「もんじゅ廃炉は目くらましでしかない!(日本政府は)フランスで建設予定の新型高速炉『ASTRID(アストリッド)』計画を共同で進めると言うが、もんじゅ同様、また莫大な金が使われる可能性が高い」
2016年9月23日、第214回「再稼働反対!首相官邸前・国会正門前抗議」が行われ、主催者発表でおよそ750名が参加。女性の一人はマイクを取り、もんじゅの廃炉は「目くらまし」だと批判した。
21日に開かれた閣僚会議で、日本原子力研究開発機構によるもんじゅの廃炉を含めた抜本的な見直しが決定された。しかし、政府は「核燃料サイクル」を堅持する方針で、日仏共同の『ASTRID』と呼ばれる新型高速炉計画を進めている。スピーチしたこの女性は、『ASTRID』計画がもんじゅに代わる莫大な税金の無駄使いになるのではと批判した。
国は、運転していないもんじゅに対し、2016年度までの累計で1兆円を超える維持費を投入している。