『月刊日本』主幹・南丘喜八郎氏が拙劣な安倍政権の外交を一刀両断!「オスプレイは墜落!」「真珠湾攻撃の時に、連合艦隊は択捉島を出発した。軍事的、戦略的に重要」 2016.12.21

記事公開日:2017.1.12取材地: テキスト動画
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(取材・文:須原拓磨)

特集 IWJが追うオスプレイ問題
※1月14日、テキストを追加しました

 2016年12月15日と16日に、安倍総理とロシアのプーチン大統領が日露首脳会談を行なった。北方領土問題については、さして進展がみられなかったものの、日本側はロシアへ3000億円規模の経済協力を行なう方針を示している。

 この日露首脳会談については、岩上安身がツイートで分析しており、ツイ録としてまとめている。是非、以下のURLを参照されたい。

 2016年12月21日、村上正邦事務所で、「『月刊日本』主幹 南丘喜八郎(みなみおかきはちろう)講演会 ~トランプ勝利でどうなる日米関係」と題した講演会が行なわれ、南丘氏が日本外交の今後の展望などについて語った。

■ハイライト

  • 日時 2016年12月21日(水) 14:00~
  • 場所 村上正邦事務所(東京都千代田区)
  • 主催 躍進日本!春風の会

「(北方領土に)米軍基地を置く可能性はあります」と谷内正太郎・国家安全保障局長がロシアとの会談で発言 南丘氏「(北方四島の一つ、択捉島は)軍事的、戦略的に重要」

 2016年11月、国家安全保障会議(NSC)の谷内正太郎・国家安全保障局長が、モスクワでロシアのパトルシェフ・安全保障会議書記と会談。南丘氏は、「ロシアが、北方四島の主権を日本に引き渡すとは一言も言っていない」とロシアの立場を述べたうえで、「(この会談で)どういう問答が交わされたのかが、朝日新聞にだけ出ていた。パトルシェフは、『引き渡したら、そこに米軍基地を置く可能性があるのか』と質問した。谷内さんはこうおっしゃった。『米軍基地を置く可能性はあります』と」と、会談の内容を紹介した。

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▲講演する「月刊日本」主幹 南丘喜八郎氏

 重ねて南丘氏は、1941年12月8日の真珠湾攻撃の際に、連合艦隊が択捉島(えとろふとう)の単冠湾(ひとかっぷわん)を出発してハワイへ向かったことを指摘した。

 「つまり、(北方四島の一つ、択捉島は)太平洋を望むのに絶好の場所。旧大日本帝国海軍もそう認識していた。北方四島の持っている軍事的な、戦略的な意味、重要さというのがわかる」。そう述べた上で、谷内・国家安全保障局長がロシアとの会談で「米軍基地を置く可能性がある」と発言したことがもたらした「衝撃」を際立たせた。

▲択捉島(ウィキペディアより)

▲択捉島(ウィキペディアより)

オスプレイ墜落事故について南丘氏「墜落に決まってるじゃないですか。なぜ不時着か。米軍がそう発表したからです」

 2016年12月13日21時50分頃、MV22-オスプレイが、名護市安部(あぶ)の沖に墜落。機体は大破したものの、防衛省は事故後、「墜落」ではなく、「不時着」と表現した。これについて南丘氏は、「墜落に決まってるじゃないですか」と断言した。「なぜ不時着か。米軍がそう発表したからです。アメリカのメディアも、墜落(crash)と言っているんです」と批判し、オスプレイが墜落した翌日の12月14日に、ロシアのメディアで、谷内・国家安全保障局長の「(北方領土が返還されたら)米軍基地を置く可能性がある」という発言が報じられ、その同日、日本のメディアでは、オスプレイが「不時着」と報じられたことを強調した。

▲オスプレイの尾翼の残骸(2016・12・15のIWJ記事より)

▲オスプレイの尾翼の残骸(2016・12・15のIWJ記事より)

 日本の大手メディアは、オスプレイの墜落をどのように表現し、報じたのか。IWJでは以下の記事で詳細にまとめたので、是非、御覧いただきたい。

 また、IWJ記者はオスプレイ墜落の現場で取材をしている。こちらもあわせて、ご一読いただきたい。

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「『月刊日本』主幹・南丘喜八郎氏が拙劣な安倍政権の外交を一刀両断!「オスプレイは墜落!」「真珠湾攻撃の時に、連合艦隊は択捉島を出発した。軍事的、戦略的に重要」」への1件のフィードバック

  1. あのねあのね より:

     ソ連時代には「日本に外国の軍隊が駐留している間は返さない」と明言しているので、米軍がいる間は返還されることはないでしょう。諸悪の根源が米軍駐留とそれを許す日本にある。

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