「愕然とした…」元内閣官房副長官補・柳澤協二氏が新日米ガイドラインを酷評、加速する自衛隊と米軍の一体化を危惧 2015.5.2

記事公開日:2015.6.4取材地: テキスト動画
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(石川優)

※6月4日テキストを追加しました!

 今年2015年4月下旬、新たな日米防衛協力のための指針(日米ガイドライン)が改定された。自身も1997年に防衛審議官としてガイドライン策定に関わったことがある、元内閣官房副長官補の柳澤協二氏は、「読んでみて、愕然とした。これは酷い、というのか、まず、何でもできるようになっているんです」と酷評した。

 2015年5月2日(土)、千葉県・市川市内で「『戦争準備に向かう』安倍政権の罠 新『安全保障法制』を考える」と題する講演で、開口一番この新ガイドラインを酷評した柳澤氏は、続けて新ガイドラインの「質的変化」に注目していると話し、武器使用の拡大がキーワードだと指摘した。

 自衛隊法95条は、日本が武力攻撃を受けていない平時には「持っている装備を守るため」に限り、必要最小限の範囲で自衛隊が武器を使うことを認めている。しかし今回の新ガイドラインでは、平時の段階でも、自衛隊と米軍が互いに武器を使って守り合う「アセット防護」が明記されている。

 安倍政権は今国会で審議中の安保法制に、この自衛隊法95条の改正を盛り込み、この「アセット防護」の実現を目指している。

 柳澤氏には、今年2015年1月に起きたISILによる邦人人質事件の最中、1月21日に岩上安身が緊急インタビューしている。

 本講演の冒頭で柳澤氏は、この1月のインタビューの後日談として、 「あの時は、ひどかった。政権を批判することを許さないという雰囲気があった」と振り返った。

記事目次

■ハイライト

  • 講演 柳澤協二氏(元内閣官房副長官補、元防衛庁防衛研究所所長)
  • 日時 2015年5月2日(土)13:30~16:30
  • 場所 市川市男女共同参画センター(千葉県市川市)
  • 主催 戦争はいやだ!市川市民の会

「実践的な演習が抑止力を高める」としている新日米ガイドラインは誰に対する抑止力か?

 さらに、新日米ガイドラインには「すごい発想」が盛り込まれていると柳澤氏は指摘する。

(…会員ページにつづく)

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