厚労省も裁量労働制をやりたくない!? 長時間労働が原因で労災認定された三菱電機社員が裁量労働制を適用されていた!! ~9.28働き方改革 野党合同ヒアリング 2018.9.28

記事公開日:2018.10.12取材地: テキスト動画
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(取材:阿部洋地、文:八重樫拓也)

 2018年9月28日(金)に、三菱電機における裁量労働制廃止についての報道を受け、衆議院議員会館本館で働き方改革野党合同ヒアリングが行われた。

 野党側が提出した15の質問には「三菱電機の社員約3万人のうち1万人に裁量労働制が適用されていたと報じられているが、違法適用はなかったのか」「『裁量労働制で過労死が増える』という野党からの批判に対して『自分の裁量で働ける自由な働き方』という総理答弁は虚偽ではなかったのか」などが含まれていた。

 立憲民主党・長妻昭衆院議員は「三菱電機の3万人の社員のうち1万人、3人に1人の社員に裁量労働制が適用されていた。こういった企業が日本に何社あるのか。直感的に大丈夫かなという気がしたが、案の定、三菱電機が全社で裁量労働制を廃止するという。何らかの根本的な欠陥があるのではないか」と驚きをまじえて質問した。

 法政大学教授・上西充子氏は、「厚生労働省は実態調査をするというが、すでに実態はここにある。厚生労働省が人命を優先すると言うのであれば、裁量労働制を国民に広く周知徹底すべき。駅の中なり電車の中なりにポスターを貼って、広く周知徹底する必要がある」と訴えた。

 国民民主党・山井和則衆院議員は、「厚生労働省は裁量労働制が危ないなんて、私たちよりも百も承知。心のうちは『こりゃまずいよな、でも安倍総理に言われたらしょうがないよな』と考えると、私は推察する。安倍総理は働き方改革、裁量労働制を通常国会の目玉とした。自由な働き方ができる人が中にはいるが、人の心や体が壊れる、非常にリスクのある働き方だと明らかになった」と述べた。

 続けて山井議員は、「政府による『働き方改革』の号令のもと、(裁量労働制を)これから導入しようとしている企業がたくさんある。非常にリスクのある働き方だと、総理や大臣の名で緊急声明を出していただきたい。新たに過労死を出したら、我々は許しません」と強く訴えた。

 これまでの働き方改革取材や岩上安身によるインタビューは、下部関連コンテンツからアクセスしご覧いただけます。

■ハイライト

  • タイトル 働き方改革 野党合同ヒアリング ―内容:長時間労働が原因で労災認定された三菱電機社員が裁量労働制を適用されていた件について厚労省よりヒアリング
  • 日時 2018年9月28日(金)14:30〜
  • 場所 衆議院(東京都千代田区

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