都庁記者クラブ(東京都千代田区)

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です