加圧水型原発は電源喪失からわずか20分でメルトダウン!? 大事故による大量死が予測される中で原発再稼働を決めた責任者たちは「殺人罪に相当」――広瀬隆氏、守田敏也氏が京都で講演 2018.2.17

記事公開日:2018.2.23取材地: テキスト動画
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(取材・文:IWJ関西中継市民・ 高砂俊治 、記事構成:IWJ編集部)

 2018年2月17日(土)13時半より、京都市のコープイン京都にて「日本列島の全原発が危ない!広瀬隆さん&守田敏也さんジョイント講演会」が開催された。主催は京都脱原発原告団およびウチら困ってんねん@京都。

 講演をした広瀬氏は、東日本大震災により驚異的な地殻変動が引き起こされたことや、福島第一原発とはタイプの異なる加圧水型原発(大飯原発や伊方原発が該当)では、電源喪失からわずか20分でメルトダウンに至る危険性があることを指摘。このような中で再稼働が進められる状況を、次のように厳しく批判した。

 「私が大事故を予測し大量の死者が出ることを証明したのだから、高浜、大飯原発の再稼働の最高責任者・安倍晋三、原子力規制委員会委員長・更田豊志、関電社長・岩根茂樹、福井県知事・西川一誠の4名は、法律上、未必の故意である。殺人罪に相当する、人殺し」

 続いて講演を行った守田氏は、被曝の影響について具体例をあげながら警鐘を鳴らした。若い頃からレントゲンに携わる医師や、飛行機に頻繁に搭乗して宇宙線により被曝しているキャビンアテンダントが、女児ばかり授かるという事実や、電離線放射線検診を受ける子どもの好中球(白血球の一種)が減少している事実を列挙。

 また、2014年5月に福井地裁で下された、大飯原発再稼働の差し止め判決について、「住んでいるところから250km圏内の原発は、みなさんの人格権において止める権利があるんだってことを言ってくれたのが大飯原発再稼働差し止め、福井地裁判決。この権利をぜひ使うべき」と強調した。

■ハイライト

  • 講演 広瀬隆氏(作家)/守田敏也氏(フリーライター)

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