「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎・山本太郎両代表は2月3日、定例の記者会見を行ない、邦人人質殺害予告事件において、湯川遥菜さんに続き、拘束されていた後藤健二さんもイスラム国により殺害されたことを受け、改めて政府の対応を批判した。
(IWJ・石川優)
特集 小沢一郎/陸山会事件|特集 山本太郎
「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎・山本太郎両代表は2月3日、定例の記者会見を行ない、邦人人質殺害予告事件において、湯川遥菜さんに続き、拘束されていた後藤健二さんもイスラム国により殺害されたことを受け、改めて政府の対応を批判した。
■ハイライト
今回のイスラム国による邦人人質事件について、小沢代表は日本政府のみならず、メディアや各政党にも問題があると話した。
「なぜ、こういう事態になったのか、日本の立ち位置はどうなったがゆえに、こういう事件になったのか。その本質についてまったく議論していない。
この事件が起きたのは結局、安倍総理がわざわざ向こう(中東)まで行って、米国を中心とする有志国の一員として、イスラム国と戦う国々や人達に支援するということを声明発表し、その結果として起きた。
集団的自衛権の事実上の行使というか、実行そのもの。なかには、人道支援だからということを、軍事支援とは別だと言っているメディアも政党もあります。
何度も言っているように、戦争というのは、前線で兵隊が撃ちあうだけが戦争ではありません。戦争するときに、まず第一は、戦争をする費用をどうやって賄うのか。戦費の調達というのは古今東西、あらゆる戦争の前提になる。それがなければ戦争できない。イスラム国と戦っている国々、人々に、人道支援という名前をつけようが何しようが、それらを元気づける、助ける行為は、まさに戦争そのものであると、日本のメディアも政党も議論しなかった。
日本は今回のことで、大きな一歩を、安倍さんは踏み出した」
2月1日朝9時放送のNHK日曜討論に「生活の党と山本太郎となかまたち」「日本を元気にする会」が各党討論に呼ばれなかった。しかし、この前週の放送では、小沢一郎代表が呼ばれている。
山本太郎代表と玉城デニー幹事長は、記者会見の前にNHKに対し、抗議・申し入れを行なった。以下、記者会見で配布された申し入れ内容を掲載する。
山本代表と玉城幹事長は、代々木のNHKに直接、足を運び、担当者と面会しようとしたが、NHK側から「来られたら困る」と言われたと山本代表は明かした。
(…会員ページにつづく)