立憲民主党 枝野幸男代表がIWJの質問に応えてヘイトスピーチ規制法の徹底に積極的な取組みを明言!他方、国民民主党については「コメントする立場にない」~4.27立憲民主党 枝野幸男代表 定例会見 2018.4.27

記事公開日:2018.5.1取材地: テキスト動画
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(取材・文:大下由美)

※2018年6月11日、テキストを追加しました。

 「様々な条件や背景を抱えた中で、友好ムードで会談が始まったことは評価、歓迎すべきこと。ここからの道のりは決して容易なものだと思わないが、このスタートした雰囲気のまま、非核化、平和に向けて進んで行くことを期待したい」

 立憲民主党・枝野幸男代表は、2018年4月27日に開かれた定例会見の冒頭で、この日実現した南北首脳会談開催に対し歓迎の意を示した。同日18時頃、朝鮮半島の完全な非核化を目指し、平和と繁栄、統一へ向かう「板門店宣言」が発表された。

 安倍総理は、韓国と北朝鮮が南北首脳会談開催に合意した後の3月8日参議院予算委員会で、北朝鮮に対し「核・ミサイル計画を放棄させるため、引き続きあらゆる方法で圧力を最大限まで高める」と答弁していた。4月27日の南北首脳会談後、記者団に「日本は蚊帳の外ではないのか」と問われると、「まったくない」と否定したが、日本は今後南北融和の国際社会の流れについていけるのであろうか。

 また、国内では、在日韓国・朝鮮人への差別的言動の解消に向けて、2016年にヘイトスピーチ規制法が成立・施行されているが、いったん社会に蔓延したヘイトの空気は根強く、法が機能しているとは言えない現状がある。IWJは、「規制の徹底に向けて立憲民主党が具体的に動く考えはあるか」と質問した。

 枝野代表は、ヘイトスピーチ規制法の法案成立に尽力した有田芳生参議院議員の名前を挙げ、「引き続き有田議員などを中心に、さらに厳しく、運用、そしてさらなる法改正が必要かどうか、両面を積極的に対応して行きたい」と今後も取り組んでいく姿勢を示した。

 4月26日には、希望の党が分党し、民進党に合流して新党「国民民主党」が結成されることが報じられた。しかも民進党を分裂させた張本人である前原誠司元民進党代表が、国民民主党への参加の意向を示し、驚くべきことに国民民主党は、民進党分裂・解体騒動により、与党を大勝へ導く「利敵行為」を働いた「戦犯」ともいうべき前原氏をスムーズに受け入れたのだ。

 明確な反共意識を示し、共産党と連携する野党共闘に反対してきた前原氏が入る国民民主党では、また共産党排除を主張し、野党分裂に導き、結果として与党勝利にアシストする政党になるのではないか。IWJは、枝野代表の見解をたずねた。

 枝野代表は、「他党がどういう考え方をとられるかということについて、コメントする立場ではないし、するべきではない」と答えるに留まった。

 その上で選挙協力に関しては、「今の安倍政権、あるいは自民党政権があまりにも酷い状況。どの党であれブレーキをかけていくことについて考え方が共通する皆さんとは、小選挙区や一人区ではすり合わせをするべき。候補者を一本化していく構造をつくるべき」と考えを強調した。

 他党との選挙協力や来年の参議院議員選挙を見据えた質問は他のメディアからも相次ぎ、枝野代表は同様の受け答えであったが、野党6党が連携して審議拒否を続けている中、希望の党の細野豪志、長島昭久両衆院議員が働き方改革関連法案を審議した同日の衆院本会議に出席したことについては、「本会議出られた方は与党ということなんでしょう」と冷ややかに言い放った。

 岩上安身は、2017年の民進党代表選挙時、前原誠司・枝野幸男両候補に、また立憲民主党立ち上げ後の枝野代表にインタビューを行っている。

 また、枝野代表が名前をあげた立憲民主党・有田芳生参議院議員には、岩上安身がこれまで複数回にわたってインタビューを行っている。ぜひ、この機会にアーカイブでご覧いただきたい。

■ハイライト

  • 会見者 枝野幸男氏(立憲民主党代表、衆議院議員)
  • タイトル 立憲民主党 枝野幸男代表 定例会見
  • 日時 2018年4月27日(金)14:00〜
  • 場所 衆議院(東京都千代田区

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