「政治に無関心にみえる若者も、潜在的には考えている。その思いを可視化させる空間を作りたい」――。
若者らが6月21日、京都府で安保法案に反対するデモを行う。これに先駆け、主催の「SEALDs KANSAI(シールズ 関西)」のメンバーらが17日、京都大学内で記者会見を開き、デモの趣旨を説明した。
特集 集団的自衛権
「政治に無関心にみえる若者も、潜在的には考えている。その思いを可視化させる空間を作りたい」――。
若者らが6月21日、京都府で安保法案に反対するデモを行う。これに先駆け、主催の「SEALDs KANSAI(シールズ 関西)」のメンバーらが17日、京都大学内で記者会見を開き、デモの趣旨を説明した。
記事目次
■ハイライト
神戸大学大学院に通う塩田潤さん(24)は、SEALDsについて「代表者がいない、自由な個人の集まり」としながら、「立憲主義に基づいた政治を求めていく」という統一見解があると紹介する。
今年5月3日に発足した「SEALDs KANSAI」。立ち上げにあたっては、特定秘密保護法反対を訴え、主に首都圏でデモや抗議行動を続けていた学生グループ「SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)」に影響を受けたという。
塩田さんは、「今回、なぜデモするのかといえば、それは自分たちが関西に住んでいるから。自分たちの住んでいる場所で、自分たちのできることをやる。九州でも北海道でも、全国でこういう行動を起こしていかなければいけない」と主張した。
神戸大学の学生・津田研人さん(25)は、安保法案に反対する理由は「立憲主義」と「代議制民主主義」に反する点だと語った。
「安保法案自体が違憲。これまで『自衛隊は海外で武力行使できない』という統一の考え方があったにも関わらず、『安全保障環境が変化した』という理由で、改憲手続きなしに集団的自衛権を行使できるようにする。これは、憲法を蔑ろにした、立憲主義に反するものだ」
続けて、津田さんは、「法案は国会で十分に吟味される必要があるにも関わらず、10本もの法案を一括で国会にて提出する。中身をちゃんと議論する姿勢がない、という点で代議制民主主義を形骸化させている」と指摘した。
立命館大学の大澤茉実さん(21歳)は、自身が「SEALDs KANSAI」のメンバーとしてデモに参加する思いを語った。
「最初、デモは『怖い』と思っていた。私も原発反対などの意見は持っていたが、自分と同じ意見を誰かが言ってくれることに期待していた。沿道の人や新聞など、リーダーを求めてばかりいて、自分自身は動かなかった。でも、『SASPL』の活動を見て、自分と同じような学生が動いていることで、心が動かされた」
そのうえで、「すべてまず、現場が最初にあって、本も新聞も、現場の声を文字にしている。民主主義国であれば『国民が現場』なので、その声を届けるために自分も動きたいと思って参加している」と胸のうちを明かした。
また、神戸大学大学院の塩田さんは、「学生は積極的に政治の話をしないだけで、みんな意外とちゃんと話せて僕もびっくりする」と話した。
「『今、安倍さんやばくね?』『暴走してんじゃん』。安保法制も、『これって絶対に戦争に今よりも近づくよね』と話したりする。普段は政治のことに関心のなさそうに見える人たちも、潜在的には考えている」
6月21日のデモでは、「その思いを可視化させる空間を作りたい」と意気込んだ。
会見では、デモの告知映像も紹介された。
デモは6月21日14時に、京都市東山区にある円山公園に集合。京都市内を約4キロにわたって行進する予定。詳細はSEALDs KANSAIのホームページを参照。
いつも本当のことを伝えて頂き有難うございます。
シールズ関西のアピールが昨日で一段落して少し寂しいですが、これからも気がぬけ無いですね。
安倍政権は更に狂った様な新たな3本の国民を撃ち殺す矢を持ち出してきましたね。
GDP600兆、国民の4人に1人が65才になる国で誰がそんな事ができると思うでしょう?
戦争しまくって武器輸出で稼ぐかハイパーインフレにして国民の貯金と国の借金を無かった事にするつもりですかね?
ますます危なくなる国で、本当のことは国民に知らされ無い。まるで戦前ですね。
もちろんバックには私達国民の知ら無い世界の事情もあるのでしょうが、安倍さんが総理大臣になってからというもの物凄い短期間でこの国が変容してしまった事は確かです。
岩上さんは「総理の乳母 安倍晋三の隠された原風景」七尾和晃 創言社 読まれましたか?
もしまだなら是非お読みください。
安倍晋三という人物の傾向と、岸、佐藤家その血にあくまでも執着し続ける母洋子の存在がいかに大きいか安倍政権を読み解くのにすごく参考になります。
何としても日本をこの極右政党安倍党から奪還しなければ、日本は独裁国家として再び戦争に突進して行くでしょう。
どうか皆でこの国を守りましょう!
いつも総力戦で本当の情報を伝えて頂き、岩上様を始めスタッフの皆様に厚く御礼を申し上げます。
私も25日の大阪梅田のSEALDs関西の街宣に行きました。私が立っていた横に、2~3歳位の幼い男の子と若いお母さんがおられ、各スピーチに拍手をされていました。
私が「この坊やのためにも、戦争法の廃案、この法案に賛成した議員の撲滅まで頑張りましょうね」と声を掛けると、「この子を守ってあげたい、こんな法案を作った安倍総理、賛成した議員は絶対に許さない」と涙ぐんでおられました。
全国各地で反対・抗議の活動はどんどん広がっていますが、もう少し智恵を絞った活動も必要かと個人的には考えています。それも、急いで、更に大きく輪を広げて。
集まり・声を上げ、署名を集め、デモ行進をする事は続けて行かなければなりませんが、もっと考え・工夫した動きも併用すれば、かなり効果も上がるのではないか、と思います。
全国各地で高校生・中学生の抗議活動も広がっています。残念ながら彼らには選挙権が無いので、抗議集会をし、署名を集め、デモ行進が主な活動です。その彼らに、お祖父ちゃん、お婆ちゃんの存在を気付かせてあげる成人の活動グループのサポートを見たことも、聞いたこともありません。
お祖父ちゃん、お婆ちゃんには選挙権があります。
離れて暮らしておられるお祖父ちゃん、お婆ちゃんの所へ、お饅頭でも買って遊びに行ってあげて下さい。
とても喜ばれますよ。そして戦争法案が憲法違反で、とても卑怯な方法で勝手に作られ、このままでは僕が(女子生徒の場合はクラスの男の子が)戦場に行かされるかもしれない、とても恐くて、心配で、悲しい気持ちを説明してあげましょう。
(殆どの場合、安倍様のNHKを見ておられるか、某読売、某産経を読んでおられる場合が多いでしょう。)
可愛い孫の命に関わる一大事となれば、お祖父ちゃん、お婆ちゃんも動かれますよ。