石原慎太郎東京都知事 定例記者会見 2012.8.17

記事公開日:2012.8.17取材地: テキスト動画
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(阿部)

 2012年8月17日(金)、東京都庁で、石原慎太郎東京都知事 定例記者会見が行われた。折しも尖閣諸島の魚釣島に、香港の「保釣行動委員会」の活動家ら14人が上陸するなどした事件に、記者たちの質問は集中した。

■全編動画

  • 日時 2012年8月17日(金)
  • 場所 東京都庁(東京都千代田区)

 冒頭まず石原都知事は、ロンドンオリンピックのメダリスト27名に対して都民スポーツ大賞を贈呈することを発表。その後の記者質問は、尖閣諸島の事件に関するものが集中した。

 「尖閣諸島に上陸した活動家に対し、勾留せずに強制送還して件について見解は?」という質問に対し、石原都知事は「弱腰外交」と批判。「投石による器物破損、公務執行妨害は当然刑事犯罪として裁かれるべき。どうして国会がそれを問題にしないのか分からない 」と述べた。

 また「尖閣諸島で紛争が発生した場合について、昨日アメリカは記者会見で『中国と日本で解決して下さい。こちらは関与しない』と言っている。これについて知事の見通しは?」との質問には、「そんなことは言っていない。クリントン国務長官は尖閣諸島で紛争が発生した場合は日米安保の対象になるとはっきり言っている。かといってそれに100%すがってよいものではない。その前に日本がどれだけ自己責任で自国を守れるか? 妻、子供が泥棒に刃物で襲われているときに、旦那が逃げ出して警察を呼びにいく…その前に身体張ってでも防ぐのが男の務め。国家とはそういうものだと思う。その意思表示もせずに『安保がありますからよろしくお願いします』とか、そんなものではない。」と独自の表現で見解を示した。

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