2016年10月7日(金)、首相官邸前と国会前で首都圏反原発連合により「再稼働反対! 首相官邸前・国会正門前抗議」が行われた。
国会前でのスピーチに立った「もんじゅ西村裁判」の原告、西村トシ子さんは、「主人は20年前、もんじゅナトリウム漏れ事故の際、動燃(動力炉・核燃料開発事業団)に勤めていました。主人は内部調査をさせられた後、都内のホテルの8階から飛び降り自殺した、と言われています」と語った。
「しかし、遺体は8階から飛び降り自殺したような状態ではなかった。遺体を見たとき感じたのは、『暴力を受けたんじゃないか』ということでした。
警察が現場に立ち会ったが、着ていた洋服や靴を返してくれない。写真もない。警察も一緒になって隠している。これは国家の謀略ではないか!? 『もんじゅ』を、延命させるため、ひとりの人間を犠牲にしたのではないか!?
遺体は飛び降り自殺じゃない。遺書の筆跡も違う」
西村さんは、あまりにもショッキングな内容の話を大勢の参加者の前で明らかにした。
10月12日(水)13時30分から、警察2名への証人尋問が行われる。西村さんは「裁判の傍聴に来てください。日比谷図書館で弁護士による裁判内容の報告会があります。ぜひ来てください」と訴えた。