「飯舘村のフレコンバッグは180万個あると、国が発表しています。翌月には190万個。一ヶ月に10万個のペースで増え続けている」
2016年9月22日、東京・代々木公園にて「9.22さようなら原発さようなら戦争大集会」が行われ、大雨にも関わらず全国からおよそ一万人が集まった。
集会では福島県飯舘村出身の長谷川健一氏がスピーチ。汚染土などを入れた黒いフレコンバッグが一ヶ月に10万個ずつ増えるといい、原発事故から5年以上が過ぎた今も続く、汚染の深刻さを訴えた。
そんな中、政府は来年3月には飯舘村の避難指示を解除する方針。長谷川氏は「帰る人は自己責任で帰れと言っている。そんなのはおかしい」と話し、安全が保障されていない中での一方的な帰還政策を批判した。
他にも、詩人のアーサー・ビナード氏や女優の木内みどり氏、作家の澤地久枝らが登壇し、スピーチ。予定されていた集会後のデモ行進は、雨天のため中止となった。