6月19日、雨にもかかわらず、池袋駅前は宇都宮健児候補の到着を待つ人々であふれていた。
予定より少し遅れて到着した宇都宮氏は、演説で「池袋に縁がある」と、打ち明けた。宇都宮氏は学生時代、駅に近い3畳一間のアパートに下宿をしていたとのこと。宇都宮氏が「当時家賃は3000円だった」と語ると、その破格の家賃に聴衆から驚きの声が上がった。
(取材・文:塩澤由子)
6月19日、雨にもかかわらず、池袋駅前は宇都宮健児候補の到着を待つ人々であふれていた。
予定より少し遅れて到着した宇都宮氏は、演説で「池袋に縁がある」と、打ち明けた。宇都宮氏は学生時代、駅に近い3畳一間のアパートに下宿をしていたとのこと。宇都宮氏が「当時家賃は3000円だった」と語ると、その破格の家賃に聴衆から驚きの声が上がった。
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今、家賃3000円の賃貸物件があるだろうか。現在73歳の宇都宮氏が大学生時代だった1960年代、東京都立大学の学費は月10000円だった。その後、東京都立大学の年間授業料は増額する一方で、2020年現在は、50万円を超えている。
そこへ今回のコロナ禍が追い打ちをかけ、経済的に困窮する学生急激に増えたことが問題になった。
宇都宮氏は都立大学の授業料半額化を訴えた。そして、将来的には無償化を目指し、「日本を背負っていく若者のためにもっと予算をつけるべき」だと述べた。また、日本は国際人権規約を結んでおり、「条約の一環として本当は高等教育を無償化しなければならない」と強調する。
他にも、宇都宮氏はカジノ誘致に関してカジノ依存症や、反社会的勢力への懸念を示した。「カジノは負けた人の犠牲の上に立つような商売」であり、これを経済戦略とする安倍総理は「政治家として、道徳的、倫理的な堕落である」と批判した。
岩上安身は6月17日、宇都宮氏にインタビューを行った。これまで弁護士として、サラ金問題や貧困問題と戦ってきた宇都宮氏の、都知事としての政策について、詳しく話をうかがった。ぜひあわせてご覧いただきたい。
▲この選挙には「都民の生存権がかかっている」!! 岩上安身による東京都知事選立候補予定者・弁護士 宇都宮健児氏インタビュー