【岩上安身のツイ録】社会全体が良くならなければ、自分の幸福も実現できません。IWJはささやかな営みですが、たくさんの人々の思いを託されて活動している自覚はあります。そうした広がりに思いを馳せていただき、ご支援をお願いいたします! 2017.12.13

記事公開日:2017.12.14 テキスト
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(岩上安身)

 2017年12月12日時点・有効会員数5995名様(サポート会員1900名様、一般会員4095名様)。あと5人で六千人の大台に! 会費未納の方、ぜひお忘れなく!

 IWJは初回の中継は無償でフルオープンにしています。公共性に資することが第一と考えているからですが、当然、それに対して、よくやった!役に立った!ためになった!とお感じになった方々がおひねりや投げ銭をしていただかないと、次が続きません。

 資金がなければ活動を続けられない。これは当然の話です。スタッフも霞を食べて生きているわけではありませんから。無償視聴をずっと続けている方も、そうしたご寄付や会員の会費で無償視聴が可能になっているのだということもぜひ、ご一考ください。

 無料視聴されている方々には、ぜひ、どこかの段階で、会員になっていただきたいと、切に願います。会員になってくださる方々が増えれば、今ほど悲鳴をあげるようにしてご寄付・カンパをお願いしますと連呼しないですみます。

 先行して会員になってくださったり、ご寄付やカンパを寄せてくださったり、ボランティアとして支えてくれたり、そうした方々の利他的な善意がなければIWJは存在も継続もしていません。

 そうした方々の中には、大事な情報だから多くの人に知ってもらいたい。自分が寄付するので、無料でフルオープンの公開にしてほしい、と言われる方もいます。利己的ではなく、利他的な動機でご支援くださる方々も少なくないのです。ありがたいことです。

 人間は本質的には利己的な存在ではありますから、自分がお金を出すからには得をしなくては、と感じるのは当然のことです。会員の方々には相応のメリットをご用意しております。しかし、人間は利己的なだけではない。利他的な性質も人間の本質の一面です。

 おそらく人間は、相互に助け合わないと、生存できない生き物であり、種であると、本能的にもビルトインされているからだと思います。他者への共感や相互扶助への止むに止まれぬ思いは誰しも心の奥に抱えているものだと思います。

 自分だけよければそれでいい、とは割り切れない思い。実際、自分だけが利益を得ても社会全体が良くならなければ自分の幸福も実現できません。

 先日インタビューした前文部科学次官の前川喜平さんは、影響を受けた宮沢賢治の言葉として、「世界全体が幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」という言葉をあげました。

 現実には「世界全体の幸福」は永遠に到達できない理想でしょう。しかし、完全な実現が不可能と思えても、そうした方向に向かって歩みたい、と思う人は前川さんだけでなく、数々いらっしゃるはずです。泣く人を少しでも減らしたい。気の毒な目にあっている人を救いたい。無残な犠牲者が出る戦争はやめてもらいたい等々。

 そうした、自分だけの利益ではなく、他者の、社会全体の利益に役立つことをしたい、そうでないと自分の胸騒ぎがおさまらない、という方。決してそうした方は少数ではないはずです。

 多くの人に、お力を貸していただきたい、とお願いしています。しつこいくらいにお願いしています。それは人間一人のできることには限りがあるが、力を合わせればできることがあると信じるからです。一人では戦争は止められない。でも多くの力が結集すれば戦争ですらも回避できるはずだと私は確信しています。すでに起こってしまった無残な戦争もありますが、他方で人々の努力で回避された戦争もあります。私一人が危機感を感じていても無力ですが、多くの人に知らせることでその危機感は共有できるはずです。

 IWJの活動は、私一人の力で営まれているわけではありません。スタッフ、ボランティア、インタビューに応じてくださるゲスト、そして何よりも我々の活動をご支援くださる皆さんの会費、ご寄付やカンパ、広告費などの活動費の提供によって成り立っています。

 利己的でもあり、利他的でもある。そして利他的であることによって、社会的動物である人間は、巡り巡った利己的な利益をも手にすることになります。

 そのリターンは今すぐ自分に返ってくるものではないかもしれない。自分が生きている時代にはリターンはないかもしれない。しかし、我々自身も、見ず知らずの先人の恩恵を受け続けています。同様に、我々自身の現在の営みはいつか誰かの役に立つでしょう。

 リターンを、今生で受け取れなくても構わない。明日核戦争になるとしても100年先のために木を植える。そうした思いで、この仕事をしているつもりですし、ご自身に直接の見返りはなくともご寄付を寄せてくださる方々も、同じ思いであろうと思います。

 先ほど、僕の一連のツイートを読んでくださり、「120%同意します。社会全体の幸福が大事」と声をかけてくださった方がいた。そのすぐ後に、サポート会員にもなってくださっていた。ほんとうにありがとうございます。

 IWJはささやかな営みですが、軽く考えられないほどたくさんの人々の思いを託されて、活動している自覚はあります。時にそうした広がりにまで思いを馳せていただき、無償でご視聴の方はぜひ、会員の登録を、そして皆様には活動のご支援をご検討ください。

※会員登録はこちらからよろしくお願いします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパのご支援はこちらから。
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 

※2017年12月13日付けのツイートを並べて加筆し、掲載しています。

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

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